長門市議会 > 2009-12-07 >
12月07日-02号

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  1. 長門市議会 2009-12-07
    12月07日-02号


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    平成 21年 12月定例会(第4回)───────────────────────────────────────────平成21年 12月(定例)長 門 市 議 会 会 議 録(第2日)                             平成21年12月7日(月曜日)───────────────────────────────────────────議事日程(第2号)                      平成21年12月7日(月) 午前9時30分開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問──────────────────────────────出席議員(20名)1番 重村 法弘君       2番 重廣 正美君3番 三村 建治君       4番 長尾  実君5番 先野 正宏君       6番 山根 勇治君7番 武田 新二君       8番 三輪  徹君9番 岡﨑  巧君       10番 大下 和政君11番 谷川 雅之君       12番 阿波 昌子君13番 林  哲也君       14番 大草 博輝君15番 田村 哲郎君       16番 新谷  勇君17番 金﨑 修三君       18番 岡野 正基君19番 今津 一正君       20番 松永 亘弘君──────────────────────────────欠席議員(なし)──────────────────────────────欠  員(なし)──────────────────────────────事務局出席職員職氏名局  長 西岡 隆雄君       次  長 橋本 和則君次長補佐 平川慎太郎君       係  長 宮本 啓治君──────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名市長 …………………… 南野 京右君  副市長 ………………… 阿野 徹生君教育長 ………………… 江原 健二君  企画総務部長 ………… 山口 雅道君市民福祉部長 ………… 宍村 龍夫君  経済振興部長 ………… 繁澤 裕司君建設部長 ……………… 山本 正人君  会計管理者 …………… 岩崎 伸広君教育次長 ……………… 藤野 義久君  消防本部消防長 ……… 大林 育美君審議監 ………………… 本山 義雄君  三隅支所長 …………… 山田 保則君日置支所長 …………… 中尾  努君  油谷支所長 …………… 南野  新君企画政策課長 ………… 松尾  要君  秘書広報課長 ………… 檜垣 正男君総務課長 ……………… 永井 武司君  財政課長 ……………… 磯部 則行君税務課長 ……………… 河野 広行君  国体推進課長 ………… 上田 達男君市民課長 ……………… 山中志津子君  生活環境課長 ………… 荒川 孝治君高齢障害課長 ………… 仲野 修史君  地域福祉課長 ………… 中原 康博君健康増進課長 ………… 中野 義三君  商工観光課長 ………… 重原 敏男君農林課長 ……………… 浴田 和拓君  水産課長 ……………… 高橋 憲幸君都市建設課長 ………… 津室  猛君  下水道課長 …………… 金子 憲司君水道課長 ……………… 上田 哲也君  消防次長 ……………… 篠原 和男君警防課長 ……………… 松野 光成君  教育総務課長 ………… 石田 哲也君学校教育課長 ………… 芝田 秀樹君                    生涯学習スポーツ振興課長 ……………………………………………… 坂倉 誠治君選管事務局長 ………… 五十嵐 徹君  農委事務局長 ………… 上野 博美君総務課長補佐 ………… 藤田 一保君                    ──────────────────────────────午前9時30分開議 ○議長(松永亘弘君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。────────────・────・──────────── △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(松永亘弘君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第76条の規定により、岡野正基君及び今津一正君を指名します。────────────・────・──────────── △日程第2.一般質問 ○議長(松永亘弘君) 日程第2、一般質問を行います。 順次質問を許可します。まず、最初に田村哲郎君。〔15番 田村哲郎君登壇〕 ◆15番(田村哲郎君) おはようございます。田村哲郎でございます。12月議会のトップバッターとなりました。質問通告書をご覧になって分かりますように、今回の一般質問、多くの方とダブっているところがございます。できるだけ私の方は省いてやりたいところでございますけれども、言いたいことが山程ありまして時間内に全部いけるかどうか自信もありませんが、よろしくお願い申し上げます。 質問の大きい項目は一つでございます。平成22年度の重点的政策課題を問う。 新年度予算編成は南野市政の本格的な展開になりますが、市長は市の現状をどう認識されてどのような政策課題を実現されようとしておられるのか、お尋ねするものであります。 具体的には、1番目に市長の思っておられるこのまちに対する熱い「想い」というものを分かりやすくキーワードであらわすとしたらどのような言葉になるのか。つい、先日、ある政党が新しい基本構想というのを出されました。福祉、環境、教育という形で非常に分かりやすいキーワードもありましたけれども、そのような形で来年度予算編成であらわすときのキーワードはどういうふうな言葉になるのか。市長は刷新というのを掲げておられますけれども、刷新の具体的な中身として幾つかの政策課題としてキーワードがあれば、より市民は分かりやすいのではないかと思います。 二つ目、3番目、4番目は行財政改革、或いは組織機構等について、或いは地域経済再生について、或いはそのほかの地域福祉、或いは健康増進、環境政策等の推進について、来年度どういうふうな重点項目でおやりになるのか、お尋ねするものでございます。 1回目の質問は以上でございます。執行部の真摯な御答弁をよろしくお願い申し上げます。〔15番 田村哲郎君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) おはようございます。それでは、田村議員の平成22年度の重点的政策課題についての御質問にお答え申し上げます。 まず、1点目の市長の「想い」をキーワードであらわすとしたらどのような言葉になるかとのお尋ねでございますが、私はこれまで刷新と対話を基本姿勢として、また、キーワードにして取り組んで参りました。現状の長門市の閉塞感を打破し、失速した長門市政を立て直すべく刷新のための対応策として行政改革懇話会及びながと地域再生戦略会議を8月に立ち上げたところであります。現在、いずれの会議とも年度内の提言のため熱心な議論を積み重ねて頂いており、この提言をもとに具体的施策を展開していく所存であります。 もう一つの基本姿勢「対話」については、市長室のドアは開けたままにし、市民との温もりのある対話を心がけ、数多くの方と話をして参りました。おかげをもちまして顔を見合わせて聞き、話すことにより、市民の目線でのニーズ、行政に期待するところを把握することができました。また、市民との信頼関係も構築できていると思っております。 2点目の行財政改革、組織・機構改革等についてのお尋ねでございますが、まず、財政改革でありますが、本市の財政状況は平成20年度決算状況を各種指標で見ますと、財政健全化判断比率である実質及び連結実質赤字は発生しておりません。しかし、実質公債費比率は前年度に比べ0.9ポイント増の15.4%、将来負担比率は160.5%で、県内の市では中位から下位に、また、一般的に重視される経常収支比率は97.5%、地方債現在高倍率は225.0%で県内の市では最下位の数値となっております。 こうしたことから平成22年度当初予算編成の説明会において、予算要求については安易に前年度数値を踏襲することなく、各経費についてはゼロベースからの見直し、歳出全体の徹底した洗い直しを求め、歳入に見合った歳出での予算編成を指示したところであります。 次に、行政改革については、先程申し上げましたが、行政改革懇話会の御提言を踏まえ、庁内の行政改革推進本部において財政健全化、組織体制の整備、アウトソーシングの3点を重点課題とする新たな行政改革大綱及び実施計画を策定し、その実現に取り組むこととしております。 また、組織・機構改革については内部組織である組織検討委員会で議論し、組織の再構築を進める中でさらなる職員数の削減や、一方重点施策を実施する部署における職員配置等、新しい組織改編3カ年計画の策定に取り組んでいるところであります。 3点目の地域経済再生についてのお尋ねでございますが、閉塞感のある地域経済の対策については、地域の特徴的な産業である観光と第1次産業の振興がポイントになると考えております。この事業展開に当たっては、これまで長門ゆずきち長門湯本温泉といった地域団体商標制度の認定による特産品や観光地のブランド化による経済的な拡大だけに終わってはならないと思っております。 地域の活性化にはものが売れ、人が訪れるだけでなく、地域にかかわる全ての人々が生活の拠点である地域に誇りと愛着を持って、それぞれの業界が積極的な経済活動に取り組んで頂くことが再び活気を取り戻す原動力になると思っております。行政としてもそれらの経済活動が活性化するような事業を推進し、支援をして参りたいと考えております。 そこで、行政の枠にとらわれずどういった事業展開が効果的か民間の意見を求めるため、経済振興部門の農業、水産業、観光業の委員で構成したながと地域再生戦略会議を立ち上げております。現在、具体的な提言に向けての議論が活発に行われているところでありますが、こうした提言を踏まえながら地域経済の再生に向けた政策課題に取り組んで参りたいと思っております。 なお、地域経済再生の取り組みとしましては、農林業では学校給食の食材も含め、地域で求められているもの、生産できるものを把握するため、JA長門大津長門農林事務所等関係機関と連携・調査し、地域の食材を地域の人に知ってもらい、使ってもらう地域全員参加型の地産地消に取り組みたいと考えております。 水産業では長門市水産物需要拡大総合推進協議会におきまして、仙崎産魚介類の付加価値を高めていく5カ年のブランド推進計画書の策定が予定されているところであります。このブランド推進計画書に沿った取り組みを推進することにより、仙崎産魚介類の魚価向上を図って参りたいと思っております。 観光事業では、昨年の観光客数は119万4,000人で前年に比べ2.8ポイント減少し、本年も景気低迷の影響を受け、厳しい状況が続いております。平成22年度においては観光地を初め、長門市全体をブランドイメージ化する情報発信及び誘客対策を推進するとともに、滞在型観光を促進するために隣接する市との広域観光連携事業を引き続き展開し、また、山口県年間観光客3,000万人構想実現アクションプランを実行するための取り組みを進めて参りたいと思っております。 更に行政と観光協会、旅館協同組合等関係団体との一層の連携により本市の観光推進体制の強化を図って参りたいと考えております。 4点目の地域福祉・健康増進・環境政策等の諸課題についてのお尋ねでございますが、地域福祉政策については市民誰もが生きがいと笑顔あふれるまちづくりを基本目標に、関係機関と連携の上、多面的に諸施策を講じているところであります。 こうした中、地域福祉における課題として高齢社会の急速な進展に伴い、市内自治会の約3分の1が高齢化率40%を超えており、更に自治会の約1割で高齢化率が50%を超えている現状であります。このような自治会におきましては地域での支え合いが大変重要であり、社会福祉団体等と連携した仕組みづくりや地域づくりが重要だと考えております。 また、今後必要な福祉サービスに関する市民アンケートで最も要望が高かったのが交通手段の確保で、全体の7割を占めており、日常生活の買い物や病気の際の通院に不便を感じておられる交通弱者への対策が大きな課題となっております。 こうした中、本年度から向津具・宇津賀地区を対象としてスタートした安心生活創造事業は、高齢化が進んだ地域の課題解決のモデルとなる取り組みとして大いに期待しているところであります。 次に、健康増進政策についてでありますが、救急患者の医療措置を行う医療機関に特別な処置を必要としない患者が時間外に受診される割合が県平均を大きく上回っており、各病院の負担が過重なものとなり、その改善が求められております。こうした状況を改善するため、本年度県は山口県地域医療再生計画において長門医療圏にかかる整備を図ることを盛り込んだ計画策定をされたところであります。この計画が採択されれば地域医療の充実、強化に大きな影響があるものと期待致しておるところであります。 次に、環境政策についてでありますが、現有のごみ焼却施設は築後28年が経過し、老朽化が進んでいることから、新たな施設整備が急務となっております。この整備につきましては、萩市との共同設置の方針で進めており、萩市の御尽力により建設用地が確保されたことで事業が大きく前進したものと考えております。引き続き議員皆様の御理解を頂きながら早期建設に努めて参りたいと考えております。 以上で1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) それでは質問席より2回目の質問に行かさせて頂きます。 時間が非常に限られておりますので単刀直入にいって、まず、資料を渡してございますが、1枚目、山口新聞の記事に2枚目、これ裏があります。これは私がつくった資料です。それから、萩市の新図書館の運営、新しい方法、それから最後に宇部市さんの事務事業見直しの新聞記事、これも山口新聞さんですけど。 市長、この写真、いい写真ですね、中々。今、大変笑顔でいらっしゃいますけれども、質問の最後までどうぞ笑顔でおって頂きますように。 それで、まず、行財政改革、組織機構の第1問目で分かりやすくするために具体例でお話しさせて頂きますけれども、都市計画税。市長、これを廃止したいと、それは私も賛成だと言っております。6月議会も言いましたけれども、是々非々で是の部分は大いに私どもも尽力させて頂きたいと思いますけれども、非の部分については明確に御意見をきちっと申し上げたい。ここできちっとした論戦をしたいと思っております。 それで、この都市計画税ですけれども、林哲也議員の質問に対する御答弁でできるだけ早い時期にと。時期は僕は中々簡単にいつからというのは言えない。それは事情もよく分かっています。ただ、問題は財源をどうされるのか。市長、山口新聞さんのこの記事に書いてありますけれども、30%のカットのことを言われています。私はこれも自ら襟を正すということについては大いに賛成です。 ただ、これだけに終わってしまえば単なる選挙目当てのパフォーマンスということになってしまいますよね。これを更にやっぱり財政改革の中に生かす。都市計画税2億2,000万円と言いますけれども、今、市の人件費48億円余りあります。5%、議員も含めてカットすれば2億4,000万円、それを取り組むために市長自らが身を削られた。説得力あると思います。或いはごみの問題、今、長門市のごみは無料です。ごみ袋はお金払って買うけれども、そのお金は市には入ってる。そうすると名称はともかく環境税的な今後のごみ処理についてもお金かかっていくわけですから、そのあたりをごみ袋を値上げするなり、有料化するなりして、という形で経費を取っていく。 削減した場合には必ずその財源がなければできないわけですけれども、そのあたりどのようにお考えでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。田村議員おっしゃるとおりでございます。 まず都市計画税の撤廃についてでございますが、私はマニフェストで撤廃をうたっております。それとともに職員の給与削減についてもうたっております。しかし、単純に申し上げて、職員給与3%カットすれば財源確保できます。 しかし、私が就任以来、職員の給与も県の人事委員会の勧告等で今回も削減されました。そして、職員の今回は住居手当も築後5年経過している分については1,000円のカットを致しました。今、職員にも痛みも多少なりとございます。 そうした中で私がマニフェストにうたっている職員の給与削減っていうのは、今、出すタイミングが非常に悪い。もう少し本市の財政状況等を考慮しながら、マニフェストにうたった職員給与の削減は考えていきたい。 それと同時に、ごみ袋の値上げをというお話もございますが、それは今、私どもでは考えておりません。 とにかくこれから改革を思い切って徹底してやることにおいて、財源を確保して、そういう状況を踏まえなが、この都市計画税もその撤廃の時期を考えていきたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) はい、分かりました。 それで、健全化に向けて色んなことをしていかなきゃいけませんけれども、つい最近、12月4日、中期財政見通しが出されました。非常にしっかり書かれた文章で、これを見ますと財政、本当に厳しいということがよく分かります。 それで、資料の一番最後のページにも確かつけてあると思いますけれども、この中の、これは中期財政見通しの6ページですけれども、数字ばかり並んであれですけれども、この中に重要な問題が入っている。市長、それは何だとお思いですか。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。(「ちょっと待って、市長これでいいですか。そうですか、じゃあまあいいでしょう」と呼ぶ者あり) ◎企画総務部長(山口雅道君) 私の方からポイント的なものでございますが、長期的な財源を見ていくときに、ここの2番目に基準財政需要額というのがございまして、この中で合併算定替、1本算定という2段がございます。これにつきましては、合併市町村に合併後10年間程有利な算定で交付税をもらえるという措置でございます。これが10年後には有利な財源がなくなりまして、5年後で暫定的になくなって15年後には確実になくなるということでございます。この部分がやはり本市の財源の確保につきましては大きなポイントだと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) できれば、市長に答えて頂きたかった。 同じ思いを持っていきたいと思うんですけれども、長門市の財政で色々厳しいんです。基金はない。借金は多い。積立金もできない。投資的経費もそれなりに多い。こういう財政の中でこの連立方程式を解いていくわけですけれども。一番の問題は僕は32年ショックと言っていますけれども、平成32年にこの一本算定に移るわけですよ。今、地方交付税はこの基準財政需要額を基づいて、それから収入額を引くという形で地方交付税出されていますけれども、15億円、どんと減るんですよ。5年間の経過で。ですから、極端にいえば、今、予算編成で今年195億円という予定されていますけれども、終わってみたらやっぱり210億円ぐらいなんです。当初予算と決算でまた、違ってきますけれども。 ところが、この一本算定になった場合は交付税が今より15億円どんと減るわけですから、5年間かけて減ってきますけれども。15億円っていったら物すごい金額です。僕はこれに対しても前々から算定替えから一本算定へ移った場合の長門市の財政が持ちこたえるためにはどういう行財政改革をしなければならないのかと、この一本に絞ってずっと提案をしてきた思いもあります。 それで、この中期財政見通しの中で、今後対策の中で大きく人件費の削減と、それから一般会計から特別会計への繰出金、これ法定部分を除いたら約10億円出てるわけです。この繰出金の見直し。 そして、事業の見直し。今、市のホームページの中に、下水道課が下水道施設設備構想というパブリックコメント出しております。これは油谷地区の川尻とか、立石とか、津黄とか、そういう地区の農集或いは漁集のをやめて、合併処理浄化槽に変えていこうという、これはもう大胆な事業見直しだと思います。こういうふうなことを含めてやっていかなきゃいけないけれども、人件費のパーセンテージ見ますと、資料見ても分かりますように、財政比較の①ですが、下の方に基金倍率とかって、これは正式には起債現在高倍率とか、ちょっと欄が入りませんので短縮して書いてありますけれども、標準財政規模でそれの支出を割ったものです。これで見ても、長門市は県内13市の中で高いんです。職員数を見れば、裏のページです。これも高い。最高ではありませんけれども、やはり高い。ここを切り込まないと。 そのために市長、30%をカットされた。やはり大胆にいかないと私は平成32年の平成32年ショック以降、長門市は立ち行かないというふうに思っています。或いは、繰出金もそうです。繰出金をなくすということは、公共下水、農集、漁集或いは湯本会計、それぞれが自前で独立会計としてできる程の収入、支出をバランスをとれなきゃいけないわけです。そうすると市民に御負担をお願いする。そのために市長自らが身を削るということだろうと思うんです。 市長、いかがですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。
    ◎市長(南野京右君) 田村議員から檄を飛ばされました。もう、まさにそのとおりです。私自ら30%報酬カットを申し出たのは、やはりこの状態では合併特例債がなくなった時点で何もできないよと、そういう状況に追い込まれる。それがためには思い切った行財政改革、職員の数もまだまだ思い切って減していかなきゃいけない。そして、今、おっしゃったように一般会計から特別会計へ繰り入れている繰入金についても湯本温泉事業を初め、各会計についてやはりきちっとした見直しをして、できるだけ一般会計から繰り入れることのないような正常な健全会計にもっていかなきゃいけない。 それには市民の皆様にも多少なりとも痛みも分かち合って頂かなきゃならない事態が参ります。それはトップとして市民の皆様にも理解して頂くように説明して参りたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) それで、市長は6月の施政方針の中で新しい定員適正化計画というのをつくりたい、つくる。これは当然だと思います。 私は前々から言っていますけれども、職員数の適正基準はどこかと、何を基準にして考えるのかというときに、中々ないんです。職員1人当たりの人口数であるとか、それは総務省のあれですか。私は毎回言っていますように、職員1人当たりの住民数でいきますと、全国平均が約110。職員1人が110人の住民のお世話をさせて頂く。全国平均。最高値は岡山市の百三十幾らだったと思います。長門市は78人。大体、私は少なくとも人口100人に対して職員1人というふうにすれば、長門市職員は400人でいいわけです。ただ、地形上、辺地もありますし、或いは消防も抱えているという形でして、多少適当に450ぐらいかなと。それでも今の適正化計画からすれば、まだまだ甘いんです。もっと厳しく削っていかざるを得ない。 適正化計画について市長は大体何人ぐらいを目途とすべきか、お考えですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 今、集中改革プランで一応100人を目標に削減計画を立てています。私も議会にいるときには行政視察等でやはりこの適正なる職員の規模、これを私なりに学んできました。今、田村副議長おっしゃるように大体100人に1人というのが私の観念といいますか、頭の中にあります。 そういったことで、私も今、行政改革懇話会にもまだ結論を頂いておりませんが、私なりに更に、100人を一応目標にしておりますが、それを早く達成して、できるだけ100人はあと2年ぐらいで達成して、更に50人は削減しなきゃいけないなと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 以前、私総務委員会におりまして、そのときに飛騨高山市を視察させて頂きました。高山市は全国で一番職員数が少ないという形で、或いは面積も一番広いという市だったと思いますけれども。非常に全国一の厳しい職員削減をやったところで有名だったんですけれども。なぜできたかというと、勧奨退職金、勧奨の退職金の上乗せ金がありますね。これに対する財源が十分あったんです。そのときに私つくづく思ったのが、長門市、残念ながらそれのあれがないために思いって勧奨退職ができない。そういう財政的な難しさというのがありますけれども、32年ショック、先程言いましたけれども。算定替から一本算定に変わったときのことを考えれば、市長が今言われたような、今の10年間で100人プラス100人ぐらいしない限りは長門市は立ち行かないと私は思っております。それはそこまでにしておきます。 それで、市長、この新聞報道によりますと、いいお顔です。職員の意識改革というふうに言われておられます。この中に、意欲のある人、ない職員、意欲的な職員は抜擢し、ない職員は配置換えで刺激を与えたい。新年度の私の行う人事を見てほしい。これは間違いないですね。 それで、これ、私一つの手段だとは思うんですけれども、人事異動で意識改革を行うということは危険なんです、半分。そのことはお分かりと思うんです。どういう基準で人事を抜擢し、左遷するのかというのは。市長の思いひとつでなったら、市長の言うことをきく職員は上げて、言うことをきかない職員は下げるということになりかねない。私はこれはシステムでやるべきだと思っているんです。 意識評価について行く前に、事業仕分け、今、非常に新聞でにぎわっています。これは読売新聞の今日の記事ですが、国の行政刷新会議の事業仕分けを評価するは71%、評価しないは20%。今回の事業仕分けに問題があると思う人も63%いた。やり方に問題がある。