◎
水戸部知之教育長 おはようございます。
石垣昭一議員の御質問にお答え申し上げます。 改正された
社会教育法では、特に公民館を始めとする
社会教育施設においては、みずから運営状況に対する評価を行い、その結果に基づき運営の改善を図ることを促進するため、運営状況に関する評価や地域住民等への情報提供の
努力義務規定が新設され、
社会教育施設に対する評価が打ち出されております。 近年、学習に対する住民の要望は、趣味的なものから職業能力の向上まで多様化するとともに、環境教育、裁判員教育、消費者教育などの公共的課題に対応した社会の要請としての社会教育も求められ、今後とも
公民館活動の重要性は増していくものと理解しているところであります。 こうしたことから、公民館においては、地域の実情やニーズに応じ、民間では提供されにくい分野の講座開設や子育てにかかわる活動などに取り組むとともに社会の要請に応じた学習活動の機会の充実に努め、その成果を地域の教育力に生かすことが重要であると考えております。 天童市としましても、公民館は地域住民に最も身近な施設として、学習の場、実践活動の場として大きな役割を果たしており、今後とも専門職員である
社会教育主事の活用を図りながら、さらなる充実に努めてまいりたいと考えております。 また、
地域づくり委員会、
婦人会等社会教育団体や
サークル活動など住民の自発的活動につきましては、公民館を拠点として各種事業を展開する中で、情報、学習機会の提供や人的・財政的支援を行いながら、地域社会の発展に貢献する自立した組織の育成に努めてまいりたいと考えております。
○
小澤精議長 石垣昭一議員。
◆14番(
石垣昭一議員) それでは、再質問をさせていただきます。 ただいま答弁ありましたけれども、全体的に今天童で行われている
社会教育水準といいますか、これを引き上げていくという答弁の内容なのではないかと思いまして、より以上に住民の要求する
社会教育活動いわゆる市民の学ぶ気持ちですね、そういったことをしっかり受けとめて
社会教育活動を前進させていただきたい、まずこのことを申し上げておきたいと思います。 それで、先ほども申し上げましたけれども、
社会教育法が大きく変わってきたということでありますけれども、今、公民館の民間委託、天童でも中央公民館は既に
指定管理者制度で進められておるわけであります。さらには、運営審議会の設置義務から外されて任意になる、こういう状況、そしてまた、周辺市町村では公民館の有料化が進められている状況にあります。 そういう状況の中で
社会教育法が改正されたわけでありますけれども、これまでの社会教育、いわゆる自由な学び、市民の要求する中で自由に学べる、そして、その社会教育が住民の権利として規定されておった
社会教育法だったのではないかと考えております。その中でややもするとこれが後退をしまして、行政としての社会教育の義務的水準から後退をしている、こういう状況にあるわけであります。 特に公民館等での職員の配置、あるいは館長、こういった設置規程等での後退が危惧されておるわけでありますけれども、もう一つは答弁の中にもあった学校教育との関係ですね、こういう中で社会教育が本当に住民の要求する社会教育を推進することができるのか、こういう状況に今立ち至っているのではないかと考えております。 まず最初に、その
社会教育法の改正という点での、そして今後進むべき天童市としての社会教育の方針に照らして、どう認識されているのかお伺いをしたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 先ほどありましたけれども、
社会教育法の改正は、新たな生涯学習の理念がしっかりと示されたものというふうに認識しております。 先ほど議員のほうからもございましたけれども、生涯にわたってあらゆる機会にあらゆる場所において学習することができる社会、そしてその成果を適切に生かすことができる社会の実現というものをやはり目指していかなければならないというふうな教育基本法の方針に基づいて
社会教育法が改正されてきたわけですけれども、これまでも地域住民の生涯学習の場、
社会教育機関の一つとして公民館が担ってきた役割というもの、いろいろ時代の変化、社会経済の情勢の変化はございますが、これまでのことを見直しを図りながらも、市としては学習に対する多様な需要を踏まえて適切に学習の機会を提供したり、その奨励を行いながら、生涯学習の振興に努めてまいりたいというふうに考えているところでありますので、御理解いただきたいと思います。
○
小澤精議長 石垣昭一議員。
◆14番(
石垣昭一議員) ありがとうございます。 今、答弁の中で、
社会教育法の持つ意義をしっかりとらえて今後の天童市の市としての
社会教育推進のために全力を尽くすというふうな答弁でありますけれども、今、地域の公民館の実情を見るに、何をやっても集まりが少ないとか、あるいは1人の人に仕事あるいは活動が偏った形の中で住民全体のものになっていない、さらには、今の
少子高齢化社会が進展する中で住民の考えが、意識が非常に多様化した中で、どう地域の
コミュニティーを保っていくか、こういうことで非常に危惧されている問題が山積みしているわけであります。こういうときに、やはり公民館が果たす役割というのは極めて大きいものがあるものと思っております。 今、天童市では、公民館の職員の配置については複数制がとられておるわけでありますけれども、これも、これまで天童市の社会教育に対する住民の大きな熱意がありまして、長年かけて複数制を住民が勝ち取ったものというふうに私は理解しております。 最初は日々雇用で始まったものが、今は主事補を臨時雇用という形の中で嘱託採用ですか、そういう形で複数制をとっているわけでありますけれども、一律な2名の配置という形になっているわけであります。住民の中からも、町場の公民館においては2人ではもう大変だと、山積する事業や住民の要求にこたえるにはもっと増員してほしいという声も出されております。 これは、すべての公民館が増員するべきだというふうには思いませんけれども、もう少し人口比に比した職員の配置があってしかるべきなのではないかと考えております。 それから、あわせてですけれども、何といってもやはり社会教育、
公民館事業を推進していくには、職員の資質あるいは力ですね、これに大きく左右されるのではないかと考えております。 これは、単なる公民館の職員としての配置ではなくて、やはり教育としての、行政の社会教育としての方針、
教育委員会の方針としてこれが実施されるわけでありますので、これを推進するにはやはり専門職がどうしても欠かせないのではないかと考えております。 現状では、公民館、
教育委員会事務局のほうに
社会教育主事が配置されているわけでありますけれども、これをやはり各市立公民館まで拡大をすることが今の天童市の社会教育を推進する上で大変大きな力にもなりますし、大事なことなのではないかと考えているわけでありますけれども、この点についてお伺いをさせていただきたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 市民の学習に対する需要を的確に踏まえたり、地域課題を把握したり、あるいは住民の組織化を図ったりする上で、やはり専門的な資質を持った職員の配置というのが望まれるものだろうと思いますけれども、現在、今、館長さん始め事務長さんや主事さん方も的確にそのように努めるよう努力しておりますので、ぜひ御理解いただきたいなというふうに思いますし、また、国の研修や県の研修や市単独の研修などの機会を利用しながら、さらに資質の向上を目指して取り組んでいるところでありますので、そのような御理解をいただきたいというふうに思うところであります。 また、人員の配置増員につきましては、現在のところそのような計画はございませんが、まずは今後議論すべき内容であるか否かしっかりと勉強させていただきたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。
○
小澤精議長 石垣昭一議員。
◆14番(
石垣昭一議員)
社会教育主事の配置の問題でありますけれども、天童市での
公民館事務長の配置については、3年間の
ローリング方式といいますか、いわゆる任期3年というふうな形の中で人事が進められております。 先ほども申し上げましたけれども、3年という任期の中で、本当に住民の真の要求をとらえ、どう地域をつくっていくか、こういう視点に立った場合、任期的には大変それを実践するための任期とは言えないのではないかというふうに考えるわけであります。 そういう点からも、やはり各
地域公民館の市立公民館の持つ住民の特徴をしっかりとらえて、これを実践していけるような
社会教育主事というふうなものが、単なる事務的立場に立つのではなくて、どう住民の要求にこたえる活動ができるような公民館の職員体制にあらねばならないというふうに考えるわけでありますけれども、こういう点での考えについて、どうお思いなのかお答えをいただきたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 大変貴重な御提案でございます。今の御意見を参考にしながら検討させていただきたいというふうに思いますので、よろしく御理解ください。
○
小澤精議長 石垣昭一議員。
◆14番(
石垣昭一議員) ありがとうございます。ぜひそういう点を配慮いただいて、今後の
地域公民館の振興に大きな力となるような人事配置を進めていただけるようにお願いをしたいと思います。 続いてでありますけれども、今、公民館のさまざまな事業が展開されているわけでありますけれども、住民の中からは、仕事は、あるいはやるべきことはというふうなことの中では非常にふえておりますし多様化している。特に
社会教育団体と言われる
地域婦人会やあるいは青壮年会、老人クラブ、こういうところについては活発な活動を展開しているわけでありますけれども、ほかにも公民館に関係する、いわゆる行政からの協議会的な防犯協会とか、あるいは
交通安全協会、こういうところでの組織が公民館とのかかわりの中で活動をしているところもあります。 そういう点では、大変そちらのほうの行政から来る仕事をこなす、あるいは活動をこなす、こういう点でのものは非常に活発化されているわけでありますけれども、住民が本当にどう変えていくのか。地域づくりという視点の中では、まだまだ公民館に足を運ぶ、こういう人が少ないのではないかと考えております。 それぞれの住民の持つ多様な要求と、あるいは自主的な活動が、言ってみれば大きな組織の中に埋没した形で、それぞれの公民館に対する、あるいは自分がこういうことを学びたい、こういうことが的確に
公民館活動に反映されていないのではないかというふうに考えますけれども、この
地域公民館のより住民の持つ自由な発想、こういった活動に対する、あるいは学びに対する要求を的確にとらえて
公民館活動を活発にさせていく、こういう行動が極めて弱いというふうに私は思っているんですけれども、この点に関して改善方策といいますか、もっともっと住民の要求を的確にとらえる
公民館活動があってしかるべきだというふうに思いますが、この点に関して御答弁をいただきたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 住民の皆さんのニーズというものを的確にとらえるように努めながらも、やはり情報の提供やあるいは学習機会の提供を用意してまいりたいというふうに考えておりますし、先ほど答弁でも申し上げましたように、そのためにも人的な、あるいは財政的な支援を行ってまいりたいというふうに考えていますので、そのように御理解いただきたいというふうに思います。
○
小澤精議長 石垣昭一議員。
◆14番(
石垣昭一議員) 答弁をいただきましたけれども、とりもなおさず大事なことは、これを推進する
教育委員会としての、あるいは社会教育としての考え方がそういう住民の持つ問題解決の大きな糸口になるのではないかというふうに考えますけれども、ぜひ公民館の目的といいますか、これをしっかり検証した中で今後の
公民館活動に大いに役立てていただきたいと考えているところであります。 最後になりますけれども、
地域づくり委員会、これは今の遠藤市政が誕生した時点の中で、社会教育に対する遠藤市長の大きな肝いりというふうな考えの中で
地域づくり委員会が発足したものと思っております。 市長は、これまで青年団とのかかわりの中で、社会教育に関しては極めて造詣が深いというふうに私は認識しているのでありますけれども、これまで市長が
地域づくり委員会を設置する、そして天童市の社会教育の振興、生涯教育の振興に大きく関与してきた、そういう立場に立って今の
社会教育行政あるいは既存する
地域づくり委員会の発展方向、こういうところにどうこれまでのとってきた政策に対する結論的な考えがあるのかどうか。そしてまた、もっと今後の社会教育を発展させる上でどう展開すればいいのか、その辺のところを市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。
○
小澤精議長 遠藤市長。
◎遠藤登市長 せっかくの御質問であります。 私は、市民の、住民の学習権というものを大事にするまちでなければ発展しないというふうに基本的に考えております。それは、いつまでたっても大事に考えていただきたいと思っております。 それは、それぞれの地域の歴史があり特性がある。そこに住む住民の意思がある。これは極めて大事な基本だと思っております。そして、少しでも環境や生活上において利便性を求めるということが、
公民館活動にしても
社会教育活動にしてもいかに住みやすい地域をつくっていくかということが基本だろうと思っております。それを大事にしないまちも発展しないというふうに思っております。 そういう意味において、市民がそこに存在する限り、それを継続発展をする必要があるのではないか。より幸せを求めるためには、より改善を求めると。そのための学習、そのための努力、それは行政と市民の学習権が一体になってそれをさらに発展をさせるということが基本だろうと思っております。 そういう意味において、私もそれは約20年近い青年団活動の中で培ったものだというように思っております。それは青年運動において、行政運動においてもそれは大事な基本だろうと思っております。それを大事にしていただきたいと思っております。 そこに公民館長あるいは
運営審議委員会、それから運営のあり方、これは教育行政と一般行政が一体になって、基本的に何が大事かということを常に考えて、それを少しでも現状を改善する方向に向かって努力する、それが市民の幸せにつながるということでなければならないというふうに思っております。 その基本を大事にして、ますます天童市民が発展されるようにお力添えを願いたい。市民の主体的な盛り上がりを求める努力を継続していただきたいというふうに思っております。 皆さんの御理解と御協力に対して感謝申し上げて、終わります。
○
小澤精議長 石垣昭一議員。
◆14番(
石垣昭一議員) ただいま市長から、これまでの社会教育における市長御自身の考えが発言されましたけれども、天童市の社会教育は、これまで内外的にも大変評価が高いものと私は思っております。絶えず検証していかなくてはならないと思いますけれども、大きく
社会教育法も転換され、そしてまた自治体としての財政的な問題、こういうことも含めて後退が余儀なくされている社会教育にあって、これをやっぱり地域の活性化がこういう状況の中で一番求められているわけであります。 そういう点では、公民館の果たす役割は大変大きなものがあるわけでありまして、ぜひ社会教育における公民館の人事配置、
