令和 4年 6月
会議--------------------------------------- 令和4年白山市議会6月会議会議録第3
号--------------------------------------- 令和4年6月16日(木曜日
)---------------------------------------出席議員(20人) 1番 山本佳裕 2番 上田良治 3番 谷 健一 4番 原 卓二 5番 木谷和栄 6番 池元 勝 7番 中野 進 8番 大屋潤一 9番 田代敬子 10番 山口俊哉 11番 吉本史宏 12番 澤田昌幸 13番 石地宜一 14番 小川義昭 15番 北嶋章光 16番 村本一則 17番 宮岸美苗 18番 岡本克行 19番 寺越和洋 21番 西川寿夫欠席議員(1人) 20番
藤田政樹---------------------------------------説明のため議場に出席した者
の職氏名市長山田憲昭 副市長井田正一副市長安達志郎 総務部長兼
選挙管理委員会事務局長横川祐志企画振興部長東 俊昭 市参事兼デジタル課長中池俊平健康福祉部長兼福祉事務所長岡田和典
市民生活部長寺師まゆみ産業部長米林 歩
観光文化スポーツ部長山下浩雅建設部長喜多悟史 上下水道部長高橋由知総務部次長兼財政課長松田 宏
観光文化スポーツ部次長兼
ジオパーク・エコパーク推進課長北村彰浩危機管理課長大西隆之
定住支援課長村本寛美交通対策課長宮本郁夫 環境課長五歩市圭子こども子育て課長酒井誠一 いきいき健康課長森 季江商工課長徳井 寛
水産振興課長神谷信行施設管理課長大石憲一
土木課長中川浩一企業総務課長松枝甚司良 監理課長窪田浩之教育長田村敏和 教育部長山内満弘学校教育課長東野 央
学校指導課長東海林幸男---------------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員
の職氏名 事務局長 佐々木 満 議会事務局次長兼議事調査課長 鍬田紀子 議事調査課課長補佐 専門員 山岸朗子 釜谷和寿 主査 西川隆朗 手話通訳士 門倉美樹子 手話通訳士 長谷川智美 手話通訳士
桶田摩紀--------------------------------------- 議事日程(第3号) 令和4年6月16日(木曜日) 午前10時 開議 日程第1 一般質問 日程第2 議案第60号ないし議案第71号 (
委員会付託)--------------------------------------- 本日
の会議に付した事件 議事日程(第3号)
のとおり
--------------------------------------- 午前10時0分開議
○中野進副議長 本日、藤田議長が欠席しておりますので、地方自治法第106条第1項
の規定により、私、副議長
の中野が議長
の職務を行います。 これより本日
の会議を開きます。
---------------------------------------
△日程第1 一般質問
○中野進副議長 日程第1一般質問を続けます。 順次発言を許します。 12番、澤田昌幸議員。 〔12番 澤田昌幸議員 質問席登壇〕
◆12番(澤田昌幸議員) 皆さん、おはようございます。議席番号12番、会派立志、澤田昌幸でございます。 人はいろんな数字を求めます。特に、この一般質問では1番を取りたいというようなことから抽選に臨んでいるわけですけれども、私も今回3番に提出しまして、くじを引いた
のですが、9番というあまり好ましくないような数字を引いたと思いましたら、2日目
の1番バッターをやれるということで、幸か不幸か1番という数字をいただきました。なかなかこの朝一番に事を始めるということは、その日
の一日が決まるということでもありますので、皆さんに御迷惑
のないような質問をさせていただきたいと思いますし、誕生日もこの6月13日、75歳という高齢
のほうに入ってまいりました。それが追い打ちをかけるように白山市から
の通知が来まして、あしたから後期高齢者
の保険証を使用しなさいということで、いよいよ後期高齢者