どういう点が問題があるというと、仕分けにかける時間が短い、39%。仕分けの論議の進め方がよくない、20%。いわゆる人民裁判的だと、こういうふうな話です。或いは対象とした事業が適切でない、仕分人の判断が適切でない、17%。こういう評価が出ているわけですね。 市長、どういうふうにお考えですか。感想で結構です。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 まず、最初に人事の件ですけど、今、人事に関して各職員から希望する所属について一応出して頂きました。 その中で、20人ぐらいの方から、30人いたかな。是非自分はこれをやりたいから、この課に配属してくれという職員もいます。ところが、私も3支所における職員との懇談会をやって参りました。その中でたくさん皆さんがおられるので遠慮なさったんですけど、余り行政に関して積極的な発言がないわけです。ちょっと、もっと若い人は私に対して批判的なことでもいい、何でも言ってくれと言っているんですから、積極的な発言があるかなと期待しておりましたが、それは私の思いだけで、そういう意味での収穫はございませんでした。やはり何とか職員がやる気になるように仕向けるのが私どもの責任でございます。これにつきましては、これから部課長とも色々と御相談申し上げながら、何とか庁内全体が盛り上がっていくような体制づくりに励んで参りたいと思っています。 それから、今の事業仕分けでございますが、実は構想日本、副議長御存じと思いますが、構想日本からある人を介して長門市の事業仕分けをどうでしょうかというお話ございました。しかし、まだ、私どもの世帯で私もまだ、就任して半年を経過した時点でしたから、今、私の方ではこの事業仕分けについては考えていませんと。しかし、これもやはりやり方によってはひとつのインパクトを与えて市政の流れも変わるのかなと、そういう気持ちもございます。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 事業仕分け、私も構想日本のホームページ見たり、今まで交渉もしとるんですけど、ただ、今まで全国で50市ぐらいやっておられるんですけど、その事業仕分けの結果をずっと見てきますと、やはり半分危ない部分もあるんです。ここにさっき言った、読売新聞の見たようなのがあります。本来ならば、これ議会がやるべき仕事でしょう。もっといえば、予算編成時にそれぞれの委員会が執行部とすり合わせしながら予算をつくっていくということがいつかできればいいなと思いながら。 それで、資料の後ろから2番目、山口新聞で宇部市の久保田后子さんですか、市長さんが、これ確か市長より後の選挙ですよね。この方が9億6,700万円を削減した。事務事業の総点検、市行政運営改革推進本部が各部署と連携して点検を進め、全事業の1,507事業全部あらいざらし流して、これなんですよ、市長。市長が無駄を省きと言われるときに実際に今、長門市でホームページで行政評価、20年度の結果が出ています。或いは事務事業評価精度の事務事業の評価の一覧も、これはホームページにありませんけれども、所管の課に行けば見せてもらえます。それ見て、私驚いたのが、全部、ほとんど継続なんです。継続、継続、継続、継続。これは本当に事業仕分けしているのか。これは外部の血を入れないと治らないと私は思っているんです。この事業仕分けという、このスタイルをいい部分は取って、長門市の中に持ち込まないと本当の事務事業のやり直しはできない。これ、市長、この事務事業の本当、行政評価の結果、20年度の。或いは事務事業の結果、膨大な量ありますけれども、私は高齢障害の分だけ見たんですけれども、文教厚生委員会ですから。全部、ほとんど。ただ、高齢障害の場合は国の制度を利用しているやつが圧倒的に多いわけですから切るわけにいかないというのもありますので、その分は差し引いたとしても、やはり私はこの事務事業の見直しのレベルを上げないと、外部からの目で見ないと絶対、職員の力だけではできない。しかしながら、宇部市さんはやっている。 これ、私は是非市長の次の、来年度に向けて考えて頂きたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) おっしゃるとおりでございます。補助金に至ってはやはりそういうレベルで判断していかないと、色々と地域とのかかわりあいもございますし、それをばさばさとやっていって摩擦も起きてもいけませんし。それかといってやっぱり事業の見直しはやらなきゃいけません。どういった形で事業仕分けをするか、これは慎重に考えて参りまして、やはりこれは、今、事業仕分けが民主党さんがやられて、宇部市さんもやられたんですけど、ひとつの流れとなっておりますが、そういった流れに追随するんじゃなくて、本市としてそういった事業の見直しをもうやらなきゃいけない。それは思っています。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 現在、長門市内で市の内部で行われている事務事業の評価のあり方、行政評価のあり方、或いは人事評価のあり方。人事評価は僕は中々難しいと思うんですけど、それは置いておいて。 事務評価、事務事業評価と、このやり方はやはりチェックしてどうなのかというのを、レベルを、精度を上げないと僕は駄目だと思います。その判断が、そういう事務事業の見直しであるとか、新しい政策に取り組むとか、そういう仕事を通して私は意識改革ができると思っているんです。この人を上げたり、下げたりすることによって人事異動によって、そうではない。仕事を通して意識改革はできる。ですから、その点を市長のその部分は書いてありませんから、これだけ目立ちますけれども、ただ、人事異動によって職員の意識を改革しようというやり方は効果のある部分もありますけども、非常に危険なやり方だと私は思っておりますことを申し上げておきます。 それで次に、入札制度ですけども、入札制度、市長と私の思いは多少ちょっとずれがあります。市長が言われることも分かりますけれども、違和感も感じる部分もあります。私は、入札制度の改革と本当に市長が言われるのならば、指名制度からの脱却と、指名制度というものがある限り、談合があり癒着がありということが発生する可能性が高いわけです。色んなそねみやねたみやライバル同士の喧嘩の中で、色んな情報が市長のとこに届いていって、それに乗っかった場合にはとんでもないことになる。そういう事例が幾つかあったんじゃないかと私も気がするんですけども、問題はそういうことではなくて、指名制度から100%なくすことはできませんけれども、脱却していくと、条件付一般競争入札、簡易型総合評価方式、これをやはり取り組むべきだと、長門市も取り組んでおります。 しかしながら、今県下13市の中で1億円以上というのが約6市、そのほかの市は、ここデータありますけれども、正確ではありませんが、データ見てませんけども、500万円とか1,000万円とか、中小の企業でも取り込めるような、1億円の事業をこの間9月議会か6月議会、武田議員さんが言われてましたけども、1億円の事業何ぼうあるなと、それでは駄目なので、もっと地域の事業者が使いやすいような形で、条件付一般競争の価格を下げる。県は3,000万円です。しかも、工事だけではなく、物品も全部そうです。これを個々に取り組まないと、入札改革には私はならないと思っとるんです。その点いかがでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 入札制度、私もトップになって本当に奥が深い。私は指名入札検査、これ三位一体だと思います。それぞれの指名入札、三位一体、それぞれが完璧なものでなくちゃいけない、そのためにはどうしたらいいかということを今、本山審議監のもとで作業を進めております。ちょっと本山審議監から補足説明させます。 ○議長(松永亘弘君) 本山審議監。 ◎審議監(本山義雄君) 市長の指示がありまして、今入札につきまして改革の検討を致しております。今言われますように公平性をいかに向上させるかということにつきましては、他市の状況、県下の状況等を検討しておるところでございます。かなりの地域事情によってばらつきもございます。その辺の意図を十分に掌握しまして提案していきたいというふうに考えております。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) それで、入札制度の最後のあれですけども、市長の改革の大きな一つの入札のあれでしょうけれども、改革に向けての報告書みたいなもの、入札についてこういう形でやっていきますよというものはつくられて、議会はもちろん市民にも公表されるおつもりはありますか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 報告といいますのは。 ◆15番(田村哲郎君) 入札についての。 ◎市長(南野京右君) 入札について。 ◆15番(田村哲郎君) はい。 ◎市長(南野京右君) 結論が出た時点で。 ◆15番(田村哲郎君) はい。 ◎市長(南野京右君) それは当然私のマニフェストの一つですから、御報告申し上げます。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) それを見てから、また大いに論議をさせて頂きたいと思います。 ただ、私が市長に御注意申し上げたいのは深川小学校の設計の問題であるとか、或いは下請業者さんの外部への委託とか、何といいますか、入札の本筋ではないところに血道を上げられてるというふうに私は感じとるんですけど、本来ならば、やはりこういう条件付一般競争入札と指名制度をどうやって外して行くのかと、これ指名があるから、あっちの業者が多い、こっちの業者が多いとか、或いは落札率が高どまりで、90何%で、……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………そういう状況を放置しておいてやるというのはおかしいんじゃないかと私は思う。そういう人達の声を聞いたらです。 だから、そういうことも言われないように、やはり条件付競争入札というものをしっかり長門市の方法としてやって頂きたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 ……………………………………………………………………………………………………………………………………とにかく下請業者にも地元を指名してほしいということは常々お願いしておりますが、実は一昨日のある会合で、木材を扱ってる業者の方、お二人から、まだ地元を使ってないじゃないかという強く私は抗議を受けました。そういうところでもそういう抗議がありますので、これから今、田村議員おっしゃるように、これを100%それこそ目指して、完璧なものにしていきたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 言わずもがななことで、もう一つだけじゃ入札について、市長の耳には色んな方から情報が入ってくると思うんです。色んな声、お会いになるわけですから、色んな方が、市民の声も色々入ってくる。それを市長、もちろんきちっと精査をされて、事実を確かめ、職員との協議もした上で御判断なさって頂きたいと、そのことは私ちょっといかがかなと思うのが今までありましたので、その点は是非御注意して頂きたいと思います。 さて、アウトソーシングの組織機構の方で、アウトソーシングなんですけども、今懇話会の方でやっておられます。気になるのは図書館、これは教育長の方にお尋ねしますけども、今私、長門市の図書館というのは県内でも極めてすぐれた図書館だと思っとるんです。何がいいかというと、サービスがいい。職員の対応がすばらしい。これよその市と比べたら、ある市に私行って、職員に聞いたら、カウンターに市民の方が来られても、声をかけない限り職員は出てこないと、図書館です。そういうことは長門市の図書館では全くない。常に明るく対応して頂きます。声をかけて頂くというサービスの根本的な考え方といいますか、姿勢というものが非常によくできてる。 2つ目に、子供の読書離れに対する対策といいますか、読み聞かせであるとか、幼児からの、お母さん方と一緒になってやっているという、読書の関心というのを広めようという目的、意識的にやっておられるんです。 3つ目に、やっぱりボランティアの組織がしっかりしてるんです。私は評価してるんです。館長さんの御努力だろうとは思うんですけども、市長これ民営化されるんですか、それでも。そういうことを今あっても、しかも10何人の職員のうち正規は3人、あとはその人達の3分の1の報酬で、年間100万円程度の報酬で、嘱託でやっておられる。民間委託しても、財政的な効果は何もない。しかも、民間で受けるのはどこが受けるのかという問題もある。これは私は慎重に是非やって頂きたいと。 それで、萩市は来年、23年ですか、新しい図書館、今建設が始まってます。これも何か新聞見ますと、萩時事ですか、見ますと、何やらかんやら一杯あるみたいです、その工事をめぐって。業者さんのそれもあるみたいですけども、萩市さんの場合は、図書館は直営です。新しい図書館も直営にする。 ただし、現在いる臨時の職員とか、正規の職員以外の方は、新しくNPO法人を設立されて、そこが給料を払うと、もちろんNPO法人には市の方から委託料というものが出るわけですけども、直営という形をとりながら、NPO法人にした方が、例えば、市の臨時職員の方であれば、何カ月間雇用して何カ月間休まんにゃいけんとか、時間的な制限があるとか、そういう点のいわゆる縛りといいますか、労働基準法の縛りがなくなって、その結果、午前9時までやろうじゃないかとか、萩市の図書館長にお会いして、9時まで必要があるんですかとアンケートをとったら、やはりどうしても欲しいという方が10%ぐらいいらっしゃると、そういう、だから、これは本当に9時までやるかどうか分かりません。長門市もここまで必要あるかどうか分かりませんけども、私はこれ野村市長さんの発想だそうです。 だから、アウトソーシングといっても、私はこれ重村議員が出されてますので、余り突っ込みませんけれども、一時期駐車場の問題とか、色々ありました。アウトソーシング、これは当然といえば当然という、そう問題もない、そういうのが第1期です。第2期として、本当にこれは民営でやった方がいいのか、半官半民でやるのか、或いは行政が受けるのか、本当の意味でこれからチェックが、民営化するときの判断基準は何なのかとか、そういうことを含めてもやっていかなければならない。 だから、今行政懇話会で図書館とかケーブルテレビとかやっておられますけれども、安易な形で、追認するような形で、はよやれはよやれというのは、私は問題があると、図書館の民営化をするんだったらやはりよほど慎重に、私はこういう萩のやり方というのは新しいやり方、防府の図書館はカウンター部分はT何とか、東京何とかという、いわゆる指定管理者でやってるんです。そしたら彼らは全く別の事務所を持ってて、図書館の中に、市民との交流とか、それ一切できないと、そういう点で、市民に対するサービスはよくなったんだけども、連絡調整とか、そういうものは非常にしにくいと、それぞれ一長一短あるわけです。 アウトソーシングに23年度から図書館、指定管理者と、載ってるからこれを追認じゃなくて、本当にいいのかどうか、もう一度考え直して慎重に、萩の例もよく参考にされて、私は、このやり方というのはこれからの新しいアウトソーシングの、これ野村市長言われてます。萩発のやり方、萩が新しいアウトソーシングのやり方を全国発信したいというふうな思いがあられるみたいなんですけど、それを全面的に乗るわけじゃないんですけども、そういうふうな見方もあるんだという形で、これは教育長の方にお尋ねしますけども。 ○議長(松永亘弘君) 江原教育長。 ◎教育長(江原健二君) お答えを致します。 ただ今御指摘を頂きました図書館のアウトソーシングにつきましては、アウトソーシングの推進計画内、また、6月定例会の施政方針でも示されており、教育委員会では図書館業務のアウトソーシングの可能性について検討しているところでございます。 現時点の教育委員会の考えを申しますと、22年度は現行の運営を継続する考えでおります。アウトソーシングにつきましてはただ今、田村副議長からも御指摘がありましたように、引き続いて慎重に検討をして参りたいというふうに考えております。萩市の事例等も交えて、また、長門市の文化の拠点、生涯学習時代を迎えておるということも考えて、市民の皆さんの御意見、或いは図書館運営協議会の皆さんの御意見等、幅広く市民の意見を求めて図書館の運営がどうあるべきか、しっかりと考えて、方向性を見定めていきたいというふうに考えてます。いずれに致しましても、慎重に対応していきたいという考えでおります。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 市長も是非慎重に、やれなんて机たたいて言うちゃいけません。(笑声) それで、もう一つ、ケーブルテレビ、審議会見ても混乱してるんです。外部の者が言うちゃいけませんけども、失礼になりますけども、なぜかというと、番組委託なのか、それとも完全に長門市が廃業して、新しい企業に任せるのか、そこのとこが決まってないから、あっちいったりこっちいったり、どっちなんですか、市長が諮問されてるのは、施政方針では番組制作になっちょる。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 私からどちらも、(「示してない」と呼ぶ者あり)方向を示してませんが、ちょっとこれについて副市長からの思いがありますから。 ○議長(松永亘弘君) 阿野副市長。 ◎副市長(阿野徹生君) 初めての答弁でございますので、今後よろしくお願い致します。 今のケーブルテレビのアウトソーシングの件でございますけども、これにつきましては、私も就任致しまして市長の方から今の懇話会の方で色々検討する中で、選択肢をまず余り狭めずに、今、例えば現行体制も含めて、或いは一部の番組の委託、或いは、例えば指定管理、或いは完全な民営化、こういったものを現時点では選択肢を狭めずに広い範囲の中で検討してくれというふうに市長から指示を受けております。 ただ、これまでの整備の形態が各地区によって違っておりますし、補助金の問題、或いは免許上の問題、こういったものもありますので、今早急に、まず法的といいますか、制度的にできないものは、これ検討の俎上に上げても無理でございますので、ここをまずきちんと整理をして、そして、法的、制度的にできないもの以外のものについては全ての選択肢の中からどういった形がいいのか、それは単にコストの面だけではないと思います。いわゆる公共の広報の役割の問題、こういった面も含めて懇話会の方に選択肢をお示しして検討して頂くと、こういう今形で準備に入っております。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 誠に見事な模範解答でございます。(笑声) 市長、一つこれ私の気づきなんですが、懇話会の中でケーブルテレビを話している中に、何人かの懇話会の委員からもお話がありました。或いは色々関係する職員の声聞きましたけども、利害関係者の方がいらっしゃる、ケーブルテレビの。私のところにやらせてくれみたいな、しかもその方は出資金ちょっと出してくれんじゃろうかという話まで、公の席ではないです。これ私、ケーブルテレビの公平公正な判断ができないんじゃないかと、そういう活動してたら、このことは市長のお耳に入ってるかもしれませんけれども、これは私はいかがなものかと思ってるんですけども、聞いた話ですから、事実かどうか、ただ、お一人の方は間違いなくこれは事実だというふうに、その方は市長も知ってる、信頼される方です。その方がおっしゃるのは、ちょっとあれは問題じゃないかなということは懇話会の皆さんが言っておられると、ケーブルテレビを自分のところでやりたいから民営化をするような話になってたらおかしいじゃないかという話が出て、この点は懇話会のあり方についてひとつチェックを入れて頂きたいと思います。 ただ、事実関係というのは私も又聞きですので、しかし、その声が多いものですから、気になったから、この場をかりて指摘をさせて頂きたいと思います。これは御答弁、別に要りません。 それと続けて、分庁について、市長は選挙のときに色々刷新長門とかお書きになった中で、萩市さんの農林課は福栄村、林政課は川上村、水産課は本庁という形で、分庁してやられました。そのことを例に例えられて、総合支所から支所になった、その支所の取り組みをしなければならないという一つの例として、今でもそのお考えでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 今機構等の再編について部内で協議致しております。まだ結論出ておりませんが、私が山口新聞でお答えしてる日置において農林課を日置の支所に持っていったらいいなという考えがあるのは、これは事実です。と申しますのは、御承知のように日置には農業高等学校がございます。そして、農林事務所もございます。そういった中で、そこに本市の農林課を置くことによって相乗効果を生むのではなかろうかと、そういう思いがございますし、ただ、分庁方式については色々とまだ問題点もございますし、私なりにもう少し今の農林課を異動することについても、結論を出すのは控えていこうと思っております。また農協さんとも、もちろん農業のいわゆる拠点ですから、農協さんとのまだ話も済んでおりませんし、もう少しその点を考えて参りたいと思ってます。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 市長、今、萩市の福栄村とか、川上村、現在どうなってるか、御存じですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 現在は本庁に統括されてるんじゃないですか。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) おっしゃるとおりです。萩市さんも分庁してやったけども、やはり本庁にないと仕事ができないという、ここに難しさがあるんです。私は、組織というのは機能性を高めるならば集中するしかないんだと、これは市民の方にも分かって頂かないと、そこを市長、負けてと言ったらおかしいですけども、市民の声に負けて、支所に人を増やせば地域の活性化ができるのか、僕はそんなことはないと思います。地域の活性化というのは、支所に人数がおれば活性化になるのか、そんなことじゃないでしょう。 だから、そういう点で、萩市さんが戻された、そのことの意味もよく考えらえて、山口新聞には、これ私、一瞬ぎくっとしたんですけど、農林課を日置に移すというふうに書かれていらっしゃいますけども、思いはあっても、余り早く早歌を歌われると、色々問題がありますよと僕は言いたいんですけど、それで分庁については6月議会で三村議員さんの御答弁でも、今頭の中にはないというふうに答弁されたと、多少これ違うなと思うて、この問題出したんですけど、今よく分かりました。 それで、時間がなくなってきましたので、少しちょっと飛ばさせて頂きまして、ごみ問題で、先に大事なことですから。市長、私、今ごみ問題について私が単独設置がいいと言ってることは御存じと思いますけれども、市長、市長が今提案されておられる共同設置、これは長門市議会の同意とか承認とか、そういうものを得られてやっておられるとお思いですか、どうですか、どういうふうに考えていらっしゃいますか、議会との関係で。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 議会の共同設置に賛成か否かということについて、まだ伺ってはおりません。 しかし、議会の皆様方に共同設置のメリット、単独のメリット、もちろんデメリットもですけど、そういったことを鮮明にまずしてあげなくちゃいけないということで、もちろん議会の承認がなければできないわけですから、それは議会を無視してこの事業を進めようとは思っておりません。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 共同設置のメリット、デメリット、単独設置のメリット、それぞれあるわけですけども、ただ、議会としてこういう多数決で決するわけですけども、その結論が出てない。これ市長、やっぱり僕は一番最初のボタンのかけ違いがあると思ってるんです。市長が就任されて、ここに市長の、こういうのを出すの嫌ですけども、この中に、これ市長の選挙のときのパンフレットですけども、ごみについて、もちろんここには単独設置も共同設置、何も書いてありません。「早急に新しいごみ焼却場を建設、稼働します」と、この時点では恐らくまだ共同のお考えはなかったんじゃないかと私は思ってるんです。市長になられて、色んな情報が入って、考えられて入ってきた。それは私の勘ぐりですが、その時点で市長が思われるのは結構なんです。 ただ、相手があることですから、このことについて内部協議、或いは議会とのすり合わせ、ある程度そういうのがとれそうだという見込みの中で対外的に交渉に入らないと、市長だけが突っ走っていかれて、議会は置いてきぼり、言葉、私こういう言い方は余りするのは好きじゃないんですけども、議会がなめられとる。いいですね。 今既成事実といいますか、今地域計画は出してます。萩市さんがつくったやつに長門市のデータを入れてやってもらってる。これから色々事業が、計画が決まっていって、やり方が決まり、事業者が決まると、萩市さんの主導で、長門市議会はそれにイエスかノーか、7月の時点で一部事務組合が出てきて、外堀は全部埋められて、判断も何もできない中でやるというやり方は、私はこれは異常だと思うんです。そういうボタンのかけ違いが起こってるんじゃないかという気がしてるんです。 それで、お尋ねしますが、来年の1月から3月にかけて議会の議決が必要となるような、ごみ処理に関する何らかの議決対象になる議案というものが出てくる可能性があるのかないのか、いかがでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 私は議会を無視した覚えはございません。今までも情報がある限り全員協議会を3回ぐらいは開催しておるんじゃなかろうか、その都度萩市と協議した報告は致しております。私も議会人の出身です。議会を重視していかなきゃならないということは、皆様以上に私は感じております。