社会教育主事の配置をぜひ進めていただきまして、今後の社会教育が大きく前進するような施策をとっていただきますようにお願いを申し上げまして、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
○
小澤精議長 以上で、
石垣昭一議員の質問を終了します。
△
伊藤和子議員質問
○
小澤精議長 次に、
伊藤和子議員。 〔20番
伊藤和子議員 登壇〕
◆20番(
伊藤和子議員) 日本共産党天童市議団の伊藤和子でございます。 4月に新しいランドセルを背負って目を輝かせて入学した小学1年生、また、新しい制服に身を包み、希望に胸を膨らませて中学校の門をくぐった中学1年生、入学式の光景を思い出しながら、子供たちが生き生きと学べる学校にするためにということで質問いたします。 最初に、小中学校のいじめ・不登校の現状と対策についてであります。 9月の定例会でも不登校について質問いたしましたが、不登校児童・生徒への具体的な対応について伺います。 11月20日に文部科学省が昨年度の小中高生によるいじめの認知件数、暴力行為の発生件数の調査結果を公表いたしました。前年度に比べ、いじめは19%減っておりますが、暴力行為は18%ふえ、小学生は4割増、中学生は2割増と激増している。そして、今、過去最多となっているようであります。 県内では、いじめ・暴力行為とも前年度比では減少し、県
教育委員会では根絶運動が功を奏したと分析しておりますが、天童市の状況はどうなのか伺います。 おととし、いじめの定義を拡大したことにより急激に増加していますが、把握できないいじめもあり、減ったとはいえ、依然として全国で10万件を超える認知件数となっております。 いじめの様態は、冷やかし、からかい、悪口などが65%と最も多く、仲間外れや無視が23%、身体的なもの19%などのほか、パソコンや携帯電話による誹謗中傷がふえて、これも6%となっています。特に目に見えない陰湿ないじめがふえていると聞いていますが、天童のいじめの様態についてどうとらえているのかお聞かせください。 いじめ発見のきっかけは、本人の訴え、保護者の訴えが多いようでありますが、学級担任による発見も同じくらいあります。いじめられた児童・生徒の相談は圧倒的に学級担任であり、学級担任に役割は大変大きいものがあります。 いじめられた児童・生徒への対応、いじめる児童・生徒への対応をどうしているのか伺います。 次に、不登校については、前議会でお聞きいたしましたが、教室で一緒に学習できない児童・生徒の実態を詳しくお聞きしたいと思います。 一人ひとりに応じた学習指導や生活指導に努めていると答弁がありましたが、保健室やサポート室などでどのような指導を行っているのか、また、アウタースクールでの指導についてお聞かせください。 また、保護者とのかかわりについて伺います。 最近、執念深くかかわるモンスターペアレントという言葉も聞かれますが、逆に無関心な親も見られます。一様ではないわけですが、子供たちにとっていい方向に進むよう対応すべきであります。 行政、学校、保護者が連携して取り組むと言っておられますが、保護者とのかかわりについてどう進めているのかお尋ねいたします。 2番目に、教育環境の整備について伺います。 天童市が教育環境の整備に力を入れてきたことはだれもが認めるところであります。小学校は全校建てかえられ、中学校は大規模改修で整備されてきました。一部耐震問題があるわけですが、今、耐震診断をやっており、診断結果に従って早急に今後の対策が講じられるものと確信しております。 今回の質問は、学校附帯設備、学校周辺整備、パソコン周辺機材などの整備に十分な教育予算がとられているのかについて
教育委員会のお考えをお聞きいたします。 学校附帯設備については、建設時に請負業者などからの寄附で賄われておりますが、年月がたって消耗した場合、なかなか予算をつけてもらえないという声が聞かれます。9月の決算委員会でも質疑いたしましたが、予算の範囲内で対応するという答弁でありました。 施設の点検をしながら計画的に予算化を図っていると思いますが、学校側の要求はどの程度満たされているのか伺います。 昨年、遊具の安全基準が見直され、基準に合わないうんてい、シーソー、ブランコなどの遊具が使用禁止となりました。順次改修したいということでありましたが、子供たちが使えなくなるのではかわいそうだと学校後援会で対応したところもありました。 学校後援会、学校振興会など、学校ごとに地域の人たちが教育振興を図ることを目的に学業奨励、教育環境整備などの事業を自主的に行っています。地域によって全戸加入であったり任意加入であったり、会費も200円から1,000円までといろいろのようでありますが、ほとんどの学校にあるのではないでしょうか。 学業奨励としてコンピューター周辺機器整備などにも助成しています。ネットワーク整備や教材ソフト購入などに使われております。総会の席では、義務教育に必要な経費なのになぜ公費できないのかという声も聞かれるところであります。 義務教育の環境整備のための予算をどう考えているのか、その獲得のためにどう配慮をしているのかお聞かせいただきたいと思います。 以上です。
○
小澤精議長 水戸部教育長。 〔
水戸部知之教育長 登壇〕
◎
水戸部知之教育長 伊藤和子議員の子供たちが生き生き学べる学校にするためにの御質問に順次お答え申し上げます。 まず、小中学校のいじめ・不登校の現状と対策について申し上げます。 今年度に入り報告されたいじめは8件で、現在、そのうち4件の指導を継続しております。 発達障がいを持つ子供が適切な人間関係を結べずにいじめに遭うことなどがありますが、原因はそれぞれのケースで異なります。児童・生徒の現状や背景にある複雑な心の動きをとらえ、共感しながら、継続的な指導を行っております。 また、当事者の保護者に対しても丁寧な対応を心がけ、理解と協力を得ながら指導に当たっているところであります。 しかしながら、昨今社会問題となっている携帯電話やパソコンからの電子掲示板への書き込みなどから発生するいじめもあるのではないかと懸念しておりますが、その特性からすべて把握するということは難しいのも事実であります。 今後とも家庭との連携を密にして、子供の理解をさらに深め、小さな変化を見逃さずに心を配り、指導してまいりたいと考えております。 また、不登校の現状と対応につきましては、本年10月末現在における病気以外で30日以上欠席した児童・生徒は37名で、昨年同時期より若干減少しているところであります。 不登校対策につきましては、各学校で子供たちの不登校の背景を慎重に見きわめながら、一人ひとりに応じた個別学習や心を開く生徒指導に努めているところであります。さらに、中学校では、教員の授業準備の時間に生徒への個別学習を計画的に行うなどして復帰後の不安を緩和すべく配慮しております。 特に、昨年度から国の事業である問題を抱える子供等の自立支援事業を、さらに今年度はスクールソーシャルワーカー活用事業を積極的に活用して、不登校児童・生徒の家庭との連携、及び教職員研修の充実に努め、教師との信頼関係を築き、安心して自分の力を発揮できる教育環境をつくっていきたいと考えております。 次に、教育環境(遊具・パソコン周辺機材・学校附帯設備等)の整備は十分かについて申し上げます。 まず、遊具につきましては、日常的には学校職員が点検を行うとともに、毎年専門業者に委託して専門的な調査や点検を行っております。調査・点検によって不具合が発見された場合には、修繕や部品交換等の整備を行い、子供たちが安心して使用できるよう万全な管理に努めているところです。 パソコン及びその周辺機材の整備につきましては、3カ年実施計画に基づきまして、コンピューター室で児童・生徒1人1台が操作できる学習環境の整備を進めており、来年度ですべての学校でその整備が完了する計画となっております。 また、同時に校内LANの整備も進めており、来年度にはすべての教室でインターネットによる調べ学習ができるように情報教育の推進に取り組んでいるところであります。 次に、学校附帯設備の整備につきましては、各学校長から毎年要望をお聞きして、順次計画的に取り組んでいるところであります。 今後とも安心で安全な教育環境の整備とコンピューターなど情報教育環境の整備について、計画的に取り組んでまいりたいと考えているところであります。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) ことし入った児童・生徒の皆さんが本当に入学時と同じように生き生きと学校に通う姿を見たいなというふうにいつも思っておりまして見ておりますが、いろいろ話が聞こえてくると、この2学期になってから学校に行かなくなっているという声も聞かれて、理由がわからないと親も戸惑っているというふうなことも出ているようであります。 小学校のときにはあんなに元気だったのに、どうしたんだろうねというふうな親たちの声も聞かれるところで、親としても、どこがうまくなかったのか、親としての責任も痛感しながら、どうしたらいいんだろうなというふうに戸惑っている実態もあるわけなんですね。 まだ30日以上の欠席にはなっていないので不登校の中には入っていないと思うんですけれども、そういった当初の段階で、初期の段階でどう対応すれば解消されるのかなという点では、一体どこに相談してやったらいいのかなというふうなことにも、親が戸惑って悩んでいるというふうな実態もあります。 いろいろ、この間の文部科学省の公表された統計表なんかも見ますと、やはり不登校の要因もいろいろな要因が複雑に絡まって一人ひとり違ったことで出てきているということなんですね。 本人の訴えもありますが、一番それを発見できるのは学級担任というのが一番統計上でも多いようでした。それだけ学級担任というのは細かに目配りしながら学級運営に当たっているんだなということも痛感しているわけですけれども、やはり今の学級担任が教職員の仕事の多忙さから、そんな中で一人ひとりの子供たちにどう対応していくのか、こういう点では本当に大変だろうなとも思います。 ただ、学級担任が解決する大きな力にもなっているのも事実ですから、そういった学級担任に対する学校としてのサポートというのも大切になってくると思います。 前回にお聞きしたときにも、1人の先生に任せておかないで学校としてサポートチームを組んで、サポート体制を組んで当たっていきたいというふうな答弁もいただいているわけですけれども、学校の教職員の多忙さ解消という点で、どう考えているのか、今の担任の多忙さをどう見ているのかお伺いしておきたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 効率的にできることについては、できるだけ先生方の省力化ということに取り組みたいというふうに考えております。 大変先生方の熱意でもって、一生懸命になればなるほどだんだん忙しくなってくるというのが現実で、もう何年も前から、先生、教職員の多忙化というのは訴えられているんですが、なかなか容易にその解決策が見出せないというふうな現状にあるわけですが、やはり山形県C改革にもありますように本当に一人ひとりにじっくりと向き合えるような環境づくりという意味で、私たちの仕事一つ一つを見直していかなきゃならないのではないかというふうに考えております。 やはり子供の心に寄り添いながら、子供の心を開いていきたいし、そのたびに学校としては子供たちが本当に伸び伸びと過ごせる場として、本当に心を開いて自分の自己実現を図れるような学校づくりというふうなことを各学級担任としても学校としても追求していきたいし、
教育委員会としてもそういう意味ではできるだけ支援していきたいと思いますし、省力化に協力していきたいというふうに考えているところであります。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) 不登校の立場からの子供に対する扱いということで今お聞きいたしましたが、いじめのほうも、先ほどいじめの件数、ことしはこれは認知件数8件と理解してよろしいのでしょうかね。それで4件が今継続してやっているということでありますが、これらに対していじめを認知したときに学校側としての対応の仕方としてはどういう扱いをなさっているのか伺いたいと思います。 というのは、親もいろいろなのですが、一々小さいことまで電話で担任から言われるというふうに受けとめる親もいるわけですし、子供からその事情を聞きながら相手に対しておわびに出向く親もいると。いろいろな事情があるかと思いますが、それらに対して学校としてはそのいじめを認知した場合に、いじめる側の子供、それからいじめられる側の子供に対してどう対応なさっているのか伺いたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 やはり基本的にいじめをなくすということが基本だろうというふうに思いますが、やはり子供たち一人ひとりの自己実現に努めながら、生活への充実感というものをやっぱり子供たちに味わわせていかなきゃならないんだろうというふうに思いますし、お互いの違いというものに気づいて、その違いを受けとめられるような子供たちの心の育成といいますか、そういったものに努めていくというのが基本的には大事なことなのではないかというふうに思います。 注意してもなかなか聞かないという発達障がいの子供に腹を立てて暴力が起こったり、あるいはそういう子供が周囲の状況が読めずに間違った行動をとってしまって、からかいが起こったというふうなことがございます。そういうところを見逃さないようにして、やはりいじめる側にもいじめられる側にも丁寧な指導を行っている。また先生一人でなく教育相談員のお力をおかりしたり、あるいは校長・教頭の力をかりたり、同学年の先生の力をかりたりしながら、あるいは養教の先生の力をかりたりしながら対応しているというのが現状であります。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) 今、発達障がいの子がやっぱりそういったいじめ、また不登校の要因にも多くあるわけなので、前回の質問したときにも、やっぱり小さいうちからのその発達障がい児に対する対応をきめ細かにしながら、いじめ・不登校が出ないような対応をしていきたいというふうな言葉もいただいているわけなんですが、やはりそのために発達障がい児にかかわる人的対応というのが最重要課題だと思うんですね。 今のさんさんプランという仕組みの中で特に山形県は教職員を多く必要としているわけなので、国の基準よりも多いということですが、県としての努力、また、市としての努力もしているわけでありますが、そんな中で担任外教諭というのがいなくなっていると、少なくなっているということも事実ですし、やっぱりそういったサポート員、それからソーシャルワーカーも含め相談員ですね、そういった態勢なんかも天童市としてもかなり努力をして配置してきたということはありますが、やっぱりそれでもそういうサポート員、学習相談員なりが限られた予算の中でということで、臨時雇用というふうな雇用の中でやっているので、専門的な配置は難しいといったこともこの間お聞きしたわけです。 やはりこういった本当に難しい子供の心に沿って、そういった指導を子供たちにもしながら、また、親とも連携しながらやっていくという上では、やはり専門的なそういった知識を持った教師を配置するというのが最重要課題なのではないかなと。ただ人を置いておけばいいというものではないということだと思うんですね。やはりそのところを天童市としてもっと力を入れていくべきではないかなと。必要な人的配置のために市としてきちんとした予算をとるべきではないかなというふうに思います。 そうした努力を今まで
