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  1. 平戸市議会 2008-12-01
    12月01日-01号


    取得元: 平戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    平成20年12月定例会                  午前十時零分 開会 ○議長(川上茂次君)  おはようございます。 出席議員定足数以上であります。 これより平成二十年十二月平戸市議会定例会を開会いたします。                  午前十時零分 開議 それではこれより議事日程第一号により本日の会議を開きます。 まず、  日程第一 会議録署名議員の指名 を行います。会議録署名議員は会議規則第八十条第一項の規定により、議長において十番平石博徳議員、十一番鮎川學議員、十二番高田謀議員を指名いたします。 次、  日程第二 会期の決定 でありますが、本定例会の会期は、去る十一月二十五日議会運営委員会を開催いたしました結果、本日より十五日までの十五日間ということに御協議いただいた次第でございます。これに御異議ございませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって本定例会の会期は本日より十五日までの十五日間と決定いたしました。なお、会期中の日程につきましてはお手元に配付いたしております日程表のとおりでございますので御了承をお願いいたします。 次、  日程第三 諸報告 であります。本件につきましては印刷物を配付いたしておりますが、主な事項についてその概要を御報告いたします。 議長会関係では、去る十一月十三日に県選出国会議員に対する長崎県市長会・市議会議長会共同要望を行っております。この要望につきましては市長と同席し、市政運営上の重要課題について理解を求めました。 以上で諸報告を終わります。 次、  日程第四 監査報告 でありますが、本件については配付しております印刷物により報告にかえますので御了承をお願いいたします。なお、定期監査報告書については議案質疑の日の最後に質疑を行います。 次、日程第五 議案第七五号から日程第十六 議案第八六号までの十二件を一括上程いたします。 以上の十二件は、九月定例会において閉会中の審査を決算特別委員会へ付託した分でありますので、委員長の審査報告を求めます。 ◆決算特別委員長(塚本雅英君) [二十一番]登壇 おはようございます。 ただいま議題となりました議案第七五号「平成十九年度平戸市一般会計決算認定について」及び議案第七六号から第八三号までの「平成十九年度平戸市各特別会計決算認定について」並びに議案第八四号から第八六号までの「平成十九年度平戸市各事業会計決算認定について」でありますが、本特別委員会は去る九月十八日、十九日、二十二日、二十九日から十月一日までの六日間にわたり慎重に審査し、一たん認定との結論を出しておりましたが、理事者から平成十九年度平戸市一般会計決算において不適切な支出が発覚したとの報告が去る十一月十八日にありました。 そのことを受け、本特別委員会としてどう対処すべきか協議し、十一月二十日に再度審査を行いましたが、便宜上、審査の概要を先に御報告いたします。 まず、今回の審査に当たり、付属資料とはいえ誤謬が多く、再三にわたり委員会中断を余儀なくされる結果となったことは大変遺憾であります。審査の中でも厳重に注意をいたしましたが、理事者に対し再度猛省を促すとともに、今後このような事態が生じないよう慎重の上にも慎重を期し、万全な対処方を強く要請するものであります。 平成十九年度予算編成に当たっては、「平戸市行政改革大綱」に基づき策定された「行政改革実施計画」「財政健全化計画」「定員適正化計画」にのっとり、財政体質の改善と健全財政の堅持を推進するとの基本方針が出されました。 特に、財政健全化を最重要課題とし、平成十九年度を「財政再建元年」と位置づけ、財政健全化計画に基づいた予算編成を行い、歳出総額抑制を図るため、「枠配分方式」の試行導入がなされております。 初めに、平成十九年度の一般会計決算概要及び財政状況等について御報告いたしますが、決算状況は歳入総額二百三十四億九千三百四万三千円、歳出総額二百三十三億二千四百七万六千円で、歳入歳出差引残額一億六千八百三十三万七千円となり、一億三千五百九万二千円の実質収支となっております。歳入歳出とも前年度に比べ約七%の増となっていますが、この大きな要因は、合併特例債を活用した新しいまちづくり基金の創設十五億八千四百七十万円であります。 また、予算ベースで不足する財源を財政調整基金から七億九千万円の取り崩しを計上しておりましたが、決算ベースでは二千百万円の取り崩しとなっております。 財政運営の状況を見ますと、経常収支比率は九八・六%で、対前年度比〇・六%減、起債制限比率は一二・一%で一・〇%減と若干改善されており、財政健全化計画財政指標目標数値に照らしてもその範囲内となっております。 また、今年度から新たに「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、公営企業や公社まで拡大された財政健全化判断指標が報告され、実質公債費比率は一六・八%と対前年度比〇・四%改善されているとともに、将来負担比率も一二七・〇%と早期健全化基準の範囲内であり、実質赤字も発生していない状況となっております。 このような各種指数が示すように、人件費削減行政内部経費の節減に努め、財政健全化に努力されていると評価するものであります。 しかしながら、歳入に占める自主財源の割合は一九・五%と低く、依存財源は八〇・五%で、財政力指数も〇・二六九と前年度より〇・〇一ポイント上昇していますが、類似団体の〇・四五に比べるとまだまだ低く、財政構造は極めて弱い水準にあると言えます。今後とも国・県の動向を踏まえ、「財政健全化計画」等を着実に遂行し、将来を見据えた健全な財政運営の確立を切望するものであります。 それでは、審査に当たりまして要望事項を中心に取りまとめて御報告いたします。 初めに歳入では、毎決算ごとに市税、都市計画税、保育料等の収入未済額が計上され、この解消に当たっては各課徴収業務に積極的に取り組まれていると理解しているところであります。 市税については臨戸徴収や積極的な滞納処分など徴収業務の努力にもかかわらず、全体の収納率が対前年度比〇・一五%の減となっており、生活困窮者の増、税負担力の低下が要因ではないかとの説明を受けました。 今後さらなる滞納の原因分析を行い、納税環境の整備を図ることが必要であることから、その対応方を要望するとともに、行革管理課滞納対策班との連携による「平戸市債権条例」の活用の成果を期待するものであります。 次に歳出でありますが、総務課所管では、職員研修を実りあるものにすることから、これまで以上に研修受講後に職場内研修を行うなど人材の活用と育成を図っていただきたい。 企画課所管では、廃止路線代替バスとして平戸ふれあいバスを運行しており、住民の生活路線の確保に大いに寄与している。しかし、損失補填も多額になることから、乗降調査の結果を踏まえ、運行形態の見直しを含めて検討していただきたい。 また、フェリー大島薄香港回航時のバス運行について、一部の通学生が登校時刻に間に合わない事例が生じているので、このことにつき対処していただきたい。 保険福祉課所管では、敬老行事のあり方が各地区さまざまであり、また、助成金についても均一でないため、今後全市的に均衡がとれた敬老行事のあり方を検討していただきたい。 福祉事務所所管では、本市には三ヵ所の公立保育所と六ヵ所のへき地保育所があるが、保育料に大きな格差があり、公平な負担という観点あるいは今後少子化の問題等も踏まえた上での改善策を講じていただきたい。 農林課所管では、担当課の懸命の努力にもかかわらず、イノシシ被害が後を絶たない状況下にあって、農作物の被害や人命も脅かされる危険性も高まってきているため、今後とも各種方策を講じながら撲滅に向けた取り組みをお願いしたい。 教委庶務課所管では、学校給食において生月、田平、大島では調理及び搬送業務について民間委託を実施されているが、委託先によって経費に大きな差が生じている現状であるため、担当課におかれては、委託の中身等を十分精査され、経費の節減等に今後とも御尽力いただきたい。 建設課所管では、道路改良等の事業について各支所からの要望があるが、その採択順につき質疑があり、平成二十一年度までの計画を尊重し、それ以降は市全体で必要度の高いものから行っていくとの答弁がありました。 都市計画課所管では、交流広場は観光客の商店街への入り込みをねらう交通アクセスの基点であると同時に、大島・度島フェリーの発着に利便性がよい場所である。緊急用務等で渡るための駐車スペースの確保が必要であるので柔軟な対応を講じていただきたい。 また、耐震診断について、公営住宅に耐震診断が必要な箇所があるが、「来年度中に再生マスタープランを策定することとして振興計画に計上して対応していきたい。」との答弁でありました。また、民間住宅に対する耐震診断についても、補助制度等を含めて機会あるごとにPRし、制度の十分な活用を図っていただきたい。 保健センター所管では、職員配置に関し、業務に必要な有資格者を確保するための体制づくりを含め、適正な人員配置についても配慮されたい。 また、予防接種事業において、従来の「一歳から中学三年生まで」から「一歳から就学前まで」に変更されているが、子供たちに対する安心・安全の観点から、対象枠の拡大について検討していただきたい。 観光商工課所管では、平戸産食材の販路拡大を目的に、福岡方面で物産展を行っているが、特に、開催する時期や出展する業者の意向を十分に把握し、大消費地である都市圏での効果的な地場産品PRに努めていただきたい。 生涯学習課所管では、補導活動において特に平戸地区と他地区とで実施方法の違いが出ており、同じ活動をするにしても有償であったり無償であったりと、不均衡な状況が見られているとの意見に対し、県下の状況を把握し、各地区関係者と協議を行い改善を図りたいとの答弁があり、市全体として統一した活動となるよう要請しました。 次に、生涯学習活動推進事業において各種講習会が開催されているが、講習のレベルなども踏まえ、民間でできることは民間に任せるなど、すみ分けを明確にするなど慎重な取り扱いを期していただきたい。 また、市民体育祭開催事業については、各層のスポーツ振興、普及発展及び競技力向上を図る目的で行われているが、競技部大会において開催期間が非常に長いため大会としての意義が薄くなり、盛り上がりに欠くことはもとより、競技力向上にもつながらないことから、短期間で集中的に大会を開催し、市民全体として盛り上がるスポーツイベントの一つとなるようなあり方を一考願いたい。 なお議案外ですが、図書館建設計画については、住民ニーズや今後の市の財政状況等を踏まえ、慎重に検討されるよう要請いたします。 以上が審査の概要ですが、冒頭に述べましたとおり、再審査を行った結果を御報告いたします。今回、不適切な支出となった渇水対策費小規模かんがい恒久対策事業についてですが、理事者からの説明を要約すると、事業が完成していないにもかかわらず補助金の支出をしていたということでありました。 委員から「業務に対する認識が甘く、このままだと再発の可能性もある。徹底した指導が必要である。」「申請者に対しても履行期限等遵守の指導徹底を図ることが必要である。」「不適切な補助金受給者に対する新規補助金申請の制約など再発防止制度の創設が必要である。」等の意見が出されました。 このことは、市民の税金を使うという認識が薄く、あまりにも事務の軽率な執行であると言わざるを得ず、到底市民の理解を得られるものではない。よって、本特別委員会としては容認しがたく、議案第七五号「平成十九年度平戸市一般会計決算認定について」は、不認定とすることに決しました。 次に、特別会計について主な点を御報告いたします。 平成十九年度平戸市介護保険特別会計については、制度的に介護の予防事業に力点を置き始めたこともあり、認定者数、給付費など軒並み前年度比減となっている。このように、介護予防重視の成果があらわれている部分もあるので、包括支援センターが中心となって、今後さらなる効果が発揮されるよう要請しました。 平成十九年度平戸市農業集落排水事業特別会計の決算状況につきましては、毎年一般会計繰入金等により収支を合わせている実情にあるところから、本市財政に与える影響も大きいため、今後管理運営面等について検討する時期に来ているのではないかと思慮されるので、担当課においては早急に抜本的な方策を講じていただきたい。 次に、企業会計について主な点を御報告いたします。 