それは副議長、そういう思いは一切ないということを、御認識を改めて頂きたいと思います。 一部事務組合についてでございますが、萩市長さんには先日お電話でしたけど、用地の確保で大変御心労を煩わしたということに対してのお話、お話というよりはお礼を申し上げておきました。その際、私どもの議会もやはり共同設置に向けての色々な作業の内容が明らかになることが皆様の力添えを頂ける一つの要因になるので、一部事務組合の立ち上げについても、当初の6月を更に早く3月頃にして頂けないかと、そういうお話も致しました。それは十分考えましょうということでしたから、そのお返事は改めて頂いておりませんが、一部事務組合の立ち上げについては早くなるかと思います。 そして、議会の中にも色々皆さん思いがあるかと思いますが、共同設置がいいのか単独がいいのかについて、この時点で議会の思いを諮ってくれということになれば、こちらの方から御提案申し上げて、この時点でそういう機会を持たなきゃいけないかなと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 田村哲郎君。 ◆15番(田村哲郎君) 正直言いましてごみ焼却場については、議会の内部は生煮えなんです。判断、例えば、給食センター、賛否ありました。 しかしながら、これも時間的に振り返ってみれば、ある時期には基本設計が出、それの予算で賛否をめぐり、或いは実施設計をめぐり、そういう形が段階的に、しかもこれ市内部のことですから、多少遅れようとどうしようと、市の中の解決です。やっぱり特例債の市長言われる期限があり、尚且つ相手がいらっしゃるという中で、説明を受けただけでは承認も賛成も我々できないんです。反対もです。そういうことではなくて、やはりまず一緒にやるかどうかということについてはっきり決めて、それで一緒にやると決まれば、我々もそれは応援します。単独設置というふうに決まれば、また大いに方向転換してもらわんにゃいけんです。 だけども、いずれにしても時間がないわけですから、早目にそういう議会の議決としての判断を仰ぐことをおやりにならないと、私はいけないんじゃないかと思うんです。是非そういう形で、一部事務組合がどうしても必要なら設立準備室とかいう形でもいいですから、何らかのそういう執行部サイドのアクションを明確に起こすべきだと、そのことをめぐって議会の中でけんけんごうごうしっかりした議論をして、一つの結論を出すという経過を私はとるのが当たり前だろうと思っております。 時間がなくなりましたけども、地域経済の振興の中で幾つか聞きたいんですけども、491の長門俵山道路、これは長門の地域経済、或いはあらゆることの根幹をなす。一遍市長が議長さんのころにお話しましたけども、昭和29年の旧長門の設置以来、この長門市の中で一番経済的にも地域振興に役に立ったことは何だろうかと、青海大橋を上げる方もいらっしゃいましたけども、私は316だと思ってるんです。あの渋木のトンネル、このことによって長門市の全体の地域的な浮揚が図られたと、これにもう一つ、491があるわけです。その効果は絶大、残念ながらこれが凍結、或いは凍結候補という形に新聞報道なっております。これ執行部の方は、もちろん議会は議会として、或いは執行部と協力してやる必要があるんですけども、市長はどういうふうにお考えになっておられますか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 長門俵山道路の問題ですが、民主党政権になりまして凍結候補の一つに数えられております。本当に残念でなりません。私ども、また、民間の皆様と一緒になって、官民一体となって、また、下関市と両市でもって陳情活動を展開してきて、ようやく国交省のお役人さんもこの道路を命の道路と言ってくれるようになった矢先の凍結問題でございますが、これからも今まで以上に積極的にこの運動は展開して、この道路は必要なんだと、何とかしてくれとお願いして参りたいと思っております。 ◆15番(田村哲郎君) はい、分かりました。あと1問聞きたいけど、いいですか、駄目ですか。はい。じゃ時間来ましたので、どうもありがとうございました。……………………………………………………………………………… ○議長(松永亘弘君) この際、暫時休憩致します。次は11時に開会致します。午前10時50分休憩………………………………………………………………………………午前11時00分開議 ○議長(松永亘弘君) 休憩前に引き続き会議を再開致します。 新谷勇君。〔16番 新谷 勇君登壇〕 ◆16番(新谷勇君) おはようございます。12月議会2番目に登壇致しました新谷でございます。国では8月の総選挙において自由民主党から民主党へ政権交代が起こり、去る4日に終了致しました特別国会では、先週まで新聞やテレビで政府の事業仕分けの報道がマスコミをにぎわせたところでございます。南野市長も本年4月の合併後、2回目になります選挙において長門市の閉塞感を打破し、行政の刷新を掲げて現役市長との激しい選挙戦の末、勝利されました。 そして、既に7カ月が経過致し、10月には副市長も着任されたところでございます。いよいよ南野市長の描かれております我がまち長門市を実現させることとなりますが、本日は南野市長のまちづくりの基本的理念と手法について色々と質問致して、長門市が今後どのような方向に進んでいくのかについて市民に明らかにして頂きたいという思いで質問致します。 市長は6月議会での施政方針で発表されております市政運営について、その方向に従って市政運営が行われておるところでございますが、市政運営には市民3万9,000人の協力がなくして、どのような事業も推進することはできません。成功も致しません。そのためには市民と行政がそれぞれの立場で力を合わせて、協働で事業推進を図らなくてはなりません。そういった意味から本日は「まちづくりは人づくり」と言われております市民と協働で事業推進する上で、市長の基本的なお考えをお伺い致します。 次に、6月の施政方針で発表されております長門市行政刷新会議、そして、ながと地域再生戦略会議、そして、行政改革会議の3審議会を設置されておりますが、この審議会、来年の2月に答申をまとめるという運びとなっておるところでございますが、現在までの審議会の審議状況についてお伺い致すところでございます。 次に、新年度の重点施策と市長の選挙戦で公約されました数多くの公約の具現化について、実行方法、時期等についてお伺い致します。 いま一つは、新年度公約実現のための組織機構の改革を考えておられると思いますが、その方向性についてお伺い致します。 1回目の質問につきましてはこれで終わります。2回目からは質問席で質問致しますので、よろしくお願いします。〔16番 新谷 勇君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、新谷議員のまちづくりの基本理念と手法についての御質問にお答え申し上げます。 1点目の市民と協働で事業推進する上での基本理念についてのお尋ねでございますが、市民協働とは市民の皆様と行政とが相互の信頼関係のもと知恵と力を出し合い、お互いの責任と役割分担を明確にして、一緒に住みよいまちづくりを進めていくことだと思っております。行政はこれまで様々な公共サービスを担ってきましたが、少子・高齢化の進展や地方財政の危機といった環境の変化が深刻になっております。行政だけで公共サービスを提供する従来の仕組みでは、新たな課題に対して十分な対応ができなくなっております。 そこで、様々な地域の力を生かし、連携しながら活動することで、地域の独自性が生まれ、地域内の連帯感が深まるとともに、地域に対する誇りも高まってくると考えております。このことがまちづくりを進めていく上で常に考えておくべき基本的な考え方であり、協働の基本理念だと思っております。本年8月には合併後の課題の検証と市の周辺部が衰退しない方策を検討するため、各地域審議会に対し、市民協働と地域活性化の取り組みについての諮問を行い、行政と一緒になって地域力を高める方策についての答申をお願いしているところであります。 2点目の施政方針で掲げた3つの会議の審議状況についてのお尋ねでございますが、1つ目の長門市行政改革懇話会では、8月28日に第1回会議を行い、これまで3回の会議を開催するとともに、自主的な勉強会としてケーブルテレビ事業の視察が行われております。会議では現行の行政改革の状況を踏まえた意見交換、中堅職員との意見交換、新たな行政改革大綱の重点課題に対する意見交換等が行われております。 二つ目のながと地域再生戦略会議では8月25日に第1回会議を行い、これまで3回の会議を開催しております。 なお、第2回会議の前には物流に関する講演会を経済振興部門の関係者を対象に開催しております。 会議では、農業、水産、観光の各業界の現状と課題、それぞれの経営ビジョンに関する報告を踏まえ、具体的な政策についての意見交換が行われております。 三つ目の行政経営会議は、他の二つの会議とは異なり、特別職と各部門の責任者を構成メンバーとする庁内の組織で市の行政運営に係る重要事項を協議しており、会議は非公開としております。 なお、会議は7月以降、原則として毎月1回開催しております。 3点目の新年度の重点施策と選挙公約の具現化についてのお尋ねでございますが、新年度の重点施策については現在、まさに平成22年度当初予算の編成に取り組んでいるところであります。私にとりまして初めての本格的な予算編成となりますが、この中で行財政改革、福祉の充実、1次産業を中心とした地場産業の振興による地域の活性化等、各種施策を着実に実施するための予算にしたいと考えているところであります。 次に、選挙公約の具現化への取り組みでありますが、市長給与の30%カットについては本年8月から実施しているところであり、また、市長退職金50%カットについては来年3月議会に条例改正案を提出する考えであります。 公共事業入札の公平性、入札の透明性の徹底については、従来の指名競争入札方式からより公正、公平性を図るため、一定額以上の工事について条件付一般競争入札を実施していますが、この適用範囲について検討を指示しているところであります。国・県事業予算の増額については、政権交代により国への陳情要望活動については、まだまだ不透明な部分はありますが、各事業の必要性を訴え、必要な予算の確保に努めて参ります。 福祉施策の充実強化については、国庫補助によるモデル事業として本年度から高齢化率の高い油谷宇津賀・向津具地区においてひとり暮らし世帯への見守り、買い物支援を実施しておりますが、このモデル事業は3年間の継続事業であり、新年度においても実施して参ります。 また、乳幼児医療の無料制度も継続実施して参りたいと考えております。 次に、1次産業の農業、漁業の活性化についてでありますが、長門市経済の根幹は1次産業であると思っております。この復活は将来の長門市の運命を決める重要課題でありますので、知恵を出し合い、農業、水産業の活性化への施策を展開して参ります。国においても農業施策として新たに戸別所得保障制度が創設されますが、耕作放棄地を増幅させないためにも中山間地域直接支払制度の継続を強く国に求めていくつもりであります。 次に、都市計画税の撤廃についてでありますが、現在、内部組織として都市計画税見直しに伴う移行検討委員会を立ち上げ審議をさせております。平成22年度からの実施とはなりませんが、私の任期中の早い段階で実現していく考えであります。 このほかにも10の約束の一つであります文化施設の市民への無料化については、平成22年4月から無料化を実施するよう本議会に使用料の条例改正案を提出しているところであります。いずれに致しましても市民に対する私の責務として公約の具現化を着実に推進していく考えであります。 4点目の新年度組織機構改革の方向性についてのお尋ねでございますが、先程田村議員の答弁でも申し上げましたが、現在、内部組織である組織検討委員会で組織機構の改革について議論し、組織の再構築を進める中で更なる職員数の削減や、一方重点部署における職員配置等に取り組むこととしているところであります。新たな組織改編3カ年計画が固まり次第、議員の皆様に御説明申し上げたいと考えております。 以上で1回目の答弁終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) ただ今1回目の答弁頂きました中で、半分くらいは先程田村議員の中でかなり答弁がございまして、田村議員の方でかなり突っ込んだ論議もされましたので、田村議員がやっておられないところについて少しお尋ねしたいと思います。 最初に申しましたように、これからが本格的な南野市長のまちづくりとなるわけでございますけれど、田村議員は主にまちづくりの手法としていわゆる予算といいますか、財政の問題を取り上げて色々と論議されたわけでございます。私は最初にも申しましたように人づくり、意識改革、行政改革、このことを重点的に質問して参りたいというように思っております。 それで、1回目の答弁で地域に出て南野市長、半年間で色んなところをよく知り、地域の皆さんと協力して是非周辺部にも力の及ぶまちづくりをやりたいというお話でございましたが、私も影で色々とそういった話も聞く中で、中央より地域がどうなるかというのが非常に気になるところでございます。そういった中で、これまで国は地方分権、三位一体改革の中で地方分権という話が随分出て参りましたが、市もこの地方分権をやることによってエネルギーを、力を合わせると、住民と行政が力を合わせるという方向に持っていく時代に来ておるという認識をしております。そういった中で申しますならば、この協働とお互いに立場をきちっと明快にし、力を合わせていく。そこからまちづくりを始めるべきだということでございます。そして、そのためには意識改革と住民意識の向上、そして職員の意識をいかに地域に持っていくかと、そういうことが一番大切になってくるという思いが致します。 この協働ということについて、現在、どの程度市長が方向性といいますか、つまり、将来的には条例制定までということも考えておられるかについて、お伺い致します。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 新谷議員おっしゃるように地域分権というより地域主権、やはりそれぞれの地域に主権が参りますように行政は努力しなければなりません。それは私も十分理解しております。 協働につきましても、まだまだこの地域では行政が主導致す事業が多うございまして、むしろ民間にまず協働の精神というものを理解させることから始めないと、まだまだ行政に依存して、こんなことはもう行政がやることじゃないか。官民で一緒になってやる事業についてもそういう受け止め方をされている風潮にございます。まず、協働の精神を理解して頂くために、行政として努力していかなければならないと思っております。 それにつきまして、担当課の方で補足説明をさせます。 ○議長(松永亘弘君) 松尾企画政策課長。 ◎企画政策課長(松尾要君) 今の条例化についてのお尋ねがありましたけれども、現在、県内では3市程条例化がされておるようでございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 今、市長が申されたとおりであると思います。 ただ、住民意識の改革、そして職員意識の改革、これをやらない限りはこの協働という理念は進まないわけでございまして、そのための目標、形、そして市民が分かるような手法といいますか、方法という意味では今、課長が申されましたように協働を条例化しておるところが県内に3カ所、全国的にはこの手法を用いるという形が定番化してくるわけでございます。そういった意味で、今日この議題について主に取り上げたわけでございますけれど。 既に、何といいますか、俵山ではNPOで色々と交流人口を増やそうという、この風潮が一つの協働の前例になるような形があるわけです。その辺では今後そういったことについて十分研究頂いて、納得いく条例制定といいますか、方向性を見出して頂きたいと思うんですが、現在、こういった方向で先程課長、申されました協働についての研究といいますか、その辺はどこまでやっておられるかについて、お伺いします。 というのは、最終的には自治会との協力というのは欠かせません。ところが、現在、長門市はこの自治会というのは行政協力員制度ですか、そういった形になっております。この自治会をきちっと明確に捉えた中で行政と協力体制を組むということについて、市民の意識も高揚させにゃいけませんし、方向性を見出さなければならない。その辺を含めてどの程度、市の中で研究されておるかについて、御答弁頂きたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 松尾企画政策課長。 ◎企画政策課長(松尾要君) お答え致します。 一応、自治会というわけではございませんけれども、先程市長の答弁の中でございましたように、各地域の地域審議会の方で市長から諮問を申し上げまして、今、協働についての御意見を交わして頂いているところでございます。 具体的な活動につきましては、今、花と緑のまちづくり事業がございます。そういったものについても、今、協働で行うべく推進会議を各地域で開きまして、御理解の上で全体的な協議会をつくる方向で今、進めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 今のお話を聞きますと、まだ、この協働ということについて、それこそ緒についたばかりにというイメージを持つわけでございますけれど。もう既に、先程言いましたように県内には3カ所、3市がそういう方向に進んでいますし、全国的には例えば大阪の吹田市あたりは今後のまちづくりの基本的に考え方をきちっと市民がつくりあげた条例というような形でできております。その辺では、是非この研究を庁内できちっとした方向性で立ち上げて頂きたいと思います。そして、また、条例制定をするんだという方向で是非捉えて頂きたいと思うんですが、市長、このあたりはいかがでしょう。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。今、四つの地域審議会でこの問題を協議致しておりますので、答申を頂けるはずになっております。そういったことを糧にして、やはり新谷議員おっしゃるようにこの条例化に向けて努力して参りたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 分かりました。これは時間もかかるし、非常に新しい考え方でございますので、定着させるのに非常にまた時間もかかろうという思いが致しますが、人口減少といいますか、少子化という中で財政も厳しいということを考えますと、これをいかに進めるかによって長門市が我がまちに住んでてよかったというまちにできるんじゃなかろうかという思いが致しますので、是非、市長、この方向でちょっと頑張って頂きたいという思いが致します。 次に、行政改革懇話会、先程から非常に田村議員が突っ込んだ論議をされておりますけれど、これも先程の答弁ございますようにかなり内容的にも論議されていますし、そしてまた、来年の2月、一応答申をまとめるということでございますし、これがひとつの長門市のまちづくりの方向性を決めるような提案書になってくるということを考えておりますけれど。 市長の思いと、今、行政懇話会が論議しておる色んな審議について、市長が報告受けておられるでしょうが、方向性としては一致しておるんでしょうか。そのあたりいかがですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。会議が開催されたそのたび毎に御報告を受けております。先程も田村副議長の質問の中にもございましたように、少し私的見解といいますか、行革懇話会の方向とちょっと外れた考え方を持っておる人もおるんじゃなかろうかというような危惧されたお話もございましたが、今、副市長も就任以来、行革の懇話会に張りつけて色々と問題点を整理しながら、いい成果が出るように努力して頂いておりますので、私も懇話会の成果を期待致しておるところでございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 懇話会のことにつきましては田村議員もしっかりやっておられましたので、このくらいにしたいと思いますけど。いわゆる市長も刷新という言葉を掲げておられます中で申し上げますと、新しいものを入れようとするならば古いものは出していかないけんと、このことをしっかり、ちょっと申し上げておきたいと思います。 次に、ながと地域再生戦略会議のことについて、少しお伺い致したいと思います。先程の答弁の中で、アウトソーシングの問題と、それから農水産物、観光の問題を先程市長から答弁頂いたわけでございますが、私はこの懇話会の中でいわゆる1次産業と3次産業の連携、そして情報発信ということが非常に話題になっておりましたので、このことについて少し御質問申し上げたいと思います。 名称のように地域再生を目的に戦略会議ということでございます中で、出ておりました意見から申しますと、いわゆる農水産物のいいものがたくさんある。これをいかに情報発信し、長門にお客さんを誘致するかという話になるということでございます中で、情報発信する中核施設をといいますか、中核となる情報発信する中核となるのはどこかということがまだ見えてきていないという意見があったわけですが、このあたりについては市長、どんなお考えでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。残念ですけど、まだ、母体なる組織が見えてきません。 実は御承知のように、麻生内閣の経済対策の交付金によって地域ブランド約1,000万円予算をつけたところでございますが、それがための拡大推進協議会で、その予算の取り扱いについて協議をする中で、やはりじゃあ誰が責任を持って対応するのかということになると、中々それが決まらないという現状でございます。 今、ながと地域再生戦略会議について、今日までの作業について経済振興部長から補足説明をさせます。 ○議長(松永亘弘君) 繁澤経済振興部長。 ◎経済振興部長(繁澤裕司君) 補足をさせて頂きます。 戦略会議の方は一応公開という形で会議を進めております。その中で市民の方或いは議員さんにもお越し頂いて聞いて頂いておるところでございますが、現在のところ、この戦略会議の中では、まずこの地域でできたものをいかに高く販売していくか、そこら辺に議論が今集まっておりまして、ただ今市長申し上げますように、水産の関係、そして農業の関係、いずれに致しましてもその情報がこの市内で全ての生産量がどのようになっておるか、中々把握ができておりません。 そして、そこで情報の一元化を図ると同時に、中核施設、そこでは情報全てをもとに致しました直販の体制或いは流通、関西、関東、都市部の方へ物を持っていって高く売る。そのような構図が今、検討されておるわけでございますが、当面はその中核施設を誰が進めていくのか、そうした情報を持った中核施設をどういう形でつくっていくのか、まだ、そこまでは議論に及んでおらないところでございます。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) いわゆる地域再生会議ですから、これは今後、この方向性といいますか、審議次第では長門市のそれこそ市長が申されました疲弊している経済の再生ということの方向づけが出てくると思うわけでございますけれど。 いわゆる経済再生、先程から田村議員の答弁の中にもありましたように、市長も1次産業、農林水産業と観光という話をされております。農林水産業、観光というのは基幹産業であるというのは、市民の皆さん、誰が知っておるところでございます中で、これが元気にならんということが一番、経済活性化に繋がらないという部分ということについてまでは、誰もが認識している。それから上のことを、今、経済再生会議でやっておられるということと思うんです。 それの市長、議会の議員のときから水産業にも携わっておられますし、その方向性もある程度、自分の考え方もあるじゃなかろうかという思いで今日質問するわけですが、その辺について。特にこの際、是非、具体的にこう考えているところまでいきませんが、方向性としちゃある程度市長の考え方をお伺いした方が再生会議の方向性も一本化できるという思いが致しますが、その辺のことについてお伺い致します。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。それでは、ひとつの例を取り上げて申し上げますが、例えば、今、仙崎の魚を東京市場に送ります。そして、築地において値がついて、それぞれの地域に行くわけですが。今、戦略会議で東京の販売網を持った業者の方に来て頂いて、色々御意見も私も賜りました。そうした中で、もう、例えばタイならタイをそのまま東京に送ってくれるなと。この現地において、既に処理して、もう東京に来たときには店頭に並べる状況にしてくれないか。そうすれば、もっと値も高く、私どもが仕入れることもできる。そういう話もお聞きした中で、いや、それがためには一つの魚を処理する建物も要ります。或いは冷凍設備も要るかもしれません。冷蔵設備も要るかもしれません。 もう、向こうの仲買人さんはそのまま送ったものをそのままそこで、築地市場で手に入れて自分の店に持って帰って、それぞれ処置されるわけですけれども。もう大きく販売を一手に引き受けられるバイヤーさん達の御意向としては、もう処理して来てほしいということです。そういうこともおっしゃっておりますので、時代は大きく変わったなと、そういう受け止め方を致しております。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 今、市長が申されていますように、いわゆるこれ流通の関係になるでしょうが、いかに顔が見える商品になるかという部分が今、世の中では非常に求められておるわけです。 ただ、今、言われることから言いますと、ある程度生産者と消費者の間に一次処理といいますか、そういったことを求めておると、流通の段階で。というような受け止め方じゃなかろうかと思うんです。ただ、これを実行するのにはそれなりの関係者が、それなりの新たなエネルギーと、新たなやり方をせんにゃならんと、これを是非、市長の思いを伝えて頂いて、もし、そういうことをやってみようという方がいらっしゃいましたら、これはひとつの職といいますか、新しい企業となるわけでございまして。私も同感でございます。是非、そういった感覚で進めて頂きたいというように思います。 それで、この論議の中で少しその中核施設といいますか、情報発信を中心的にやるというところはどこかという論議が出たわけでございますけれど、市としてはこれはどこの担当課になるんでしょうか。この情報発信するといいますか、それを扱う所管というのはどこになるんですか。 ○議長(松永亘弘君) 繁澤経済振興部長