の皆さん方に同席させてもらうようなことになったということで、人は意外と畳
のへりでもつまづいて転んでけがをするとよく言われますので、私もそういうことがないように、段差には注意をしながら日々生活を送る必要があろうかなというふうに実感をしているところであります。 それでは、通告に従いまして、質問に入らせていただきます。 昨年は土砂災害が立て続けに3件発生しました。これから梅雨本番、山を多く抱えている白山市は、どこででも起き得ることであり、市民
の安心・安全
のため、皆さん共々常に危機意識を持って日常業務に当たらなければと思っているところであります。また、ロシア
のウクライナ侵攻により、多く
の品物
の価格が高騰や不足など、市民生活を直撃しつつあります。コロナ対策も含め、対応を見誤ることなくしっかりと支援策などについて、行政・議会が一体となって取り組む必要が求められています。どうかよろしくお願いいたします。 今回市民
の身近な問題も取り上げていますので、日頃から市民
の安全・安心を政治信条に挙げている市長ですから、市民に寄り添う温かい答弁があるものと期待して質問に入ります。 まずは、美川漁港航路土砂堆積による1か月遅れ
の初出漁について3点お尋ねします。 1点目は、漁師にとっては出漁時期は重要で、魚種によって好漁期が違っています。その時期に出漁ができない
のは、死活問題であります。しゅんせつ工事が遅れ、例年
の初出漁時期に間に合わなかった問題を検証して対策を講じる必要があります。対応策
の一つとして、現地で
のドローンなどによる定点観測写真から堆積量、投入重機、工事期間などをマニュアル化し、担当者が替わっても即座に着手時期を割り出し、漁期に間に合わせる業務改革が必要と考えるが、対策について問いたい。 2点目、手取川河口
の土砂堆積原因についてはいろいろな要因が複合していると考えるが、大きな要因
の一つに手取川ダムが起因している
のではないかと思われます。手取川で合流している各支流から引水されダムに蓄えるため、大雨や雪解け時でもあまり増水することがなく、水量が一定で押し流す力が波
の力に負けて海
の砂が多く堆積すると思われます。富山県
のあるダムでも、堆積土砂を流すために人工放流を行っています。手取川ダムや大日川ダムでも、たまり水
の腐敗・異臭や農業用水
の確保などで、ダムから人工的に維持放流をしています。海が荒れ、砂が多く堆積するこの時期に、手取川ダムから
の人工放流も対策
の一つと考えられるが、対応策について問いたい。 3点目、手取川
の支流、瀬波川、雄谷川、尾添川、直海谷川など、ほとんど
の支流は手取川第一から第三ダムに引水され、発電や水道水、工業用水に利用されています。大日川も発電や木場潟
の浄化に引水され、利用されております。流量が一定に保たれることから、手取川河口部で
の流力がそがれて波を押し返せていない。堆積土砂
のしゅんせつ工事費は、水力発電事業者や水道水を利用している自治体などが受益者負担
の原則から負担すべきものと考えるが、考えを問いたい。 以上、3点について市長
の答弁を求めます。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 おはようございます。 美川漁港航路土砂堆積による1か月遅れ
の初出漁についてお答えをいたします。 初めに、現地
の定点観測カメラから堆積量・投入重機・工事期間などを割り出し、漁期に間に合わせるなど業務
の改革が必要と考えるが対応策はについてであります。 現在、手取川河口には国土交通省
の定点観測カメラが設置されており、災害状況や河川
の利用状況を随時観測できるようになっております。しかしながら、河口
の土砂堆積状況は現地で
の目視にて確認をいたしております。土砂がなぜ河口付近に堆積するかは、これまでも解析されておりませんが、市としてこれまで国や県に対し、根本的な解決策
の検証を要望してきたところであります。 このようなことから、今後は土砂が堆積するメカニズム