平成十九年度平戸市交通船事業会計についてですが、交通船は大島地区住民にとってなくてはならない重要な交通手段であります。しかしながら、毎年一般会計からの補助金が繰り出されている状況にあることから、その運営についてはなお一層の努力を要望するところであります。今後は平戸市民営化等検討委員会の提言を踏まえながら、地区住民の意向を十分尊重し、よりよい方向性を見いだしていただくよう要請しました。 以上、議案第七六号から第八三号までの「平成十九年度平戸市各特別会計決算認定について」及び議案第八四号から第八六号までの「平成十九年度平戸市各事業会計決算認定について」はいずれも認定しました。 理事者におかれましては、委員会で指摘した事項については今後の市政運営に十分生かされるようお願いし、決算特別委員会の審査報告を終わります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。──ございませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは質疑を終結し、討論を行います。 まず、議案第七五号「平成十九年度平戸市一般会計決算認定について」の討論を行います。──ございませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので採決いたします。本案に対する委員長の報告は不認定でありますので、原案について採決いたします。本案を原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。   (起立者なし) ○議長(川上茂次君)  起立者なしであります。よって、議案第七五号は不認定とすることに決しました。 次、議案第七六号から第八三号までの八件に対する討論を行います。──ございませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので採決いたします。以上の八件に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告どおり認定することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の八件は認定することに決しました。 次、議案第八四号から第八六号までの三件に対する討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので採決いたします。以上の三件に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告どおり認定することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の三件は認定することに決しました。 これをもちまして決算特別委員会は解散となりますが、委員の皆様方には終始熱心に御審査を賜りありがとうございました。 次、  日程第一七 西九州自動車道整備促進特別委員会の中間報告 でありますが、同委員会に付託中の西九州自動車道建設促進の件について、会議規則第四十八条第二項の規定により同委員会より中間報告を行いたい旨の申し出があっておりますので、この際これを許可します。 ◆西九州自動車道整備促進特別委員長(住江高夫君) [十五番]登壇 中間報告を行う前に、議員の皆様方に一言お断りとおわびを申し上げます。 本来ならば、中間報告を議員皆様全員に配付するところでございますが、今回は御存じのように、十一月二十六、二十七日で三市の協議会正副委員長並びに議長で東京の方に陳情に参りました。日程の関係でどうしてもこの報告書の印刷が間に合わなくなりまして、委員の皆様方のみに配付しておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 それでは報告を行います。 ただいま議題となりました西九州自動車道整備促進特別委員会の中間報告を行います。 まず、八月四日、平成二十年度伊万里・平戸・松浦三市議会の合同協議会総会が松浦市で開催されました。 会議では、平成十九年度の活動経過報告及び十九年度決算並びに二十年度予算案を了承した後、本年度の活動計画を協議し、国及び国の出先機関、佐賀、長崎県等に対し、合同で要望を行うことを決定いたしました。 続いて、道路整備予算の確保等に関する決議案を全会一致で採択し、政府並びに衆参両院議長等に対し決議文の送付を決定した次第でございます。 次に、八月二十五日、さきの総会で協議決定しておりました佐賀、長崎両県知事、両県議会議長佐賀国道事務所長崎河川国道事務所に対し要望を行いました。 まず、「伊万里道路」「伊万里・松浦道路」「松浦・佐々間の早期事業化」の進捗状況について佐賀国道事務所並びに長崎河川国道事務所より説明を受けました。 伊万里道路については、平成十八年十二月に都市計画が決定され、平成二十年度事業としては現地の測量、道路設計を行うための地質調査に着手されております。 伊万里・松浦道路については、平成十七年九月に都市計画が決定され、平成十九年度より山代インターから長崎県境間において用地買収に着手され、本年度も引き続き用地買収に着手するとのことであります。 また、長崎河川国道事務所所管となる佐賀県境から今福インター間においても用地買収に入っております。今福インターから調川インター間及び調川インターから松浦インター間については、地元設計協議並びに設計協議に必要な設計を進めているとのことであります。 松浦・佐々間については、昨年度より環境アセスの調査を実施しており、現段階では環境に大きな影響を与えるものは出ていないとのことであります。 以上のことから、「伊万里道路」「伊万里・松浦道路」については順調に事業推進が図られておりますが、本市が切望してやまない「松浦・佐々間の早期事業化」については、あと二年間程度の環境アセス調査が必要であるとともに、平成二十一年度から道路特定財源一般財源化されることに伴う調査費等の予算措置が的確に講ぜられるか大変危惧されるため、この点長崎河川国道事務所長に対し、予算獲得等に向け最大限の御努力方を強く要望しました。 続きまして、佐賀・長崎両県知事並びに県議会議長に対し要望を行いましたが、当日はあいにく佐賀県知事は不在でありましたので、佐賀県交通政策部長並びに長崎県知事、両県議会議長に対し、早期整備促進並びに道路予算の安定的な確保について今後とも精力的に国等に対する働きかけを強くお願いしました。 今回の要望で、佐賀・長崎国道事務所では、平成二十一年度からの道路特定財源一般財源化に対する影響を一番心配され、今まで以上に地方の切実な声というものを国等に働きかけていただくよう強くお願いされましたので、三市議会としても今後とも道路予算の確保等について精力的に要望活動を展開していくことを確認した次第であります。 次に、十月十六日、三市合同協議会による九州地方整備局に対する要望活動を行いました。整備局側からは小池局長、野口道路部長槍田用地部長が出席され、西九州自動車道進捗状況等について説明を受けました。 その中で、槍田部長からは、伊万里道路、伊万里・松浦道路の用地買収も順調に進んでおり、用地買収がまとまり次第工事に着手したい意向が示されました。その後、国道事務所より関係自治体等に対し、本年十二月十四日に伊万里道路、伊万里・松浦道路の工事着工式を行うとの通知がなされております。 このように、工事が本格的に進み現実のものとなりますことはまことに喜ばしく、これまで御尽力いただきました関係各位にこの場をおかりして厚く御礼を申し上げるものであります。 なお、松浦市から佐々町間の早期事業化については、現在環境影響評価法に基づく環境評価方法書作成の準備作業や最新の交通需要推計見直し作業等も出てきたため、現段階ではいつから事業化が図られるか回答はできないとのことでありましたが、今後とも早期事業化に向け、積極的な対応を強く要望しました。 また、小池副局長からは、さきにも述べましたように、自分たちは地域の実態をすべて掌握していないため、国等に対する要望の際は地域の特殊性や道路整備の必要性の根拠となるものを強く訴えるなどの後押しをお願いしたいとのお話もいただきましたので、今後の要望に当たっては、そういう点も十分加味しながら実効ある活動をしていかなければならないと痛切に感じた次第でございます。 次に、十一月二十六日、二十七日の二日間、三市議会協議会正副委員長及び議長による三県議員懇話会メンバーである佐賀、長崎両県選出国会議員及び地元選出国会議員並びに国土交通省、財務省に対する要望活動を行いました。 二十六日は午後二時から三県議員懇話会メンバーである佐賀、長崎県選出国会議員に対し要望を行いました。その中で、北村代議士からは道路特定財源一般財源化に伴い、今後道路財源の確保が最も重要になってくるが、真に必要な道路はつくるとしているため、平成二十一年度予算編成に当たっては、地方の道路の必要性等を強調しながら財源確保に最大限の努力をしていきたいとの力強い言葉をいただき、今後一層の御支援、御協力をお願いしたところであります。 続きまして、北村代議士広津代議士に同行を願って、国土交通省及び財務省に対する要望を行い、金子国土交通大臣、竹下財務副大臣等に対し、地域の現状や道路の必要性等を強く訴え、早期整備促進並びに道路予算の安定的な確保についてお願いしました。 翌二十七日は、長崎県選出の国会議員並びに保利自民党政務調査会長に対し要望を行いました。 特に三県議員懇話会会長である保利政調会長に対しては、工事着工に伴う財源の確保並びに松浦市・佐々町間の整備計画の早期策定について積極的な支援をお願いしました。 以上で本特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対し質疑がございましたらお願いいたします。──ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、これをもって西九州自動車道整備促進特別委員会の中間報告を終わります。 次、  日程第一八 平戸市行財政改革特別委員会の中間報告 でありますが、同委員会に付託中の行財政改革に関する調査及び健全な行財政制度の構築の件につき、同じく中間報告の申し出があっておりますのでこの際これを許可します。 ◆平戸市行財政改革特別委員長(近藤芳人君) [十六番]登壇 ただいま議題となりました行財政改革特別委員会の中間報告をいたします。 本委員会は、昨年十一月の議会構成がえ以降六回、実際に行った日程につきましてはお手元の報告書を御覧ください。の委員会を開催いたしました。 まず、新体制での取り組み方針や今後の委員会の進め方について協議し、前体制から継続している「行政改革実施計画」の進捗状況の把握、「財政健全化計画」「定員適正化計画」の取り組み状況の把握をしていくことを基本とし、行財政改革の断行をバックアップすることを申し合わせました。 それでは、皆様方のお手元に配付しております「平成十九年度の行政改革の取り組み実績」に基づき、その概要について御報告申し上げます。 まず第一、協働社会への転換では、行政内部に専門部署として「地域協働推進室」の新設、あわせて市長を本部長とする「協働まちづくり推進本部」、職員公募によるプラス一委員会を設置するなど、計画件数二件に対し六件の取り組みを行っており、協働に対し非常に意欲的な結果となっています。 その中にあって、委員から「協働のまちづくり補助金でのイベント等各種行事に市職員の参加が少ない。」という意見があり、「市職員もできる限り参加していると思う。市長からも地域に根ざした事業にも参加するようにとの要請もあっている。各種会議等を通じ、さらに啓発していく。」との答弁がありました。協働を打ち出すからには、市職員自らが積極的に参加することが住民の理解を得るために必要であることは言うまでもありません。職員意識の徹底について要請いたします。 また、税務課所管の納付窓口の業務改善について、計画では十九年度実施となっていますが、まだ検討の段階であるため担当課から聞き取りを行いました。 コンビニエンスストア等での納付を可能にして収納率を上げるねらいなのですが、コンビニ収納の問題点として、システム改修費や手数料に見合う費用対効果が薄いこと、指定金融機関等との調整が必要なことなどが考えられ、検討に時間を要しているとのことでした。収納率低下の現況であることから、原因分析とあわせ検討されるよう要請しました。 次に、二、目標管理型の行政経営への転換では、計画八件に対し七件の取り組み件数となっています。 この主なものは、平成十九年十月に組織再編が行われ、重要課題に対応する組織をつくるために、企画課に地域協働推進室、観光商工課に企業立地対策室、福祉事務所に子育て支援班を設置し、行革管理課、国土調査課を新設いたしました。 