    経済振興部長(繁澤裕司君) お答え致します。 ただ今、全てのこの地域でどういうものがどの程度とれて、そして量的にどう余っておるんだというようなことが、まだ、データ不足でございます。しかしながら、そうしたものをまず集約しないと次の行動に移れないわけでございまして、その辺のデータを作成し、データを集約するところがどこなんだろうかということになりますと、もちろんこの戦略会議の報告を受けて次の行動に移るならば、やはり恐らく求められるのは市の方でそういう情報をまとめてほしいということになって参りましょうと思いますので、経済振興部の方でその情報集め、更に発信をしていくということになろうかと思います。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 分かりました。経済振興ですか、是非、経済頑張ってほしいという思いが致します。 それで、3番目の行政経営会議のことでございますけれど、これ先程の答弁の中で庁内の会議であるということでオープンもされておりません。朝から田村議員の事業仕分けというお話もございますが、多分予算編成そして事業仕分けという段階でこの会議を機能させられるというような思いがしておりますが、私も将来的にこの事業仕分けについては民間を入れた形、田村議員は議員という話でございましたが、民間の入る事業仕分けの形が将来的にはあって当たり前という思いがするわけですが、こういったことについて、経営会議の位置付けとその事業仕分けの将来の考え方について、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) お答え致します。 今、行政経営会議でございますが、市長の答弁にもありましたように、これはあくまでも内部で市の施策、また重要課題について協議をする組織でございます。ですから、この経営会議につきましては内部の職員で構成をしているというのを御理解頂きたいと思っております。 それと、事業仕分け等のそういう、色々なそういう事業に取り組むというようになりますれば、その事業毎に色々な委員さん、また、民間の委員さん等、それぞれのそういう分野において考えていかなくてはならない部分だと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) ただ今の答弁からいうと、行政経営会議以外のところでもし、そういう事業仕分けという話になれば考えるという理解でいいんでしょうか。そのあたりいかがですか。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) そのとおりでございます。 やはりそういう案件がよりよく協議されなければなりませんので、そういう観点から構成については考えていくということでございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 分かりました。あくまでこれは庁内会議での位置付けにおいて、もしそういった手法で例えば事業仕分けということが今後出てくるならば、別の組織を立ち上げるということでございますね。分かりました。 それでは、次の新年度重点施策と選挙公約の具現化というところで先程から市長しっかり答弁頂いたわけですが、朝、田村議員も申されましたように、行革の最たるものは職員の定数の問題、特に財政の問題でしょうが、私も市長の給料カットに絡む職員の給料カットの問題をもうちょっと取り上げようと思いましたが、田村議員がやられましたのでこれは後回しにして、意識改革、いわゆる職員の意識改革のことについて少しお伺いしたいと思います。 これまで事業評価のことも田村議員が申されましたけれど、事業評価と職員の採点制度があったと思うんですが、この職員の採点制度については現在、継続中なのか。そしてまた、このまま続けられるのかについて。これまでの実績、試行でございましたから、これ。そのことについて御答弁頂きたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) お尋ねの件につきましては、人事評価制度のことと思っております。その人事評価制度につきましては、現在もこの制度につきましては、国の方で国家公務員につきましては法改正の施行にあわせて本年度から本格的に実施をされておるところでございます。本市におきましては、平成19年度から試行という形で開始を致しております。平成19年度は課長及び主幹を評価される人、いわゆる被評価者として行っておりまして、平成20年度からはこれに課長補佐級を加えて実施を致しておるところでございます。本年度もこの制度の理解度を深めるため、被評価者の範囲は据え置いて実施をしているところでございます。 この制度は職員の育成と自己啓発意識の喚起を求めることから試行を続ける中で順次その対象範囲を広げ、平成24年度から職員全体を対象としていきたいと考えているところでございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 今後も続けていくということで、それで24年からは正式に定着させるということでございますが、この評価制度で人が人を評価するということの中で弊害も起こることもあるし、これをもとに人事異動も起こるということになると思うんですが、これまでの試行の中で問題点が何ぼか出てきていると思いますが、そのあたりはいかがですか。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) この制度について、制度の活用でございます。この制度の活用につきましては、まず1点目が人材育成のため、2点目が任用まで、3点目が勤勉手当まで、4点目が給料までとの4段階の活用方法がございます。現時点では、任用まで活用する考えを致しておるところでございます。これ24年の完全実施になりますと第2段階目の任用の制度まで活用をしたいと考えております。この制度は職員の納得なしにはうまく運用できません。納得を得るためには人事評価の公平性、透明性を客観的に確保する必要がございます。公平性、客観性の面では現時点では勤勉手当、給与までを反映するのは難しいという考えでございますので、第2段階の任用までを活用したいという考えでございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) それで、まだ、これ19年度からだったんですね、確か。ということは19年、20年、2カ年という試行段階でございます。それで、先程市長が田村議員の答弁の中でいわゆる人材適用というお話で色々と具申を頂いておるということですが、この具申とこの評価システム、これを合体させんと市の職員のやる気を起こさせないという思いが致しますが、この辺、市長、どのようなお考えでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。評価制度については、まだ、私も就任間もない、そのことについては、今、目を通しておるところでございまして。 私は人事においては、まず、原則として職員が希望するポジションに配置してあげたい。色々ございます、それはもう既に全職員を対象にして既に私もその資料を頂いておりますので、まず、本人が希望する位置に配置をしてあげたいという思いでございます。 それと、やはり重点施策については本人の力量等々十分考慮しながら配属する。評価制度については、それぞれの課長さん、部長さんのサイドで整然とした評価をされておると思いますけど、それも十分配慮しなければならないと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) この評価制度についてもまだ、職員も2年という中で市民、議会にも、私もとことん理解できてない部分もかなりあるわけでございまして。不平不満が起こるという可能性も大いにあるわけです。この評価システムは。そういった意味では、やっぱりある程度時間をかけて周知というか、市民にも分かるというか、その辺を是非心得てやって頂きたいと思います。 それで、ちょっと前後致しましたけれど、職員の関係で職員提案制度というのが設けてあると思うんです。色々な意見を吸収すると、その提案制度についてどうなっておるかということについて。これまでの提案がどの程度あったのか。それから、その提案を取り上げられたケースがあるかということについてお伺い致します。 ○議長(松永亘弘君) 松尾企画政策課長。 ◎企画政策課長(松尾要君) 今年度については、まだ、実施しておりませんけれども、昨年の分につきましては評価を終えた後、会議の中で検討したところでございます。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。提案制度と申しますより、私のところに今日までお二人の方が市政に関して、その方なりの思いを書いてよこされた方がございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 是非、今申しました職員の提案制度、意識改革の中で、自分達の職場の中で、いわゆる先程も市長が言いましたやる気という部分から言いますと、長門市を将来どんな方向、どんな長門市にしたいという思いがあれば、職員も皆ある程度意識は持っておるんです。そういった中で、現在、これじゃいけんのじゃないかという部分、そして、将来こういうことをやっちゃどうかという部分については、是非これは吸収して頂きたいと思います。 それで、余り時間がございませんので、最後の新年度の機構改革と方向性というところでお伺いしたいんですが、新聞なんかでも、先程田村議員の質問でもありましたように観光課を独立させたいというお話でありますが、そのことについては市長、今の観光課とどの程度、どのような形が違うのかについて、ちょっとお伺いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 御承知のように今観光業、不振です。湯本温泉に至っては史上最低の営業成績と伺っておりますし、その他の地域においても観光業は不振の一途をたどっておると認識致しております。そうした中で、行政としてももっと観光業に──観光業というか、観光に力を注いでいかなければならない、それがためには、いわゆる観光協会、湯本の温泉旅館協同組合とか、行政とどのような形で体制を整えていったらいいか、その辺を目下検討致しております。 今副市長にそれをお願いしておりますので、副市長からちょっと答弁させます。(笑声) ○議長(松永亘弘君) 阿野副市長。 ◎副市長(阿野徹生君) 観光課の組織のあり方でございますけども、再生戦略会議でも1次産業、農業、水産業、観光と非常に密接に関連もあるというような御意見もございますし、特に今年の観光客の何といいますか、数字といいますか、そういうのを見ても大変、特にこの長門地域は山陽側に比べても大変観光客の入り込み客数というんですか、大変厳しい数字の状況が出ておるようでございます。 それで、観光に力を入れるということで、観光組織の観光課の市役所組織の独立につきましては、単に市役所の組織の中で観光課を今商工観光課から観光課を市役所の組織で独立させるというだけでは、市役所だけが観光の旗振りをしとるわけじゃないですから、市の観光協会、或いは温泉の旅館組合、或いは商工会議所、こういったところと観光の施策についてどういう形でやっていくのか、そこの部分をまず固めないと、市役所の組織をじゃどうするのか、例えば、県内でも色々な、私も県の観光連盟の方にも足を運びました。 大変観光の取り組みについては、各市で取り組み方が色々違う、行政が非常に主導でやってるところもあるし、民間が主導でばりばりやってところもある、県内でも色々状況が違うようでございます。それについては近いうちに市の観光協会、或いは温泉の旅館組合、こういったところと協議を致しまして、市全体の観光施策としてどういう体制でいくのか、このあたりをまず早急に意見を交換致しまして、そして、最終的に市役所の形をどういうふうに持っていくのかということの結論を出すのが大事だと思っております。決して市役所だけの観光課を単に独立化すればいいというものではなかろうかと思っております。そういう形で、関連の団体等の方とも早急に意見交換をして詰めていきたいと、こういうふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 新谷勇君。 ◆16番(新谷勇君) 今しっかり副市長から答弁頂きましたけれど、副市長も長門市に来られまして3カ月ですか、という中で、一番大きなテーマが今この組織をどうするかという部分と今観光をどうするかということに力を注がれるであろうという思いが致します。是非長門市にお土産が残るように頑張って頂きたいということを申し上げまして、終わりたいと思います。どうも。……………………………………………………………………………… ○議長(松永亘弘君) この際、暫時休憩を致します。午後の部は午後1時から開会致します。午前11時57分休憩………………………………………………………………………………午後1時00分開議 ○議長(松永亘弘君) 午前に引き続き会議を再開致します。 岡﨑巧君。〔9番 岡﨑 巧君登壇〕 ◆9番(岡﨑巧君) 皆さん、こんにちは。午後の最初の質問者となりました日置地区の岡﨑巧です。本定例会に一般質問として、まちづくり懇談会についてとごみ対策について、この2問を通告しています。本席では1問目のまちづくり懇談会について尋ねます。 市長は広報に、「私自らが皆様方の地域に出向き、市政についての御意見や御提言等直接お聞きし、今後の市政運営に反映して参りたい」、このように懇談会への思いを語っておられます。そして、10月13日から11月6日までの期間に日置地区、三隅地区、各1カ所、油谷地区2カ所、長門地区3カ所の計7カ所を一巡されました。市長は各地に出向かれ、住民の市政に対する気持ちを少なからず肌身に感じられたことと思います。そして、市政に反映すべく、この懇談会の検証や総括をされたと思っています。そこで、まちづくり懇談会の感想と今後の課題について尋ねます。 本席では以上です。次からは自席で行いたいと思います。〔9番 岡﨑 巧君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、岡﨑議員のまちづくり懇談会についての御質問にお答え申し上げます。 まちづくり懇談会は、本市が現在取り組んでいます主要施策や主要事業等を市内各地区の皆様に直接御説明し、これからの新しいまちづくりについて市民の皆様方の御意見、御提言を直接お聞きし、今後の市政運営に反映させて頂くことを目的として、毎年開催しているところであります。 本年度のまちづくり懇談会は10月13日から11月6日までの間、日置地区1カ所、油谷地区2カ所、長門地区3カ所、三隅地区1カ所の計7カ所で開催しました。平成17年度は市内16カ所で、平成18年度から昨年度までは15カ所で開催しておりましたが、私が市長に就任致しまして、市長室の扉を常時開放し、どなたでも市長に提言や要望することができるようにしました。また、5月1日には個別具体的な要望事項に対応するすぐやる係を設置致しました。このため、本年は会場を7カ所に集約したところであります。 さて、1点目のまちづくり懇談会の感想についてのお尋ねでございますが、それぞれの地区の皆様の御発言をお聞きしながら、自分達が暮らす地域への愛着と申しますか、熱い想いがひしひしと伝わって参りました。また、地区によってその想いの形が異なっていることも感じたところであります。 公民館の指定管理者制度については、俵山地区と三隅地区では社会教育を推進して地域を活性化させたいとの思いは同じであっても、発言の内容は正反対のものでありました。当然行政としましては、一定の方向性、統一性を持って事業を推進していくこととなりますが、地区地区の事情を汲み取りながら進めることが大切であると実感したところであります。 また、本年のまちづくり懇談会では地区としての要望だけにとどまらず、市への御提言をたくさん頂けたことも収穫であったと思っています。給食センターにおける地産地消の推進や市民意識高揚のために公的な場では市民憲章の朗唱といった御意見、都市計画税の廃止や1次産業の振興、行財政改革の取り組みといった私の公約に関する御意見もお聞かせ頂き、大変参考になりました。 次に、2点目の今後の課題についてのお尋ねでございますが、先程申し上げましたように会場を7カ所に集約しました。 しかし、1会場当たりの出席者数は前年とほぼ同数となっており、地区の皆様への周知方法に課題があるように認識致しております。ある会場で、まちづくり懇談会には毎年欠かさず出席しているとの発言を頂き、大変うれしく思ったところでありますが、出席頂いております方々が毎年固定化してきているという点も課題の一つであります。新しい方々にもおいで頂けますよう開催時間等についても検討してみたいと考えております。 いずれに致しましても、市民の皆様に気楽にお越し頂き、私の基本姿勢であります対話を通じながら、皆様の御意見や御提言が市政運営に反映できる対話の場のあり方について引き続き検討して参りたいと考えております。 以上で1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) 2回目からの答弁は課題を含めて、感想と一緒にやりたいと思ってますので、よろしくお願いします。 私は、この度のまちづくり懇談会、三隅とラポールゆや、日置、この3カ所に出席しています。資料を頂いておりますけど、この資料によりますと、日置の保健センターで行われた懇談会では出席者が33人、内訳は職員16名、一般17名、発言者が4名です。それと、ラポールゆやの場合は、出席者数が25人、その中で職員4名、一般21名、発言者5名と、それとあと三隅の保健センターでは、出席者数が30名、職員7名と一般23名、発言者3名、このようになってます。それで、出席者は大体30名前後ですけど、発言者がその1割ちょっとなんです、3人から5人。それで、私はこの懇談会の趣旨、まちづくりということですから発言者が少し少ないんじゃないかと、30人も出席されて3人から5人と。 地区の方々に幾らかあるんですけど、まちづくりに対する気持ちが市がアピールしている割には消極的なのか、または無関心なのか、自分達のまちづくり懇談会、それで直接市長が来られて、自分の意見や提言ができるまたとない機会なのに、それが私にはよくちょっと理解できなかったです、出て。だから、私の考えでは、まちづくり懇談会そのものが形骸化、或いはセレモニー化しているのだと危惧しています。市長はこのことをどのように捉えておられるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 私の最初のまちづくり懇談会でございました。岡﨑議員おっしゃるように、もっと活発に御提案なり御提言が出るものと期待を致しておりましたが、意外に少なかった、それと同時に、市の職員と学校の教員が大半を占めて、一般のその地域の住民の方の出席が非常に少なかった、ここら辺につきましてはおっしゃるように形骸化した感もあるかなと思っておりますが、今後続けていくにはやはり内部でもっと検討しまして、やる以上には多数の出席者をお願いしたいし、もっと活発な御提案も頂きたいなと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) 今ちょっと市長が説明されましたけど、私が出席しました日置地区の懇談会、出席数は33名です。へで、さっき言いましたように職員が16名、一般が17名となっていますが、実際は一般の中には教職員や嘱託職員の方々がおよそ9名から10名です。だから、実質的には一般の方が七、八名で、あとは公務員といいますか、それに準ずる方が来られていて、二十五、六名の方々は傍観者、傍聴者といいますか、来られてそんなに発言されたこと聞いてませんし、そういう形になってます。 だから、この辺のところをさっきの資料にありますように日置が16人対17人とかいうのじゃなくて、もっとシビアというんですか、検証されたら、どの辺に原因があるのかということをやって、まちづくり懇談会を開かないと、本当にまちづくりに、本当にこういう懇談会をして、市民の意見が吸い上げられるかどうかというのが何か曖昧と言えばおかしいですけど、もっとそういうところをしっかり見る必要があると思ってます。それで、それが私は日置の地区の教員とか、嘱託職員というのは分かるんですけど、ほかの地区もそういう同様な結果なのか、その辺はよく分かりません。 しかし、さっき市長さんが言われましたように、この問題は今後の課題として工夫というんですか、何か再考する必要があろうと思いますが、重ねてちょっとお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 まちづくり懇談会を継続してやるか否かについては、まだ検討は致しておりませんが、今後継続してやるということになれば抜本的に見直しをしまして、いかに多数の住民の方に集まって頂くかと、また、それがための周知徹底、どのような形でやるのか、或いはもっと持ち時間というものを、執行部サイドの持ち時間、いわゆる報告事項等ございましたら、そういったものを簡略にして、皆さんが発言できる時間を多くとるとか、色々工夫をしてみたいなと思ってます。 そして、私は、今考えのある中に移動市長室を年に何回かやってみようかなという、その方がむしろ皆様、私が朝から待機しておれば、お時間の許せる範囲で皆さんがやって来れるかなと、今のまちづくり懇談会は夜という、しかも農業を営んでおられる方なんかは7時というのは食事の時間帯でもありますし、そういう意味では移動市長室といいますか、私が出かけていって、朝から待機しておって、皆様とお話し合いをしていくということも一つの方法かなと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) 私は、この懇談会は続けていって頂けたらと、ただ、本当に直接、さっき市長さん言われましたが、移動市長室でも直接色々できるんですけど、ただ、このときの会で一番感じたのは、市長を初め、執行部の方が十二、三人、前に並ばれるわけです。へで、発言者の中に日置地区の場合は、あとまた30何人のうちの二十五、六人がそういう校長、教頭を初め、市の方々がおられて、そこで一般の方が自分の意見を堂々と──堂々っておかしいけど、市に対する提言や御意見を発表するというのは相当場慣れた方か何かでないと、私は本当気おくれするんじゃないかというような気も持ってました。 だから、続けていくには今までの懇談会のやり方が、各地区の事業の説明から全体的な、今回の場合はインフルエンザとふるさと納税、国体ですか、そういうことを説明された後に一般との議論のやりとりというような段取りになってましたけど、それよりは私は少人数といいますか、市長、副市長と何人かの人を連れてこられて、地区の主要事業はこれとこれを今やっておりますと、あとの今回で思えば、全体的な話題で話されたインフルエンザを初めとする3つの話題はもう既に広報とか何とかで、市民の方にずっと伝達されてます。 そういうことよりは、新市長になられて、これからの長門の市政は私はこのように思っとるとか、今事業を打ち出すといっても、4月に就任されて、予算も前の引き続きと言ったらおかしいですけど、そういう中で難しいでしょうけど、自分の思いを語られて、こういうのでやってるけど、こういうことに対するということも私はあったら少し違うんじゃないかというような気がしました。 特にまちづくり懇談会ですから、その趣旨を私は徹底する必要があるじゃろうと思ってます、本当のところ。今言われました移動市長室とか何とかありますけど、今停滞しています長門市をどのように変えるかという視点から皆さんの意見を頂きたい、これは私が提言でこういうふうに思ってました。これは今はちょっと市長になられて自分の予算でないですから難しい面がありますけど、今度来年度の予算からはちゃんと南野市政が掲げる主要施策の2つか3つを上げて、今度の何月に行われるまちづくり懇談会にはこれについての意見を賜りたい、それとか自治会の要望、そのときに出て、是非自治会の方来て頂いて要望を承りたい、それとあとは今までどおりの何ですか、忌憚のない意見を聞きたいと、こういうふうに前もって周知とか何かをされると、出られる方も学習なり何なり、資料を集めるなりして出られて、本当にまちづくり懇談会、そういうふうな懇談会になるような気がしてなりませんけど、市長いかがですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 おっしゃるように事前にテーマといいますか、私の主要施策なりを御提示申し上げて、それに対する御意見を持ってきて頂くと、それも一つの手法でもありましょうし、何分にも周知徹底といいますか、何月何日何時からどこでまちづくり懇談会をやりますよということをもっと、今回どの程度PRしたか存じていませんけど、これが一番だと思います。テーマを掲げることも大切であろうし、そのあたりをもっと検証致しまして、まちづくり懇談会にたくさん来て頂いて、たくさんの御意見賜れるように努力して参りたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) このまちづくり懇談会については最後にしますけど、私が今出席者のこととか、懇談会のあり方、また、提言も致しました。この懇談会、私は前市長もやられたんですけど、新しい市長になられて、前のときと同じようなんです。進め方というか、会の進め方が。刷新と言われて出られて、踏襲っておかしいですけど、それじゃなくて、会場も絞られてやられるんですから、市長の思いとか、市政を前面に出されて、もっと市長室をオープンにするだけではなく、市民の方に出向かれて聞かれたら、もっといい長門の活力あるまちづくりのためになると思ってますが、それと同時に、色々と庁内というんですか、会議をされて、どのような形のが本当にまちづくりの趣旨に合った懇談会になるかということももう少し努力して頂けたらと思ってますけど、市長どうですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 これは私の思いかもしれませんが、私が市長に就任しましてすぐやる係を設けました。