の解明と併せて、国及び県と連携しながら航路確保に努めるとともに、漁期に間に合うマニュアル化につきましても、国などに要望してまいりたいというふうに考えております。 次に、海が荒れる時期に手取川ダムから
の人工放流も対策
の一つと考えられるが、対応策はについてであります。 手取川ダムは御存じ
のとおり治水、都市用水
の供給、発電を目的として設置され、県民
の生命と安全・安心に欠かせない施設であります。ダムから
の放流は記録的な大雨等により危険水位を超える場合のみとされており、手取川ダムは昭和55年
の完成以降、42年間で11回のみ放水されております。なお、土砂を除去する目的で人工放流することは困難と
のことであります。 次に、しゅんせつ
の工事費は、水力発電事業者や水道水を利用している自治体などが受益者負担
の原則から負担すべきものと考えるがいかがかについてであります。 議員御指摘
のように、白山水系
の多く
の水が手取川ダムに集水をし、発電や水道水、工業用水に利用されていることから、手取川
の流力
の減少
の一因と考えられます。市では河川
管理者である国土交通省に、手取川下流部
の流下能力が不足している区間におきまして、河道掘削や樹木
の伐採等をお願いしているところでもあります。 一方で、手取川ダムは県水として、七尾市から加賀市まで
の県内9市4町に水道水を供給しており、県民
の財産であります。そうした県民
の財産を守るため
の負担は、県民全体で支えることが必要であるというふうに考えております。美川漁港航路
のしゅんせつ工事につきましても、県全体
の問題と捉え、取り組んでいただけるよう働きかけてまいりたいというふうに考えております。 以上であります。
○中野進副議長 澤田議員。 〔12番 澤田昌幸議員 質問席登壇〕
◆12番(澤田昌幸議員) 漁師はその時期になりますと、網
の修復や船
の点検など、解禁日
の日に向けて準備を進めております。そういう中で、しゅんせつ工事が遅れて出漁できないということは、本当に漁師にとっては痛恨でありまして、その時期を待ち望む
のが漁師だと思います。今ほど市長も言われたように、当然手取川
の管理は国交省が行っておりますので、国交省や県と
の意思疎通をしっかりとしながら、漁師にはきちっと初漁時期
のときに間に合うように業務を進めていただきたいなというふうに思いますのでよろしくお願いします。 それでは、次に移りたいと思います。 中ノ川崩落に関する対策調整会議を受けて
の対応について、2点お尋ねします。 1点目は、先
の調整会議
の新聞報道を見ると、崩落斜面
の状況は安定して、さらなる大規模崩落は想定しにくいが、大学教授は浮石などがあり、工事に伴う立入りは危険で崩落部分に手を加えることは現実的ではないと指摘されていることから、温泉引湯管
の復旧は長期化が想定されます。提案理由
の説明では、引き続き仮設引湯管
の布設を検討すると説明していますが、崩落現場に立ち入らなくても工事が可能な小口径間推進工法など、新技術も開発されていることから、復旧
の可能性も含めタイムスケジュールについて問いたい。 2点目は、一里野温泉
の温泉がない状況が長期にわたることが、さき
の報道から想定されます。既に温泉がない状況で1年営業してきたが、スキー場
のお客さん
の入込数は回復
の兆しが見えるが、温泉が出ないことから宿泊客においては、ほとんどない
のが現状であります。昨年
の6月会議でも質問しましたが、温泉
の代替供給が早急に必要と考えるが、旅館側
のかけ流し温泉から循環型温泉へ
の変更も含め、対応策について問いたい。 以上、2点について市長
の答弁を求めます。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 中ノ川斜面崩落に関する対策調整会議を受けて
の対応についてお答えいたします。 初めに、小口径管推進工法など
の新技術
の可能性も含めたタイムスケジュールについてであります。 対策調整会議
の解析結果において、著しく斜面が不安定化することは想定しにくいものの、崩壊斜面内
の浸食が確認されたことから、引き続き観測体制を継続していく必要があると
の見解が示されました。また、崩壊斜面で