特に、産業振興のため議会から要望した新しい課の設置は、企画・観光商工・農林・水産の四課連携という形になりましたが、その結果に見合うような取り組みを本委員会としても期待してやまない次第であります。 委員から「本市の問題点の把握や今後の方向性を見いだし精力的に活動するためにも先進自治体への視察研修が必要である。」との意見が出され、本委員会としても担当職員の先進地視察研修を積極的に行い、よりよい施策を見出していただくよう要請いたしました。 また、行革管理課所管の(仮称)健康づくり推進室の設置は十九年度実施の計画でありましたが、未実施であるため聞き取りを行った結果、この要因は「後期高齢者医療制度」等の制度改正が二十年度に予定されており継続協議となっていること、福祉事務所・保険福祉課・保健センター三課の連携強化が必要なため、同フロア設置が望ましいが、本庁スペースが不足していることにあります。同フロアの問題は、既存施設の空きスペースの有効利用の活用とあわせて検討することが望ましいと思慮されることから対応を要請いたします。 次に、三、ローコスト自治体への転換ですが、行政組織の縮小化や職員数の削減、適正な歳入確保と徹底した歳出削減などを目標として、計画件数十六件に対し同数の取り組みを行っております。 また、効果額については、計画額十億三千二百十万三千円に対し十一億九千五百六万七千円と、実績額が一億六千二百九十六万四千円上回っており、達成度は一一五・八%であります。このことは、職員退職不補充や職員給与、議員報酬のカットなど人件費の削減や、予算における枠配分方式の試行など、行政内部経費の削減が顕著にあらわれたものであり、「定員適正化計画」「財政健全化計画」との連携もあわせて効果があったものであります。 しかしながら、歳入の確保の市税について言えば、給料、預貯金の差し押えやタイヤロックなどの悪質滞納者対策に重点的に取り組んだにもかかわらず、収納率の低下に歯どめがかからない状況でもあります。 歳出の削減に努力し実績が上がっても、歳入の確保に向上が望めなければ計画の遂行に沿うことが難しくなるのは必至であります。社会的状況や景気の低迷により収納率向上が難しいことは十分理解しているところでありますが、より効果的な策を講じていただくよう要請いたします。 この「行政改革実施計画」は、平成十八年度から平成二十一年度までの四ヵ年計画であり、このうち十九年度までの実績は、計画件数九十一件に対し取り組み件数六十九件で、達成度が七五・八%、計画額十五億一千百六十六万二千円に対し実績額十一億九千五百六万七千円で達成度が七九・一%であり進捗は良好と思われます。理事者の努力が伝わってくる結果となっています。 しかし、この改革によって市民も職員もがまんをし、不利益や不便を甘受するばかりではいけません。積極的な意味合いでの行財政改革、即ち、今まで以上に安く、早く、質の高い行政サービスを実現させるような志向を強く望みます。 確かに財政危機の中、削減目標数値を定め、それを達成することは必要条件でありますが、一方で、住民へのサービス向上があって十分な成果となることを付言し、本特別委員会の中間報告といたします。 以上であります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対し質疑がございましたらお願いいたします。──ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それではこれをもって平戸市行財政改革特別委員会の中間報告を終わります。 次、  日程第一九 協働のまちづくり及び指定管理者制度並びにふるさと納税制度について  日程第二〇 バイオマス構想及び安全でおいしい水並びに雨水利用について  日程第二一 小中学校の統廃合について及び公立病院の現状と問題点及び今後の課題について でありますが、以上の三件については閉会中の各常任委員会に付託しておりました所管事務調査の視察報告であります。これについてはお手元に配付しております印刷物により報告にかえますので御了承方お願いいたします。 それではこれより、報告第一五号から議案第一三一号までの三十一件を一括上程いたします。市長のごあいさつ並びに提案理由の説明を求めます。 ◎市長(白浜信君) 登壇 皆さんおはようございます。 師走に入り、大変御多用の中、本日は平成二十年十二月平戸市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては御出席をいただき、厚くお礼を申し上げます。 また、決算特別委員会及び各常任委員会の皆様には、閉会中の付託案件について慎重なる御審議を賜りましてありがとうございました。審議におきまして議員各位から種々賜りました指摘事項、御意見、御要望等につきましては十分これを尊重し検討いたしまして、市政の運営に遺漏なきを期しますとともに、今後予算の執行につきましても慎重を期してまいる所存でございます。 今期定例会におきましては、報告一件、条例議案十八件、平成二十年度平戸市一般会計補正予算を初めとする予算案七件、事件議決をお願いするもの五件、合わせまして三十一件の御審議をお願いするものであります。 初めに、平成十九年度に実施いたしました渇水対策に係る平戸市干害応急対策事業において、一部不適切な補助金の事務処理があり、市民を初め関係者の皆様に多大な御心配、御迷惑をおかけしたことに対し、この場をおかりして深くおわび申し上げます。 本事業については、昨年の渇水期における渇水対策として市が独自に補助要綱を定め、水不足に悩む農家を支援するために行った事業でありますが、補助事業申請者のボーリング工事において、工事は着手していたものの年度内に工事が完成しないまま補助金の支出を行ったものが一件、また、補助事業申請者のボーリング工事において、事業費が減額されたにもかかわらず、当初の申請のまま補助金を過大に支出したものが一件、合計二件の不適切な事務処理が判明したことに伴い、十一月二十一日に二名の補助事業者に対し補助金返還命令の措置を行い、十一月二十五日に全額返還されております。 今回の問題につきましては、工事の着工から竣工まで担当者が責任を持って確認を行い、また、工事完了後領収書等の徴取により最終的な事業費の確認を行っていればこのような不適切な補助金の事務処理にはならなかったものでございます。 今後、このようなことが起きることがないよう、法令遵守は当然のこと、慎重かつ厳正な事務処理を行ってまいるとともに、関係職員に対し厳正な処分を行ってまいる所存であります。 また、決算特別委員会の認定審査におきましては、提出した資料等に誤りがあり、審査に当たって大変御迷惑をおかけしたことに対し深くおわび申し上げます。 次に、国際交流事業であります「12Xおらんだ」につきましては、十月二十三日から十一月二十日までデザイナーとモダンダンサーの二名の芸術家を招聘しまして、市内小中学校でのワークショップや各種団体との交流活動等を実施し、小中学生を初め多くの市民から好評を得たところであります。 来年は、一六〇九年にオランダとの交易が許可され、この平戸で通商が始まって四百年を迎える記念すべき年になることから、十一月十日に二〇〇九「平戸・オランダ年」記念事業実行委員会を設置し、これまでの交流を礎として、新たに記念事業に取り組み、国際都市平戸を全国にアピールするとともに、観光事業の大きな柱として位置づけ、観光客の集客にも取り組んでまいります。 次に、去る十一月八日、九日の両日、第六十回記念長崎県民体育大会が佐世保市を主会場に開催され、本市からも十七競技に四百五十人が参加いたしました。団体成績は相撲競技が二年連続の優勝、ラグビー競技がパート優勝、ソフトテニス成年男子Bが準優勝、剣道一般女子が三位の成績をおさめております。 なお開会式においては、二年連続で入場行進優良団体賞をいただき本市の団結力をアピールしたところであります。 今後は平成二十六年長崎国体に向け、各競技の競技力向上に向けた対策が必要であり、体育協会を中心に検討してまいりたいと考えております。 次に観光関連では、去る十月十八日から二十五日まで中国北京において開催された観光物産展「日本長崎フェア」に参加してまいりました。 期間中は三万五千人を超える来場者を集めるともに、テレビ、新聞等多くの現地メディアにも取り上げられる中、開幕日の十八日「佐世保・平戸市の日」には、本市への誘客を図るため、自ら平戸観光の魅力や特産品の紹介を行ってきたところであります。来場者の中には、本市の海・山の豊かな自然美に興味を示していただくなど初めての試みでしたが確かな手ごたえを感じたところです。認知度の向上など多くの課題も残されておりますが、これを契機に中国からの観光客が増加することを期待しているところであります。 また、長崎県では、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産暫定リストへの掲載や既に報道されておりますとおり、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の製作など長崎の歴史に注目が集まっている機会を捉え、「観光立県長崎」の実現を推進するため、二〇一〇年から二〇一二年度に県下全域にわたる「大型イベント(仮称)」開催の計画が進行中でございます。 現在、県、関係市町による準備委員会を設置し、「人をつなぐ長崎・人がつなぐ未来」をコンセプトに、一過性のイベントではなく、長崎の歴史や文化・生活で培った「共生」「進取」「もてなし」の長崎スピリットを再認識し、県民一人一人が主体となって地域のよさや誇りを発信することにより、交流人口の拡大につなげることを基本とする「イベント基本計画」を策定しているところであります。本市も、本イベントに参画する中で、観光振興につなげてまいりたいと考えております。 次に、地場産品・特産品の販売促進の取り組みといたしまして、十一月には市内各地において、各種団体の参加のもとに物産展が開催されました。九日の「大島村ふるさと祭り」、十五日、十六日の「よかよかじまん市」、二十三日には「生月勇魚まつり」が開催され、地元の方々に加え多くの観光客の来場もあり、大いに賑わったところであります。 市外においては、十一月七日から九日にかけて、福岡市におきまして県北地域の各漁協と共同で物産展と観光素材説明会を開催いたしました。説明会には私もみずから参加したわけですが、福岡地区の旅行代理店や流通・物産関係者約七十名の参加があり、本市からはウチワエビ、シイラなどの豊かな魚介類を食材とした料理などを提供し、食の魅力を通じて観光客の誘致と素材食材の新規需要の開拓に向けPRをしてきております。 また、「平戸ブランドの推進」につきましては、去る十月十五日に「平戸市地域資源ブランド化推進協議会」を立ち上げ、森田副市長を会長に据え、農林水産業、観光、物産など関係団体(十九団体)が一体となって、「平戸ブランドの確立」を図り、平戸食材の販路拡大と生産者の所得向上に向けた取り組みを進めていくことを確認したところであります。 これを受けまして、協議会構成団体の代表者と消費者、マスコミ関係者による運営委員会を設置し、既に実施したマーケティング調査の結果を踏まえながら、具体的なブランドの認定方法や販路拡大に向けた情報発信等のプロモーション計画案の検討を行っているところであります。 次に、西九州自動車道の整備進捗状況についてでございますが、関係各位の絶大なる御支援と御協力によりまして、西九州自動車道の伊万里松浦道路十七・二キロメートルのうち松浦市域の工事に本格的に着工することになり、その式典が十二月十四日に松浦市において挙行されます。 また、松浦・佐々間につきましても、事業着手に向けて環境影響評価の基礎調査に着手したとのことであります。 西九州自動車道の整備については、本市にとりましても最重要課題の一つであることから、今後とも早期完成に向けて御支援、御協力をお願いいたします。 次に、平戸和蘭商館復元整備事業についてでございますが、去る十月九日に安全祈願祭が行われ、平戸和蘭商館一六三九年石造倉庫の復元工事が着工されております。今後は復元完成に向けて工事を推進し、内部展示及び活用について充実を図る取り組みを行ってまいります。 次に、行政改革の取り組みについては、昨年十一月に平戸市行政改革推進委員会に「市補助金等の適正化」及び「本市における民営化」を諮問いたしました。本委員会の下部組織として、「市補助金等検討委員会」「市民営化等検討委員会」を設置いたしまして、それぞれ九回にわたる御審議をいただきました。 答申の内容につきましては、今後における市補助金、民営化等のあり方と本市の現況に関する御提言についてまとめていただき、先月二十一日の行政改革推進委員会において答申いただいたところでございます。