もう各地区から色々な要望等出て参りまして、私が確か10月末現在で130件ぐらいの要望が出て参りました。その中で70件余りを既に解決してあげております。そういったことで、地域の要望等々についてはそういう機会で、ある程度解消しておりますので、今回出席はすまいと思われた方もあるかもしれません。それは分かりません。 ただ、一方ではそういうことも地域の要望についてもこたえてきておりますので、しかし、委員長おっしゃるようにまちづくり懇談会、これからも継続していく以上はこれも刷新、今までとのやり方を検証して、やはり皆さんがたくさんお見え頂けるような仕組みにしたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) それでは続いて、2問目のごみ対策に移ります。 ごみには家庭から、或いは事業活動によるもの、また、災害等、緊急時等々で排出されるものがあります。今回の一般質問は、家庭及び事業活動によって排出されるごみに焦点を絞ってお尋ねします。 そして、その対策の眼目は排出量の抑制と処理コストの削減にあると、このように私は考えております。その視点から市長の現状認識及び収集に関する諸課題について尋ねたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) それでは、ごみ対策についての御質問にお答え申し上げます。 まず、1点目のごみ収集業務の現状認識についてのお尋ねでございますが、議員御案内のとおり、ごみ処理は市の責任で行うべき自治事務であり、市民生活にかかわる必要不可欠な業務の一つであります。衛生的かつ快適な市民生活を維持していく上で、敏速なごみ収集の実施はごみ処理施設の適切な管理運営とともに、ごみ処理業務の両輪をなしております。 県内では職員による直営を主としたごみ収集業務を実施しておられる市もありますが、本市では、現在、長門地区、日置地区及び油谷地区は、民間委託によるごみ収集を行っており、また、三隅地区では臨時職員によるごみ収集を行っております。長門地区、油谷地区におけるごみ収集業務は、旧市町がその業務を開始した頃から現在の委託業者が担っており、業務を適切に遂行するための人員、車両等を確保され、現在に至っております。それぞれの地域における豊富な経験、効率的なノウハウを有し、適切に業務を遂行して頂いています。 また、古紙の資源化を進めるに当たり当初市での対応が困難であったことから、委託業者が古紙の保管施設等の整備を自ら行われ、ごみ収集とあわせて古紙を回収し、資源化して頂いているところであります。 一方、三隅地区におけるごみ収集は、以前は正規職員により行っておりましたが、職員の退職に伴い、現在は臨時職員による収集に切り替え実施しております。ごみ収集業務については総じて適切に業務が遂行できていると認識しております。 次に、2点目の収集に関する諸課題についてでございますが、本市では地区によって一部ごみの収集回数等に差異がございます。 しかし、ごみの収集回数を平準化するに当たっては収集体制の見直しに伴う経費の増加、また、収集サービスの低下となる場合があること等から、引き続き慎重に検討する課題であると認識しております。 また、観光振興の方策として従来からごみの戸別収集等を事業所に対して行っているところでありますが、他の事業所との差異があることから、その調整も課題となっているところであります。 一方、循環型社会形成の観点から、ごみの排出量の削減とリサイクルの推進が求められており、紙製及びプラスチック製容器包装の分別収集のため、新たな施設整備も課題となっております。ごみ収集業務は市民生活や事業活動に密着した行政サービスであり、日々支障なく行わなければならないことから、当面は現行の収集体制を継続しながら、並行して今後市民、事業所の方々を初め、多方面の御意見を伺い、新たなごみ焼却施設の稼働にあわせ、一層の経費節減に向けた収集業務のあり方、収集回数等の平準化等の諸課題の調整を図って参りたいと考えております。 以上で答弁を終わります。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) それでは、個別の今課題について──課題というんですか、諸課題について少し突っ込んで質問をしてみたいと思います。 まず、収集方法は今市長が答弁されたように、三隅は直営というんですか、臨時職員対応、長門、油谷、日置は、委託、これがいい悪いは別にして、今後萩との共同設置になるか自前でいくか、それは分かりませんけど、市長さんの意向は共同設置ということでやられるんですけど、そういうときに当たって収集方法の統一というのは検討に私は値するんじゃないかと思いますけど、その辺はどのようにお考えですか、再度お願いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 まだ過程の段階でございますけど、共同設置に至るときには収集についても見直すいい機会であろうかと思ってます。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) 総括の質問で、ごみの減量というんですか、抑制、排出量、とにかく量を減らすということがごみ対策では一番不可欠というんですか、このように思ってます。 そこで、直営の三隅の収集と委託といいますか、長門、日置、油谷、その収集のやり方に、先程触れられましたけど、差異があるわけです。 ただ、資源ごみに関して言えば、三隅地区は種別毎に収集日を定めて4分割、結局、瓶とか、缶とか、ペットボトル、それと紙を分けて、それを別々にやるやり方、ただ、委託の日置と長門と油谷に関して言えば、燃えるごみと紙がセットになって、あとの残った資源ごみは一緒に集めるというやり方で今やられてるわけですけど、それを個別に三隅みたいにやられた方がごみに対する考え方と分別収集に対する考え方がより徹底するんじゃないかと、このように思ってます。そうしないと、ごみの減量化とか何とかというのは何ですか、住民に意識が徹底しにくい。 ただ、この度でも倉吉ですか、行政視察に行ったところなんかは、とにかくごみがちょっとそういうので見て増えそうになったというときには係員というんですか、職員が自治会とかに出回って、こういう系統のごみが増えつつあるということも啓蒙というんですか、注意を促すというんですか、そういうこともされてるらしいんです。 じゃから、今の私達の長門市の体制でしたらそういうのがちょっと無理かなと、だから、その点を考えると、もっと分別収集というんですか、そういうのも徹底され、収集日も大ざっぱと言ったら御無礼ですけど、日にちを決めてやられた方がごみの減量化には繋がるんじゃないかというような気がしますけど、市長いかがですか。 ○議長(松永亘弘君) 荒川生活環境課長。 ◎生活環境課長(荒川孝治君) お答え致します。 ただ今議員が御指摘になりましたように、三隅地区は品目毎の収集、他地区は資源ごみとして一括収集してますが、一括でも缶は缶、瓶は瓶、それぞれ分別して収集を行っております。内容につきましては、資源ごみの収集に至っては適切に市民の方に分別をして頂いており、十分分別がなされておるというふうに考えております。 また、今おっしゃいましたごみの減量でございますが、市ではこれまで広報とかほっちゃテレビ等でごみの減量の啓発を行って参りました。特に、本年4月から消費者、事業者の方々と協力してマイバック持参運動等によるレジ袋の無料配布の中止等に取り組む等減量対策の方にお願いをしてきております。 また、生ごみ対策として生ごみ処理機の購入補助を行っており、これまで749機の購入がなされたところであります。現在、長門市のごみ排出量は平成17年度まで増加傾向にありましたが、その後減少してきております。平成20年度実績では、収集ごみ、持ち込みごみ合わせた総ごみ量は17年度比でマイナス9.7%、1,796トンの減となっております。これもちなみに市民の御協力の賜物と思っております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) 先程市長のお話にもありました資源ごみの取り扱いと処理方法について少しお尋ねしますけど、紙類は新聞、雑誌、段ボール、牛乳パック、それらは三隅、長門、日置、3地区は、長門清掃管理センター、さっきあっちの大峠行くんじゃないんです。それで、油谷は大津清掃有限会社と、あと缶は、スチール缶、アルミ缶、多分これは三隅地区は大峠のリサイクルセンターに行ってると思ってます。それで、あと日置、長門は、先程言いました長門清掃管理センター、油谷は大津、こういうふうになってるわけです。 それで、リサイクルセンター、大峠に行ったときに、ちょっと聞いたときに、ここで処理できないのかと、皆、へたら紙類はプレスというんですか、こん包の機械、それとヤードという広さもないから、これは無理でしょうと、だけど、缶については十分に対応できますということを申されてました。ペットボトルと瓶は皆リサイクルセンター行ってるわけです。 だから、この度でも視察行ったときに、そういうふうなこともあるんかなと思ってましたけど、聞いてみますと、ごみは市のものとして、さっき市長も市の責任ということを言われましたけど、それで対応しているとおっしゃってました。 だから、やっぱりこれは今までは今までですけど、今度はもしそういう新たな共同設置とかいうときにはその辺の考え方を徹底するというんですか、変えていく必要があるんじゃないかというような気もしますけど、その辺はいかがですか、先程も言われましたけど、重ねてお尋ねしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 荒川生活環境課長。 ◎生活環境課長(荒川孝治君) 古紙につきましては、先程市長が御答弁申しましたように、市の方の施設で処理が過去できなかった経緯がございまして、業者の方の方に保管施設等を整備して頂いて処理をしてきております。当然収集した古紙を選別したり、圧縮したりする経費は収集業者の負担としておりますし、古紙の場合、市況が大きく変動し、常に売却ができて利益が出るとは限らないことから、リスクを含めて、現在、無償引き渡しとしております。 ちなみに、長門市内では古紙を取り扱っていた民間業者の方が市況の悪化に伴い、今廃業され、現在、市内に古紙回収業者はおられません。そのため、ほうっておくと、燃えるごみとして清掃工場で処理しなくちゃならなくなりますので、収集業者の方に依頼をして適切に資源化をして頂いているところでございます。 ただ、今議員がおっしゃったように、短い期間で利益が出るということもございますので、その辺の部分は今後市況の状況等精査して、現行の取り扱いの改善性を探って参りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) それでは、今度は事業所ごみの取り扱いについて少しお尋ねします。 この事業所ごみ、これは一部の地区では、事業所ごみの収集が家庭ごみの収集と同じ扱いで、毎日、同じ扱いじゃないんですけど、毎日収集されているところがあります。一般的には、事業所ごみについては、事業所自らの処分が義務づけられていると思ってますが、この家庭ごみと同じような、そのごみの処理をして頂いてる事業所と、自分でお金を出してその処理業者に頼んでいる方がこう分かれておるわけですよ。その辺は改善しなければ、ちょっとつり合いが取れないような気がしますけど、その辺のところは今後どうされるつもりですか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 今までの経過については後程担当課長より答弁させます。このことについては、要するに、今、業者によっては、自分のとこでそれを処分しておられる。またある業者においては、毎日のように回収してもらえる業者がいる。まあ、私どもそれを考えたときには、やっぱり不公平だなあと思います。それにつきましては、これから不公平感のないように考えを改めていきたいと思います。まあ、それに至るまでの経過については、ちょっと担当課長に知らせます。 ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) お答えを致します。 この経緯と言いますのが、一部、旧長門市におきまして、観光振興という面で、そういった取り扱いを行って来ております。先程市長が申しましたように、こういった取り扱いの不公平、そういったものがございますので、時期を見て平準化していきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) 次は、そのごみ収集の委託と直営、まあ直営って言ったらあれですけど、この委託の方について少しちょっと質問してみたいと思います。 長門と油谷と日置は、委託契約、これは随意契約で行われてます。その、私が調べた資料では、委託料というのが、長門地区は平成17年から20年では約4%の減です。で、日置、油谷地区は3%弱の微増。で、一方、ごみの収集量、これが長門地区が14.3%、日置地区が6.7%、油谷地区が15.7%の削減がなされています。長門で言えば、委託料も少し減ったがごみはずっと減ったと。日置、油谷は、委託料少し上がったがごみが減ってると。ここで問題なのは、そのトン当たり処理量ちゅうんですか、それをトンで換算しますと、長門地区は12.3%、日置地区は9.8%、油谷地区は21.7%の増です。ごみが減って、委託料はトン当たりで換算しますと、総体的にはそのちょっと上がったり下がったりで、余りあれじゃないんですけど、その処理のトン当たりの計算しますとこういうふうになるわけですよ。で、ごみの料は減ってるのに、トン当たり処理量は上がってると。これは、私全然納得できないんですよ、はっきり言って。それだから、このやり方、なったっていうのは、随意契約に問題があるのか、その辺のとこよく分かりません。だけど、この問題を解決しなくては、今、その、財政が厳しいとか言われてますけど、こういうことはとてもその私は賛成できません。今やっているその随意契約が1社とのやり取りというようなことを聞いてますけど、それを複数にするとか、その種別別、例えば燃えるごみだけで入札をするとか、粗大ごみだけで入札するとか、色々な方法か、それとも今の業者とその適切な、適正なその資料をお互いに出し合いながら、こういうことなんだからということをやらない限り、それはもうその、今まででいけば、この傾向から見れば、ごみは減量、減ってるのに、その処理費は上がると。それはもう、とても不可解な現象がまあ起こるんじゃないかと思っています。その辺のところについて、市長のちょっとお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) それでは、お答えを致します。 ごみが減って、委託料が増えてるという御指摘でございますけれども、ごみにつきましては、定められたステーションにごみが出され、それを回収をするという形になります。まあそういった中で、ごみがなくてもずっと全体を回って回収をするということで、中々経費的に減額、数量との整合性といいますか、比例的、比例してその経費が下がるということには非常になりにくい部分がございます。 それと、やはり収集業務、どうしても人件費っていいますか、人の手で行うという業務でございまして、まあそういった部分もありまして、中々経費の減に繋がりにくいという側面を持っております。で、ちなみに今年度の契約から見ますと、長門地区では3.4%の減、それから日置地区で3.2%、油谷地区で1.4%の委託料の減ということになっております。まあこれは、市の方でも原価計算しながら、そういったごみの量が減ってきたり、或いは燃料費、そういったものを勘案しながら、業者さんとの随意契約を行っているというところであります。  それから、随契の問題の指摘でございますけれども、非常に競争入札に馴染みにくいということで、県内におきましてもほとんどのところで随意契約という形になっております。まあ、これにつきましては、ごみ収集が毎日行われる、それがやっぱり衛生、美観、臭気、そういった環境問題、そういったものもございまして、確実にできる業者との契約を行っていくということもございますので、そういった形になっているということでございます。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 私も、このごみの収集については、そうですね、今から10年ぐらい前になりますか、議員としてこの契約方法について、1つの課題として先進地といいますか、行政視察の1つの課題として勉強に参ったこともございます。確かに、新たにごみ収集業務に携わりたいという業者の方もいらっしゃいます。そういった背景の中で、今までの色々ないきさつも私なりに理解しておりますし、業者さんもそれ相応のスタッフも整えておられるし、もちろん車両もそうでありましょう。そういったこともございますが、やはりこの財政の、この長門市の今のこの厳しい財政を考えるときには、随意契約、必ずしもよしとはできない、新たな契約方法を考えていかなきゃならないときに来ているかなと、まあ、副市長を含めて話すわけでございます。それで、もちろん新年度の予算についてはシビアに査定します。この抜本的解決は、新しいごみの焼却場ができた時点で、この問題の整理をしてみたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 岡﨑巧君。 ◆9番(岡﨑巧君) ちょっと時間が余るんですけど、まあ最後の質問にかえます。 今回ごみ対策については、ごみの削減、まあ処理コスト、こういうことで市長にちょっと一般質問しました。それで、このごみに関しては、収集方法、また分別のやり方、資源ごみに対する考え方、今言われました随意契約、契約の仕方ですね。特に、今このやられている随意契約は1社の方との随意契約と。長門の業者と油谷の業者がおられまして、2社あるわけですよ。だから、2社のこの、何ですかね、見積もり合わせちゅうんじゃないですけど、見積もり入札とか、何か複数何か入れないと、その、ちょっと分からんのじゃないかと思いますよ、この高いとか、安いとか、あれがですね。それと、もう少し、その色々とこう詰められて、今回でもその、先程もお話しましたけども、倉吉では、その大体トン当たり1万4,000円から1万5,000円の間でこの焼却コストを抑えたいという考え方があるわけですよ。たがら、先程お話しました、前にもお話しましたように分別収集を徹底させて、増えそうであったら行って「こういう状態にあるから、もっと分別収集っていうのか、ごみ減量化に協力してください」と。この長門市の現状は、今見ますと、さっきの資料ではないですけど、長門と日置が1万6,000円強なんですよ、トン当たり。で、油谷は2万円を超えています。はっきり言うて、あの数字で言えば。だけえ、それはやっぱり何かをしなければ、できないなら新しい血を入れるとかされないと、その落ち着くところに落ち着かんのじゃないかと。そりゃあ、どの辺が適正かというのはよう分かりませんけど、よそからすればそういうこと、この度勉強しましたから、見たら少しやっぱりちょっと努力が足りないんかなあというような気がします。 それと、今市長は、その今度は共同設置ということを、その今言われてます、提案れてますけど、ただ、足元のそのごみに対する色々の問題がかっちり固まらないと、私はそのうまくいかないんじゃないかと。特に今回も取り上げた、この問題を取り上げたのも、その観点から、結局例えば共同にいっても、その行く時点では、長門市のごみは総体的に、例えば年間40トンにするとか、50トンにするとかいうような、その何ていうんか、もうかちっとした計画を持って向こうとこうやらないと、すり合わせとか。だけど、おんぶに抱っことかいうような形になったんじゃあ、とても私達は、その一緒にやろうという話にはのれないわけですよ。だから、そういうのをちゃんとその早く、長門市としてのごみ対策、打ち出して頂きたいと思いますけど、どうですかね、市長、最後の質問しますけど。 ○議長(松永亘弘君) 荒川生活環境課長。 ◎生活環境課長(荒川孝治君) お答え致します。 議員がおっしゃった長門市のごみの量をどうするかということですが、共同設置、まだ検討中ではございますが、共同設置に向けた協議の中で、やはりその将来的にどのくらいのごみが出るかというのは当然把握しておかないと、処理施設の処理能力等の設定ができません。まあ、今現在その資料をもとに萩市さんと協議をしておりますが、おっしゃるように、将来的に減量を見込んだ量を検討して、施設の規模を検討しているところでございます。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 今、岡﨑議員がおっしゃったように、この種のものについては、トン当たり幾らということで私どもも勉強して参りました。確かに、トン当たり、長門市は近隣の都市に比べて高い相場なんです。そのあたりも、どこにその原因があるか、これから追及して参りたいと思っております。 ◆9番(岡﨑巧君) 終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松永亘弘君) この際、暫時休憩を致します。休憩時間は10分と致します。午後1時54分休憩………………………………………………………………………………午後2時04分開議 ○議長(松永亘弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 金﨑修三君。〔17番 金﨑修三君登壇〕 ◆17番(金﨑修三君) 今回は、企業誘致策について市長の基本的な考えをお聞きしたいと思います。 企業誘致については、この質問は、かぐや姫が無理難題を押しつけるようなもんで、中々当市には難しい問題でありますけれども、今までの各種アンケート等による問題の中では、人口問題、道路問題、これがいつも上位を占めております。政策としては避けて通れないものと思っております。企業誘致は、どこの自治体でも主要政策の1つとして取り組んでおりますので、長門市が取り組むにも大変な覚悟が要ると思います。現在の長門市の停滞感を打破するには、将来に向けての積極的な政策を展開していくべきではないかと思っております。市長の御所見をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。〔17番 金﨑修三君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、金﨑議員の企業誘致策についての御質問にお答え申し上げます。 本市におきましては、第1次長門市総合計画において、情報通信事業の誘導やベンチャー企業等の新産業の創出、農業、水産業と連携した安心の食品産業の育成に努めることとしています。今年実施された長門青年会議所のアンケートでは、若者の市外への流出をどうすれば食い止められるかとの問いに対して、一番多かった回答が「企業誘致」であったと聞いております。 現在、長門市内の誘致企業は13社であります。新たな企業誘致については、現状の閉塞感を打破し、地域経済を活性化するために必要であると考えております。しかしながら、我が国の経済は依然として厳しい状況にあり、本市の財政もまた大変厳しい状況にあります。そこで、これからの企業誘致の方策につきましては、従来のように大規模な企業団地を整備するのではなく、用地については、既存の物で対応することや、進出を希望する企業に応じて、それぞれの実情に見合った用地を確保することも考えていきたいと思います。また、誘致する企業も大企業にこだわらず、市内の既存の企業と競合しない分野で、福祉関係等も視野に入れて誘致を進めて参りたいと考えております。 以上で、1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 市長にお聞きしますけれども、これ確認ですけれども、長門市としては前向きにそれに合った企業誘致をやっていくということでいいですね。いいですね。はい。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 金﨑議員なら御承知と思いますが、私もかつて青年会議所の理事を務めておりますときに、長門市のマスタープランを、市民の皆様と一緒に作成致しました。今、そこに出しておられますけど(笑声)そのときにも、やはり、企業誘致が大きなテーマとなったことは、もう頭の中に刻み込んでおります。やはり、企業誘致は、これは、もう地方小都市は、避けて通れない大きな課題だと認識致してます。
    ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) では、各質問をしていきたいと思いますけれども、質問の前に答弁者の方にお願いですけれども、もし、私の言ってることがおかしいとか間違ってたら遠慮なく言ってください。私最近、給食センターに反対すれば20分の5、高校の統合に賛成すれば20分の5、いつも少数派で、ちょっと自分の意見に自信をなくしてますので、あんたおかしいよって言われれば、是非違うよって言って頂ければいいと思います。 まず、総務部長。私は企業誘致の担当は企画課だと思ったんですよ、最初。そしたら、商工観光の方だと言われたんですけれども、企画課と商工観光の線引きっていいますか、役割分担っていうのはどのようになってますか。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) お答え致します。 今御案内のように、企業誘致、まあ工場でございますが、これに係る本市の窓口は、現在経済振興部の商工観光課の商工係で担当致しております。まあ、このような企業誘致等の案件がございますれば、当然、行政経営会議の方へ検討事項として提案をされて参ることとなります。まあ、その事業内容等によっては、全庁的なプロジェクトチームを立ち上げるのか、また担当部署だけで対応していくのか、それぞれの案件によって対応していくこととなろうと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) まあ、よく分かりませんけど。 次に、副市長にお聞きしますけれども、長門市に来られるときに、企業の1つや2つぐらい手土産に持って来られると思ってましたけど(笑声)これ、どうしても企業誘致になりますと、県とのその協調といいますか、信頼関係がいると思うんですけれども、県とのパイプ役で来られたんですけれども、その所信ですね、今まで私は、今から私は県とはどういうことをやっていきたいんだとかいう、所信がありましたら、県とのパイプ役ということで、企業誘致も含めてお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 阿野副市長。 ◎副市長(阿野徹生君) まあ、副市長の就任が突然の話でございましたので、お土産をちょっと用意する時間も(笑声)ございませんでした。今後は一生懸命こちらの方で頑張っていきたいと思います。 まず、企業誘致に関して及び全般にという御質問だと思いますけども、まず企業誘致に関して県との連携どうしていくんかということでございますけども、まあ御存じのとおり、まあ県或いは県内の各市町、或いは団体、中小企業基盤整備機構、こういったもので、現在山口県企業誘致推進連絡協議会というのが構成されておるところでございまして、企業誘致の情報収集、或いは企業立地研修会、こういったものが実施されているところでございまして、今後とも県或いはそういう関係団体と連携を、緊密な連携をして企業や団体、業界団体等へのアプローチ、こういったものを進めていきたいと考えております。 なお、まあ企業誘致に関しましては、まあ一般的には、市外からまあ新たな企業を誘致する、いわゆる新規立地、こういったものが一般的によく企業誘致といいますと、よく言われておるし、まあイメージをされると思います。もちろんそれも重要でございますが、先程まあ市長申しましたように、最近の経済状況、こういったものを踏まえますと、国内の企業においても、国内の拠点を色々集約化をしたり、或いは海外に移転したりと、こういった動きも出ておる状況でございますことから、まあ市外から新規企業を誘致するというだけではなく、というよりも、まあむしろこれまでの誘致企業を含めまして、市内の既存企業の設備投資を誘導する、いわゆる内発展開、いわゆる投資誘致といいますか、こういった企業誘致も当然企業誘致の一環であると考えておりまので、色々経済状況のことを考えますと、そうした企業誘致も推進していきたいというふうに私は考えております。 それから、まあパイプ役ということでございましたけれども、まあ、市政全般についての県とのかかわり方ということからのお尋ねだと思います。まあ9月の定例、9月定例会で副市長の選任議案の質疑におきまして、まあ市長から、より一層県とのパイプを太くしたいとの思いから、今回の副市長の人事案件の提出となったと、こういう説明がございました。まあ即ち、県とのかかわりにおいて、私はまあパイプ役ということになろうかとは思います。まあ、パイプ役と言った場合、まあ通常その2つの間を取り持つといいますか、橋渡しという、パイプ役という意味だとは思いますが、私は県庁を退職して、もうこちらに就任したわけでございますから、橋渡しというよりも、むしろそのパイプという言葉を使えば、パイプの長門市側の先端についておるポンプのようなというふうに私は理解をしております。まあ、ポンプというのは、あるときには向こうに押し出すこともありますし、あるときは、掃除機ではありませんが、吸い込むことも役割だと思っております。 まあ、そうしたことで、県へ地元長門市の要望、意見、こういったものを押し出すポンプのようであり、またあるときは県の色々事業、県の予算、こういったものをこちら側に吸い込む、そういうポンプ、まあ切り替えのスイッチのついたポンプでなくてはならないと私は考えております。こうした思いで、これから私は副市長として、県とかかわって参りたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) はい、よく分かりました。よろしくお願いします。で、副市長、お願いですけれども、県に行かれるときは、なるべく1人で行かずに大勢の職員を引き連れて行って頂きたいと思います。やっぱり、車の中で情報交換というのはすごく大事ですので、特に副市長こっちに来られて間がないで、分からないことがいっぱいあると思います。例えば、ウサギを渡る谷とか分からんですよね、どこにあるか。で、通の17区はどこにあるかとか、油谷島におばあちゃんが1人で牛を飼っていますと、風邪をひいたらどうするんだろうとか、そういう話が結構車の中で出てくると思いますので、是非行かれるときにはなるべく大勢を引き連れて行って、県に紹介したり、またこっちの地元の情報も受け止めて頂きたいと思います。 次に、市長さんにお尋ねします。今度、機構改革を考えていらっしゃると思いますけれども、その企業誘致の担当、それをどういうふうにかつけるようなことは考えていらっしゃいますか。例えば、部長に括弧「企業誘致担当」とかつけるとか、例えばその商工観光離れたら商工はどうなるか分からんけど、その中に企業担当、担当の、企業誘致の担当の職員をつけるのかとか、そういうことを考えられてるかちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 今朝程からの質問に、機構改革については、まだ今部内で調整中ということでお答え申し上げておりますが、企業誘致、これもやはり大きなテーマでございます。できるだけ、そのいわゆる企業誘致担当ですか、を設けるように考えて参りたいと思ってます。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) ありがとうございます。これは、ちょっとよその自治体ですかね、企業誘致担当者があっちこっちの会社とか訪問に行くんですけど、そのとき必ず誘致の問題だけではなく、その、そこの観光宣伝をしたり、物産を持って行って売り込んだり、中々損じゃない担当ですので、これ考えられたら結構おもしろいと思います。しっかり長門市のPRができると思いますので。 次に、これは、どのような企業を長門が求めるかということですけれども、これは、いつもその企業誘致で言えば、その、さっき言われたように電気とか、車とか、そういうことを考えるんですけれども、副市長の答弁にもありましたように、地元にあったその企業誘致をやっていくよという話ですけれども、経済部長、その一応担当らしいですけど、経済部長だったらどのような企業を長門市に持って来る、来られますか、誘致されますか。 ○議長(松永亘弘君) 繁澤経済振興部長。 ◎経済振興部長(繁澤裕司君) お答え致します。 まあ、市長の申し上げます長門市の閉塞感を打破するような、まあそこには雇用の促進にも繋がるような企業が是非ともほしいわけでございますが、まあ昨今の状況から致しまして、公害や、或いはその経営が丈夫で長持ちをするというような健全な企業であれば、もうどんな企業でも是非来て頂きたいというような考え方でございます。まあ、欲を言えば、若者の流出が食い止められるような企業、或いはこの地域に美祢や、等であるようなその企業、まあこの地域の自然環境にあって立地して頂けるような企業、そのようなものが望ましいかと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) まあ、長門市にあった風土とか、歴史にあった産業を、是非、特に魚の加工なんていうのは長門市得意としますので、その辺の食品関係とか、もう探して持って来てもらうようにして頂きたいと思いますけど。 次に、市長にお聞きしますけれども、企業進出です、企業進出、ちょっとしたきっかけでみなその企業進出するわけですね。もちろん税制面が安いとか、そういう土地がちゃんと確保されているというのもありますけれども、実際聞いてみると、ちょっとした人と人との繋がり、社長が地元とか、そこに勤めている社員が勤勉で、調べたらその長門市じゃったとか、それで持って来るとか、そういうのが多いんですけれど、市長さん、結構政財界に顔が広いですよね。いや、その、そういうこと言われても麻生さんも友達じゃし(笑声)牛尾さんだって親友じゃないですか。その辺、市長フルに利用して、その都会に出られたときには回られてお願いして歩くとか、大津高の同窓会でも行かれても、結構その企業の経営者とかいらっしゃると思いますので、その辺どうでしょうか、少しずつでも企業誘致の方に力を入れて頂けますか。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 もちろん、私も市長になってトップセールスマンをうたっておりますので、何かにつけて長門市のPR等々やっております。今、ふるさと納税で、今年もたくさんの方から、多い方は10万円とか頂いております。そういった方もつぶさに私はチェックして、これからは、この私なりのまたネットワークで企業誘致、或いは雇用の問題についても、また地域の物産等の紹介についても、トップセールスとして売り込んでいきたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 是非人脈を生かして頂きたいと思います。 先日も、東京の中央区の飲食店で、20代の女性が「長門の市長さんは南野さんですよ」と言ってましたよ。さすがですね。(笑声) 総務部長にお聞きしますけれども、長門市は地震とか少なくて、データセンターって言うらしいんですけど、その誘致がいいんじゃないかという話があったんですけれども、実際にこのデータセンターの話が長門市にありましたか、なかったですか。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) 私はそのようなことはあったとは、まだ聞いてはおりません。まだ、合併してからでございますか、まだまあ就任後はそういうことは聞いておりません。ただ、データセンター等につきましての立地につきましては、まず地震がないことというのが第1位だと言われております。まあ、山口県は地震の発生が少ない地域と言われておりますので、この観点からいえば適地ではなかろうかなというふうに思っております。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) これは、話があるかないか、まだ分かりませんけれども、もしあったときには親切に受け入れて頂きたいちゅうか、話にのって頂きたいと思っております。これが別にまあ、あるっていう話じゃないですよ。話だけ、噂だけですから、まだ。でも、是非これ、特に長門市でも西より東の方が地震がないんですよね。僕、断層よく分かりませんけど、どう流れてるのかちゅうのは。とにかく湯本、油谷とか日置よりは、長門、三隅の方が地震が起きませんよという、何かデータが出とるみたいですので、その辺もよく調べてから対応して。こういうときには、やっぱり商工観光もやけど、やっぱり総務の方がちゃんとしっかりしとかんと、中々受け入れにくい問題がありますので、それでちょっと最初に聞いたんですけどね。これは多分総務課の方と思いますので。 次に、民生部長さんにお聞きしますけど、あなた、前は商工観光課長やったですね。長門の商工と観光を背負ったわけです。例えばその、ごみの焼却場、焼却場ね、私から考えれば、建設費が20億円から25億円、年商が2億円ぐらい、そして従業員数が10人ぐらいの、その工場という感覚で話してるんですけどね。それをその、よその市に持って行くのは、あなたとしては、その部長になったときにもったいないとは思いませんでしたか。萩の方に持っていく、長門に、これを長門に置いたらいいなとは思わなかったですか。そういう話を市長にしませんでしたか。 ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) お答えを致します。 確かに、1年前、商工観光課長ということで、企業誘致の担当課であります。まあ、そういった中で、今回の焼却施設が萩と共同ということで、まあ焼却施設自体をそういう企業という感覚は持っていなかったというのが正直なところであります。で、まあ、そういったものが萩の方に行くということで、まあ議員さんは企業が逃げるという考え方だろうと思いますけれども、やはり今市のおかれている財政状況、そういったことを考えたときに、今後長期にわたってその施設の維持管理というものが出て来ますし、当然建設コストの問題もあります。そういった中で、やはり共同で行うことが経費の削減に繋がるということで、特に私の方から市長に対して意見を申し上げたということはございません。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 民生部長、経費の削減にはなると思いますけど、長門市の経済のためにはマイナスですよ。だから、こういうことは市長にはっきり、その自分の首をかけて正論を言うべきですよ。(笑声)で、もう正論が通らなかったら、市会議員にでもなったらいいです。(笑声) それから、清掃工場ですね。企業の撤退ですね。これ色々、今まで長門市から企業の撤退や、そのまあ民間も含めて、まあありますよね。ちょっと大きい、まあ名前上げてええか、悪いか、NTTから中電から、ずっと撤退してるわけですよね、最近。で、この最近も民間企業が幾らか進出計画をやめたり、縮小してるわけですよね。そういうこと、ときを見たときに、庁内でそういう話について話があったか、総務部長、総務部長ですよ、これね。ちょっとお聞かせして頂きたいと思います。全体的なことですから、公官庁も含めて、段々逃げていく。やっぱりそういうときに、何か対応はしてもらわんと、早目に。それは、あれが逃げたか、これが逃げたって、また減ったなあじゃ、おもしろくないわけですよね。そういうとき、庁内で協議されたか、されなかったか、ちょっと教えてください。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) そういう重要案件があれば、当然そういう会議等にも報告がございますので、まあ経過、経緯なり、その対応についての協議はして参っております。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) これ、まだ幾らかこっちに企業残っているわけですよね。今さっき十何社ですか。これ、そういうところには訪問したり、その企業に手助けしたりすることを考えて来たのか。まあ、今日支所長いらっしゃいます、三隅にまだ工場残ってますよね。たまには行ってから、何か手伝うことはないかとか、そういうことされることありますか。 ○議長(松永亘弘君) 山田三隅支所長。 ◎三隅支所長(山田保則君) 私もこの5月に突然三隅に帰りました。こちらは、企業さん直接訪問とかいうのはありませんが、まあ先方さんの方から時々お電話を頂いたり、おいで頂いたり、そして今は外国人登録の関係がございますので、外国人雇用も入れかわり立ちかわりで、頻繁に窓口業務が行われております。まあ、そうした中で、そういった話は交わすことはございます。まあ、このぐらいにしておきましょう。 以上です。(笑声) ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 三隅の企業がどんどん、何ていうか、縮小してるわけですよね。その理由何かも、ちゃんと支所長分かってると思いますので、その辺をカバーできるように。実際何で縮小してるかって、こっちの方にちょっと教えてみてくださいよ。 ○議長(松永亘弘君) 山田三隅支所長。 ◎三隅支所長(山田保則君) はい。これは合併前の問題、案件です。これは恐らく、今アルミネさん、或いは三九水産さん等々のことをおっしゃるんだろうというふうに思っております。 まず現在、当時は、昭和、前田中内閣総理の時代に列島改造論がありました。国策として、まあ経済状況をよくするという、国民の総所得を上げるということで行われた政策だというふうに理解を致しておりますが、まあこの辺から、ときの首長さんが企業誘致に非常に熱心に動かれた関係で、当時深江金属、現在のアルミネさんでございますが誘致された経緯がございます。まあこれらは、なぜ規模縮小になったかといいますと、やはり全体的に用地の不足と、そして水の、製品等製造するための水の確保というものができなかったということで、その当時は私も水道関係多少しておりましたが、その当時、首長さんには水の関係ぐらいは何とか政策的にできないかということでかなり申し上げましたけど、残念ながらこの意見が通りませんでした。従いまして、アルミネさんは川上工場の方へ、ある意味では転出されて、そちらの方の規模拡大を図られたということでございます。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 何となく、その、もったいない話ですよね、今考えたら。そのことでも、やっぱし庁内でしっかり普段から話題になっておれば、どうにかできた問題だと思うんですけどね。油谷支所長も日置支所長も、時々は企業の方に出向いて、何かてごすることはないかねぐらい言うて歩くようにしてください。答えはいいですけど。 で、まあ出先機関の話をしてるんですけど、まあ私は県の、ちょっと話はずれますけど、高校も県の出先機関と思ってるんですけど、これは副市長にお聞きしたいんですけれども。その高校が合併するに当たり、これ、いい悪いは別にして、やっぱし地元との信頼関係がなけんにゃいけんですよね。話し合いとかですね。それで、今僕は色々あるんですけれども、その校名のつけ方1つにしても、誰も市民の言うことも聞かずに勝手に決めて来てるわけですよね。何だか、大津何とか高校とかいう名前らしいですけど。そんなのでも、やっぱし市民の方にアンケート取って決めるとか、そういうことが繋がりがないと、その出先機関、出先とその市でもよくいきませんよね。この高校の名前をもう1回県に考え直すように言うて頂けませんか。高校の名前、大津何とか高校って、僕覚えてませんけど。緑洋です、はい。まだ時間があると思いますけど、名前を決定するまでに。 ○議長(松永亘弘君) 阿野副市長。 ◎副市長(阿野徹生君) 色々話し合い、日頃からの話し合いということの一環での御質問だと思います。まあ、新しい高校への地元の方々の愛着といいますか、まあそういう観点から、そういう高校の名称の決め方についてそういうふうな御意見があるということは理解は、私は理解は致します。ただ、その高校の再編等に伴う新しい高校の名称につきましては、既に再編統合を行っております他の県内の県立高校、これも全て設置者である県の方が高校の教育理念とか、教育内容、伝統、こういったもので設置者の方で名称を決定したと。公募等の方法は取っていないということを伺っておりますので、今、大津緑洋高校の名称をもう1度、既に条例で決定さておるわけですけども、これを見直すことについて、県の方に意見として申し出ることは考えておりません。まあなお、校歌とか校章、こういったものは現在も田布施の方で公募されておりますし、周防大島の再編統合でもそうでございましたけども、そういったものは公募等で募集をされて決定されたというような経緯もございますので、そういった方向で進めて頂けるのではないかと思っております。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 分かりました。大津をつけるんだったら「大津あきら高校」の方がまだましですよ。(笑声) 会計管理者。もう質問がないようでゆっくりしてますけど、元々は収入役ですよね、会計管理者。長門の収入を増やすのが目的なんですけども、ちょっと最近どうか、仕事の内容が分かりませんですけれども、長門に今ある営業所とか支店ですね、それとか今出先機関の何ですか、所長さん達、市民税は今長門にお払いでしょうか。それとも、その地元、どっちに払ってもいいようになってるんですけれども、何人か市民税とか、長門に払っていらっしゃいますか。で、1回でも頼みに行ったことがありますか。 ○議長(松永亘弘君) 岩崎会計管理者。 ◎会計管理者(岩崎伸広君) もれなく御指名頂きましてありがとうございます。課税の方は、私ども担当ではございません。入る方、出る方の支出、収入が適正に行われているかという判断をして参りますので、課税の方はお答えできません。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 仕事の内容はそうですけど、やっぱり収入役で、あなたの場合は職員として、やっぱしそのぐらいのことは考えて、税務課長が行くよりは、あなたが行かれた方が私は話がつきやすいと思いますので、是非、いっぱいいらっしゃいます、営業所の所長さんとか。特に厳しいじゃなしに、適正な取り締まりで反則金を取っていらっしゃる出先機関がありますよね。特にあそこは、もう特に署長さんのとこに行ってから「市民税は長門にお願いします」って行って来てください。これ、ほんと、すごい金額になると思いますよ、各所長さんとか、こっちに、法的にはどっちに納めてもいいようになってるらしいですけれども、それをお願いして長門市に納めてもらうように、是非お願いします。それやっぱし、課長が行くよりは、あなたが行くべきですよ、こういうのは。そういうことですので。 次に、企業誘致の確保についてお聞きしたいと思います。まずその、滝ノ下。建設部長、これ滝ノ下を今野球場をつくる、その用地に確保されてるんですかね、運動公園が。これは工業用地に転用できますか。転用っていいますか、工業用地になりますか。 ○議長(松永亘弘君) 山本建設部長。 ◎建設部長(山本正人君) お答えします。 滝ノ下の用地につきましては、仮称ではございますが「長門スポーツ交流パーク整備事業」として、野球場を核としたスポーツ交流パークが、今計画されておるところでございます。まあ、これで平成5年8月31日付でこの用地の土地収用法による事業認可を受けて、更に山口県報にも告示して、その用地を取得しているところでございます。現在もこの計画がまあ生きておる段階でございまして、それにあわせて県としても、市がこういうスポーツ交流パークを整備するということで、県が深川川河川環境整備事業として滝ノ下河川公園を、平成18年度に先行して整備頂いているところでもございます。 まあ、以上のことから、現在のところ御指摘のような企業誘致用地として提供するとは非常に困難な状況にございます。まあ、今後、現実的に企業誘致の話が具体化した時点で、まあそういったことも研究してみたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) じゃあ、具体化すればそういうことも可能ですよということですね。(笑声) ○議長(松永亘弘君) 山本建設部長。 ◎建設部長(山本正人君) お答えします。 将来的にこういった、その、今の滝ノ下以外にこうした長門スポーツ交流パーク整備事業のような事業が、他の箇所でできたならば、そういった変更することも可能なようなことになるかもしれませんが、現段階ではそういった施設がほかにもまだつくってはありませんので、できておりませんので、まあ計画変更については非常に困難を来すのではないかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) その辺が素人でよく分からないんですけどもね。例えば優良企業が来てから、どうしてもあそこがいいんだと、交通の便、長門の中では交通の便もいいし、土地の広さもあるから、あそこがいいんだと言ったときにはどうにかなるわけですね。いえ、それ、問題なんですよ。例えば来て、長門、あんな広い土地を遊ばせて、俺が、例えば工場を建てようと思っても、やっぱりあそこ選びますよね、来たら。そのときに、あそこはもう公園だから、用地違うから駄目ですよって言われたら、もう最初から何かね。そういうときのためにも、これはもう今言っても仕方ないんですけども、しっかり研究をしていって頂きたいと。県の方も、副市長さんも是非研究をして頂いて、もし本当に何かあったときでいいですから、その頭の中に入れておいて頂きたいと思っております。 でまあ、ついでに言いますけど野球場ですね、これ、あそこ野球場をつくるんだけど、最近も市の方でも野球場をつくる計画で何か盛り上がってますけれども、私、野球場は、やっぱり水高の、今あるグラウンドの、もうすごい整備ですかね、あそこにすごい練習場のグラウンドをつくって、試合もできるような野球場をつくって頂いたら、やっぱし3校を統合した何か値打ちもあるかなと思ってますので、市長、その辺も考えて頂きたいと思います。 次に、まだ企業誘致の確保ですけど、教育委員会、藤野教育次長。あっちこっち廃校されてますけれども、まあよその自治体では廃校する前に、その廃校跡地を企業誘致しようかとか、その福祉関係の設備をつくろうかとか、そういう話でもあるんですけれども、長門の場合は教育委員会サイドとして跡地の利用を考えられたことがありますか。 ○議長(松永亘弘君) 藤野教育次長。 ◎教育次長(藤野義久君) お答えを致します。 現在、来年の3月末、4月1日に3校廃校ということで、地元との協議を致しておりますが、今お尋ねの企業誘致という形の中で話をしてる、当教育委員会がリードを取ってということは、今のところありません。(「議長、ちょっと質問の趣旨が違うんじゃない」と呼ぶ者あり) ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) はい、済いません。趣旨が違えば、じゃあ学校の用地を、廃校の用地を企業誘致に使えるかと、そういうことならいいですか。企業誘致が来たときにその使えるかと。 ○議長(松永亘弘君) 藤野教育次長。 ◎教育次長(藤野義久君) 御承知のとおり、教育施設は行政財産であります。で、例えば、廃校、学校がなくなります。その後、行政財産を普通財産という形に移管をするということになった場合においては、1つの企業誘致の対象としての受けとめが可能ではないかというふうに思います。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 大体企業誘致の話も、大体終わりなんですけれども、やはりいつもそのアンテナを張ってスタンスを取っておかないと、どこでどういう話があるか分からないわけですよね。例えば、市長東京に行って、知り合いがあって、その、じゃあ長門に小さな工場でもつくろうかって言ったときに、やはりその市長にも何ぼか知識がないと話になりませんよね。まあ、用地ありきですから、そういうことは、学校の跡地も含めて、全体的に考えておいて頂きたいと思います。 例えば、通なんかでも学校なくなったら、やっぱり水産加工の地にはふさわしいですよね。あそこは、魚の加工をする技術者もまだ多いですしね。