教育委員会の教育予算の中でやっているということは重々承知していますが、それだけでは足りないと思うので、やはりその辺の予算措置を天童市としてやるようなことをぜひ
教育委員会として市に強く求めていかなければならないと思いますが、来年度に向けたそういった人的対応についての予算要求というのはどのように進められているのか伺いたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 今、特別支援教育という考え方に対する先生方の思いも大変高まっておりますし、特別支援教育に対する配慮も大変高まっているというふうに認識しておりますが、まだまだ本当に一人ひとりの子供たちにこたえるためにはということで、天の童すこやかプロジェクトということで、スクールプロジェクトということで新たな考え方を持っているところでありますが、やはり本当に専門的なお力をおかりしながら、専門家のお力をおかりしながら、先生方の育成とともにやはり人的配置が必要なのではないかというふうに考えているところであります。 専門家によってのスクリーニング、そして、それに対して学校対応できるようなコーディネーターの養成とか、あるいは人的な配置というものを進めているところではございますので、また御理解をいただきたいというふうに思います。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) 本当に子供の教育という点で教えはぐくむというわけなので、そういった一人の人間をつくり上げる大変重要な仕事だと思うので、その辺の専門的な部分をきちっと配置するという方向でぜひ進めていただきたいと思います。 次に、不登校児童の学級に行けない子供たちですね、保健室登校、サポート室での学習、また、アウタースクールに通ってきている子供たちについて、その辺の具体的に先ほど答弁の中でも、いろいろ個別指導をしながら学級に復帰したときのための配慮なんかもなさっているようでありますが、実際に1つの学校で1人だけというわけではないでしょうから、その辺については複数いた場合のそういう対応の仕方というのはどういう対応の仕方をなされているのか。 担任は教科担任もあわせて教科指導があるわけですので、どういった先生がそういった指導をなさっているのか、その辺について少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 児童・生徒相談専門員という呼び名でおりますけれども、どういう仕事をしているのかということにつきまして、1つ目は、児童・生徒あるいは保護者を対象にした教育相談を1つ行っておりますし、また、不登校児童・生徒への指導援助ということで、相談室に登校している子供の心の解放を図ったり、あるいは学習に対するサポートを行ったりというふうなことで子供たちの手助けをしているというふうなところであります。 また、そこだけでなくて、やはり担任の教員への助言とか、あるいは教室でのあり方、あるいは学級でのあり方についての支援、指導、助言なども行っているというふうな状況であります。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) やはり学級に行けなくなった子供を持つ親としては、やはり1日、2日、3日とクラスに入れなくなって、その分、やっぱり授業についていけないと、おくれてしまうというのがもう日に日にひしひし感じるんですね。 学校には行くけれども、そういった教科の学習ができないと、そういった場合にもうちょっと見てもらえないかというふうな親の要望もあるようなんですけれども、具体的にそういった一人ひとりに対して同じような授業なんて到底無理なわけなんですけれども、その辺のところをどうきめ細かくするのか。 それはあくまでも子供と対峙しながら、どういったことをやりたいのかというふうなそういう子供の心に沿ったような指導にならざるを得ないのかなというふうに見ていますけれども、その辺、長くなればなるほど対応が難しくなっていくんじゃないかなと思います。 先ほど個別指導もやっているといっても、限られてくるのかなというふうに思っていますが、その辺、先ほど言ったように複数の子供、数人いた場合に、その一人ひとりにどう対応するかなんていう問題もあると思うんですけれども、その辺はどう対応していらっしゃるのか。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 一室で数人の子供を見ることもございますし、あるいは本当に個別に対応しなきゃならない場合もございますので、それは個々だろうというふうに思いますが、また、相談員だけでなくて、養教の先生のお力をおかりしたり、あるいは担外の先生のお力をおかりしたりしながら、一人ひとりの必要に応じた学習サポートだったり、あるいは心のケアということに努めているというのが今実態であります。 必ずしも一対一でなければならないわけでもない場合もありますし、一対一でなければならない場合も同時にあるというふうに考えております。それぞれの場に合った、その子供に合った対応を各学校で創意工夫しながら行っているというのが現状であります。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) 子供の心に沿ってという形ではすごく配慮なさっているのかなと思います。 学校に来ている子供はそれでいいのかななんていうふうに思うんですが、学校にも来られない不登校というのはどのくらいいるのか。それらに対してどういった指導といいますか、いろいろ親にもお聞きするんですけれども、何も連絡ないという親もおりますし、親も何も連絡しないというふうな親もおりまして、そういった親に対して一体どういうふうに対応していったらいいのか、指導していったらいいのか、その辺は学校としてはどう考えているのか。どのくらいいるのかもあわせて伺います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 4名というふうに聞いておったというふうに思います。 今、先ほど紹介いたしましたけれども、問題を抱える子供等の自立支援事業というのがございまして、できるだけその家庭に、なかなか、全く学校に来られなくなっている子供の家庭訪問等を通して何か支援をできないかということで模索しているところでございます。 子供によっては、なかなか来てほしくないという子供もございますし、無理やり子供の中に入り込むということについてもいかがなものかと判断されることもございますので、その辺はケース・バイ・ケースでありますけれども、多分各学校の担任の先生としても単に放置しているということでなく、その子供の実態に応じて訪問したりしなかったりというふうなことの加減を図っているのではないかというふうに思っているところであります。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) 学校に来ない子の親も、もうあきらめてさじを投げたなんていうふうに、構わないでおっくうになっている本人の親もいるわけなので、そういったところなんかやっぱり大変難しいかとは思うんですけれども、ぜひこの相談というのを充実させていただきたいなというふうに思います。 また、反面、今、テレビでも取り上げられていますモンスターペアレント、いろいろな問題を学校に要求してくるというふうなこともちらっと聞かれるところですが、天童市でもそういった問題というのを
教育委員会としてはどのくらい把握しているのか伺いたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 モンスターペアレンツという、それはよく存じておりますけれども、何をもってモンスターペアレンツとするのかということもございますし、これがモンスターペアレンツだというふうに判断するのはなかなか難しいし、何名おりますなんていうのも何件ありますというのもちょっと差し控えさせていただきたいというふうに思います。 ただ、いろいろな学校に対するなかなか心の行き違いなどということもございますので、そういった意味でも、保護者の思いというものも十分酌み取りながら子供の教育に一致して当たっていきたいというふうに考えているところでありますので、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) 今のいじめ・不登校の問題につきましては、先ほどの発達障がい児がそういうふうになりやすいというふうなことはあると思いますが、それ以外にもやはりいろいろな問題が複雑に絡み合うということで出てくると。 ただ、やはり過激な競争といいますか学力重点に進めていくというふうなこともあり得るんじゃないかなというふうに思っています。 全国学力テストの問題、きのうもテレビなんかで取り上げられていましたが、子供間の競争どころか学校間の競争に発展させられているというふうなことなんかもお聞きしますと、やはり学力偏重はうまくないんだというふうなことは言われながらも、この学力テストが再復活して出てきたなんていう背景には、そういう教育基本法を変えたり、教育関連3法も変えてしまわれて、それに伴ってそういうことが復活してきているわけなんですが、やはり過剰な過激な競争主義をあおるんではなくて、お互いに助け合ってわかり合っていく、違いがあっていいんだよというふうな教育ですね、その辺のところをやはり力を入れてやっていただきたいなというふうに思いますので、その辺もよろしくお願いしたいと思います。 それで、2番目の教育環境の整備についてですが、通告のところで具体的に遊具、パソコン、附帯設備という形で括弧書きにして挙げてしまいましたので、それについての答弁はいただけたわけなんですが、私が先ほど質問いたしましたのは、こういったいろいろな本当に学校教育に必要な、義務教育に必要なものを教育予算だけでは足りないので、公費では賄えないので、学校後援会、学校振興会といった、そういったところで子供たちのためにということで支援したいというふうな発想的に出てきた団体なわけですね、後援会というのは。だけれども、それがもう度を越しているんじゃないかなと。 特に学校周辺整備については、よく学校の35周年とか50周年記念事業なんていうことで取り組んで、毎年集められた会費を積み立てて、足りないところをやりましょうと、子供たちのために地域でやりましょうという形でやっているわけなんですが、もうそれを越して、遊具に至っては、国の基準が変わって、このままでは遊具は使えなくなると、ロープ張って子供たちに遊ぶなというふうなことをこのまましていてはうまくないんでないかと。
教育委員会では順次やるけれども、一斉にはできないからという形で、学校後援会で、じゃそれをやろうということで、中部小学校ですけれどもやりましたら、うんていとシーソーで66万円かかっているんですね。 だから、やっぱりそれが中部だけではなくて各学校あったわけなので、一斉に予算とるのは難しいなとは思うんですけれども、やはりそれが義務教育に必要なものであれば、本来市として対応すべきじゃないかなとも思いますし、また、パソコンの整備等も子供1人1台の整備をという形、LANの整備なんていうのは、やっぱりそれは必要だということで予算がとられて進められていますけれども、それに伴うその周りの周辺整備といいますか、ソフトとか用紙代とか、そういった関連した備品的なものも含めてなんですが、それらについても後援会として助成していかないと足りないんだというふうなことなんかもありますし、附帯設備についてはやはり年次計画ではやっているということはお聞きいたしましたが、やっぱり必要だというふうになれば後援会で面倒見ようかというふうにもなってくると。 その辺のところ、計画的に整備している、3カ年計画でやっているんだということも述べられたわけですが、そのハードの整備はともかくとして、いろいろソフト面までも後援会が面倒を見るのはやはり義務教育としてはおかしいんじゃないかという声が総会の場でもいろいろ発せられるので、やっぱりその辺に対して
教育委員会として義務教育の環境整備をどう図るのかという点では、もう少し各学校の実態を見ながら精査しなければならないんじゃないかなと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 学校後援会、振興会等について、私、校長していたときには、とてもありがたく本当に頭の下がる思いがいっぱいでございました。やはり委員会としましても、単なる機械的な配当でなく、やはり学校の思い、考えなども生かしながら柔軟な対応を努めているつもりですが、時々学校としましては緊急的な、あるいは余り論理的な根拠の薄いというときもございますので、そういった面で、学校後援会の費用とか、あるいは振興会の負担金というのはとてもありがたくいただいていたというふうな思いがあります。 いずれにしましても、学校からの要望等をお聞きしながら年次計画に基づいてやっぱり順次行っていく限られた予算ですので、するしかないというのが現実だろうと思いますが、できるだけ可能な限りやっぱり順次こたえていきたいというふうに考えているところであります。
○
小澤精議長 伊藤和子議員。
◆20番(
伊藤和子議員) 今まで天童市は学校の改築については本当に大きな予算をとりながら順次改築を進めてきていたと。中学校、40年もたった中学校がまだ3校残っているわけですが、それについても大規模な改修をやってきて今まできているわけなんで、今、耐震問題が大きくクローズアップされて、国のほうでもそれに対する予算もつけてきているわけなんですが、やっぱりそういったところの大きい面は、予算化されるのは、そういうふうに年次計画できちっきちっと進めているわけですが、それに付随したいろいろ周りの問題というのはちょっと見落としがちになるのではないかなと。 そういう学校後援会とか振興会がある地域は、やはり勝手に進めているわけではなくて、きちんと総会なり理事会なんかで中身を十分煮詰めながら、やっぱり子供たちのためにやってやりたいなという本当に思いやりの心で整備しているので、それに甘んじないで、やはり市として義務教育の環境整備というのはすごく大事だと思うんですね。その辺のところをやっぱりもう少し精査していただきたいなと。調査していただきたいというふうに思います。 いわゆる後援会、振興会のあり方については、いろいろちまたでも話題になっておりまして、任意団体なのに全戸から取られるのはうまくないとかというふうなことも出てきておりまして、決してそういう問題ではなくてということで、町内会なんかでも住民の理解を得ながら進めているところですので、やはりその辺の義務教育の環境整備はやっぱり市として責任を持ってやるんだというところで進めていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。
○
小澤精議長 以上で、
伊藤和子議員の質問を終了します。 ここで休憩をいたします。午後の再開は1時といたします。 午前11時40分 休憩 午後1時00分 再開
○
小澤精議長 休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。
△
矢吹栄修議員質問
○
小澤精議長 次に、
矢吹栄修議員。 〔1番
矢吹栄修議員 登壇〕
◆1番(