本委員会委員の御労苦に感謝申し上げます。 次に、阿奈田ダムの進捗状況でございますが、現在、ダム本体コンクリートの打設が順調に進んでおり、工程的には進捗率が十一月末で三三%、打設量で二〇%となっております。また、懸案となっておりました新浄水場の入札につきましては十二月十八日に予定いたしております。 また、旧市町村単位で異なる水道料金につきましては、平成二十一年四月一日から統一料金とするためこれまで種々調整作業を行ってまいりましたが、このほどまとまり、今議会に関連条例を提案しておりますので、よろしく御審議のほどをお願いいたします。 次に、病院事業関係でありますが、本年三月二十七日に受けた「市立病院あり方検討委員会」の答申において、経営形態のあり方については、現在の地方公営企業法の一部適用から、「地方公営企業の全部適用の導入をめざすべきである。」との経営形態変更の答申を受けたところであり、本定例会において、経営形態の変更に伴う関係条例の整備について御審議をお願いしているところであります。 御存じのように、公立病院においては、昨年国から示された「公立病院改革ガイドライン」において「病院改革プラン」を本年度中に策定するよう義務づけられているところであり、本市病院事業においても、現在このガイドラインに沿った「病院改革プラン」の策定作業を進めているところであります。 医療保険制度改革や診療報酬の減額改定、また、医師不足などによる医師確保の問題など、地域医療を取り巻く環境は厳しさを増しているところでございますが、「病院改革プラン」の実施による病院事業の経営健全化を図りながら、地域住民の健康増進と医療環境の整備に努めてまいりたいと考えております。 次に財政関係でありますが、わが国の経済は、内閣府による本年十月の月例経済報告によると、「先行きについては、当面、世界経済が減速する中で、下向きの動きが続くとみられるとされ、金融危機の深刻化や景気の一層の下振れ懸念、株式・為替市場の大幅な変動などから、景気の状況がさらに厳しいものとなる可能性がある。」とされており、大変憂慮されるところであります。 一方、平成二十年度予算執行については、「財政健全化計画」に基づき、目標の達成に向け全職員一丸となって推進するとともに、協働によるまちづくり支援制度の創設や、税源涵養につながる新規施策により重点的、効率的な予算とし、昨年から続きました燃油の急騰につきましては、本市産業の基盤強化と市民生活安定のため、緊急的な措置として取り組んでいるところであります。 また、平成二十一年度予算につきましては、財政健全化計画の最終年度でもあり、本市の財政状況は自主財源に乏しく、歳入の約八割が依存財源であり、国等の財政計画に影響されやすい体質にあることから、歳入については未収金の解消、補助金、優良債の有効活用等を行うとともに、歳出においては昨年同様、歳出総額抑制のため「枠配分方式」を採用することとし、十一月六日に予算編成方針を策定し各課に通知したところであります。 このようなことから、「平戸市総合計画」を基本目標として、「財政健全化計画」に基づき新たな政策課題に柔軟に対応できる弾力的な財政体質を確立するとともに、将来に負担を残さない財政運営を構築し、市民満足度の向上に努め、市民が安心して暮らせる「協働のまちづくり」を目指して、市民の皆様とともに取り組んでいく所存であります。 それでは、提案いたしております各議案について順次その概要を御説明いたします。 報告第一五号「専決処分の報告について」は、議会の議決により市長において専決処分することができる事項として指定された法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解について専決したため議会に報告するものであります。 議案第一〇二号「平戸市特別会計条例の一部改正について」は、生月町風力発電所に係る電気事業特別会計の新設及び簡易水道事業特別会計の廃止を行うため条例の一部改正を行うものであります。 議案第一〇三号「平戸市浄化センター条例の一部改正について」は、平戸市簡易水道事業給水条例の廃止及び平戸市水道事業給水条例の一部改正に伴い、平戸市浄化センター使用料の改定を行うため条例の一部改正を行うものであります。 議案第一〇四号「平戸市税条例の一部改正について」は、入湯税を取り巻く状況の変化に対応するため、課税免除の規定に特認事項を追加し、従来の課税免除との均衡を図るため条例の一部改正を行うものであります。 議案第一〇五号「平戸市都市計画税条例の一部改正について」は、「地域公共交通の活性化及び財政に関する法律の一部を改正する法律」の施行に伴い、鉄道事業再構築事業を実施する路線において、都市計画税の課税標準の特例を講じるため条例の一部改正を行うものであります。 議案第一〇六号「平戸市伝統的建造物群保存地区における平戸市税条例の特例を定める条例の制定について」は、平成二十年六月九日に平戸市大島村神浦伝統的建造物群保存地区が文化財保護法に基づく重要伝統的建造物群保存地区に選定されたことを受け、固定資産税の減額措置を講じるため本条例を制定するものであります。 議案第一〇七号「平戸市国民健康保険条例の一部改正について」は、健康保険法施行令等の一部改正に伴い、出産育児一時金の金額について三万円を上限として加算ができることとするため条例の一部を改正するものであります。 議案第一〇八号「株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」は、株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴い関係条例の一部を改正するものであります。 議案第一〇九号「平戸市道路占用料条例の一部改正について」は、道路法施行令の一部を改正する政令の施行に伴い、平成二十一年四月一日から道路占用料の改定を行うため条例の一部を改正するものであります。 議案第一一〇号「平戸市準用河川占用料等条例の一部改正について」及び議案第一一一号「平戸市法定外公共物管理条例の一部改正について」は、道路占用料条例の一部改正にあわせ、条例の一部を改正するものであります。 議案第一一二号「平戸市手数料条例の一部改正について」は、建築物の安全性の確保を図るための建築基準法等の一部を改正する法律の施行に伴い条例の一部を改正するものであります。 議案第一一三号「平戸市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」は、旧平戸市と旧町村で学校医及び学校歯科医の報酬に格差が生じており、格差の解消を図るため条例の一部を改正するものであります。 議案第一一四号「平戸市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、平成二十一年四月一日から簡易水道事業特別会計を地方公営企業法適用の水道事業会計への移行を予定しているため、条例の一部改正とあわせ、平戸市簡易水道事業の設置等に関する条例を廃止するものであります。 議案第一一五号「平戸市水道事業給水条例の一部改正について」は、旧市町村単位で異なる水道料金について、平成二十一年四月一日から統一を予定しているため、条例の一部改正とあわせ、平戸市簡易水道事業給水条例を廃止するものであります。 議案第一一六号「平戸市病院事業の設置等に関する条例の全部改正について」、議案第一一七号「平戸市病院事業に地方公営企業法の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」及び議案第一一八号「平戸市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の制定について」は、平戸市病院事業について現在の地方公営企業法の一部適用から全部適用に経営形態を変更することに伴う設置条例の全部改正と、関係する条例の整備、また、新たに設置します「病院事業管理者」の給与等に関する条例制定をお願いするものであります。 議案第一一九号「平戸市市営交通船事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、議会の議決を要する負担付きの寄附の受領等で、法律上平戸市の義務に属する賠償責任の額について改正を行うため条例の一部を改正するものであります。 議案第一二〇号「平成二十年度平戸市一般会計補正予算(第四号)」は、歳出で、地域振興に資する民間事業活動を支援するための地域総合整備資金貸付事業、二〇〇九「平戸・オランダ年」四百周年記念事業、たびら昆虫自然園における昆虫標本寄附に伴う標本箱の購入、商店街まち歩き商品化モデル支援事業、大島村神浦重要伝統的建造物群保存整備事業の増額が主なもので、これを賄う財源として、地方交付税、国・県支出金、市債などを見込み、収支を見合わせ二億一千二百七十九万五千円を増額し、補正後の予算総額は二百十八億五千五百七十一万二千円となっております。 議案第一二一号「平成二十年度平戸市給与管理特別会計補正予算(第一号)」は、会計間の人事異動により一千六百二十五万八千円を増額し、補正後の予算総額は三十五億九千五百八十三万一千円となっております。 議案第一二二号「平成二十年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第二号)」は、人事異動に伴う職員給与費等の過不足の調整で、度島直営診療施設勘定においては、歳入歳出それぞれ五百五十四万六千円を追加し、補正後の予算総額を五千六百四万八千円、大島直営診療施設勘定においては、歳入歳出それぞれ六十一万二千円追加し、補正後の予算総額を一億五千百三十四万円とするものであります。 議案第一二三号「平成二十年度平戸市介護保険特別会計補正予算(第二号)」は、人事異動に伴う職員給与費等の過不足の調整で、歳入歳出それぞれ四百一万一千円を減額し、補正後の予算総額を三十三億三千百七万九千円とするものであります。 議案第一二四号「平成二十年度平戸市水道事業会計補正予算(第一号)」は、収益的収支の収入において、一般会計からの児童手当に要する経費に係る繰入金の増額で、補正後の収入総額は七億一千二百九十八万二千円となっております。支出においては、職員の異動に伴う給与費の増額で、補正後の費用総額は六億二千八百十九万一千円となっております。また、資本的収支の支出において、職員給与費の減額で、補正後の支出総額十六億三千七百五十九万円で、収支不足額二億八千三百七十八万二千円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額五千八百六十六万六千円、過年度分損益勘定留保資金一億八千二百十六万円及び当年度分損益勘定留保資金四千二百九十五万六千円で補填するものであります。 議案第一二五号「平成二十年度平戸市病院事業会計補正予算(第一号)」は、収益的収入及び支出において、職員の異動等による人件費の減額が主なもので、補正後の予算総額は二十三億六千八百五十四万一千円となっております。資本的収入及び支出においては、医療機器等購入費の決算見込みによる減額と、それに伴う一般会計補助金、企業債の増減が主なもので、補正後の収入総額一億四千二百九十四万二千円、支出総額二億一千二十四万五千円で、収支不足額六千七百三十万三千円は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額十六万八千円及び当年度分損益勘定留保資金六千七百十三万五千円で補填するものでございます。 議案第一二六号「平成二十年度平戸市交通船事業会計補正予算(第一号)」は、燃料潤滑油費等営業費用の増が主なもので、補正後の予算総額は一億七千二百十万円となっております。 議案第一二七号及び議案第一二八号「指定管理者の指定について」は、市の公の施設の指定管理者を指定することについて、地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定により議会の議決をお願いするものであります。 議案第一二九号「道路の路線廃止について」は、道路法第十条第三項の規定により議会の議決をお願いするものであります。 議案第一三〇号「道路の路線認定について」は、道路法第八条第二項の規定により議会の議決をお願いするものであります。 議案第一三一号「物品購入契約の締結について」は、高規格救急自動車を購入するため、地方自治法第九十六条第一項第八号の規定により議会の議決をお願いするものであります。 以上をもちまして、提案いたしました諸議案についての説明を終わります。内容の詳細については各担当課長より説明させていただきたいと存じますので、何とぞよろしく御審議くださいますようお願いいたします。以上であります。 ○議長(川上茂次君)  市長の提案理由の説明が終わりましたので、これより議案説明を行います。 まず、報告第一五号の説明を求めます。