あれだけの土地が空くんですから。で、大畑にしてもインターチェンジまで大体20分ぐらいですよね。それで、何でその長門市が企業誘致にまだ有利かっていうのが1つあるんですけど、よそはみな土地造成してるんです、造成、お金をかけて。だからどうしても土地が高くなってるんです。そのために一生懸命企業誘致条例をつくって、企業を持って来ようとするんですけども、長門の場合は、その造成しなくてもちゃんと土地かあるわけです。総務部長聞きますけど、その学校とか、今滝ノ下とか以外にも、市でその今工場来ても、すぐオーケーですよという土地があるでしょうか、どっか。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) まあ、現時点で工場適地として市が確認しておりますのは、油谷干拓に約2万7,000平方メートルの用地がございます。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 上川西の上の方にも、どっかその最近撤退した工場なんかあるでしょう。あそこも市が、土地は市のもんでしょう、あれ。なんですか、余り企業名は言うといけないから言いませんけども、あれもちゃんと市の土地なんでしょう。 ○議長(松永亘弘君) 繁澤経済振興部長。 ◎経済振興部長(繁澤裕司君) お答えします。 上川西にございます用地、まあ現在山口部品さんに入って頂いておる団地、これは市が造成した企業団地でございます。まだ多少空いております。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 多少ちゅうより、もう撤退したんでしょう。企業は、ほとんど。 ○議長(松永亘弘君) 繁澤経済振興部長。 ◎経済振興部長(繁澤裕司君) お答え致します。 同企業は、平成2年に企業誘致した企業でございますが、平成21年3月に、まあ世界的な不況により操業を今現在停止しております。まあ、現在はまだ倉庫として活用をされておりますが、まあ、撤退の申し出が現在あっておるところでございます。そういう状況でございます。 ○議長(松永亘弘君) 金﨑修三君。 ◆17番(金﨑修三君) 最後になりますけど、市長、今日の質問は、長門青年会議所が50周年のときに、1969年ですね、これ。南野理事長のときに「海と緑の青年都市ながと」。先程市長が、色んなこと、基本的なこと言われてましたけど、大体この中に書いてあるとおりを市長が言われてましたので、余りぶれてないと思うんですけれども。それからその10年毎にアンケート取ってるわけです。で、どのアンケートを取っても、見ても、まず働く場がないと。交通の、最初言いましたけど、働く場所がないと、交通の便がないと、ずっと上位なんですよね、これ。その辺はほん難しいんですよ。さっき交通の話でも、その俵山の道1本もできないとか、難しいんじゃけど、その思いっていうのは必ずどっかで繋がると思うんですよ。さっき国道316号の話でも、私がまだこっち帰ったときには、国道316号の開通なかったですからね、それもできてますし。この本でもすばらしいのは、その69年ぐらいに中国縦貫道がもう書いてあるわけですよね、山陽道。その、今長門市も、やっぱし、今のその部長さん達が、もう若いもんに残す時代ですから、一生懸命その将来のこと見詰めて、長門市の将来を考えて頂きたいと思います。私達も一緒に頑張りますけど、よろしくお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 やはり企業誘致は、もう忘れてはならない、その当市にとっては大きな課題の1つでございます。実は、先程来より、金﨑議員のお話もございましたが、今から、これは15年になります。私、まだ議会に出て間もない頃でしたけど、やっぱり昔の仲間の京都にある立石電機っていう、今オムロンという会社に社名変更しておりますが、当時の社長立石義雄さんが、この山陰に核を持っていきたいと。で、鳥取県かどっか、その一部の工場があるんですが、ひとつ相談にのってくれんかという話がございまして、3度ぐらいお見えになりました。そして、私ども期待、海岸に近いところは駄目だということで、いわゆる、その山林っていいますか、山手の方を探して歩きました。で、これは結構面白い話だなあと思って、まだ誰にもしゃべってくれるなということでしたから、私も誰にも御相談申し上げなかったけど、彼が4年後に亡くなりまして、その計画は中断致しました。まあ、アンテナを張っておけば、また私なりのささやかな人脈もこれから頼っていって、トップセールスマンとして、企業誘致はもちろんのこと、色んな物産の販売等にも、長門市をどんどんPRして参りたいと思っております。 ◆17番(金﨑修三君) 終わります。……………………………………………………………………………… ○議長(松永亘弘君) この際、暫時休憩を致します。会議は3時から開催致します。午後2時50分休憩………………………………………………………………………………午後3時00分開議 ○議長(松永亘弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 長尾実君。〔4番 長尾 実君登壇〕 ◆4番(長尾実君) 12月定例会も4日から始まりまして、今日から明日、明後日と一般質問になるわけでございます。初日の最後に登壇を致しました長尾でございます。執行部の皆さんにおかれましては、朝から引き続きの大変お疲れのことと思いますけれども、よろしくお願いを致します。 今回私は、2点程通告致しております。 まず1点目は、長門地域における医療体制であります。2点目として、行政改革を取り上げております。 それでは、まず1点目の救急医療体制の充実についてお尋ねを致します。今回地方の医療体制の充実を図るため、国において地域医療再生基金が創設されております。これを財源に、全国で事業の推進をされることになりますが、山口県では2カ所が計画され、このうちの1カ所が長門市となっているように報道もなされております。これの計画について、まずお尋ねを致します。 再質問につきましては自席から行いますので、よろしくお願い致します。〔4番 長尾 実君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。〔市長 南野京右君登壇〕 ◎市長(南野京右君) それでは、長尾議員の救急医療体制の充実についての御質問にお答え申し上げます。 休日、夜間における受診体制等、市民がいつでも受診できる救急医療体制の充実は、本市にとって大きな課題でもあります。こうした中、御案内のとおり、この度県は、厚生労働省に地域医療再生計画を提出されました。この計画の中には、長門医療圏の地域医療整備に係る計画が盛り込まれており、国における計画採択に大きな関心を寄せているところであります。この計画採択の決定が来年の1月の予定と聞いておりますが、採択されれば、本市の地域医療体制の充実、強化に大きく寄与するものであります。 それでは、この事業の概要とこれまでの経過等につきまして御説明申し上げます。この事業は、国の経済危機対策の一環として実施されるものであり、県が国から地域医療再生臨時特例交付金を受け、地域医療再生基金を設置した上で、圏域の医療機能の強化、医師確保等の取り組み、その他の医療課題を解決するための関連事業を行うこととなっております。この特例交付金を受けるに当たっては、各都道府県が、地域医療再生計画を策定し、国の審査を受けて計画の承認がなされるもので、原則として2次医療圏単位で都道府県毎に最大2カ所とされているところであります。 そこで、県は、地域医療再生計画策定に当たっての参考とするため、県内8圏域から、地域医療再生計画策定に係る意見書の提出を求めました。これを受け、長門医療圏におきましては、長門市医師会、長門歯科医師会、長門薬剤師会及び市が連携して、地域の現況、今後のニーズ、実施したい事業の内容等を取りまとめ、県に意見書を提出しました。そして県は、山口県地域医療再生計画において、長門医療圏に係る整備を図ることを盛り込んだ計画策定をされたところであります。 意見書においては、長門医療圏における再生計画の主な施策として、休日夜間診療センター及び地域医療連携支援センターの整備があります。本市の現行の救急医療体制は、比較的軽症な診療については、平日は初期診療をかかりつけ医から、休日は在宅当番医が行い、手術、入院が必要な患者さんの第2次救急は、平日を救急告示病院、休日の昼間、夜間を、病院輪番制により対応しているところであります。また、救急搬送状況において、特別な医療措置を必要としない時間外の患者割合が県平均を大きく上回っていることから、各病院の負担が増大しているため、その改善も求められております。このため、診療窓口の一本化を図ることを目的とした休日夜間診療センターと、状況に応じた効率的な医療提供することを目的とした地域医療連携支援センターを計画しているところであり、今後設立予定の協議会において、計画の具体的な中身について協議、検討されることとなります。 長門医療圏の本格的な事業の実施は平成22年度から25年度までの期間で、長門市医師会が中心となって事業を推進することとなりますが、市と致しましても、市民の安心、安全を確保するため、大変重要な事業と認識しており、本計画の推進に向け、積極的に支援して参りたいと考えております。 以上で、1回目の答弁を終わります。〔市長 南野京右君降壇〕 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) まあ、高齢化人口がまあ現在増しますし、これからもどんどんとこう増えて参ります。まあ、そうした中、こうした救急医療体制ができた、できるという計画をされておるということは、そうした不安解消には大変、市民の皆さんも心強いこの計画でございます。まあ、最近にないこの朗報だというふうに思っております。 そこで、何点かお聞きを致したいと思いますが、現在、救急医療対策事業として、先程市長さんが述べられました在宅当番医制と、病院群の輪番制、それぞれ医師会或いは病院群の輪番制については、3病院がそれぞれ補助を出して、委託と補助というふうに分けて出しておりますけれども、今度、当然こういうのが、今後の新しいそういう非常体制が整備できれば、こういうものについては当然廃止というような形に移行するというような形になるというふうに解釈してよろしいでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) お答えを致します。 まあ、この計画は、まだ決定をされておらないということでありますけれども、今、こういった形でセンターができれば、これまでの在宅医院、それから輪番、病院の輪番制というのが一本化、センターで一本化できるということでありますので、まあ、これ5カ年事業で、まあ市におきましては22年度からという計画でありますけれども、まあ、それまでにきちっと体制づくりをして、それ以降、まあどんな形で支援をするようになるか分かりませんけれども、市と致しましてもその支援体制を組んでいきたいというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) それでは、現在まあ休日と、休日の昼間と、また休日については昼間と夜間というふうに、こう現在はそういう対応をしているところですけれども、今度の新しい、例えばセンターになった場合は、平日なんかは従来どおりで、これにはこのセンターは幾ら救急でも対象外というふうになるというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) お答えを致します。 休日夜間診療センターということで、休日を対象とした営業という形になります。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) まあ、これは現在そういう計画の段階ということで、余りまた詳しい質問等については避けたいとは思うんですけど、現在、今、小児科に、子供の関係の救急につきましても対策事業として、現在長門病院の方にそういう事業を補助金として出しておりますけど、これは当然こういう子供の救急医療というのも対象になるというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 中野健康増進課長。 ◎健康増進課長(中野義三君) それでは、お答え致します。 具体的な中身等につきましては、交付決定を受けた後に協議会というのを設立をしまして、具体的な仕組み等を検討することになろうかとは思いますけれども、小児救急関係につきましても、その中にどういうふうな取り組みをするかということも検討される課題になろうかと思っております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) それでは、地域医療の、先程市長が申されましたが、地域医療の連携支援センターというふうに、こう、それもあわせて設置ということに計画されておるようですけど、これは大体どういう役割を持つものか、ちょっとお聞かせ願えたらと思いますが。
    ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) お答えを致します。 まあ、病院間の連携ということで、色んな情報をそこに集約して、その情報を各病院が共有するという形になろうかと思っております。ですから、まあそういったところに薬局のネットワークを構築したりということで、まあいずれにしましても、そこで色んな患者さんの情報を含めて、そこで集約をして、それぞれの医療機関が、まあそれぞれの分野において医療を担当するというような形になろうかと思います。まあ、この辺につきましても、今から協議会の中で、どういう役割を持たせるのか、この辺も十分検討されると思います。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) まあ、先程申しましたように、高齢化が進んで参ります。特によく聞くのが、まあ脳梗塞とか脳血栓とか、まあ、その症状は後のことを考えると、時間との闘いというふうに言われておりますけれども、これから新しい計画をされる分については、今、1次、2次、何ですか、救急体制といいますか、ありますけど、3次医療体制とかいうのもちょっとこう言葉は聞くんですけども、まあこの3次救急体制というのはどういうものの体制なのか、そしてまた、今後そういうセンターができれば当然そういう3次体制にも対応すると、3次体制も当然あるんだというふうなことなのか、その点もちょっとお聞きを致したいと思いますが。 ○議長(松永亘弘君) 中野健康増進課長。 ◎健康増進課長(中野義三君) それでは、お答え致します。 この計画に、長門圏域で考えておりますのは、1次救急と、まあ初期の救急と、2次救急の体制の整備を図るということで、3次救急につきましては、県の事業の方で機能拡大をするとか、整備をしていくというふうな計画をされております。3次救急につきましては、この計画、長門圏域の計画の中には含まれてはおりません。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) 一番、先程も言いましたように、当然歳を取りますと懸念するのは、先程申しましたように脳梗塞とか、ああいうのになると、かなり後の症状が残るという関係で、まあ一番懸念材料、まあ怪我とか、そういうのは割とこうそれぞれの、今言う機関が整っておりますけど、この3次、そしたら、今計画をされておるのは、例えばそういう、まあ、一例といいますと、脳梗塞となったと、そしたら、今は恐らくこの圏域では、他の、私の知り得る範囲じゃあ、まあこう対応が中々手術等もできないんじゃないかと思うんですけど、その現状と、そしてこの、そうなった場合はどういう、今の県の方でも対応をするのか、その点をまあ、一番これはよく聞く懸念のことなんですよ。お願いします。 ○議長(松永亘弘君) 中野健康増進課長。 ◎健康増進課長(中野義三君) それでは、お答え致します。 救急告示病院であります長門総合病院、それから岡田病院、斎木病院等についての機能の強化ということも、この計画の中にはくるまれておりますので、まあ脳外科とか心臓外科とか、そういったたぐいの診療もできるような体制も整備をするということも含まれておりますけど、高度な医療を必要とするような場合には、救急搬送という体制を取りまして、長門圏域でありましたら、下関圏域の病院であるとか、宇部山陽小野田の病院の方へ救急搬送で3次救急の方を対応するというふうな計画になっております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) それでは、何ですよね、何ていいますか、まあ急にそういう症状が出た、病院に例えば行きますよね。そうした場合には、そういう何ていいますか、急な、救急的な対応。例えば今の行動では、こう何か、救急医療用の医療のヘリコプターとかも、こう計画されておるようですけど、まあそういうので一応対応して頂くというふうに理解してよろしいんでしょうね。 ○議長(松永亘弘君) 中野健康増進課長。 ◎健康増進課長(中野義三君) それでは、お答え致します。 ドクターヘリ等というのは、県の事業の方で整備をされるというふうにお聞きしておりますので、そういった計画もありますことから、その辺の対応もできるんではないかと思っております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) これはまだ、非常に今からの何ていいますか、具体化するし、そういうことで、まあこの程度に置きたいと思いますけど、やはりこの、まあ医師の確保とか看護師の確保とかいうのは、特にこの過疎地域においては非常にこう大事なことということで、今後とも行政も今の医師会と十分話、協議しながら、これのいい計画を立て、また、いいそういうセンターにつくって頂くよう、まあ行政サイドとしても十分取り組んで頂きたいと思っております。 それでは、2点目の通告を致しております行政改革についてであります。まあ、行政改革は2点、2問程用意を致しております。 1市3町が合併を致しまして既にまあ4年を経過し、まあ5年目に入っておるわけでありますけれども、平成17年度末に新市としての行政運営の指針となる行政改革大綱を策定し、平成18年度から21年度までの4年間を計画年度として、特にこの間重点課題として3点を挙げ、これらに取り組んでおられます。 まあ、まず1点目は財政健全化に関すること、組織体制に関することと、あと、成果志向に関することのようになっておりますが、この、これらの成果はどのように捉えているかお伺いを致します。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) それでは、行政改革についての御質問にお答え申し上げます。 集中改革プランの成果をどのように捉えているのかとのお尋ねでございますが、集中改革プランでは、財政健全化に向けた取り組み、効率的・効果的な組織体制の整備、成果志向に転換する行政運営の仕組みづくりの3点を重点課題とし、今年度末までを目標に取り組んでいるところであります。 まず1つ目の、財政健全化の主な成果としては、中期財政見通しを作成することで、計画的な財政運営を推進し、徴収対策本部を中心とした市税等の徴収対策や市有財産の売却等による歳入の確保、また職員数の削減による人件費総額の抑制や、補助金の見直し等による歳出の見直しを行っております。 次に2つ目の、組織体制の整備に関する主な成果としては、定員適正化計画を策定し、4年間の目標50人に対して、3年間で62人の削減行っております。組織については、平成19年度に策定した組織機構改編3年計画に基づき、年次的な見直しを進めております。公共施設については、ながと総合体育館や俵山公民館等、12施設において指定管理者制度を活用しており、保育園や小中学校の統廃合については、それぞれの適正配置計画に基づいて計画的な取り組みを行っております。 そして3つ目の、行政運営の仕組みづくりに関する主な成果としては、市職員のあるべき姿を示す人材育成基本方針を平成18年に策定し、平成19年度からは人材育成の視点で、管理職を対象とした人事評価制度を施行しております。また、平成19年度に行政評価制度を導入し、平成20年度では111の具体施策と675の事務事業について評価を行っております。 以上が、集中改革プランについてこれまで取り組んだ主な成果であります。こうした行政改革については、依然として市財政が非常に厳しい状況にあることから、更なる取り組みが必要と思っております。 次に──次に。 ◆4番(長尾実君) 2問目は、あとちょっと。 ◎市長(南野京右君) あっ、いいですか。 ◆4番(長尾実君) それでちょっと。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) まあ、この行政改革、これは特に合併をして全体的な行政規模が膨らむということで、当然人件面もそうですし、まあ事業面もそうだというふうに思っております。 それで、財政健全化の関係ですけど、まあ自主財源として、先程も税の徴収率の向上についてお答えを頂いております。私もこれまで、税の徴収ということは一般質問でも2回ぐらい質問を致しております。当然これは、自主財源とあわせまして、やっぱり、やはり公平と公正な行政をされなくてはいけないという観点からでありまして、その点、対策本部等もつくってやっておられますけれども、現在、まあ県職員の方も2名程併任ということで着任をしております。まあ、差し押さえ等、中々こう技術的な面でそのアドバイスを受けておられるようですが、ただ、何せ色々対策本部もつくられておられますけれども、滞納額はまあ増える一方というふうで、中々現在の経済情勢等もあわせまして、難しい状況であろうかと思っております。 同じく、今の国保の関係についても、市税とこれらの滞納の額の双璧でありまして、この県の職員の併任の方は、市税は当然そうでしょうけど、国保についてもそういう何かアドバイス的なものは受けるような、そういう仕組みになっておるんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) お答え致します。 県の併任職員につきましては、あくまでも県税を、住民税を主としたものでございます。ただ、全般的な徴収、滞納整理につきましてはアドバイスを受けて行っているとこでございます。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) 色々候補等も、やはり差し押さえ等も、現在割とこう以前よりも積極的にこうされ、またそういう公売ですか、そういうこともされて、今おるようでございます。こういうことについても、また後程の、また述べさせて頂きたいと思いますけど、まあしっかりそういうことについても、まあ公売等については、やるということはある程度の、まあ1つの前向きであったというふうに捉えております。 それと、市有財産の活用なんでありますけれども、現在、遊休をしております市有財産も結構あるわけでございますが、これについて、そういう有効活用っていいますか、まあ売却を含めての有効活用というのは、執行部としては成果的にはどう捉えているかお聞きを致します。 ○議長(松永亘弘君) 磯部財政課長。 ◎財政課長(磯部則行君) それでは、お答え致します。 実績と致しましては、まず、今年度に、既に御承知と思いますけれど、11月に湊地区の市有地2区画、これ宅地でございますけれど、公売をかけたところでございます。前年度、20年度につきましては、一応借地契約であったものの方と随意契約で、2件でございますが、売却をしたところでございます。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) これも、今後とも積極的に、まあ対応してもらえたらと思います。 そして、先程午前中にもその財政の健全化等の中で、人件費の抑制というのが取り上げられております。まあ職員数の削減については、改革プランで10年で100人、それを午前中の答弁では「やあ、足らないから、150人ぐらい」と、しますということで、まあ取っておられて、もうこれもやはり避けて通れないのかなあというふうに感じております。 また、給与構造の改革といいますか、これも人事院勧告が、公務員というのは当然されるわけで、今までの9級制から7級制に落ちております。これなんかも、やはり職務の職階制のやはり権利、やはり役職には役職におうたような給与体制いうような方法も、やはり大事なことだと思うんです。まあそういうことも取り上げて、しっかりと対応してもらいたいと思います。 次に、組織体制についてでございます。まあ、重要課題の2点目としておりますが、この組織といいますと、よく本庁と支所の、こうそれぞれのこのあり方というのが、絶えずこう出ております。以前からも出ておりますし、今日もそのようなことが出ておるわけでありますが、これは、まあ副市長さんにちょっとお聞きをしたいんですけれども、今まで県の方でずっと仕事をしておられて、こうして市の方の、市の行政というのは、市町村の行政というのは恐らく直接携わるのは初めてだと思います。まあ、ずっと前から、合併してから、この支所と、本庁と支所、これが絶えずこうあるわけです。まあ行政の効率化からいやあ、本庁まあ中心主義と。ただ、そういう旧、周辺ですよね、旧町にいやあ、中々サービスが落ちたというふうによく言われるし、実際にそうだと思うんですけど、まあ副市長はその効率とそういう支所のサービスの関係、まああちらを立てればこちらが立たずというような形になりますけど、これは今後は、今の、今からの懇話会でもありますし、また当然人事管理も、副市長がトップになって携わるわけでございますが、この効率と地域の支所のサービスというのはどのようにお考えかお尋ねを致します。 ○議長(松永亘弘君) 阿野副市長。 ◎副市長(阿野徹生君) 地方分権が進展致し、そして市町村合併ということで、行政改革で組織がスリム化をしてくる、そういう環境変化の中で、やはり限られた、職員数というのは限られておりますんで、限られた職員でサービスを維持する、或いはもっとサービスの質を高めていくというのは、非常にその両方を実現するっていうのは、まあ口で言うのはあれですけど、実際問題はやはり相当困難なことだろうと。これはある程度、両方を達成するというのは中々困難なことじゃないかとは思います。