の仮設引湯管
の設置につきましては、川村金沢工業大学教授
の私見として、難しい
のではないかと
の発言がありました。斜面
の安定度が不確実でありますので、仮設引湯管につきましては教授
の言われたとおり、なかなか難しい
のではないかと考えております。 いずれにいたしましても、市ではこの解析結果を踏まえ、工法
の有無、費用、期間など
の検討作業を始めたところであります。できるだけ早い時期に検討結果をお示しできればと考えております。なお、小口径管推進工法につきましては、斜面が若干ではあるもの
の動いていると
のことでありますので、現実的ではないというふうに考えております。また、本復旧につきましては、国
の砂防資材運搬路
の復旧方法や復旧時期などが確定をすれば、スケジュールをお示しできると考えております。 次に、温泉代替供給が必要と考えるが、旅館側
のかけ流し温泉から循環型温泉へ
の変更も含めた対応策についてであります。 まず、温泉
の代替供給についてであります。 地元関係者と協議をしてまいりましたが、現時点では温泉
の成分が違い、設備に不都合が出るおそれがあると
のことから受入れは難しいと言われております。また、循環型へ
の変更につきましても、施設それぞれで設備が異なっているところであります。今後も地元関係者と話合いを続けてまいりますので、その中で協議をしてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、国・県をはじめ関係機関と
の協議を継続し、一日も早い引湯管
の本復旧に向け、取り組んでまいりたいと考えております。 以上であります。
○中野進副議長 澤田議員。 〔12番 澤田昌幸議員 質問席登壇〕
◆12番(澤田昌幸議員) おととい
の新聞でしたか、北國新聞
の地鳴り欄に、白山市
の99歳
の方が一里野温泉
の早期
の復旧を願うというような意味合い
のコラムが出ておりました。白山市民にとっては非常に大事な一里野温泉でありますし、かなり
の人が利用しており、復旧が心待ちになっている
のではないかなというふうに思っています。 詳細なボーリングデータ等を見ておりませんので、山
の動いている範囲がどの程度まで想定される
のか分かりませんが、推進工法にとっては、ある程度それを避けて通すようなことも可能な
のか、今市長が検討を早期に始めるということでありますので、しっかりと検討していただきたいなということでありますし、仮設をし、冬そのまま置いておくということになれば、それがまたリスクとなりましていつ壊れるか分からないということもあります。仮設
の工事費やそういうリスク、それと引湯管に伴う、推進工法に伴う工事費
の増大、そのようなものが複雑に絡み合いながらですけれども、どの工法、どれを採用したほうが将来的に経費として少なく収まったかというような、総合的な検討をしながら判断をしていただきたいなというふうに思っていますので、しっかりと地質調査データを含めて解析をしていただきながら、何とか早く一里野へお湯が届くような検討をしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最後
の質問に移りたいと思います。 鶴来地域から白山ろく地域にかけて
の国道・県道
の路面
の傷みがひどく危険だが、道路
管理者へ
の申入れ状況についてお尋ねします。昨日、吉本議員からも同じ指摘
の質問がありましたが、通告
のとおりお尋ねします。 舗装
の亀裂や剥離・陥没箇所が多く見られ、車高
の低い車は避けるため急な蛇行運転や陥没にハンドルが取られるなど危険な状態で
の走行や歩行者接触などが懸念されます。また、横断側溝などがあるところは、大型車両
の通過振動で車庫など
の戸
の建てつけが狂うなど
の現象も起きているやに耳にします。 このように市民
の安全・安心が脅かされるような広範囲にわたる事案については、個別に町会が対応する
のではなく、市が取りまとめて道路
管理者に申入れする必要があると考えるが市長
の答弁を求めます。
○中野進副議長 喜多建設部長。 〔喜多悟史 建設部長 登壇〕