矢吹栄修議員) 午後一番手でございます矢吹栄修でございます。 早速質問させていただきます。 天童市民病院は、その名称と建物を一新し、本年スタートしたわけでございますが、その必要性そのものに疑問が投げかけられ、また、将来にわたる経営に対する不安も市民の間にあるのが現状でございます。 市民の生命と健康を守る病院は確かに重要なもので、長期療養の病床があることもまた高齢化社会においては重要なものと評価しつつも、真に市民のために必要不可欠な病院であるためにはまだまだ変貌する必要があると感じているのが市民大多数の声であると思います。 せっかく心機一転した病院、建物をつくってしまったからには、これを否定的にとらえることなく、いかに有効に天童市民のために生かしていくかを考えるべきであり、将来への展望を明確に持つことが責任であると考えます。 その観点から、以下、天童市民病院が将来いかにあるべきかについて質問させていただきます。 将来の展望と申し上げましたが、これまでの経緯や報道などの影響もあって、市民の市民病院に対する不信感が醸成されたことをまず指摘させていただきます。これを回復するには相当の努力と覚悟が必要です。そのためには、まず接遇の改善こそ必要なことでございます。 来院された方への態度、電話への応対など親身で丁寧な接遇が市民の病院に対するイメージを決定づけます。特に体が弱っているとき、不安を抱えているときに迎えてくれる病院の方々の態度というものは非常に印象に残るものでございます。 これまで接遇の悪さというものが指摘されまして、それに対する研修なども行っているとは聞いていますが、まだまだだと思われます。設備投資や医師の増強などは一朝一夕にはできませんが、接遇に関しては、職員意識が変革すればあしたからでも実現可能なものです。 新しい病院がスタートして、市民はより厳しい目で注目しています。建物が一新して接遇も一新したと言われるような変革が必要でございます。 さて、市民に本当に必要とされる病院になるために市民病院が力を入れなければならないのはどういった部分なのでしょうか。 天童は、幸いにも、市内にも近隣にも病院が多く、専門的な分野の病院、大病院も充実していて、少し足を伸ばせばきちんと診療を受けることができる土地柄でございます。とすれば、公立病院である市民病院がなすべきことは、民間ではなかなかできないこと、そして地元の病院としてすぐ近くにあってよかったという部分を強化することこそ求められるはずです。 その一つとして、小児科・産婦人科の充実が挙げられます。 社会情勢により産婦人科の医師不足は深刻で、また、少子化により母親が病院を厳選する時代になっております。そのため、安心して出産できる産婦人科の強化と、より快適な出産環境の整備が重要になってきます。出産した後にイタリア料理のコースを出したりと評価を得ている部分もあるようですが、より今後の努力が必要です。 産婦人科に関しては、後に質問の通達がございますので、詳しくは申しませんが、せっかくつくった分娩室など有効に活用できる状況をつくらねばなりません。 さて、産婦人科で出産した後は当然子育てが待っているわけですが、子供を育てていく過程で重要となるのが小児科の存在であります。しかし、人手がかかる小児科は、民間で運営するのが難しくなっている現状でございます。 特に夜間に関してはより難しくなっておりまして、子供はなぜか夜に熱を出したりするもので、重病であればもちろん大ごとで、たとえそうではなくても、親は子供が心配で、すぐにでもお医者さんに見てもらいたい。しかし、休日や夜間はなかなか病院があいておりません。24時間開設の小児科があり、いつ行っても嫌な顔一つせず-この嫌な顔をせずというのが需要なんですが-そういった温かく子供を見てくれる病院があれば、子を育てる親としては安心できます。 安心して子供を産めるまち、子育てのしやすいまちをつくり、少子化対策、人口増加を目指すためにも、市民病院が担うべき大きな役割であると考えます。 また、近くになければならない病院という意味で重要なのが救急医療の充実であると言えます。特に緊急性を要する循環器系の救急外来、脳外科の救急外来の充実が必要です。山形市にある大病院に運ぶ余裕のない患者さんを緊急に受け入れられる態勢こそ地元にある病院として重要な機能です。 医師不足の御時世で実現するのが困難なものですが、しかし、最大限に努力を傾ける必要がある分野であり、また、やらなければなりません。それによって市民の生命を守るという最大の使命を果たせることになります。 以上のように子育てしやすいまちを目指した小児科・産婦人科の充実、市民の生命を守るための救急医療の充実を指摘させていただきましたが、具体的に今後どのような方策をもって市民病院の変革を行うかをお聞きしたいと思います。 また、今年度の決算において監査から、市民病院に関して経営改善の必要を指摘されています。この点に関してはこれまでも多数の議員から質問がありました。実際に新病院がスタートしてどれほど患者さんがふえているのか、どのぐらい経営改善が見込めるのかをまずお聞きしたいと思います。 その上で、なお、やはり厳しい経営状況の中、抜本的な経営改善が求められるでしょう。そのとき、これまでも指摘のあったように病院経営のプロ、経営責任者が必要だと考えます。医療ではなく、経営に経験のあるプロが責任者と就任することによって改革された病院は多数あります。改革の第一歩として、そういった病院のプロデューサーこそ必要でございます。 さらに、なかなか実行するのが難しいけれども重要な課題であるものとして、人件費へのメスを入れることも考慮すべきかと思います。思い切った経営改善という視点から避けては通れない議論かと思いますので、そういった今後の方針をお聞きしたい。 それに伴って、国から義務づけられている今後の公的病院の経営改善に関する方向性を示す公立病院経営改革ガイドラインを本年度中につくらねばならず、実際つくっているとは思いますが、現在どのようなものをつくっているのか、どうやってつくっているのか、だれがつくっているのかをお聞きしたいと思います。 経営改革委員会の動きも含めて今後の経営改善の展望についてお聞きします。 そして、経営改善の部分に大きくかかわるわけですが、今後の市民病院が進むべき先、民間への移行も視野に入れて、将来へのグランドイメージが必要になります。赤字経営の多い公的病院が進むべき方向性は、国全体で考えなければなりません。 先日、東京で国の官僚に話をお聞きしましたところ、公的病院は、その地域全体を見渡してその地域にどれぐらいの病床が必要か、数的な根拠を背景として、その地域に病院を幾つ置いて、どういった科を置いて、どのぐらいの医師を配置するかという全体的な判断に伴って改革されなければいけないと言っておりました。 つまり、専門科の住み分け、各病院の機能の住み分けを明確にして支出の無駄をなくし、医師の機能的な配置をしていくということでございます。市民病院は、市という小さな視点で何でもかんでもやるというものではなく、周囲の病院との連携からある方向に特化した病院へと生まれ変わっていく必要があるということでございます。 そういった将来への確固たる視野が必要で、民間移行するのか、それともあくまで公的病院として存続させるならどういった機能を持って近隣の病院との整合性を図っていくかといった将来の展望をお聞きしたいと思います。 以上、天童市民病院の今後の展望についての質問とさせていただきます。 続きまして、学校教育についての質問に移らせていただきます。 教育を学校に限定し過ぎたことから生じたさまざまな問題への反省から、地域、家庭からの教育を見直すべきだという声が大きくなって久しいと思います。特に、地域と一体となって宝である子供たちの教育を行うことは非常に重要なことです。 そういった考えを受けて、学校側としても、地域と関連したカリキュラムを行っていると思います。例えば、社会科見学を充実させて地元への理解を深めたり、中学生が地元の企業に体験就労するカリキュラムなど大変によいことだと思っております。 しかし、よりそれを発展させ、学校任せの教育ではなく、地域が積極的にかかわり協力できる教育を目指して、市としての今後に対する考え方、具体的にどういったことをするつもりなのかということをお聞きしたいと思います。 それに関連して、本年度全小学校に開設される放課後子ども教室は、地域ぐるみの教育という意味で非常に可能性を持ったものだと思います。現在まだ参加者も少なく、実施回数も少なく、浸透していないと聞いておりますが、ぜひこれを充実させていくべきだと思います。 子供たちの放課後に関しては、家庭環境の変化によって親が仕事で家にいなく、祖母とも同居していないという家庭がふえたため、重大な問題となっております。子供の安全のため、親が安心して働くため、子供の放課後を地域が一体となって見守る必要があります。 その点に関しては、学童保育という問題が大きくかかわり、より学校が場所の提供などで連携する必要を感じますが、担当課も違いますので、これは別の機会に譲りまして、今回はせっかくできた放課後子ども教室というものを有効に活用する方策について質問させていただきます。 地域ぐるみの教育という意味でいえば、やはり天童という土地ならではの教育こそ求められると思います。金太郎あめのような画一的な教育を行ってきた反省からも、地方が地方として子供の教育を主体的に考える時代が来ました。 とすれば、天童といえばやはり将棋、ぜひ天童からプロ棋士を生みたいという夢をかなえたい。そのために授業に将棋を取り入れてもらいたいぐらいですが、それが難しいとすれば、この放課後子ども教室こそ絶好の機会です。 そういった企画もある地域でやっているようでございますが、ぜひ積極的に行って、将棋人口の拡大につなげるようにしたいものです。 また、農業の担い手不足が進んでいる中、放課後子ども教室を利用して子供たちが農業に触れる機会を多くつくるのも一つだと思います。その中で、農業への危機感をとり、すばらしさを感じてもらい、基幹産業である農業を守る、未来をつくることへつなげるのです。 また、昔ならば自然に伝えられた道徳に関して、地域の方々から伝えてもらう機会としても絶好だと思われます。 以上のように幾例か挙げましたが、将棋、農業、道徳など天童という地域性、あるいは学校ではできない、地域だからこそできることを教育の中に取り込んでいくことが独自性を持った地方の教育につながると考えます。 放課後子ども教室に限らず、天童独自の教育についての考え方をお聞きします。 また、地域と連携すべきものの大きな問題として、スポーツその他の部活動の問題があるかと思います。 小学校はスポーツ少年団に放課後の体力育成を大きく負っていると思いますが、少子化によって1つの小学校でチームをつくれなくなったりしています。また、小中学校いずれもメジャーなスポーツ以外のものは経験できないということがあります。 さらに、中学校側の問題として、部活動のために休日すらない先生の負担が大き過ぎる、あるいは生徒を指導できる先生がいないなどの問題も大きいかと思います。部活動を学校内のみで完結させるのが難しくなっているということでございます。とすれば、地域のサポートを求めることが今後必要になってくるのではないでしょうか。 一例をもって言うと、ある中学校で柔道を指導できる先生がいないため、地域の道場に放課後子供が通っていき、それを校長先生が判断して部活動として認めているといった事例があります。これは大変示唆に富んだ話だと思います。 学校でできなくなった部分を地域と一体となっていく、1つの中学校で部活ができなくなったら、2つ、3つと合わさっていくことも必要でしょう。もちろんその場合、中体連への出場はどうなるかなど天童だけでは解決できない問題も出てきますが、規定の変更を求めることなども必要でして、とにかく重要なのは、大会出場の問題よりも子供たちがやりたいスポーツや部活動を十分にやれる環境をつくることであり、学校で完結しなければならないなどという固定観念にとらわれず、校長先生や
教育委員会の判断として柔軟に部活の設定を行う必要があると思います。 さらに、この問題の大きくかかわってくるのが総合型地域スポーツクラブであります。本年1つの中学校にできたわけですが、やはり早期に全中学校区に設立し、受け皿として確立すべきです。 もちろん有料のクラブということで会費の免除なども含めて検討課題は多いですが、少年団や部活では好きなスポーツができないという子供が出ないように、今後、総合型地域スポーツクラブが果たす役割は大きいと思います。 いずれにしても、スポーツ・部活動に対し、もっともっと地域との連携が必要になってくると感じますが、どうお考えでしょうか。 以上、地域ぐるみの教育という観点から、天童の今後の学校教育のあり方についてお考えをお聞きしたいと思います。 この2点をもって私の第1回目の質問とさせていただきます。
○
小澤精議長 遠藤市長。 〔遠藤 登市長 登壇〕
◎遠藤登市長
矢吹栄修議員の天童市民病院の今後の展望についての御質問等に順次お答え申し上げます。 まず、小児科・救急医療の充実など特色を持った病院へ変わる方策を考えているのかについて申し上げます。 全国的に産婦人科や小児科医師が不足する厳しい状況の中で、天童市民病院は、妊娠・出産から小児医療まで小児科と産婦人科連携による一貫した医療を提供しており、これが大きな特色の一つであります。今後ともこの特色を生かし、子供と親にとって安心できる安全な医療を提供してまいります。 天童市民病院における救急医療は、一次医療機関及び三次医療機関との連携を十分図りながら、MRIやCTなどの高度医療機器を活用した初期救急に努めているところであります。 天童市民病院の今後の方策として、診療のほかに高度医療機器を活用した疾病の早期発見及び予防医学に力を入れた医療サービスを展開してまいります。 次に、経営の健全化の方策を考えているのかについて申し上げます。 新病院開院以来、変動期である4月を除いた5月から10月までの病床利用率は、一般病床で77%、療養病床では73%となっており、一般病床と療養病床を合わせた同利用率は75%と経営目標の75%にほぼ達している状況であります。また、外来においては、10月からは5,000人を超し、新患者数が毎月1,000人を超えるなど患者は着実に増加しており、これに伴って医業収益も伸びを示しております。 しかしながら、病院のランニングコストは、施設規模の拡充に伴い医療機器などの維持管理費及び光熱水費などの管理経費も大きくなっており、経営は厳しいものとなっております。 今後とも経費の節減に努め、経常収益と経常費用の均衡を図るよう努力してまいりたいと思っておりますが、厳しい状況であるのが現状であります。 次に、将来における市民病院のありようをどう考えているのかについて申し上げます。 平成19年12月に総務省から公立病院改革のガイドラインが公表され、数値目標を掲げた経営の効率化、再編、ネットワーク化及び経営形態の見直しについての病院改革プランを今年度中に策定するよう求められております。 このため、行政代表、学識経験者、税理士、医師会代表、企業経営者、市民代表など9名で構成する天童市民病院経営改革委員会を平成20年3月25日に設置し、これまで2回の委員会を開催し、厳しい御意見をいただいております。近日中に第3回目の会議を開催する予定であります。 公営企業として天童市民病院がどうあるべきか、専門的な立場から経営分析をいただいており、経営責任者、経営形態なども含めて来年2月の最終の委員会までに御意見をいただき、病院改革プランを策定したいと考えております。 天童市民病院は、公的医療機関として診療のほかに高度医療機器を活用した疾病の早期発見及び早期治療並びに予防医学、健診業務に力を注ぎ、いつでもだれでも標準医療を受けられる市民の健康を守るとりでとして、信頼される、期待にこたえられる病院になることが使命であると考えております。よろしくお願いをいたします。