    ◎総務課長(松山久與君)  おはようございます。 それでは、報告第一五号「専決処分の報告について」御説明をいたします。 議会の議決により市長において専決処分することができる事項として指定された法律上市の義務に属する損害賠償の額の決定及び和解について、地方自治法第百八十条第一項の規定により別紙のとおり専決処分をいたしましたので、同条第二項の規定により報告をするものでございます。 今回、専決処分をいたしましたものは、公用車で起こした交通事故についての事案が二件、公の施設の管理瑕疵による事案が一件の計三件について、示談による和解及び損害賠償を行ったものであります。損害賠償の額及び事件の概要については別紙記載のとおりでありますのでよろしくお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの報告第一五号に対し質疑がありましたらお願いいたします。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、報告第一五号についてはこれをもって報告済みといたします。 次、議案第一〇二号の説明を求めます。 ◎財政課長(江川武君)  議案第一〇二号「平戸市特別会計条例の一部改正について」御説明いたします。 本案は簡易水道事業特別会計を廃止し、電気事業特別会計を新設しようとするもので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものであります。 初めに、簡易水道事業特別会計を廃止する提案理由でありますが、合併協議に沿い、水道事業会計における企業会計及び特別会計を企業会計に統一するものであります。 次に、電気事業特別会計を設置する提案理由は、生月町風力発電事業が電気事業者である九州電力株式会社への電力供給事業であり、事業の性格上特別会計を設置し、予算を執行しようとするものであります。 なお、施行日は平成二十一年四月一日とし、いずれも平成二十一年度予算からの対応となります。 以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一〇三号の説明を求めます。 ◎市民課長(森宗隆君)  議案第一〇三号「平戸市浄化センター条例の一部改正について」御説明いたします。 浄化センター使用料につきましては、平戸市簡易水道給水条例の一部を準用して徴収をしておりましたけれども、平戸市簡易水道給水条例の廃止、平戸市水道事業給水条例の一部改正が本定例会において予定されることに伴い、平戸市浄化センター使用料の改定を行う必要があるため条例の一部改正を行うものであります。改正内容については次ページのとおりでございますのでよろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一〇四号から第一〇六号までの三件は税務課所管でありますので一括説明を求めます。 ◎税務課長(田代久光君)  おはようございます。 議案第一〇四号「平戸市税条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市税条例の一部改正につきましては、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものでございます。 改正の内容について御説明いたします。条例第百四十二条における入湯税の課税免除に係るものでございますが、第一項第一号から第四号の次に新たに第五号として「その他特に市長が認めるもの」を追加するものでございます。詳細につきましては規則で定めることになりますが、学校(学校教育法第一条に規定する学校)これは大学を除くものでございますが、教育の一環として教師の引率のもとに行われる行事、いわゆる学習活動や部活合宿でございます。に参加する生徒等及び引率の教師についても課税免除の対象とするものでございます。 次に、議案第一〇五号「平戸市都市計画税条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市都市計画税条例の一部改正につきましては、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定によりまして議会の議決を求めるものでございます。 改正の内容について御説明いたします。附則第十二項中第五十八項を第五十九項に改めるものでございますが、これは「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の一部を改正する法律」が施行されることによりまして、鉄道事業者が鉄道事業再構築事業を実施する路線において、政府の補助を受けて同法の一部を改正する法律の施行の日から平成二十二年三月三十一日までの間に取得した一定の家屋及び償却資産について、都市計画税の課税標準を取得後五年度間はその価格の四分の一とする特例措置を講じるために条例の一部改正についてお願いするものでございます。 次に、議案第一〇六号「平戸市伝統的建造物群保存地区における平戸市税条例の特例を定める条例の制定」につきましては、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものでございます。 条例の内容について御説明いたします。平成二十年六月九日に平戸市大島村神浦伝統的建造物群保存地区が文化財保護法に基づき、重要伝統的建造物群保存地区に選定されたことによりまして、本条例により固定資産税の減額措置を講じるものでございます。 減額の内容につきましては、土地に係るものとして、伝統的建造物群保存地区内における伝統的建造物として定められた家屋の敷地に対して課する固定資産税についてはその税額の二分の一を減額します。また、伝統的建造物として定められた家屋の敷地以外の敷地、これは課税地目が宅地に限ります。に対して課する固定資産税についてはその税額の五分の一の額を減額、また、家屋に係るものとして平成二十一年一月一日現在伝統的建造物群保存地区内の伝統的建造物として定められた家屋以外の家屋に対して課する固定資産税についてはその税額の五分の一の額を減額するものでございます。なお、伝統的建造物として定められた家屋については、地方税法において非課税措置の適用が規定されているため本条例による減額措置の適用を必要としないものでございます。 以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一〇七号の説明を求めます。 ◎保険福祉課長(永田米吉君)  議案第一〇七号「平戸市国民健康保険条例の一部改正について」御説明いたします。 平戸市国民健康保険条例の一部を改正したいので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものでございます。 提案理由につきましては、現在被保険者が出産した場合は三十五万円の出産一時金を支給いたしておりますが、産科医療補償制度が平成二十一年一月から創設されることに伴いまして、該当する分娩期間で出産した場合に限り支給額を三万円引き上げて三十八万円にするものでございます。 以上であります。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一〇八号の説明を求めます。 ◎農林課長(石井岩夫君)  議案第一〇八号「株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」御説明をいたします。 政策金融改革に伴い農林漁業金融公庫が統合され、平成二十年十月一日付で株式会社日本政策金融公庫が発足をいたしました。これに伴い、平戸市農林漁業振興資金利子補給条例、平戸市林業開発促進資金貸付条例及び平戸市林業開発促進資金融資損失補償条例の一部改正について地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 改正内容につきましては、農林漁業金融公庫法を株式会社日本政策金融公庫法に、及び農林漁業金融公庫を株式会社日本政策金融公庫に改めるものでございます。なお、この条例は公布の日から施行し、改正後のそれぞれの規定につきましては平成二十年十月一日から適用するものでございます。 以上でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一〇九号から第一一一号までの三件は建設課所管でありますので、一括説明を求めます。 ◎建設課長(藤澤敏孝君)  議案第一〇九号「平戸市道路占用料条例の一部改正について」御説明いたします。 市道における現行の道路占用料につきましては、国の道路占用料と同額を採用しておりますが、今回、国の占用料変更に伴いまして、平成二十一年四月一日から平戸市道路占用料を改定したいので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 なお、議案第一一〇号「平戸市準用河川占用料等条例の一部改正について」及び議案第一一一号「平戸市法定外公共物管理条例の一部改正」につきましては、道路占用料条例の一部改正にあわせ条例の一部改正をしたいので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一一二号の説明を求めます。 ◎都市計画課長(長崎屋卓二君)  議案第一一二号「平戸市手数料条例の一部改正について」御説明いたします。 今回の改正は平成十九年六月二十日に施行された建築物の安全性の確保を図るための建築基準法の一部を改正する法律により、建築主事が行う確認申請または計画数値の審査並びに中間検査及び完了検査に対し建築主事の事務量が増大したため、これらの事務にかかる手数料の額を適正なものに改める必要があることから、平戸市手数料条例の一部改正をお願いするものであり、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものでございます。 なお、今回の改正に当たりましては、県内行政庁一県六市の申し合わせによりまして、長崎県が算定いたしました手数料単価を統一単価として採用いたしております。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一一三号の説明を求めます。 ◎教委庶務課長(中西正人君)  議案第一一三号「平戸市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」御説明をいたします。 この条例中、学校医及び学校歯科医の報酬について、旧市町村間で格差が生じており、格差の解消を図るために条例の一部改正をお願いするものでございます。 内容についてでありますが、学校医及び学校歯科医の先生が複数校を受け持った場合、旧平戸市のみ二校目以降の学校については兼務校扱いとし、一律二万円支給していましたが、旧町村の支給額が一校当たり十九万円となっており、今回一校当たり十九万円とすることで格差の解消を図ることといたしております。 幼稚園嘱託医につきましては予算内で支出していましたが、改正に合わせて明記をするものでございます。市職員の二万七千円については現在適用いたしておりませんので削除するものでございます。よろしく御審議を賜りますようお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次に、議案第一一四号及び第一一五号の説明を求めます。 ◎水道局長(松田隆也君)  議案第一一四号「平戸市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について」御説明いたします。 本案は合併の際未調整事項でありました水道料金の統一を今回行うに当たり、懸案でありました企業会計への会計統一も同時に行うため本条例を改正するものであります。 また、あわせまして平戸市簡易水道事業の設置等に関する条例を廃止するもので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものでございます。 内容といたしましては、第一条に定める施設名一覧におきまして、田平地区の三つの簡易水道と大島地区簡易水道の計四つの簡易水道を今回新たに平戸市水道事業に加えるものであります。 また、これに伴いまして、第三条におきましては、第二項の給水区域に係る別表への追加並びに第三項の給水人口及び第四項の一日最大給水量を追加変更するものであります。 