ただ、県でもそうですけど、職員が、いわゆる職員のその、まあ意識改革というのは、こういうスリム化をして来た場合にはこれまで以上に重要になってくると思っております。で、私は、これ職員の意識だけで全てが解決できるとは思いませんけども、少なし、限られた職員で地域全体の質を、サービスの質を維持するって、いくっていうのは、まあこれはどこでもそうです、長門市においてもそうだと思いますけども、職員一人一人が意識、或いは職員一人一人の意識や行動でその市の将来が大きく変わってくるという意識を、やはり職員が持って、そういう合併後といいますか、限られた職員でサービスを維持していくという、まずその心構えっていいますか、そういう意識が大事で、そこがなければ市の将来が大きく変わると言っても、私は過言ではないと思っております。 まあ、そうしたことで、まず職員一人一人が、これから自分達が市政を支え、市の活性化を担うんだという、そういう意識改革、人材育成っていうのが、私はまず重要だろうと思っております。そして、そこが、そういう十分な、そのそういう意識等が高まって来ても、やはりなお人数、職員数等の関係で、その、まあ各旧地域といいますか、そういったところでどうしても職員の限られた人数でサービスが維持できないと、或いはサービスを高めることができないというのであれば、それはある程度の集約化というのはこれはやむを得ない選択ではないかとは思っております。しかし、その前にまず打つべき手段といいますか、そういうことを講じることが必要だというふうに思っております。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) これは恐らく、また当分、特にまた定員の、職員定数の削減と、そういうことも当然今からまだ進むわけでありますけれども、やはりこの、それぞれの今の3支所というのは、やはりある程度の地域の、まあ何ていいますか、第1次産業、特に第1次産業を担う、大変このそうした中でのこのサービスの維持、ある程度の3町は、何ていいますか、旧3町は、萩と違って、萩はそれぞれ今の村が、1,000幾らとかいうのが、1,000とか2,000とか、かなり少人数のところでありますけど、ここの地域は下関とも同じように、ある程度のそれぞれの地域の、地区の人数がおると。そしてまた、その地区の活性化といいますか、ある程度そういうものもやっぱり担っておるということで、これも今後、そういうことも十分認識しながら、また、これから懇話会、或いはまた大綱の策定ということもありますから、その点を十分考慮しながら取り組んで頂きたいと思っております。 また、こういう今の行政改革の大綱の中での、まあ集中改革プランの進捗状況というのを、現在それぞれ担当課の方では持っておられると思いますけど、こういうのは一応職員には共有をして、結果ですよね、集中改革プランの進捗状況の、は、共有をされておるということでよろしいですか。 ○議長(松永亘弘君) 山口企画総務部長。 ◎企画総務部長(山口雅道君) これは、職員全て電算の管理で共有はしております。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) それでは、ずっと私もこう進捗状況で、こう未着手、取り組み中、完了ということがこう色々ありますが、ずっと見る中で、ちょっとこう目についたのが、まあ共有されておるということだから聞きますけど、国保事業は今からも大変な問題だろうと思います、今後も。その中で、特に国保というと事業は何が主かと、やはり保険料と、保険料の問題、医療費の問題があろうと思いますけど、この中でちょっと目についたので、ちょっと小さいようですから、まあ共有ということでお聞きをしますけど、医療費適正化対策チームというの、医療適正化プロジェクトというのがこうあって、これ完了しておる。こういうふうに資料ではなっておりますが、高齢化に伴いまして、医療費も段々と増して参ります。特に国保事業につきましては、保険料の高額な個人負担がありまして、これは滞納にも直結するということで、やはりこれを根絶するためには、やはりこの医療費をいかに抑えるかと、ということだろうと思いますが、この医療費適正化プロジェクトの、一応完了となっておりますが、この成果というのはどのように担当の方では認識しておられるかお聞きを致します。 ○議長(松永亘弘君) 宍村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(宍村龍夫君) お答えを致します。 平成19年の1月で、まあ完了ということで、私もこの4月参りまして、今適正化プロジェクトといいますと、やはり保険料、或いは先程言われました医療費の抑制、そういった対策の取り組みだろうと思います。で、具体的にこのプロジェクト自体、細かく今承知をしておりません。特に、今資料等も持ってないということで、回答としては細かい回答ができないということでございます。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) まあ、中々こう資料がないと言われますけれども、ああ、さて、これが困ったなあと。大体、今、平成、第1次の行政改革の大綱では、第1次の行政懇話会が立ち上げて、この集中改革プランとか大綱をつくっております。この第1次の懇話会が言うた提言というのは、主なものが分かる方がおればおっしゃってください。提言、第1次の提言をされております、懇話会が。 ○議長(松永亘弘君) 松尾企画政策課長。 ◎企画政策課長(松尾要君) 人材育成と経常経費の削減、下げることだったと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) いや、それは、2点程提言、大きなのがあるんですよ。財政健全化のことと、もう1点は職員像のことが大きく取り上げておるんです。うらやましがられる職員になってくれ、職員をしっかりせえと、そういうのがあるんですよ、ねえ。じゃから、今答弁も、いきなりで小さいので申し訳ないですけど、やはり今、すぐに課長か何かおるんじゃない、隣に。だから、そういうのが分かれば、ちゃんと呼んでからじゃね、答弁させるのが本当じゃないですか。そう思いますよ。 まあ、次に、まあ、そしたら参ります。3点目は、成果志向とかいうのが、こう集中改革プランでも重点事項で載っていますが、あれは午前中やったですか、職員、大まかに職員の提案の歓迎と人事評価システム、このことについてちょっとお伺いを致したいと思いますが、職員提案制度、まあ午前中、新谷議員さんでしたか、実際何件程提案をされて、実績は、実績のことですけど、提案されて、そのうち採用は何件であったというふうに聞いて、その回答がどうもなかったようですが、改めて私はちょっとお聞きをしたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 松尾企画政策課長。 ◎企画政策課長(松尾要君) はい。お答え致します。 20年度は2件でございました。で、決定は研究するという方向に決まっております。で、その関係が、関係課と協議をしていると思っております。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) これは、19年度、もう既にやっておられます。19年度と、そして21年度現在、まあひとつの区切りのええ月で結構ですけど、これもあわせて聞かせてもらえたらと思います。 ○議長(松永亘弘君) 松尾企画政策課長。 ◎企画政策課長(松尾要君) はい。お答え致します。 19年度は7件ございました。で、採用が1件と、保留が3件、研究が3件でございました。この採用については、検討致しましたけれども、現在実現に至ってはおりません。で、21年度については、先程申し上げましたけれども、まだ実施は致しておりません。といいますのが、件数が年々減ってきております。やはり、こちらの提案の求め方にもちょっと問題があるのかなと思っておりまして、その辺の内容について今検討しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) まあ、何ていいますか、低調なというか、中々提案も、まあ合併して間もなくということもあろうかと思いますけど、ちょっとこう、何ていいますか、19年はまあ7件を出して、そのうちの1件だけど、実際はやってないということで、ちょっと低調なことではなかろうかと思います。 次に、これもよく言われております。これまでにも質問されております、人事評価システムの件でありますけど、これは今の19年度から試行をやられまして、まあ課長と主幹課長級と、あと20年度から課長補佐、20、21年度課長補佐を加えてやれる。これは何をやる、勤務成績の評価であろうと思いますけれども、これの、今問うてるのは成果ですけど、大体どのように、まあ成果的なもんが、だいしょ効果があったかなあと、とか、そういうのはどのように感じておられるかお聞きを致します。 ○議長(松永亘弘君) 永井総務課長。 ◎総務課長(永井武司君) それでは、私の方から答弁させて頂きます。 議員仰せのとおり、その平成19年度からこの人事評価制度については導入しております。平成19年度が課長、主幹を対象に。で、平成20年度が課長補佐まで範囲を広げてやっております。で、今年につきましても、一応制度の熟成度といいますか、そういうものを、職員の納得性を高めるということで、本年度も課長補佐までの範囲で実施することにしております。 で、午前中の答弁でも申し上げましたように、人材育成という部分で、自己啓発という部分で、いう分で導入するということで今実施しておりまして、今、今年につきましては、6月1日から11月30日までの半年間を評価期間ということで、現在その自己評価をして、評価者の方に提出する作業を、今職員の方では行っております。で、これにつきましては、評価者の点数がつきますのが、第1次評価者から被評価者、評価される方との間で面談を行う形で、自分の自己評価をして、自分の欠点とか、或いは他人から見られて優れている点とか、そういったものを面談をする形で自己啓発、気づきに結びつくように、今、今年から面談を取り入れる形で制度改正をする予定にしております。で、これにつきましては、アンケート調査も、その中で、より精度の高いもの、納得性の、職員の納得性が高いものにもっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) やっぱり、公務員をこの評価するのは大変これが難しいと思います。というのは、まあ、企業のように1つの物をつくるとか、1つの物に向かって云々というんじゃなしに、まあ早くいやあ戸籍事務から税務、或いはまた建設のように、それぞれの道をつくったり、物をつくったり、色々この幅が広いもんですから、私もこうして人事評価システムができて、それを評価するというのは大変難しいことだなあというふうに、まあ感じておりました。だけど、まあ、どういうまあ評価の仕方をするのかなと思ってみると、現在のポジションのこの自分の目的とか評価をしながら、自分を自己評価をし、また上司がこうそれに評価をして、それをまた本人に返すというふうな、まあそういうシステムをこう取っておられると。まあ、どっちにしても、公務員の評価というのは大変難しいと思います。先程言いましたように、職種が、全然違う職種があるもんですから。ただ、これも新しい制度として、当然今日も市長さんも確か言われておりました、希望、職種の、まあ配属先の希望も取るということで、そういうこともお聞きを致しております。かつて、私も油谷町役場におりましたけど、1回やったことがあるんですよ。その職の、希望する職種を3つを書けと、1、2、3ということで、それは出さん人もおるし、ほとんど出されたんじゃないかと思うけど、それに沿ったようなことは1つもなかったようにありますし、ちなみに私も全然ありませんでした。まあ、そういうのを色々あれやこれやと、色々の方法も取られながら、まあその適材適所というような方向に持っていって頂ければというふうに思っております。 次に、同じく行政改革の大きな2問目でありますけれども、南野市長になられまして、新たな市政運営がされるわけでございます。まあ、市長の私的諮問機関として、現在、民間で組織をする行政改革懇話会を立ち上げられております。まあ、これの提言を受けまして、第2次の行政改革大綱を策定するとしておりますが、この、今からのこの行政の大綱、1つの目安になることでありますので非常に大事なことと思いますが、これはどのような方針で望まれるのかお聞きを致します。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) 新たな行政改革大綱はどのような方針で望むのかとのお尋ねでございますが、これまでの行政改革大綱での取り組みを踏まえて、より徹底した行財政改革に取り組みたいと思っております。 そこで、新たな行政改革大綱の策定方針としては、従来の行政を刷新するため、効率性、有効性の追求と、外部委託の推進、意識改革の徹底を基本目標として参ります。その上で、大綱の策定に当たっては、引き続き取り組むべき課題である財政健全化に向けた取り組み、効率的・効果的な組織体制の整備の2つに、アウトソーシングの推進を加えた3つの課題を重点的に取り組みたいと考えております。 なお、民間委員からなる長門市行政改革懇話会では、現在、新たな行財政改革に対する御協議を頂いておりますが、委員の皆様には、抽象的な提言ではなく、より具体的な提言をお願いしているところであります。そして、提出頂く御意見を踏まえ、新たな長門市行政改革大綱と実施計画を策定して参りたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) ありがとうございます。まあ、第2次の行政改革大綱につきましても、やはり財政の健全化と効率的な組織の体制というのは、どうしてもこう切っても切り離せない。まあこれにアウトソーシングの推進というのが、これが加えられております。それで、まあ、財政健全化の関係で申しますと、先程申しましたように、先程もほかの議員さんがおっしゃいました、普通、今の遊休資産ですけど、遊休資産、これのやはり売却等も進めて、積極的にこれは本気で取り組んでもらいたいと思います。そのまま置くとやはり維持管理費もかかるし、全くの宝の持ち腐れのような感じが致します。 それで、この財政健全化の中でも、どうしてもこういう自主財源の乏しいところについては、交付税とかの、交付税のたぐい、或いは過疎、過疎法っていいますか、過疎地域自立促進特別措置法とかあります。この過疎法が、確かこの21年度で切れるんじゃなかろうかと思いますけど、この後の、これの何ていいますか、見通しといいますか、今後どういうふうになるものか、その点はどうですか。これ、特にこれは、過疎法は、我が市にとっては大事なことだと思いますので、ちょっとお聞かせ願えたらと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 過疎法につきましては、既に地方6団体が一体となって、来年の3月31日が一応期限となっておりますが、延長を政府にお願い致したところでございます。それに対するお答えは、まだ正式なお答えはございませんが、恐らく民主党さんは、政権与党の1丁目1番地は地方主権であるとおっしゃっておられますので、延長になることと私は思っております。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) それでは、2点目の新たな第2次行政改革大綱でも、組織機構、効率的な組織機構の体制の整備ということを、再び第2次行革についても取り上げられて、今おります。まあ、報道の中で、午前中にも3町との職員との懇談会といいますか、会合を持たれて、余りこう積極的でなかったというような話を伺いますが、改めて、特に支所の職員というのは、私からすりゃあ、やはり頑張ってもらいたいちゅう気があるわけでございますので、そのときの、もう1度その話し合いの様子を、改めてちょっと知らせてもらいたいと思います。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 それは初めての試みでもありましたし、まあ退庁後の時間帯を充てたもんで、仕事の疲れもあったでしょうから、中々言いたいことも言えなかったんではなかろうかと、そういう思いでおりますが、ただ私は痛感したのは、例えば油谷町でしたら、もうこのまま油谷町におって、本庁に行きたくない。それ私、はっきり挙手で確かめました。ほとんどそういう方が多いんです。しかし、30代、40代の若い職員は、やはりもっと広く行政のことも分かって頂かなきゃならない。やはり、ポジションを変わることにおいて、より行政マンになっていくわけですから、その辺がちょっと私、若い職員には一部ございましたけど、意識が非常に低いなと思いました。これを、いかにして、やはりこの支所にいる若い職員をモチベートしてやる気を起こさせるかということですけど、ちょっと私からではなくて、3支所長から、ちょっとその点を答弁させますので、よろしくお願いします。(笑声) ○議長(松永亘弘君) どなたからやられますか。市長から。山田三隅支所長。 ◎三隅支所長(山田保則君) 南野市長から、支所長にということで振られましたが、私どもはしょっぱなでございました。で、まあ私どもも、市長さんに御提言なり、御意見なり、或いは自分の要望なりを申し上げるに、どういうふうな進め方をしたらいいかということで随分悩みましたが、基本的には自分の思ったことは全て誰もが1人ずつは言いなさいということで、まあ前もって指示を致しておりました関係で、まあそれぞれが、ほとんどの者が、私は意見を述べたというふうに総括しております。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 中尾日置支所長。 ◎日置支所長(中尾努君) 日置につきましても、三隅に続きまして2番手で市長との懇談会を行いました。で、やっぱり三隅の支所長と同じように、市長が来られて職員とのまあ色々な交流ということでありましたので、全員の声を出すように致しましたが、一部、市長が言ったように遠慮がありまして、全ての人間、職員からではなくて、残念なことがありましたが、やはり支所の職員の気持ちは、それぞれの職員の発言の中に含まれておったかと思います。で、先程から、支所機能の色んな話がありまして、やはり先程のサービス提供の低下にならないようにということでありますが、人員的にはもう限りが、余り最低、例えば少数的になればやはり限界が来るとは思いますが、やはり我々としては、やはり低下しないように頑張ろうではないかという意思統一を図る中で、まあ市長の色んな懇話会とか、色んなところにおいて、意思統一を図って来ておると思います。今後も頑張りたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。 以上です。 ○議長(松永亘弘君) 南野油谷支所長。 ◎油谷支所長(南野新君) 市長の先程の感想のあったとおりでございまして、職員には十分意見を言うように言っておったんですが、そういう状態になりました。ただ、一番問題は、油谷という地域の地域性といいますか、長年の経緯がありまして、その辺の意識改革が不足されてるということは私も承知しております。私も、支所長として、旧長門出身なんですが、油谷へ来まして色々勉強させて頂きました。やはり、油谷、元職員におきましても、これからは本庁に十分行って、意識改革をしながら、市政全般を見て頂くように期待しておるところです。  以上でございます。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) ありがとうございます。何か最初、三隅の山田支所長は、かなりええから、そのまま行くんだなあと思ったら、段々何かトーンダウンしたような形でありました。だけど、まあこれは市長さんも大変そういう職員と膝を交えたような形で、大変これはいいことだと、みな思っております。やはり、そういうトップとしての姿勢が、やはりいつかは職員にも通じると思っております。 それと、先程言いました支所の機能と権限であります。当然、組織機構については、内部でも検討委員会をつくっておられます。また、これは、山口新聞だったか、長門時事だったか知りませんが、支所長にも一定の予算を持たせるというような発言もされております。これは、官庁というのは、まあ私が説教するまでもなく、業務の権限、また職能権限というのは、これは民間の企業と違って全く権限によって、ひとつの動くもんだというふうに思っておりまして、だから他の部署については、余りもう口出しもできないというのは、当然これはそういう職務の権限があるもんですから、その点についての、まあ、下関ではよく市長が「地域内分権」というふうに、こうなっております。それが、それ相当の、支所にもそれ相当の権限が与えて、そして責任を持ってそれに当たるということであります。この、一定の予算を任されるということは、それなりの、当然権限も与えるということでありましょうけど、その点は今報道もされておるような考え方を持っておられるのかどうかお願いします。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 やはり、支所長は全て本庁にお伺いを立てて行動するというのは、非常に支所長にとっても本意ではなかろうと思います。権限の移譲は、これから詰めて参りまして、支所長、この程度までの権限は支所長に任そうじゃないかと、そのように方向づけをしたいと思ってますし、予算については、まだ漠然としておりますが、3支所については、新年度は厳しい財政ではございますが予算を配分したいと思っております。まあ、下関の市長が言うように、1支所に1,000万円もつけるようなわけにはいきませんけど、その点は考えております。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) この、ずっと合併以来、本庁と支所、絶えずこの話が出ます。また新たな、また気持ちでそういうこともされて、取り組んで頂きたいと思います。 最後に、アウトソーシングのことについてお伺いを致したいと思いますが、この前もこう、先程も午前中あった長門市の中期財政見通しと、これがこういうのを配られて、それぞれ大変厳しい中ということであります。そして、そうした中で、やはり私は、これは議員さんも色々意見があるようでございますが、私はアウトソーシングは、やはりこれからの財政が厳しい中では、積極的に私は進めてもらいたいというふうに思っております。やはり、民間の活力も利用しながら、官と民との役割といいますか、そういうのも十分連携もしながら、やはりこの、まあ俗にいう「小さな政府」ではありませんけれども、やはり民間ができることは、できればこう民間の方に委託もし、また、生かしながら進めて頂きたいと。特にこの、アウトソーシングについては、そのように思っておりますし、また中身についても、特に細かいものは当然色々ありますけど、大きなものもやって頂きたい。例えば今のケーブルテレビ、午前中も話がありました。まあ法的にもこう色々あるようでございますけど、それをいかにクリアもしてやるし、そしてまた、大きなもんとしては、午前中にもありましたように図書館の関係、こういうのもやはり1つの対象に上げて、しっかりとこの、これからの財政の見通しをにらむと、アウトソーシングの推進というのは避けては通れないというふうに今思っております。このことについて市長のお考えをお聞き致します。 ○議長(松永亘弘君) 南野市長。 ◎市長(南野京右君) お答えします。 私は、もう立候補に際して、マニフェストの中にもそれをうたっておりますし、やはり財源の確保、財政債権には、やはりアウトソーシングは避けて通れません。そういう意味で、今懇話会において、もっと具体的に、先程も申し上げましたが、具体的に事象を捉えて、そういった選択肢を次々と出してくれんかと申し上げおります。今日の質問の中で、副市長からも答弁ございましたが、やはり、例えばケーブルテレビにしてもクリアしなければならない問題ございます。今それらに向けて、一つ一つ、もつれた糸を解くように解決して、そして、行政懇話会としてケーブルテレビのアウトソーシングはこういう形がありますよというお示し頂き、そしてもちろん私どもが判断し、議会の皆様にも御理解頂くという方向で考えていきたいと思ってます。 それから、先程の中で申し忘れましたが、職員との対話については、支所だけでなくて、12月からこの本庁でも各部署と、それぞれの部署と対話して参りたいと思っております。 ○議長(松永亘弘君) 長尾実君。 ◆4番(長尾実君) 最後に致したいと思いますが、大変この厳しい財政状況、またこれからも経済状況についても、余りこういい報道等もされておられない、そういう状況であります。まあ、この長門市も自主財源のない過疎地として、どうにかこの生き延びていかなければならないということで、ほんとに南野市長もトップとして厳しい状況であろうかと思いますが、やはりこの官庁というのは機構で動くもの、またもちろんトップの意見も大事であります。そういうのを十分これからも認識をされまして、これからの長門市もよりよい行政運営をして頂きたいということをお願いを申し上げまして、一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。終わります。────────────・────・──────────── ○議長(松永亘弘君) お諮りします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。御異議ありませんか。〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松永亘弘君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれで延会することに決定しました。次の本会議は明8日午前9時30分会議を開きます。 本日はこれで延会します。午後4時12分延会──────────────────────────────   会議の経過を記載して、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     平成21年12月 7日                議  長  松永 亘弘                署名議員  岡野 正基                署名議員  今津 一正...