○
小澤精議長 水戸部教育長。 〔
水戸部知之教育長 登壇〕
◎
水戸部知之教育長 矢吹栄修議員の本市における学校教育のありようについての御質問に順次お答え申し上げます。 まず、放課後も含めた地域ぐるみでの教育について申し上げます。 地域は、教材の宝庫であり、人材の宝庫でもあります。学校でも多くの方々のお力を積極的に活用しながら教育を進めてきておりますし、進めていきたいというふうに思います。 本市の小中学校では、各地域全体から御理解と御協力をいただきながら、どの学校でも成果を上げている取り組みがあります。 例えば高擶小学校では、昔の暮らしや遊びを地域の方々に教えていただくことを通して、子供たちが自分たちの生活を見直し、仲間と知恵を出し合いながら暮らす態度を育てるために高擶遊び村を行っております。公民館と連携し、地区の老人クラブや
地域づくり委員会など多くの方々の協力をいただいております。 学校での学習を通してのみならず、地域主催の放課後子ども教室やさまざまな行事に参加することにより、子供たちは自分の住む地域のすばらしさを感じておりますし、地域の大人と数多く触れ合うことで、地域の大人への尊敬の気持ちや道徳心もはぐくまれてきております。 次に、本市独自の教育の方向性について申し上げます。 本市の学校では、地域の方のお力をおかりしての農業体験活動、地域の文化財等を活用しての歴史探索活動、地域の施設等を訪問してのボランティア活動など、多方面で地域の方々の御協力をいただいております。 特に職業体験等のキャリア教育におきましては、市内のすべての中学校で3日から5日間にわたって実施しており、御協力いただいている市内の事業所は延べ100カ所以上に上っております。 これらは、体験を通して実感や感動を伴った学習によって、子供たちがみずから考え、みずから学び考える力や判断する力を育てることにつながるととらえております。 また、地域のすばらしさ、歴史遺産の価値を学習することで、地域に愛着を持つ子供を育てることを本市の学校教育の特色の一つと考えております。 次に、地域と連携した部活動・スポーツの方向性について申し上げます。 まず、中学校の部活動は、生徒が自分の興味・関心に応じて主体的に活動し、心身のバランスのよい成長に資するものであります。 各中学校では、生徒の希望に加えて生徒数や教育環境を踏まえて開設しております。 学校長は、教育的な指導・援助のために部活動の顧問を教員に命じておりますが、技術的な指導ができる教員が限られているため、保護者や地域の方々の中から得意な方に、学校の教育方針を御理解いただきながらお願いして指導をいただいているところであります。 技術的な指導のみならず、責任感や連帯感の涵養にも御配慮いただきながら、子供たちのために御協力をいただいているところであります。
教育委員会としましては、今後とも地域と学校の連携を積極的に図る考えでおります。
○
小澤精議長 矢吹栄修議員。
◆1番(
矢吹栄修議員) ありがとうございます。 それでは再質問させていただきます。 市長から全体のことについて答えていただいたわけですが、病院に関して、より具体的になると院長先生のほうがいいのかわかりませんけれども、まず1点目、接遇について、いろいろ頑張っていらっしゃるとは思うんですけれども、やはり市民からはまだまだだという声が多いようでございます。 例えば電話をかけましたら、まだふなれなのか電話をたらい回しにされたとか、そのような声も聞かれます。一例なんだと思うんですけれども、そういうことはごく少数の例かもしれませんが、やはり市民は今、非常に厳しい目で病院を見ているという部分が大きいかと思います。 やはり新しくなって、いや、態度も変わったねというか対応も変わったねというような声が聞かれるようにまずならなければいけないと思いますので、今後の接遇に対する対策をまずお聞きしたいと思います。 もう1点、小児医療、市長からも答弁あったわけですが、非常にやはり小児医療が難しくなっているということで、24時間態勢でもし見ていくとなれば、どうしても市内の医師会の協力が必要でございますし、その態勢ですね、協力をいただく、そして何らかの形を医師会と相談して模索していくということが今後必要になるかと思います。 開業医と勤務医の差が非常に大きい、休日がとれるということで開業医に流れているわけですが、それも理解できるんですけれども、やはり地域医療を担う者として医師会の方々に協力をしていただくというのが必要かと思います。 天童病院を使っていただいてサイクルをつくって協力をしてもらうというような態勢づくり、天童市民病院という場所を使ってもらうというような考え方で今後より進めていかなければいけないと思うんですが、その点も2点目お聞きしたいと思います。 もう1点ですが、救急医療、確かに高度医療機器が入って、そちらのほうを今充実してきて、その点では非常にいいかと思います。 まず一番最初に必要なのは検査ということで、今どういう状況になっているかと。例えば脳であればMRIで見られるというのは非常に利点かと思います。それをさらに生かしていく方向を、例えば脳ドックの強化とか近在からの病院からの検査の受け入れなど、そういうのをどんどんしていって経営改善も目指していくというのが必要かと思います。 何でもかんでも救急医療全部、例えば脳も循環器も全部できるというのはなかなか一朝一夕にはできるわけではないと思うんですけれども、やはりその運ばれた病院によって生死の境目があるなんていうこともあるわけですので、ぜひそういう、天童病院に運べば大丈夫なんだというような地元から信頼されるような病院に変わるということも、これは一つ非常に重要なことだと思いますので、必要なことだと思っているんですが、この3点ですね、接遇と小児医療と救急医療、この点に関してもう一度お聞きしたいと思います。
○
小澤精議長 松本市民病院院長。
◎松本修市民病院長 松本です。 具体的なことということなんですけれども、接遇に関しては、サービス向上委員会というのを去年立ち上げまして、月に1回程度、その月にあったいろんな出来事について反省し、次回に生かすというふうなことを骨子にしてやっております。ほかに年に2回ほど勉強会をやっていますし、各部門ごとにもそういうことを行っています。 電話をたらい回しということで苦情があったということですが、確かに苦情はございますが、旧病院に比べると格段に減っておりますし、お褒めの言葉も大分いっぱいいただくようになりました。 まだ始まって半年というところですので、多分その電話のたらい回しということに関しては、地域連携室というのを立ち上げたんですが、その機能がまだ不十分なんだろうというふうに思います。 なお、帰って周知させて、スムーズな連携態勢をとるようにというふうに思っていますし、接遇に関しては少しずつではありますがよくなってきているという実感を持っています。確かにこの部分というのは、別にお金がかかるわけでも時間がかかるわけでもありません。心の持ち方一つでということで、それは矢吹議員御指摘のとおりだと思いますし、これは今後も謙虚にやっていきたいというふうに思っております。 それから、産科・小児科のことなんですけれども、これはちょっと今、国の方向が違います。国は、医師不足を背景にして、それから勤務医の過重労働を問題にして、集中化の方向に向いているんです。ということは、山形県でいえば県立中央病院にその集中機能を持たせようと、みんなそこへ集中しようというふうな方策が少しずつ今動いています。 問題なのは、そういう態勢の中で天童市民の安全を守る、医療を守るということで天童市民病院は何をしたらいいかということで私は頭を今悩ませているわけですが、当面小児科1、それから産婦人科1ですが、大学からも週に3回以上小児科の先生に当直に来ていただいていますので、そのことが一つ。 それから、山形市に時間外診療所がありまして、ここには時間限定ではありますが夜間も小児科医の先生が詰めております。この利用をそれとあわせると。 そして、もう一つ言えば、病院には当直医がいますけれども、小児科医の医者でないというと突然電話切られたりします。私も実際にそういう目に遭っていますけれども、医学の場合にはプライマリーケアというのがあるんです。医者であれば2歳の子供でも90歳のお年寄りでも最初の診察というのはできるんですよ。その上で専門医をどうやって紹介していくかということが大切ですので、そのプライマリーケアというのがあるよということをもう少し市民の方に御理解いただければいいかというふうに思います。 それからもう一つ、救急のことに関して、これも矢吹議員の発言の中にちょっと自己矛盾があるんですけれども、一次、二次、三次医療と住み分けがあるんですね。私どものところは二次医療ですので、そこでもやっぱり判断が大切なわけですけれども、重症の患者さんが来たときに早く診断して、自分のところで解決できる問題なのか、より高度な病院に連れていかなくちゃいけないのかということを振り分ける責任があるんですね。それがやっぱり僕らの病院の一つの存在意義だと思っていますし、今回、1.5テスラのMRIと、それから16列のCTが入りましたので、ここのところの質的な医学知識の向上というのは非常に目覚ましいと思っています。当直やっていても非常に安心にそういうふうな機能を今果たしているというふうに思っています。 このようなことを背景に、この6カ月間で入院・外来ともかなりの、経営の話もちょっと入れさせてもらいますが、患者数はふえています。入院患者に関しては、もう去年の倍ぐらいまでトータルでなるだろうというくらいまで来ているんですね。 その中で非常にみんなにありがたがられているのは、さっき産科・小児科という話がありましたが、逆に療養型病床で今まで行くところがなかった人、あるいは大きな病院をもう長期間いるから退院させてくれと言われた人がかなり紹介を受けてきています。高齢者に向いたところでも天童病院は非常に存在意義を強くしているということをここで申し述べておきたいというふうに思います。 それから、トータルの話としては、地域医療と言っていますけれども、今、地域医療の概念がかなり変わっています。天童市の地域医療と村山地区の地域医療と山形県の地域医療というのはやっぱりちょっとずつ大きさが変わってきているんですね。それを整合性を持たせようということで、公的病院経営ガイドラインというのが去年の11月に示されたわけですが、実はこれは経営に関してだけなんです。 矢吹議員の話も経営の話がかなり出ていますけれども、私は、病院というのは、経営もちろん大切ですよ、それは無視するつもりはありませんが、その背景にある地域住民の健康を守るという意識がすごく欠落しているんです、この公的ガイドライン。ぜひそのところを忘れないように今後とも病院に対する提言をいただければというふうに思います。 以上です。
○
小澤精議長 矢吹栄修議員。
◆1番(
矢吹栄修議員) ありがとうございます。 非常に具体的で力強い御答弁、大変ありがとうございました。 今、接遇に関しては、私もよくなったという声も多数聞いておりますので、こちらに関しては今までどおりどんどん進めていっていただきたいと思います。 小児医療に関してはわかりました。プライマリーケアという観点からお答えいただきましたけれども、まさにそれだと思います。 今まで結局いろんな質問をしても、そういう、うちの病院ではこれをやっていくんだと、こういうふうな方針でいくんだという、例えば救急医療に関しても先ほどお答えいただいたとおりそういう形でうちの病院は特色を生かしてやっていっていると、いくんだということをお聞きしますとなるほどと私も理解できるわけでして、そういう部分で非常に心強い答弁だなと思います。今後の御努力というのを御期待したいと思います。 もう一つ、先ほど言われましたけれども、自己矛盾があるというふうな自覚を持ちつつ言っているわけですが、その機能の住み分けということですね、それ非常に重要なことだと思いますので、天童病院はこういう病院ですと、市民に対しても我々が、そういう病院ですから救急に関してはこのような機能を持っていますと自信を持って我々も伝えていけるわけですから、非常に参考にさせていただきたいと思います。 もう1点、経営の話が出ました。 確かに経営大事で、だけれども地域の医療も大事だ、もちろん赤字がなくなれば何でもいいのかということではもちろんないわけでして、まずはとにかく市民の健康を守るというのがまず第一であって、そこから、その次に経営という話が出てくるんだと思いますね。それは確かにそうだと思います。 1点、もう一つお聞きしたいのは、経営改革委員会、こちら市民の方も入っていますしプロの方も入っていますから、ちょっと中身、私もどういう形になるのかまだわかりませんけれども、近ごろ盛んに公的病院の経営改革改善セミナーみたいなのが全国で行われています。私も出席したんですけれども、ああいった場所で講師を務めている人なんかが実際に何件もの公的病院の経営改善にかかわってきたプロ中のプロというか、そういう方がたくさんいるわけですね。 これは個人的なあれなんですけれども、そういうプロの方にぜひアドバイザーで入ってもらうといろんな示唆が得られるのかななんていうのも思ったものですから、実際こう、今経営改革プランがどのように進んでいて、今後そのプランをどういうふうにできるのかというのがちょっとお聞きしたかったものですから、もう一度御質問をさせていただきます。
○
小澤精議長 松本市民病院院長。
◎松本修市民病院長 天童市民の場合は、新しい病院をつくるということが一つはその経営改善計画の大きな骨子だったわけですね。その時点でいろんな関連の方を集めて経営委員会をつくろうという話がありました。ちょうどそのときにその経営ガイドラインの話が出てきたものですから、それとタイアップするような格好で議論が割とスムーズに来ています。 それから、もう一つ経営の面でいくと、そのガイドラインの中に不採算病院という規定があるんですよ。細かいことは割愛しますが、天童市民病院の規模が全くその不採算病院のターゲットになっていますね。そういう危機感もありましたので、早くから立ち上げて準備を進めています。現に2回まで終わりまして、今度3回目を近々行います。 内容としては、今おっしゃったたように専門家ということですが、大学の教授の先生が2人入っていまして、この方たちが具体的なブレーンとしてどこをどういうふうに、天童市民病院の弱点、それから今後どうしたらいいかということを具体的に詰めてもらっています。ほかに医学関連では医師会の会長、それから委員長をしています製薬会社関連の方とか市民の代表も含めまして計9名ですが、それで話し合って、話し合うたびにレジュメもつくりまして、一つ一つ議論していますし、具体的な内容については事務局長を通してメールでのやりとりなんかもしてあります。 実は、国に来年の3月までにその求められた文書を提出しなくてはいけないんですけれども、今その素案も既にでき上がっていまして、私、局長、それから市役所当局ということで整合性を持たせながら、説得力のある文面、それから目標達成の可能な行動基準というものを頭に入れながら作業を進めているところです。当然それができ上がりましたならば、また何かの機会で皆様のほうに公示するつもりでいます。
○
小澤精議長 矢吹栄修議員。
◆1番(