また、第七条につきましては、議会の議決を要する負担付きの寄附の受領等の金額を現在の五十万円から百万円に改めるものでございます。 そして、改正後の条例の施行日は平成二十一年四月一日といたしております。どうぞ御審議のほどよろしくお願いいたします。 続きまして、議案第一一五号「平戸市水道事業給水条例の一部を改正する条例について」御説明いたします。 本案は合併の際の未調整事項でありました水道料金の統一を今回行うため、定義の改正と口径別料金表への移行に伴う関係条文等の改正を行うもので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものでございます。 内容といたしましては、これまでの用途別料金体系を定めました第三条の中の定義について、用途別を明記した部分の削除を行い、第二十九条におきましては、平戸地区だけ徴収しておりましたメーター使用料を廃止し、今回の改正により料金の中に含めるものでございます。 また、今回口径別給水料金に改めるため、別表第一を次のように改正し、別表第二を廃止し、加入金を定めた別表第三を別表第二に改めるものでございます。 さらに、今回の料金統一に伴い従前に比較して著しく増額になる可能性がある口径並びに階層につきましては、激変緩和措置といたしまして、附則において平成二十一年度と二十二年度の二ヵ年間経過措置を設けることといたしております。具体的には、百立方メートルを超える部分、一立方メートル当たりの単価について、平成二十一年度は改正後の単価と改正前の単価の差額の四分の二の額に改正前の単価を加えた額とし、次の年の二十二年度は同じように改正後の単価と改正前の単価の差額の四分の三の額に改正前の単価を加えた額とするもので、三年目には完全に統一を図るものでございます。 また、あわせて今回の料金統一に伴い、平戸市簡易水道事業給水条例を廃止し、改正後の条例の施行日を平成二十一年四月一日として五月分の料金から適用させるものでございます。 なお、以上申し上げました改定内容の詳しい資料を議員各位のお手元に配付させていただいておりますが、時間の都合上主なページのみ簡潔に説明させていただきたいと思います。 まず、一ページには料金統一の理由及び経過を載せております。そして、四ページには現在の料金体系、さらに五ページにはこれを一覧表にし、かつ、真ん中には平均値を載せてございます。この五ページの平均値、検討に当たっての重要な参考になりましたのがこの平均値でございまして、いろいろな試算を試みてみましたが、最終的にこれに近い数値に落ち着いたわけでございます。 今回の改定に当たりましては、三十一ページから四十ページにかけまして収支計画一覧を載せておりますが、当初は向こう五年間の収支計画に基づいて改定を予定しておりましたけれども、格差があまりにも大きい関係から、四年以上の長期での収支計画を立てた場合にはどうしてもシミュレーション的に収支を合わせることが厳しい状況であることが判明いたしました。したがいまして、結論から申し上げますと、今回の改定は平成二十一年度から二十三年度までの三ヵ年での収支計画に基づく改定とし、二十四年度以降につきましては、今の試算では改めて六から七%程度の値上げが必要かと考えております。 ところで、七ページに戻りまして、七ページに記載しております改定案の内容でございますが、今回の特徴といたしましては、これまでの基本水量を廃止をし、〇トンでの基本料金から出発をし、一トン刻みの料金体系に移行いたします。そして、基本料金につきましては、通常の一般家庭の十三ミリと二十ミリの小口径では一千五百円、また、二十五ミリと三十ミリの事業者向けの中口径では小口径の一・五倍の二千二百五十円、さらに大口利用者の四十ミリ以上の大口径になりますと同じく小口径の二倍の三千円となります。そして、超過料金の区分については表に記載のとおり、六つの階層区分を設け、それぞれ違う一トン単価で算定することになります。 次の八ページには小口径のモデル料金を記載してございますが、〇トンの場合、基本料金の一千五百円、五トンでは一千七百五十円、十トンでは二千百五十円、二十トンでは四千三百五十円、三十トンでは六千六百五十円というふうになります。なお、現行の四つの料金体系と比較をして増額あるいは減額になる金額は、中央部の差額のところに記載してございます。また、中口径、大口径の利用者の分は十ページ以降に記載しておりますので御一読をお願いいたします。 なお、各表を見ておわかりのように、平戸、生月、大島の一般家庭につきましては、一部を除きまして三年限定ではありますが、一時的に若干の値下げが生じることになります。全体的な値下げ率といたしましては、平均で平戸地区で約六%、生月地区で二%、大島地区で一%程度になる見込みでございます。しかしながら、田平地区にあっては格差解消のために全世帯で平均二四%の値上げになる予定でございます。 また、中口径、大口径の契約者には先ほど申し上げましたように、基本料金の値上げと、またあるいは、逓増料金の導入によりまして、平戸地区以外の三十トン以上の一般家庭も含めて全体的に値上げになる予定でございます。総じて申し上げますならば、今回の料金は九割を占めます三十トン以下の一般家庭の値上げを極力回避する形で設定をさせていただき、逆に平戸地区以外の大口利用者の皆様方には口径別料金の趣旨に沿って増額になる関係から、先ほど申し上げましたように、激変緩和措置といたしまして、三ヵ年での調整をさせていただくことにした次第でございます。 そのほかの詳細な部分につきましては、お手数でございますが、お手元の資料を御一読をお願いいたします。 以上で説明を終わります。どうぞ御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次に、議案第一一六号から第一一八号までの三件は市民病院所管でありますので一括説明を求めます。 ◎市民病院事務長(吉住龍三君)  議案第一一六号「平戸市病院事業の設置等に関する条例の全部改正について」御説明を申し上げます。 提案の理由及び内容についてでございますが、平成十九年度に有識者からなる平戸市立病院あり方検討委員会を設置し、市立病院の経営形態のあり方等について諮問を行い、本年三月に答申をいただいたところでございます。この答申に基づき、病院事業の経営形態について、現在の地方公営企業法の一部適用から全部適用に移行するもので、これに伴い、平戸市病院事業の設置等に関する条例について所要の改正を行うもので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものであります。 地方公営企業法の全部を適用するメリットといたしましては、経営責任の明確化、機動性、迅速性の発揮、自立性の拡大、職員の経営意識の向上などが挙げられますが、逆にデメリットとして事業管理者の資質によっては偏った経営に陥る懸念がある。管理部門の拡充による人件費増などが挙げられます。 現在、国の公立病院改革ガイドラインに沿った病院改革プランの策定を進めておりますが、この改革プランの実施による経営の健全化を図りながら、法の全部適用による効果が十分に反映されるよう努力してまいりたいと考えております。 改正の主な内容といたしましては、第三条で地方公営企業法の規定の全部を適用することとし、適用に伴う管理者の権限に属する事務を処理する病院局の設置及び管理者が平戸市民病院の院長を任命する場合を除き、管理者を市民病院の院長とすることを第五条で規定しております。 第六条、第九条及び第十条では、管理者の権限に属する部分について市長及び規則への委任を管理者に改定するものでございます。 今回の改正に伴い、第四条に規定する診療科目については、先般改正されました標準のガイドラインに沿った診療科目の整備を行い、生月病院についてはリハビリテーション科を設けております。また、休診日、診療時間等については、公営企業の機動性、迅速性を発揮するために規程へ委任することとし、第八条の議会の議決を要する負担付の寄附の受領等については、市長の専決処分にする軽易な事項指定の件と合わせ、限度額を百万円に改正を行っています。 条例の施行日につきましては、平成二十一年四月一日でございます。 次に、議案第一一七号「平戸市病院事業に地方公営企業法の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」御説明を申し上げます。 平戸市病院事業に地方公営企業法の全部を適用することに伴い関係する条例の一部改正を行うもので、地方自治法第九六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものでございます。 改正する条例は、平戸市情報公開条例、平戸市一般職の職員の給与に関する条例、平戸市職員の特殊勤務手当に関する条例、平戸市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例、平戸市立病院使用料等条例及び平戸市個人情報保護条例でございます。平戸市情報公開条例及び平戸市個人情報保護条例につきましては、それぞれの条例に実施機関として公営企業管理者を追加、改正するものでございます。 平戸市一般職の職員の給与に関する条例及び平戸市職員の特殊勤務手当に関する条例につきましては、病院事業に従事する職員が企業職員になることから不要となる給料表及び特殊勤務手当を削除し、平戸市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例に必要となる特殊勤務手当、医師手当等の追加と管理者の権限による部分を追加するものでございます。 また、平戸市立病院使用料等条例につきましては、条例改正に伴う引用条例、規程の改正及び管理者の権限に属する部分について、市長を管理者に改正するものでございます。 なお、条例の施行日は平成二十一年四月一日でございます。 次に、議案第一一八号「平戸市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の制定について」御説明申し上げます。 平戸市病院事業に地方公営企業法の全部を適用することに伴い、新たに選任される病院事業管理者に係る給与及び旅費の支給方法等について規定するため条例の制定を行うもので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 第一条から第八条で管理者の給与について医師と同等の給与の支給について規定するとともに、第九条において管理者の旅費の支給については副市長の例によることを規定するものでございます。 なお、条例の施行日は平成二十一年四月一日でございます。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一一九号の説明を求めます。 ◎大島村区長(岡村幸夫君)  議案第一一九号「平戸市市営交通船事業の設置等に関する条例の一部改正について」御説明申し上げます。 平戸市市営交通船事業の設置等に関する条例の一部を次のように改正したいので、地方自治法第九十六条第一項第一号の規定により議会の議決を求めるものであります。 第五条中、議会の議決に要する負担付きの寄附の受領等で、法律上平戸市の義務に属する賠償責任の額十万円を百万円に改めるものであります。 附則といたしまして、この条例は平成二十一年四月一日から施行することといたしております。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一二〇号の説明を求めます。 ◎財政課長(江川武君)  議案第一二〇号「平成二十年度平戸市一般会計補正予算(第四号)」につきまして御説明申し上げます。 歳入歳出それぞれ二億一千二百七十九万五千円を増額し、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ二百十八億五千五百七十一万二千円とするものでございます。 今回の補正予算の主な内容は、地域総合整備資金貸付事業、商店街まち歩き商品化モデル支援事業、八月豪雨によります農地等及び公共土木施設災害復旧事業の増額並びに各種補助事業等の決算見込みによる調整を行い提案させていただいております。 それでは四ページをお願いいたします。 四ページの第二表繰越明許費は、漁港施設整備事業、道路新設改良事業、急傾斜地崩壊対策事業、公共土木施設災害復旧事業の年度内に完了が見込めない事業でございまして、その経費の支出を翌年度に繰り越し執行するものでございます。 五ページの第三表債務負担行為補正は、追加は二件でございまして、総合行政情報システム改修事業は、法改正に伴い公的年金の特別徴収対応のため税システムの改修を行うもので、翌年度に債務の履行を行うため期間及び限度額を定めたものでございます。また、長崎県林業公社関係は、森林整備活性化資金等の借入金に対し損失額が発生した場合における損失補償を債務負担するものでございます。 六ページをお願いいたします。 第四表地方債補正の追加は二件でございまして、地域総合整備資金貸付事業は、地域振興における民間事業活動の支援で、十二月オープン予定のサムソンホテルの事業者に対する資金貸し付け、次の病院事業出資債は過疎地域内病院における医療機器整備に係る出資に対し、本年度から過疎対策事業債が充当可能となったことから、病院の経営基盤強化に資するものとして実施するものであります。 次に変更でございますが、魚礁設置事業費、漁港施設整備事業費、港湾整備事業費は一般公共事業債から合併特例債への切りかえ、道路新設改良事業費は交付金補助率の変更によるもので、その他各種建設事業費の地方債の発行額に合わせて補正を行うものでございます。 それでは補正の内容につきまして、歳入歳出補正予算事項別明細書により御説明いたします。なお、今回の補正では会計間異動等に伴う人件費の増減が各費目に出てまいります。その他事業費の確定や入札に伴う減額、経費節減に伴う補正が多数を占めておりますので、それらは説明を若干省略いたしまして、主な内容を御説明させていただきたいと思っております。 十ページから十五ページまでの歳入につきまして御説明申し上げます。 初めに十ページでございますが、八款三項一目地方税等減収補填臨時交付金は、道路特定財源の本年四月分の暫定税率失効に伴う地方道路譲与税及び自動車取得税交付金の減収補填措置が臨時交付金の創設により実施される増額でございます。 次に、九款地方交付税でございますが、普通交付税を九千九百九十三万一千円増額し、補正後の額が八十八億五千九百九十三万一千円でございます。さきの九月議会におきまして、交付決定額が八十八億四千八百六十六万八千円と報告をいたしておりましたが、臨時交付金制度の創設により調整率に変動が生じ、一千百二十六万三千円の増額により決定いたしましたので、留保いたしておりました財源を含め今回計上いたしております。 復唱いたしますが、交付決定額は八十八億五千九百九十三万一千円で、前年比三億六千九百四十九万八千円、四・三五%の増でございます。 十一款一項二目農林水産業費分担金は県工事負担金で事業費の増額に伴うもの、三目災害復旧費分担金は、本年八月豪雨に係るものでございます。 十三款一項二目災害復旧費国庫負担金は、八月豪雨による公共土木施設現年災に係るものでございます。 十三款二項三目土木費国庫補助金は、道路及び街路事業で交付金補助率が五五%から六五%に変更されたことによる増額でございます。 十二ページの五目教育費国庫補助金の文化財保護費補助金は、大島村神浦重要伝統的建造物群保存整備事業費で寄附物件であります旧病院跡の補修に係るものであります。体育施設費補助金は、南部市民体育館整備事業の耐震診断業務に係るものであります。 十四款二項九目災害復旧費県補助金は、本年八月豪雨による農地等災害復旧事業費現年災農地七ヵ所、施設一ヵ所に係るものでございます。 三項一目総務費委託金四節選挙費委託金は、選挙無投票による北部海区漁業調整委員会一般選挙費の減額でございます。 十五款二項一目不動産売払収入は、法定外公共物二件と市道残地の土地売払収入でございます。 十四ページの十六款一項一目一般寄附金は、昨年の平戸大橋クレーン事故関係者より寄附をいただいたものでありますが、市内全域における被害等を勘案し、地域活性化のための事業を展開することとし、観光商工業に対する振興を計上いたしております。四目教育費寄附金は、篤志家より図書購入費として寄附を受けたものであります。 十七款一項基金繰入金の一目財政調整基金繰入金は、不足する一般財源を補填するために繰り入れたものでありますが、普通交付税と市債の増額等により減額をいたしております。 十九款五項四目雑入の平戸大橋クレーン船衝突事故供託金は、平成十九年七月十九日発生の事故に係る制限債権配当額でございます。 地域伝統芸能等保存事業助成金は、地域文化・文化財デジタル化事業に係るものであります。 二十款市債は、それぞれ目的別による建設事業費等の増減に伴い、地方債の発行額に合わせ補正を行うものでございます。増減の主なものは、六ページの地方債の補正で申し上げました一目総務債の貸付事業と二目衛生債の病院事業に係るものであります。 次に、十六ページから七十九ページまでの歳出につきまして御説明申し上げます。 十八ページをお願いいたします。二款一項六目企画費の地域総合整備資金貸付事業は、地域振興における民間事業活動の支援で、サムソンホテル事業者に対する資金貸し付けでございます。 七目情報通信費は総合行政情報システムに要する経費で、法改正に伴い、公的年金の特別徴収対応のため税システムの改修を行うものでございます。 十三目国際交流費の二〇〇九「平戸・オランダ年」四百周年記念事業は、通商四百周年となる平成二十一年度事業実施に向けたパンフレット等の準備経費でございます。 三十ページをお願いいたします。三款一項一目社会福祉総務費の社会福祉協議会に要する経費は、職員給与統一及び人事異動に伴う通勤手当の増に伴うものでございます。 三目老人福祉費の高齢者日常生活用具給付事業は、消防法の改正に伴う火災報知器設置者の増によるものでございます。 三十四ページをお願いいたします。二項二目児童措置費の保育所運営費は、入所児童の増加、主任保育士専任加算の増などに伴うものでございます。 三十六ページ、三項二目扶助費の生活保護費は、手術等に伴う医療扶助費の増額によるものでございます。 三十八ページ、四款一項六目企業等施設整備費の国民健康保険度島直診勘定会計繰出金は、医師雇用形態変更に伴う増額、市民病院事業会計及び生月病院事業会計繰出金の建設改良に要する経費の増額は、過疎地域内病院における医療機器整備に係る出資に対し、本年度から過疎対策事業債が充当可能となったことから、病院の経営基盤強化に資するため支援を行うものであります。 四十ページ、六款一項三目農業振興費の中山間地域等直接支払交付金事業は、新規地区協定に伴う協定面積の増によるものでございます。 四十四ページをお願いいたします。三項四目漁港建設費の漁港整備事業県工事負担金は、宮の浦、田助、前津吉漁港の事業費の増額によるものであります。 四十六ページをお願いいたします。四十六ページ、七款一項二目商工業振興費の商店街まち歩き商品化モデル支援事業は、商店街の集客事業としてナイトバスツアーと連携したまち歩きモデル事業を実施するものでございます。 四目観光費の昆虫自然園管理に要する経費は、カトリック田平教会神父様より寄贈を受ける昆虫の展示用標本箱の購入に係るもの、平戸温泉給湯センター管理に要する経費は、温泉法改正により新たにメタンガス濃度測定を行うものでございます。 五十ページをお願いいたします。八款二項三目道路新設改良費の地方道路整備臨時交付金事業は、堤線の事業費変更によるものであります。 五十六ページをお願いいたします。五項二目街路事業費は、鋼材、コンクリート等の材料費高騰や交差点改良等に伴う単独事業の増額でございます。 六十ページをお願いいたします。九款一項一目常備消防費の本署消防庁舎管理に要する経費は、救急指令装置電源部修繕を行うもの。四目災害対策費の防災行政無線管理に要する経費は、本年十月一日の電波法改正に伴う電波利用料の増額でございます。 六十二ページの十款一項二目事務局費の離島留学支援に要する経費は、人員の三名増によるものでございます。 六十六ページをお願いいたします。三項中学校費三目学校建設費の生月中学校屋内運動場整備事業は、本体建築工事において鋼材類の資材価格の高騰により、工事請負契約に基づく単品スライド条項を適用するものでございます。なお、単品スライド額の算定には最終設計数量の確定や最終の変更契約における落札率の確定が必要でございますので、三月市議会定例会に契約変更議案提出のスケジュールとなってまいります。 七十ページをお願いいたします。五項五目文化財保護費の大島村重要伝統的建造物群保存整備事業は、寄附物件であります旧病院跡の補修に係るものでございます。なお、本物件は次年度も継続して整備を行う予定であり、交流施設と位置づけております。 七十二ページの六項二目体育施設費の南部市民体育館整備事業は、耐震診断に係るものでございます。 七十四ページ、十一款一項一目農地等災害復旧費は、本年八月豪雨による現年災で、農地七ヵ所、施設一ヵ所に係るものでございます。地区といたしましては、生月地区一ヵ所、大島地区七ヵ所となっております。 七十六ページ、二項一目公共土木施設災害復旧費は、八月豪雨による現年災で、道路二ヵ所に係るものでございまして、平戸一ヵ所、大島一ヵ所でございます。 七十八ページ、十三款二項一目交通船事業会計費の交通船事業会計繰出金は、燃料費の高騰や諸修繕のため増額するものであります。 以上で説明を終わらしていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  それではここで昼食のため休憩いたします。午後の会議は一時二十分に再開いたします。                 午後零時 零分 休憩                 ~~~~~~~~~~                 午後一時二十分 再開 ○議長(川上茂次君)  休憩中の本会議を再開いたします。 引き続き議案説明を行います。 議案第一二一号の説明を求めます。 ◎総務課長(松山久與君)  議案第一二一号「平成二十年度平戸市給与管理特別会計補正予算(第一号)」について御説明をいたします。 第一条におきまして歳入歳出一千六百二十五万八千円を追加し、歳入歳出予算の総額を三十五億九千五百八十三万一千円とするものでございます。 便宜上事項別明細書により説明をいたします。九ページをお願いいたします。 今回の補正につきましては、当初予算において予算作成時、平成十九年十一月末現在の職員数に平成二十年三月末までの退職及び四月一日採用の予定者を見込み、費目ごとに積み上げて算出をしておりましたが、平成二十年四月の職員の定期異動に伴い、費目間、会計間に異動が生じたこと、及び平成二十年度中に四名の早期退職者が生じたことに伴い、決算見込み等による補正を行うものでございます。二節給料につきましては、平成二十年度中の職員の早期退職に伴う減額及び度島診療所へ正規職員の医師を配置したことによる増額が主なもので、五百七十八万四千円の増額となっております。三節職員手当等につきましては一千三百七十六万三千円の増額となっておりますが、増額の主なものは、度島診療所へ正規職員の医師が入ったことによる管理職手当、医師手当、離島診療手当等の増額が主なものであります。四節共済費につきましては、負担率の改定に伴う職員共済組合費の減額が主なものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一二二号及び第一二三号は保険福祉課所管でありますので一括説明を求めます。 ◎保険福祉課長(永田米吉君)  議案第一二二号「平成二十年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第二号)」について御説明いたします。 度島直営診療施設勘定におきまして、歳入歳出それぞれ五百五十四万六千円増額し、補正後の歳入歳出予算の総額を五千六百四万八千円とするものでございます。 また、大島直営診療施設勘定におきまして、歳入歳出それぞれ六十一万二千円増額し、補正後の歳入歳出予算の総額を一億五千百三十四万円とするものでございます。 主な内容を事項別明細書にて御説明いたします。 度島直営診療施設勘定の歳出でございますが、十ページから十一ページをお願いいたします。 一款一項一目一般管理費におきまして、嘱託医師の退職に伴いまして、四月一日付で正規の医師が着任したため給与費の増額補正を行うものでございます。戻りまして八ページから九ページの歳入におきまして、四款一項一目一般会計繰入金におきまして同額を増額補正するものでございます。 次に、大島直営診療施設勘定の歳出ですが、二十ページから二十一ページをお願いいたします。 一款一項一目一般管理費におきまして、人事異動に伴う職員給与費の増額補正を行い、戻りまして、十八ページから十九ページの歳入におきまして、四款一項一目一般会計繰入金において同額を増額補正するものでございます。 続きまして、議案第一二三号「平成二十年度平戸市介護保険特別会計補正予算(第二号)」について御説明いたします。 保険事業勘定におきまして、歳入歳出それぞれ四百一万一千円を減額補正し、補正後の歳入歳出予算の総額を三十三億三千百七万九千円とするものでございます。 主な内容を事項別明細書にて御説明をいたします。