矢吹栄修議員) 大変明確でわかりやすいお答えありがとうございます。 やはり我々一般市民、医療に携わっていない人間というのは、もちろん病院に何でもかんでも求めてしまいますし、どうなっているんだ、どうなっているんだとだけ、やはり思ってしまいます。そのときに、今院長先生がおっしゃられるような明確な答えをいただくと、なるほどなと理解できると思うんですね。 今、経営改革に関してもこれからだということでございますけれども、いずれにしても、やはり先ほど御指摘させていただいたとおりで、市民の目が非常に厳しいというのが現状ですので、これは何でもかんでもできないから、こういう部分だけ、こういう部分が天童市民病院の特徴なんだというようなことを、我々ももちろん協力してそういうのを市民と一緒に、よりいい病院になるように一緒につくっていきたいなと思っております。 経営改革のプランに関しては、来年楽しみにしたいと思っております。 続きまして、地域からの学校教育という観点ですね。 いろんな地域とのかかわりづくりでいろんな団体が実際にやってくれていると。学校でできない部分をやってくれているというのも私はお聞きして知っているわけですけれども、やはりより強めていっていただきたいというのが心情です。 特に回数がやっぱりもっとどんどんふえていって参加者がふえていくというのが一番なのかな、特に放課後子ども教室に関してですね、というふうに感じています。 もう1点、この前、先ほど出ました中学校のキャリアスタートですか、企画についてですけれども、やはり受け入れてくれる企業さんとの整合性というのもあるんでしょうけれども、意外とやはり農業に対して行くというのが少ないような気がします。前提として農業のところに行く企画じゃないんだよみたいな雰囲気も先日お話しさせていただいたときちょっとあったものですから。 農業が基幹産業だと言っている天童市ですから、もっともっとあってもいいのかなという気がしております。いかに農業というのがやられていて、今後夢のある職業だと感じていただけるようなとも、やはり担い手農業の育成という意味では非常に重要なんじゃないかなと。それこそやはり農村の天童というのを特色づける方向性なのかななんというのも思っているところでございます。 もう1点、先ほどお答えいただきましたけれども、先日のホームタウンサミットのとき土屋さんの講演があったわけですが、あれは非常に多くの示唆に富んでいたと思うんですね。先ほどの柔道の話もそうでしたが、学校教育におけるスポーツに関して非常に参考にできる部分が多かったなと思っております。 いろんな専門の指導できる地域の方々に協力していただいているという御答弁でございまして、ぜひそういうのをどんどん進めていかないと、やはり学校だけでは部活も完結できないという時代になっていると思います。より進めていっていただかなければいけない部分だなと思っていますし、やはり部活ということに対する矛盾というか難しい困難な状況が非常に近年出ているのではないかなと思っております。 その観点から、先ほど総合型地域スポーツクラブということを出させていただきました。これは、学校だけではないですけれども、地域からのスポーツ、それが今度学校というスポーツ、子供のスポーツというのが学校の中に限定されてきたものを外に出してやろうといういい機会だと思うんですね。使える機会ですし、ただ、それに対してこれ有料なクラブだということで、そこに対しての会費のことがどうなるのかとか、真剣に議論されるべきだと思うんですね。 まずつくってから考えるのももちろんですけれども、今後これに対して学校がどのようにかかわっていくかというのは、これは
教育委員会で今真剣に議論されなければいけない部分だなと感じております。 もう1点、あした通告があるので詳しくはそちらに譲りますけれども、強く言いたいのが、やはりスポーツセンターで夜間使う場合の電気料とかを少年団等々が使う場合には何とか利用料を免除にできないものかなと。これは希望なんですけれども、スポーツに関して、より子供が充実した環境でできるようにするために市がいかにサポートしていくかということだと思うんですが、その点に関して所感をお聞かせいただきたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 放課後子ども教室の回数のことについてでありますけれども、今のところ月1回ということで、別に月1回と限定しているわけでなく、もっと回数がふやせれば子供たちにとって恵まれた環境ができるのかなというふうに思いますけれども、なかなか指導者といいますかそういうボランティアとの絡みもありますし、会場のことなんかもございますので、どこら辺が限界なのか、もっともっと回数もふやしていくべきかなというふうにも思っているところであります。 あとキャリアスタートについてですけれども、業種についてちょっと手元にございませんけれども、もちろん夢のある農業ということでも、いろんな意味で子供たちに経験させていきたいというふうなことは私も考えていますので、ぜひ生かしていきたいというふうに思います。 また、ホームタウンであるメリットといいますか、そういったものをぜひ今の天童市の子供たちにも生かしてまいりたいというふうに思いますので、積極的にそういう意味での交流とかお力添えをいただきたいなというふうに考えているところであります。 総合型地域スポーツクラブについては、これからもさまざまな課題がどんどん出てくるかと思いますが、そういうことを想定しながら一つ一つ課題解決をしながら、積極的にこれも進めていければなというふうに思っているところであります。 最後の夜間照明について、あしたあるということでしたけれども、実は、私は個人的にはどこまで子供たちがそのスポーツにというふうなことも、時間もございますので、やはりある意味では家庭での団らんというものも大事なことでありますし、スポーツもやればやるだけ強くなるものもありますけれども、ある程度の限度というものも実はあるのかなというふうなことも少し考えるところございまして、本当に夜まで、夜間までする必要があるのか、あるいはある意味では少し子供たちを休ませてあげたいなと思うこともたくさんございますので、その辺はやはり議論すべきことがあるのかなというふうに思います。 いずれにしましても、子供たちの利便性を図りながら、子供たちの技術の向上とか心身の鍛練に寄与していきたいというふうに思っております。
○
小澤精議長 矢吹栄修議員。
◆1番(
矢吹栄修議員) ありがとうございます。 その無料化に関しましては議論があるかと思いますが、毎日夜間にしているわけじゃないでしょうし、たまに試合をやりたいと、夜間にですね、そういう場合に高額というかお金がかかってしまうという部分で、やはり保護者からの要望が多いというのは御指摘させていただきます。 もちろん親御さんも本気になっている方が多いので、もう逆に子供との交流の機会になっているという部分もあるかと思いますので、家庭だけが別に親子交流ではないでしょうから、その点等々は御検討いただきたいと思います。 それも含めて、先日J1昇格もしました。やはり今後の天童のスポーツということに関しては非常に注目もされますし重要な課題だと思います。そこに一番
教育委員会としてかかわっていく部分がその総合型地域スポーツクラブなのかな。 いろんな可能性もありますし、学校の関連も先ほど指摘しましたけれども、そのJ1へのサポートですね、そういうボランティア団体等々の設立に関してもこういう団体が、クラブが中心になっていくかと思いますので、いろんな課題が出てくるかと思いますが、一つ一つクリアしていかなければならない、しかも緊急にクリアしていかなければならないんじゃないかなと思っておりますので、今後そのスポーツに関してはどんどんやっていかなければいけないなと思っております。その点御指摘させていただきまして、質問とさせていただきます。
○
小澤精議長 以上で、
矢吹栄修議員の質問を終了します。
△
松田光也議員質問
○
小澤精議長 次に、
松田光也議員。 〔3番
松田光也議員 登壇〕
◆3番(
松田光也議員) 政和会、松田光也でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。 遠藤市長におかれましては、大変長い間、政治に携わっていただき、市、県、国の仕事をこれまでなされ、天童の発展に寄与されましたことを本当に私も心より敬意と尊敬の思いでいっぱいであります。 また、市長に対する一般質問も最後と思うと、私も記念に残る質問かと思って、ただいまからさせていただきます。 さて、本市には、おいしい農産物がたくさんあります。また、将棋駒といで湯のまちとして知られており、大変農業や観光に恵まれたまちと思っております。 しかしながら、近年の状況は、景気の低迷もありますが、農産物の消費量や観光客数が少なくなってきており、今後の本市の活性化が叫ばれております。特に農家の方は、自分でつくった農畜産物の消費拡大に行政からも積極的支援の取り組みをお願いしたいと願っていると思っております。しかし、まちおこしになかなかよい施策が出てきません。 本市の活性化のために天童の特徴である将棋駒といで湯とフルーツの里をアピールし、消費拡大につなげ、農業も元気になっていただき、観光においても天童の特徴をアピールして、全国からお客様が温泉やおいしいものを求めてたくさんの方々が訪れる活気あふれるまちを望むところであります。 そこで、平成18年10月10日より地域振興や観光振興の観点から、市町村独自の御当地ナンバーを発行することが認められ、さらに、最近、市町村で発行している125cc以下のバイクや農耕用の小型自動車など、ナンバープレートそれ自体も独自の形状プレートを取りつけることができるようになりました。県内ではまだどこもこのような取り組みは行ってはおりませんが、どこよりも早く本市で取り組んでいただければ、アピール効果も莫大で、天童のまちおこしにうまく利用できるのではないでしょうか。 本市では、現在、125cc以下のバイクは2,426台登録、農耕作業用の自動車、小型特殊自動車は2,404台あり、そのナンバープレートをフルーツの里天童としてラ・フランスやサクランボなど本市の特徴をあらわした独自形状ナンバープレートにすることにより、動く広告塔として話題をつくり、天童市を全国にアピールできるのではないでしょうか。本市の農業振興や観光振興などに大変効果を発揮すると思われます。 125cc以下のバイクなどにフルーツのデザインをモチーフにしたプレートでまちを走るだけで、無料で大変大きな宣伝効果が得られるはずです。 この取り組みは、まだ始まったばかりで、全国ただ4市だけであります。もちろん山形県の市町村ではどこにもありません。東北では1市しかないようです。サクランボ、ラ・フランス、リンゴ、さらに将棋や温泉マークなどのデザインを本市で早くしなければ、よその市町村に商標登録をされてしまいます。二番せんじでは価値がなくなってしまうのではないでしょうか。またとないチャンスを逃がさないようにしていただきたいと思うところであります。 全国にテレビコマーシャルをするためには、何十億ものお金がかかってしまいます。よその市町村で取り組みを行う前に本市独自の形状ナンバープレートでいち早くつけてくださるようになれば、大変話題になり、フルーツのまち天童が一層全国にアピールでき、農業の振興や観光の振興など天童市の活性化に大いに役立つのではないでしょうか。 本市の活性化の一つとして、独自形状ナンバープレートを発行する考えがないか、お尋ねいたします。 次に、天童河北線付近の安全対策についてお尋ねいたします。 昨年度も質問いたしましたが、天童河北線の踏切付近から柏木交差点までが狭く、事故も多く、特に四中の通学路であり、自転車も多く、心配しているところであります。 時間帯によっては、道路が渋滞し、大変危険な状態になります。しかしながら、この区間だけは歩道も確保できないほど狭い道路幅の状態となっております。 特に冬季間は雪のためますます道路幅が狭くなってしまいます。雨や雪のときは傘を差せばさらに道幅が狭くなり、大変危険な状態であります。 県道谷地街道の踏切は、幅4.5メートルしかなく、お互いの車がすれ違うこともできません。また、雪が降る季節は狭い上に急な坂になっているために大変危険な状態であります。道路が凍結している朝夕は、踏切前で一たん停止しますとスリップで動かなくなる状態であり、一たん停止をしなければならないことはわかっていても、とまらずに渡ってしまっているようです。大きな事故が起きてからでは遅過ぎます。 しかも、最近久野本に大きなスーパーがオープンして、さらに成生方面からの交通量がふえてきているようです。地域の方も踏切の狭さと踏切西側の坂には大変困っております。 事故の多い天童市としては、まず、特に危険な場所や道路の改善整備に努めるべきではないかと思いますが、道路の拡幅については、昨年度の質問の答えは、この道は県道なので、県並びに警察などの関係機関等に対して検討をいただくように要望していきますとの回答でありました。しかし、全然進展がないようであります。これまでどのように具体的に県に要望をしてくれたのかお尋ねいたします。 そして、踏切の幅の狭さは、だれが見てもわかるとおり、しかも新幹線が走る県道の踏切では一番狭い踏切であります。あってはならないことですが、事故が起きないと拡幅してくれないのかと、地元の方もいつ事故が起きるか大変心配しております。 この道路は県道だから市が拡幅工事できないなどと、市民にとっては一切関係なく、理解ができません。だれが見ても危険な場所を県や市の都合でいつまでもそのままにしておくこと自体、市政に疑問を持ってしまいます。 市民に理解できるような安全対策について、どのように行ってきたのか、これまでの状況と今後の具体的対策をどのように考えているのかお尋ねいたします。 次に、当該踏切周辺の通学路の安全指導について質問いたします。 この道路は四中の通学道路になっておりますが、ただいま申し上げたように狭く危険な通学路であります。市長は、通学路の問題、線路横断の問題については
教育委員会を中心にこれからのありようについて再度話し合いをする必要があると述べられてきました。これまで警察や学校、地域、そして保護者の方々とどのような安全対策の話し合いを行ってきたのか、そして今後、通学路の安全指導はどのように進める考えかをお尋ねいたします。 冬季間、冬、雪や雨の日など、自家用車による家族の送り迎えもあるようですが、学校周辺の安全指導はどのようになっているか。また、車での送り迎えはいけないというわけではありませんが、道路が狭い場所での乗り降りはいかがなものかと思います。ほかの車に迷惑にならないようにお願いしたいと思っておりますが、車での送迎に対しての指導はどのようになっているかお伺いします。 以上で1回目の質問といたします。
○
小澤精議長 遠藤市長。 〔遠藤 登市長 登壇〕
◎遠藤登市長
松田光也議員の御質問にお答え申し上げます。 最初に、本市の活性化について申し上げます。 市町村が交付する原動機付自転車及び小型特殊自動車の課税標識、いわゆるナンバープレートにつきましては、国が全国統一の標準規格を示しており、本市では標準規格に従い作成し、交付しているところであります。 標準規格については、法的な拘束がなく、各自治体が独自に形式、形状を決めて作成することが可能となっていることから、近年、地域の特性、特色に合わせた独自の形状をしたナンバープレートを導入する市町村が出てきております。 全国で独自形状のナンバープレートを導入しているのは、愛媛県松山市、宮城県登米市、長野県上田市、3市が単独で、御殿場を中心とした近隣の13市町村が共同で導入しております。また、千葉県成田市、茨城県つくば市では、ナンバープレートの市の文字を漢字からローマ字に変更しております。 各自治体とも地域振興、観光振興、郷土愛をはぐくむなどを目的としているものであり、導入時には市内外の多数の問い合わせがあり、反響は大きかったと聞いております。 県内での市町村では、導入しているところは今のところないようであります。 本市の自動車保有台数は、すべての車種を合計しますと約5万6,000台になりますが、市でナンバープレートを交付する原動機付自転車等の保有台数は約4,800台であります。そのうちナンバープレートを新たに交付している件数は、新規・再交付等を合わせて年間約400件程度であります。 費用対効果や先進地の取り組み等を調査し検証しながら、導入する方向で関係機関、関係部署と協議をし、検討してまいりたいと考えております。 次に天童河北線付近の安全対策について申し上げます。 旧国道13号線から踏切までの拡幅改良事業が行われた際にも、事業の中で踏切の拡幅ができないものかどうか県と協議をしたが、新庄延伸に伴うJR協議や踏切西側の沿道状況等から拡幅は難しいと判断が示され、今日に至っております。 なお、実態を踏まえて、通行の時間規制など安全対策ができないのか、県や警察署などと協議をしてまいりたいと考えております。 なお、特に谷地街道の踏切の問題等々については、大変新庄延伸のときに県とJRとの協議の中で検討した経過がありますが、西側の路線上のことからなかなか同意が得られないという経過などもありまして断念した経過があります。具体的な方向については、さらにその衝に当たってきた副市長からも一言御発言いただきたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。 〔
水戸部知之教育長 登壇〕
◎
水戸部知之教育長 松田光也議員の当該踏切周辺の通学路の安全指導はどのように進めているのかという質問にお答え申し上げます。 現在、御指摘の地点を通学路としている学校は、御存じのように天童中部小学校と第四中学校であります。 第四中学校で踏切を渡ってくる生徒は約130名、踏切は渡らないが御指摘の県道を通る生徒は約80名となっております。 また、天童中部小学校の児童については、約40名の児童が通学で県道を利用しておりますが、踏切は渡らず、第四中学校のわきを南に進み、陸橋を通って登校しております。 この場所は、時間帯によっては渋滞の発生するところでもありますので、第四中学校では教師が定期的に登校時に、踏切付近を含め危険箇所に立哨するなどの安全対策をとっております。 また、歩道や路側帯のない通学路がほかの場所にも見られることから、季節による道路状況の変化をその都度把握し、具体的な例を挙げながら指導し、危険をみずから考えて回避できる力を育てることに力を入れているところであります。 今後とも子供たちが安全に通学できるよう指導の徹底を図ってまいりたいと考えております。
○
小澤精議長 松田光也議員。
◆3番(
松田光也議員) ありがとうございました。 それでは再質問をさせていただきます。 まず、最初の質問、ナンバープレートにつきまして、前向きに本市のほうでこれをやっていただけるというふうな回答でありまして、本当にうれしく思っております。 やはりこのたびはモンテディオ山形の本拠地天童、これはJ1に昇格したというようなこともありまして、本当に他県のほうから多くの観戦客が本市に来てくださると思っております。 そこで、本市の独自形状ナンバープレートをまちで走るというふうなことで125cc以下のバイク、それから農耕用の特殊バイクなど、バイクだけでも2,400台、ただ、その都度その都度更新というふうなこともありますけれども、よそでは今まであるナンバープレートを無料で交換というふうなことでしている市もございます。 そういうふうな費用対効果もございますが、やはりまち全体が、例えばですけれども、温泉マークとか将棋の駒とか、それからラ・フランスのナンバープレートのあるバイクで走らせるというふうになりますと、非常に話題性もありPR効果もあり、やはりさすがフルーツの里天童だなと。また、将棋駒といで湯のまち天童だなというふうなイメージがさらにアップするのではないかなと思っております。 このことについて、やはり費用対効果というふうな話もございましたが、やはりできるだけ早目にしていただきたい。このことは山形県ではまだどこでも行ってはおりません。しかしながら、この取り組みについては、やはりどこでも早目に自分の市や町の特徴のあるものを打ち出してPR効果をもらおうというふうなことに頑張っているはずであります。 こういうふうな提案をいち早くさせていただきましたけれども、積極的な取り組みということで、具体的にこの発行についてどのような計画をしているか、わかる範囲内で教えていただきたいと思います。
○
小澤精議長 遠藤市長。
◎遠藤登市長 一つは特にモンテディオがJ1に昇格したという機会をとらえていく必要があるのではないかと。 県のいろいろ総合的な調査では、その効果が30億円を超えて山形県に利益をもたらすということが言われておりまして、特に天童の場合は、私もあの会場に深くかかわってきた者として、昭和40年代の始めごろからその話が出てきておりまして、山形誘致か、山形に建てるか天童に建てるかという競争があったんです。それで昭和45年ごろ、板垣知事、村山副知事でありました。天童が一番いいんじゃないかということになりまして、物件の補償を含めて1反歩1,000万、いや、それ以上であれば地権者が何ぼ要求しても私らは下がるほかないという話し合いを何回かしたわけです。地権者の代表、高擶地区、干布地区とか各ブロック代表で、それでまかせろといった。そういうことであれば、我々もさらに努力をしなければならない。 当時、榎本先生と私が県会議員でありました。それで知事と村山副知事と交渉して、物件を含めて1反歩1,000万ということで簡単に申し上げますと、そういう方向で、あの大果樹園地帯でありました。それを70ヘクタール買収に成功して、べにばな国体を開催するということにつながってきたわけであります。 それがJ1の主会場としてモンテが大活躍をすると。全国からも来るということであれば、その運動場を持つ天童市として、いわば観戦する観光客をいかに迎えるかということが特別なプロジェクトとして業者の商品開発を含めて検討する必要があるのではないか。それはナンバープレートだけの問題じゃなくて、それとあわせてナンバープレートなども考えていく必要があるのではないかということで、先進の事例がありますので、その資料を今、所管のほうで取り寄せながら検討を加えているところであります。 なるべく早く取り入れていきたいと。そして、農産物始め地元の製品を有利に販売をするということも含めて特別チームをつくる必要があるのではないかというふうに考えておりますので、議員の皆さんもナンバープレートとあわせてモンテの主会場としてのありようについて十分検討してもらいたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。
○
小澤精議長 松田光也議員。
◆3番(
松田光也議員) ありがとうございます。 やはりJ1昇格についてのその取り組み、その中のナンバープレートは一つというふうなことではあります。 また、こういった取り組みが単発的にやっているイベントと違って長期的に、天童市にはこういったナンバープレートでは将棋の駒のナンバープレートが走っている、またはラ・フランスのマークのナンバープレートが走っているというふうなことになれば、やはり本当にPR効果というようなことで、天童市の活性化に非常に大きな役割を果たす、長期に考えても果たすものだと私は思っております。そういうふうな取り組みについて、ぜひ早い段階でこれが実行できるようにお願いしたいというふうに思っております。 それでは、続いての質問をさせていただきます。 踏切の安全対策というふうなことでありますが、踏切と車道というふうなことで、踏切近くには歩道がないというふうなことが一番の問題点であります。やはり車とそれから人と、あの4.5メートルしかない踏切の幅を一緒に渡らなくてはいけないと。 しかし、あの道路ですけれども、この道路が東側から来る車は斜めに入ってくる実態を御存じでしょうか。これ斜めに入ってくる、4.5メートルしかないのに斜めに入ってきて、西側の道路は坂になっていますが真っすぐ入ります。そのためにお互いの交差ができないというふうなとても変形した道路になっているわけです。 この状態をどういうふうに思われるか、もう一度お聞きしたいと思います。
○
小澤精議長 武田副市長。
◎武田貞夫副市長 松田議員の御質問の趣旨は十分理解しているわけでございますが、あそこのあの道路については非常に歴史がございまして、御案内かと思いますけれども、新幹線が新庄延伸する以前から拡幅について県のほうと実現方に御要望について努力してまいりました。 特に御案内のとおり、名指しで申しわけございませんが、あそこの村山酒店の解決に非常に時間を費やしたというのが第1点ございます。それから、鉄道を越えて西側の住宅の移転ですね、そんなことでいろいろ協議を重ねておったわけでございますが、当初はやはり踏切も拡幅して、あれを改良しましょうというふうなことでの県との内々の協議が進んでおったわけでございますが、その後、御案内のとおり新庄延伸、新幹線の新庄延伸ということで、抜本的に平面踏切を削減するというふうなことで沿線沿いの踏切を改修に努めたと。 我が天童市の行政区域内にも何カ所か跨線橋あるいはアンダーパスというふうなことで閉鎖したものが何カ所かございます。それに対する積極的な県の財政支援というので対応したわけでございますが、その後、やはり新幹線絡みでJRとの協議の過程で、平面的な踏切の拡張は全く協議が調わないというふうな状況下に来ているわけでございます。 なお、我々としても、あきらめることなく、これまた再三再四、今おっしゃるとおり路線としてはまことに変形そのものでございます。 それから、もう一つ、やはりいろいろ協議の過程で話題になったのは、天童河北線、ルートを変えようじゃないかと。要するにもとの48号線、アンダーパスで通っていますけれども、山形空港線の25メートルまで今ぶつかっているわけです。あれをさらに西のほうに真っすぐぶつけて、それで天童河北線を北のほうのルートに路線を変更するという選択肢もあるのではないかと。それでできるだけあの平面踏切の交通量を緩和すると。それで危険の防止策を講ずるという手だてなんかもあるのではないかというふうな話題なんかもございまして、なかなかやっぱり県のほうでもJRとの踏切拡幅の協議が調わないというよりも、むしろ現実の問題として無理なのではないかというふうな厳しい受けとめ方もしているわけでございます。 したがいまして、さらにその辺の今後のありようについて、どうあるべきかということについて、原点に返って県のほうと積極的に要望して協議を重ねていきたいというふうに考えておりますので、経過を含めまして一言補足説明させていただきます。
○
小澤精議長 松田光也議員。
◆3番(
松田光也議員) ただいまの拡幅ができないというふうな、または県のほう、JRのほうとも話をしてきたと。これ昨年も実は同じようなことをお話しいただいたわけなんですけれども、しかしながら、それ話だけで何ら解決というか前向きにそれが見えてこない。 やはり市民からしてみれば、先ほども申しましたように県がどうの、それからJRがどうの、それよりも何よりも子供の安全、それから生活道路としてのふぐあい、そういう危険度、特に踏切の西側は坂になっているというのは御存じですね。これは、例えば凍った場合、先ほども話しましたけれども、停止するわけです、一たん停止しなくちゃいけないわけです。しかしながら、停止すれば全然動かなくなってしまうと。やむを得ず、停止する車なんか、今でもそのくせが出て、凍っていなくても停止する車がないぐらいそのまま走っていきます。 車だけならいいんですけれども、歩行者、特に通学路になっているその場所、しかもこれはJRの普通電車じゃなくて新幹線の通る、だからこそこんな状態でいつまでもしておいていいのかと。本市はそれで県や国が動かないと何もできないのか。それがやはり市民にとっては非常に不満を感じているところであります。 例えば、この拡幅ができないのであれば、通学のための、または一般の方の歩道のための道路としてそのわきに歩道をつけていただきたいと、そういうふうな要望も出されております。やはりこれはできるのではないかと。逆に言えば、これだったら簡単に、道路そのものを拡幅するのではなく、歩道を新たにそのわきに設けるのであればできるのではないかというふうなお願いもしているはずです。その辺のところをどうお考えかお聞かせください。
○
小澤精議長 武田副市長。
◎武田貞夫副市長 当面はすぐ、県・国のほうに要望したからだめだという意味で私は申し上げているのではございませんで、やはり今、県道として指定されているわけでございますので、管理責任者は県当局にあるということを申し上げているわけでございます。 暫時やっぱり安全対策としては、もう踏切拡張の見通しがつくということであれば一番理想的なんですけれども、暫時の間は安全対策としてはさまざまな、西のほうはやっぱり確かに傾斜がございます。その場合は、冬季間は消雪用の薬剤をまくとか、あるいはあそこに立哨して安全を確保するとかというふうな当面のさまざまな対策がこれはあるかと思いますので、そういう面も含めて安全対策は、これは極めて重要な課題でございますし、なお、今、松田議員がおっしゃるようなことは県のほうでも重々我々訴えてきておりますし、また、市としてお伝えできるものがあれば、十分市としても実際しながら県と協議を、まずもって協議の基本的な理解というものが不可欠ではなかろうかというふうなことで少し時間がかかるでしょうけれども、なお一層やはりそういうような強い要望で県との協議を調えるように努力してまいりたいというように考えております。
○
小澤精議長 松田光也議員。
◆3番(
松田光也議員) 副市長のお話にもありましたけれども、やはり十分な検討というふうなことで、毎回そういうふうな話になりますが、実際のところ、やはりそこに消雪剤、消雪液やそういういったものをまいたときには確かにそのようになりますけれども、道路自体がやはりあのような道路だというふうな、まけば進むというふうなものでもなく、年じゅうまくわけにもいきません。だれがまくのか、その辺も大変だと思います。 やはり根本的な面は、その道路がまず普通の道路ではないというふうなところをどうか認識していただかないと絶対によくなりません。これがやはり本市で認識しない限りは、県や国でもやはり腰を上げないのではないかと、またはJRでもその要望が強く伝わらないのではないかというふうに私は思っております。 ですので、当然安協の方も立っておられると思いますし、消雪剤もまくと思います。しかしながら、毎日毎日立つわけもいきません。消雪剤も毎日うまいぐあいにすることはできません。やはり先ほど言ったように本市が本気になってあの道路は本当に危険なんだと、いつ事故に遭ってもおかしくない。これは事故に遭ってはいけませんけれども、だからこそ、その地区民の人は大きな取り返しのつかない事故が起きないと何もやってくれないのかというふうに思ってしまうわけです。 ぜひ前向きにお願いしたいなと思っております。その辺、もう一度お願いしたいと思います。
○
小澤精議長 武田副市長。
◎武田貞夫副市長 当初に申し上げたとおり、県道路管理者としても、もうまさしく道路の線形としては必ずしもよいとは考えを持っていませんし、変則的な線形だというふうな認識の中で、だから協議を重ねても協議が調わないというふうな状況でございまして、決して後ろを見ているわけでございませんで、前向き、前向きにこれまでも県のほうと要望を重ねておりますので、さらに前向きにひとつ要望、県と協議を重ねてまいりたいというふうに考えております。