八ページから九ページの歳出でございますが、一款一項一目一般管理費におきまして、人事異動に伴う職員給与費の減額補正を行うものでございます。戻りまして、六ページから七ページの歳入におきまして、七款一項四目一般会計繰入金で同額を減額補正するものでございます。 以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一二四号の説明を求めます。 ◎水道局長(松田隆也君)  議案第一二四号「平成二十年度平戸市水道事業会計補正予算(第一号)」につきまして御説明申し上げます。 今回の補正は職員の異動に伴う補正が主なものであります。 まず、第二条の収益的収入及び支出でございますが、水道事業収益を十三万五千円増額し、収入総額を七億一千二百九十八万二千円とするものであります。一方、支出につきましては、三十三万円を増額し、水道事業費用の支出総額を六億二千八百十九万一千円とするものでございます。 第三条の資本的収入及び支出でございますが、資本的支出を五万六千円減額し、支出総額を十六億三千七百五十九万円とするものでございます。 なお、予算第四条の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は二億八千三百七十八万二千円となっておりますが、不足額に対する補填財源につきましては記載のとおりでございますので御一読をお願いいたします。 また、第四条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費のうち、職員給与費について二十七万四千円を増額し、総額を一億四千六百七十六万円とするものでございます。 第五条につきましては、一般会計からの補助金等の一部確定に伴い十三万五千円を増額し、総額を一億九千六百五十一万九千円とするものであります。 第六条は当年度利益剰余金の処分について一千八十四万九千円を増額し、総額を二千五百七十九万六千円として減債積立金に積み立てるものでございます。 補正内容につきまして、便宜上八ページの予算説明書により御説明いたします。 まず、収益的収入につきましては、一般会計からの児童手当に要する経費の確定に伴い十三万五千円を増額し、補正後の収入予定総額は七億一千二百九十八万二千円となっております。 次の九ページの収益的支出でございますが、それぞれの目におきまして人件費の増減がございまして、水道事業費用の総額を三十三万円増額し、予算総額を六億二千八百十九万一千円とするものでございます。 右側の資本的支出につきましても、上水道改良費におきまして五万六千円を減額し、支出総額を十六億三千七百五十九万円とするものでございます。 以上で説明を終わります。どうぞよろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一二五号の説明を求めます。 ◎市民病院事務長(吉住龍三君)  議案第一二五号「平成二十年度平戸市病院事業会計補正予算(第一号)」について御説明を申し上げます。 今回の補正は職員の異動等に伴う人件費の減額及び過疎対象事業の拡大による医療機器整備に対する一般会計からの補助の増額と、それに伴います企業債の減額等に伴う補正をお願いするものでございまして、第二条で、平成二十年度平戸市病院事業会計予算第三条に定めた収益的収入及び支出の予定総額を収入支出それぞれ三千九百九十五万九千円を減額し、補正後の収入支出予定総額を二十三億六千八百五十四万一千円とするものでございます。 第三条は予算第四条に定めた資本的収入及び支出の予定総額を、収入支出それぞれ三百万円を減額し、補正後の収入総額を一億四千二百九十四万二千円とし、支出総額を二億一千二十四万五千円とするものでございます。 なお、予算第四条の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額は六千七百三十万三千円で、この不足額に対する財源の補填につきましては記載のとおりでございます。 次のページをお願いいたします。第四条では企業債限度額について一般会計からの補助金の増加に伴い、限度額を三千三百二十万円に改めるものでございます。 第五条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費でありますが、今回職員給与費について三千九百九十五万九千円を減額し、十一億九千九百三十六万四千円とするものでございます。 また、第六条では医療機器の整備に伴う一般会計からの補助について、今年度から不採算地区以外の病院についても過疎対象事業になることから今回新たに補正をお願いするものでございます。 それでは、補正予算の内容について予算説明書により御説明いたします。八ページをお願いいたします。 まず、収益的収入及び支出でございますが、便宜上九ページの支出から御説明をいたします。 第一款平戸市民病院事業費用の給与費三千二百七十六万七千円の減額及び第二款の生月病院事業費用の給与費の七百十九万二千円の減額につきましては、職員の採用、退職、会計間の異動等に伴う給料並びに手当の増減額が主なものでございます。なお、増減額の明細につきましては四ページから六ページに給与費明細書を記載しておりますので御一読をお願いいたします。 収入につきましては八ページに記載しておりますが、給与費の補正に伴い、児童手当に係る一般会計負担金を市民病院七万三千円並びに生月病院六万円をそれぞれ増額し、事業収益のうち平戸市民病院の入院収益を三千二百八十四万円及び生月病院事業収益の入院収益七百二十五万二千円をそれぞれ減額し収支を見合わせております。 次に、資本的収入及び支出でございますが、十ページをお願いいたします。 まず、資本的収入でございますが、医療機器の整備に伴う一般会計からの補助について、今年度から不採算地区以外の病院についても過疎対象事業になることから新たに補正をお願いするもので、平戸市民病院二千四百六十万円並びに生月病院八百四十万円の一般会計補助金を補正するもので、対象経費は医療機器整備に係る起債措置額の二分の一となっております。また、この一般会計補助金の増額に伴い、企業債を平戸市民病院二千五百七十万円並びに生月病院一千三十万円を減額いたしております 次に、十一ページの資本的支出につきましては、決算見込みによりまして本年度の医療機器の購入費を平戸市民病院百十万円並びに生月病院百九十万円のそれぞれの減額をいたしております。 以上で説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一二六号の説明を求めます。 ◎大島村区長(岡村幸夫君)  議案第一二六号「平成二十年度平戸市交通船事業会計補正予算(第一号)」について御説明をいたします。 第二条の収益的収入及び支出でございますが、歳入歳出既決予定額一億六千五百三万九千円に歳入歳出それぞれ七百六万一千円を増額いたしまして、補正後の予算額を一億七千二百十万円とするものでございます。 第三条は予算第八条に定めた他会計補助金の額七千八百十一万七千円を補正後の額八千五百十七万八千円に改めるものでございます。 補正の内容につきましては、予算説明書により説明をいたします。四ページをお願いいたします。 収益的収入及び支出の収入一款海上運送事業収益二項営業外収益一目の他会計補助金につきましては、費用の増額分全額を一般会計補助金七百六万一千円増額するものでございます。 次に五ページをお願いいたします。支出の一款海上運送事業費用一項営業費用三目船員費十四万二千円の増額でございますが、これは臨時職員社会保険料の保険料率の改正等によります法定福利費の増でございます。 四目船費二十五万の増額でございますが、燃料節約のため停泊中の発電機を停止して、陸上の電気を使用することとしたことによる光熱水費の増でございます。 五目修繕費百四十四万四千円の増額でございますが、中間検査入渠において指摘を受けた箇所の修繕等による増でございます。 六目燃料潤滑油費四百五十万円の増額でございますが、燃料の急激な高騰による購入金額が多額になり、予算額に不足を生じたことによる増でございます。 七目港費二十八万五千円の増額でございますが、平成二十年六月から船舶に乗船する車両の桟橋通過料を新たに徴収されることによる新規費用でございます。 十目航路付属施設費四十四万円の増額でございますが、平戸桟橋平戸切符発売所の移転によって新規の費用が発生したことによる増でございます。 以上で平成二十年度平戸市交通船事業会計補正予算(第一号)の御説明を終わります。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一二七号及び第一二八号は生涯学習課所管でありますので一括説明を求めます。 ◎生涯学習課長(山口龍一郎君)  議案第一二七号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定により、指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせる公の施設の名称は「生月町元触地域交流センター」で、指定管理者となる団体は元触地区自治会でございます。この団体につきましては、平成十八年一月十七日から指定をしておりまして、期間満了による継続指定であります。なお、今回の指定期間は平成二十一年四月一日から平成二十五年三月三十一日までであります。指定管理者の概要につきましては資料を添付しておりますのでよろしくお願いいたします。 続きまして、議案第一二八号「指定管理者の指定について」御説明いたします。 地方自治法第二百四十四条の二第六項の規定により指定管理者を指定することについて議会の議決をお願いするものであります。 指定管理者に管理を行わせる公の施設の名称は「生月町御崎コミュニティセンター」で、指定管理者となる団体は御崎地区自治会でございます。この団体につきましては平成十八年一月十七日から指定をしておりまして、期間満了による継続指定であります。なお、今回の指定期間は平成二十一年四月一日から平成二十五年三月三十一日までであります。指定管理者の概要につきましては資料を添付しておりますのでよろしくお願いいたします。 以上で説明を終わります。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一二九号及び第一三〇号は建設課所管でありますので一括説明を求めます。 ◎建設課長(藤澤敏孝君)  議案第一二九号「道路の路線廃止について」及び議案第一三〇号「道路の路線認定について」一括して御説明いたします。 現在、街路事業で市道亀岡上町線を施工中でございますが、現在供用しております路線の起点の位置が変更になるため、議案第一二九号で一たん廃止をし、その後議案第一三〇号で起点終点を変更し、新たに認定をお願いするものです。 なお、紺屋町支線につきましては、亀岡上町線と紺屋町線を結ぶ道路として新たに認定をお願いするものです。道路の位置につきましてはそれぞれ図面を添付しておりますので御参照願います。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(川上茂次君)  次、議案第一三一号の説明を求めます。 ◎消防長(松尾茂廣君)  議案第一三一号「物品購入契約の締結について」御説明いたします。 物品購入契約の締結について地方自治法第九十六条第一項第八号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 高規格救急自動車の購入契約に係るもので、現在田平出張所には平成十二年に購入した2B型の救急自動車が配置されておりますが、購入後八年を経過し、性能の低下等もあり、また、救急現場及び搬送途上における救命率の向上を図るため高規格救急自動車を配置するものでございます。 今回導入する高規格救急自動車については、ガソリンエンジンで、排気量二千七百cc、乗車定員七名のオートマチック四輪駆動車であります。 なお、入札につきましては十月十六日に執行し、西九州トヨタ自動車株式会社北松店店長 辻直人氏が二千二百八十万円で落札し、消費税合わせまして、購入金額二千三百九十四万円で十月二十二日に仮契約を締結しているところでございます。納期につきましては、平成二十一年三月三十日とするものでございます。 以上でございます。御審議のほどよろしくお願いします。 ○議長(川上茂次君)  以上で議案説明を終結いたします。 これをもって本日の議事日程はすべて終了いたしました。三日の本会議は午前十時より開き一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。                 午後一時四十分 散会...