○
小澤精議長 松田光也議員。
◆3番(
松田光也議員) ありがとうございます。ぜひ前向きにお願いしたいと思います。 それでは、続きまして、次の質問をさせていただきます。 まさに当該この区域ですけれども、四中生徒が現在これ通っている踏切であります。こういうふうな観点から、生徒が今、踏切をどのようにして渡っているか、教育長御存じでしょうか。 遮断機がおりて車がとまりますと、東側から来る車がとまっていますね。そうしますと車の前を子供たちは横切っているのです。これが実情なんです。だれも立哨する人はいませんし、非常に、近所の人見ているお母さんなんかも危ないなというふうに言われているのが実情です。 やはり、これ先生方だけの問題ではないと思いますけれども、本当にこの踏切については何を言っても歩道が確保できないほど狭いからこそそういうふうになるとは思いますけれども、まず危険な渡り方というふうなものがあるということをまずわかっていただきたいと思います。 口ではいろいろ話は出ると思いますけれども、なかなか危険な状態が常に目立っているというふうな状況があります。ぜひ、これは
教育委員会としても、この県や関係機関それから警察などに、とにかく踏切と周辺の通学路の交通安全対策について、これ具体的に
教育委員会からも要望すべき問題ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 大変狭く、子供たちの安全が脅かされているという点についてはぜひそのようにお願いしたいというふうに思いますし、また、今、松田議員からお話しありましたように生徒もきっと工夫しながら渡っているのではないかと思いますが、危険であるとするならば、即刻指導徹底したいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○
小澤精議長 松田光也議員。
◆3番(
松田光也議員) 先生方には本当に、勉強のみならず、そういった交通状態などもやはり把握しなければいけないなど非常に大変かとは思います。しかしながら、やはりあってはならないことが起きないようにするためには、本当にこれでいいと、万全を尽くしてやっても、万に一つも事故がないようにやはりしなければいけないというふうなことで、この問題についてはやはりこれでいいのかと、それから子供たちにそういうふうな危険をみずから回避するようなことをやってこいよと、ただそれだけで済むものでもないし、やはりこういったものについては保護者も考えなくてはいけないと思います。 特に、やはり雨が降ったり、冬季間、これは父兄の方もやはり子供さんを送り迎えに車で来るわけです。こういったときにやはり道路上での乗り降り、こういったものもあります。 学校、四中には駐車場が線路のわきにあるはずです。やはりそういった取り組みを決めて、そこで送り迎えの手配などをしているのかどうか、父兄の方との話し合いというふうなものも必要かと思いますが、その辺なされているのかもお聞きしたいと思います。
○
小澤精議長 水戸部教育長。
◎
水戸部知之教育長 多分保護者の方も申しわけなさそうにとめて子供をおろしているのかと思いますが、実に危険も伴いますので、十分大人のドライバーのほうで自覚を促していきたいというふうに思います。
○
小澤精議長 松田光也議員。
◆3番(
松田光也議員) 踏切幅の問題、それから道路の問題、これはやはり学校だけの問題でなくて、先ほども申したように県や国、JR、やはり市の問題として取り組まなくてはいけないですけれども、やはりそのほかの生徒の問題、通学路の問題、これについてはこの谷地街道柏木の場所については、白線から白線まで路側帯の中ですけれども、もう5メートルぐらいしかないこの状況の中で、やはり任せておくだけでなくて、積極的な取り組みで学校側も父兄側もこういったものに話をしていただくというふうなのが必要かと思われます。 ですので、本当に、先ほども申しましたけれども、万全を尽くしても、万に一つ大きな事故があれば何もならなくなってしまいます。このことを一つ頭に入れていただいて、学校側のほうでも取り組みをしていただきたいと思います。 これをもちまして質問を終わりたいと思います。
○
小澤精議長 以上で、
松田光也議員の質問を終了します。 ここで10分間休憩をいたします。 午後2時39分 休憩 午後2時49分 再開
○
小澤精議長 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
△
結城義巳議員質問
○
小澤精議長 次に、
結城義巳議員。 〔9番
結城義巳議員 登壇〕
◆9番(
結城義巳議員) 市政に対する一般質問を申し上げます。 先ほど松田議員からもありましたように、遠藤市長に対する最後の質問になりました。そんな思いを込めながら質問を申し上げたいと思います。 今回、私は2つのことにつきまして通告してあります。 1つは、政治家50年の経歴を持つ市長として退任に当たっての所感をお伺いしたい。また、次の市長に対して特に望むことは何かということであります。 ことしは、天童市が誕生してから50年になるわけでありますが、遠藤市長は、まさにその天童市の歴史とともに政治家として歩んでこられたわけであります。そのめぐり合わせには運命的なものを感じずにはおれません。 市議会議員4期、県議会議員4期、衆議院議員2期、その間、通産省政務次官を歴任され、そして天童市長として3期12年間、市民のために誠心誠意尽くされました。 「市政は市民からの預かりもの」は市長の心の中にしっかりと刻み込まれた言葉でもありました。決して威張らない人、庶民の心のわかる人として、市民から慕われ続けてまいりました。 この50年の間に選挙を戦うこと13回、そして全戦全勝であります。全くすばらしいことであり、自然に頭が下がります。これは、言うは易くして行うはまさに至難なことであります。選挙で多くの市民の信頼と支援を得て政治家になるのは大変なことでありますが、半世紀にわたる50年もの長い間、政治家であり続けることはもっともっと大変なことであります。まさに本物の政治家と言えます。 天童市長は、初代平塚市長、2代目阿部市長、3代目が小座間市長、4代目が鈴木市長、そして5代目は遠藤市長であります。 私は、5代の市長すべてに職員として仕えさせていただきましたが、自分の実感として、先代4人の市長と立派に肩を並べる名市長であると思っております。 遠藤市政の功績を思うとき、まず第一に挙げたいのは、経済的に恵まれない人、乳幼児や障がい児・障がい者、そしてお年寄りなど弱い立場の皆さんに優しい手を差し伸べた市政であったことであります。 特に福祉医療給付事業であります乳幼児医療給付を就学前までの無料化を実現したことであります。これは、市長就任時から年々、県よりも先行して市単独で無料化に取り組んできたものであり、その決断には敬意を表しなければなりません。 また、老朽化していたのぞみ学園、のぞみ光の家を高擶から現在地に移転新築いたしました。これに対する国や県の補助金は全くありません。市単独の事業でありました。「みずから望んで障がいを持って生まれてきた人は一人なく、この人達に政治の手を差し伸べずにして何が政治だ」という固い信念を持っておられました。 この種の施設は、本来国や県でやらなければならないのに、やろうとしないから市でやらなければならないのだと強く国へ訴えておられたことを今思い出しております。 次は、下水道の整備であります。 他の市町村では、まだ50%程度の普及率かと思いますが、本市では既に100%に近い状況であり、積極的に取り組んできたその先見の明には敬意を表します。 そのほか、数々の道路につきまして完成をしておりますし、数え上げればきりがありません。 数々の実績を残して遠藤市長も退任されるわけであります。退任に当たっての率直な所感をお伺いいたします。 また、次の市長に市政を引き継がれるわけでありますが、特にどのようなことを望まれるかお伺いいたします。 次は、2つ目の人事院勧告に基づく給与改定につきまして、県は県人事委員会勧告の実施を見送る方針でありますが、本市の考えはどうかということについてお伺いをいたします。 今年8月11日、国の人事院は、政府と国会に対して、国家公務員の給与について勧告を行いました。主な内容は、月例給・ボーナスともに水準改定はしない。ただし医師の給与については特別に改定する。2つ目は、給与構造改革に着実な実施を求め、本府省業務調整手当を新設することなどを求めております。 また、山形県人事委員会は、今年10月9日、山形県知事と山形県議会に対して給与の勧告を行いました。主な内容は、1つは、給料表については改定しない。しかし、医師の人材確保のため、初任給調整手当の支給限度額を引き上げる。2つ目は、扶養手当を国家公務員と同額となるよう500円引き上げ6,500円とする。3つ目は、期末勤勉手当を県内民間の状況に合わせて年間の支給月数を4.25カ月分とするため、12月期末手当を0.05カ月分引き上げる。4つ目は、給与構造改革に伴う地域手当を計画的に改定するというものであります。 この勧告に対して、国では、勧告どおり実施するとしておりますが、山形県は、11月14日、県人事委員会勧告の実施を見送るとしております。 期末勤勉手当の支給月数は、国は4.50カ月分でありますが、山形県の支給月数は4.20カ月分となっているにもかかわらず引き上げはしないということになったわけであります。 人事院は、この勧告の基本的な考え方として次のように述べております。 給与勧告の意義と役割については、勧告は労働基本権制約の代償措置として職員に対して適正な給与を確保する機能を有するものであり、能率的な行政運営を維持する上での基盤であると述べていることが一つであります。 さらに、民間準拠については、国家公務員の給与は市場原理による決定が困難であることから、労使交渉等によって経済・雇用情勢等を反映して決定される民間の給与に準拠して定めることが最も効率的であるということであります。 また、山形県人事委員会勧告は、給料表の改定について、次のように述べております。 本県の給料表は、給与構造改革によりその水準を東北・北海道ブロックの民間水準に合わせて引き下げたものであり、民間給与との格差は、その引き下げに伴い国や他都道府県と同様の経過措置を講じていることによるもので今後解消が見込まれること、また、国では官民格差が極めて小さいため俸給表を改定しないことから、給料表については改定を行わないと述べております。 人事院勧告は、労働基本権制約の代償措置であるとされながらも、これまでに幾度となく実施が見送られ、凍結されてきた経過にありますし、その時代時代によって論理が一貫していないことを強く感じるものであります。 また、県人事委員会勧告は、数年前まで国の人事院勧告と同じ内容でありましたが、近年は県独自の勧告において引き下げを求めております。地方は地方の民間給与水準に合わせるべきであるという考え方であり、地方の給与水準はどんどん引き下げられようとしております。 今日、地方が疲弊している現状にあり、ますます都市と地方の格差が広がり、暗く魅力のない地域にならないか心配であります。 このように地方と都市では給与に格差があって当然であるという考え方に立って、ますます格差を広げようとする勧告のように思える今年の人事院及び県人事委員会勧告でありますが、国家公務員と山形県や県内各市町村の期末勤勉手当の格差は0.250カ月分と広がっている現状にありますし、これまでの給与改定の歴史などを踏まえ、今年の給与改定についてどのように考えておられるかお伺いするものであります。 これをもって1回目の質問とさせていただきます。
○
小澤精議長 遠藤市長。 〔遠藤 登市長 登壇〕
◎遠藤登市長
結城義巳議員の御質問に順次お答え申し上げます。 最初に、退任に当たっての所感を申し上げます。 私は、昭和34年10月、
天童市議会議員に初当選以来、県会議員、国会議員、そして市長と、半世紀にわたりまして政治活動を続けてまいりました。その歩みは、ことし天童市市制施行50周年を迎えた天童市の歩みとほぼ同時期を等しくするものであります。非常に感慨深いものがあります。 特に市長に就任するに当たっては、市民が主役、市民による市民のための市政確立を目指し、市政運営に全力を傾注してまいりました。 9月定例会の一般質問でもお答え申し上げましたが、議員の皆様を始め市民の皆様の御理解と御協力をいただき、おおむね市民の皆様との公約は実現させていただいたものと考えております。 これまで議員の皆様始め市民の皆様からいただいた御厚情に改めて感謝を申し上げるとともに、天童市政のさらなる発展を祈念申し上げ、退任に当たっての所感とさせていただきます。 次に、人事院勧告に基づく給与改定について申し上げます。 本市職員の給与につきましては、情勢適応の原則に基づき、国及び他の
地方公共団体の職員並びに民間事業者の給与と均衡を保つことを基本に、人事院及び県人事委員会勧告を参考に適宜見直しを行ってきたところであります。 特に期末勤勉手当につきましては、本市の民間の実情を最も反映している県人事委員会の勧告に準じて見直しを行っているところであります。 このたびの県人事委員会の勧告の内容につきましては、昨年度県が給与改定を見送ったことから、昨年度と同様、扶養手当及び期末勤勉手当の引き上げが主なものとなっております。 なお、本市におきましては、昨年度、既にこのたびの県人事委員会勧告の内容に沿った給与の見直しを実施しているところでありますので、御理解をいただきたいと思います。
○
小澤精議長 結城義巳議員。
◆9番(
結城義巳議員) 若干お願いになると思いますが、今、山形県内はおろか、全国、世界的に不況になっているわけでありまして、給与の問題はやはり公務員だけ改善する、引き上げるということはなかなか難しい時代になっているというのは事実であります。 ただ、公務員の給与につきましては、それは民間がよくならないと当然よくならない。いわゆる公務員は先憂後楽と言われております。憂いは先に、楽しむことは後にというのが公務員の原則でありますが、何か近年の動きを見ていまして私感ずることは、やはり民間も給与を上げられない時代になっているわけでありまして、したがって公務員も上げられないということであります。やはり民間の給与、いわゆる賃金労働者と申しますか、いわゆるサラリーマンが生活向上しなければ購買力も上がらないし、決して景気はよくならないという一面もあると思います。したがって、もう少し民間の企業が給与を改善できるような政策があってほしいものだなというふうに私は常日ごろ思っております。 ただ、いろいろ難しい問題もありますので、これはこれから長い間、いろいろな問題に直面すると思いますが、それはこれからの問題として、事に当たって持論を述べていきたいというふうに思っております。 あと、最後になりますが、やはり始めあれば終わりありということでありまして、これは世の常でありますが、去りゆく男の後ろ姿は実に寂しいものがあります。市長におかれましては、退任後も市民として大所高所から市政の行く末を見つめながら御提言などをいただけばありがたいと思っております。 よろしくお願いを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 御苦労さまでした。
○
小澤精議長 以上で、
結城義巳議員の質問を終了します。
△散会
○
小澤精議長 これで本日の議事日程は全部終了しました。 本日はこれで散会をいたします。 午後3時09分 散会...