◎喜多悟史建設部長 おはようございます。 鶴来地域から白山ろく地域にかけて
の国道・県道
管理者へ
の広範囲にわたる修繕
の申入れ状況についてお答えします。 鶴来地域から白山ろく地域にかけて
の国道・県道については、国道157号
の白山町南交差点付近より以北を国土交通省が、それ以外を石川県が維持
管理しております。町会などから市へ舗装
の陥没など
の修繕
の御連絡があれば、事故防止
のため速やかに道路
管理者へ報告し、確認していただいております。これに加えて、定期的に道路パトロールを実施し、危険箇所
の把握や応急補修等に努め、緊急性
の高い箇所から順次修繕していると伺っております。 今後につきましても、市へ御相談いただく舗装修繕要望は速やかに報告・対応を依頼し、町会をまたぐ広範囲
の修繕要望があれば、市からも道路
管理者へ伝え、安全・安心
の確保に努めたいと考えております。 以上であります。
○中野進副議長 澤田議員。 〔12番 澤田昌幸議員 質問席登壇〕
◆12番(澤田昌幸議員) 緊急性
のあるものについては、その都度申入れしているというような答弁です。各町会から緊急性を求めて申入れがあったものについては早急に対応していただきたいと思いますし、森林とか山
の斜面など
の災害については毎年予算要求
の中で県
の分、市行政
の分ということで町会から予算要求を出したりしております。そういう中に含めて、道路等
の修繕についても定期的にそういうような予算要求を上げてもらうというようなやり方、年間
の予算要求
の中に取り入れることも一つ
の方法かなというふうに思っておりますので、そういうような業務
の改善等も行っていただきたいなというふうに思っております。 非常に身近な市民
の声を届けたわけですけれども、市長は常日頃、市民
の安全・安心を確保していく、そういう政治を行っていきたいというふうに言っておりますので、このような事案についても適切な対応を行っていただきたいなというふうに思います。 以上をもって私
の質問を終わらせていただきます。
○中野進副議長 澤田議員
の質問は終わりました。 次に、田代議員
の質問に移ります。 9番、田代敬子議員。 〔9番 田代敬子議員 質問席登壇〕
◆9番(田代敬子議員) おはようございます。 発言順位1番目から
の呪縛から解かれほっとしましたが、この場に立つ緊張感は10番目でも変わりはありません。 さて、ようやくコロナ
の感染状況が落ち着きを見せ始めています。その背景にあるワクチン確保・接種など
の対策をリードし、海外製
のコロナワクチン
の確保に道筋をつけてきた
のは我が公明党であります。2020年7月16日
の参議院予算
委員会で秋野公造氏は、厚生労働省が進めていた海外製薬メーカーと
の交渉が財源見通しがつかず停滞した実態を把握し、予算措置を強く政府に求めた
のです。当時
の稲津久厚生労働副大臣が予備費
の活用を明言、そこから一気に交渉が展開、アメリカ・イギリス3社から国民全員分
のワクチン確保が実現をいたしました。もちろん全額国費で、現在4回目まで接種
の無料化が実現しています。同時に途上国へ
のワクチン支援
の国際的取組COVAXファシリティへ
の参加を政府に繰り返し要請。日本がいち早く参加を表明したことで多く
の国が後に続き、現在190か国地域に広がり、COVAXによる世界へ
のワクチン供給は15億回分に上っています。 このように公明党はワクチン接種対策に取り組んでまいりました。今から質問いたしますHPVワクチン接種についても、積極的勧奨が止まった後もこのワクチン
の有効性を訴え続けておりましたので、最初
の質問に移ります。 HPVワクチン
の積極的勧奨再開についてであります。 この問題について、昨年3月、11月会議でも取り上げてまいりましたが、いよいよこの4月から約9年ぶりにHPVワクチン
の積極的勧奨が再開されました。最近ではテレビでも頻繁にコマーシャルが流れて、HPVワクチン接種を促しています。日本では20代から30代
の女性が発症するがん
の多くをこのHPV、子宮頸がんが占め、年間約1万1,000人がかかり、約2,900人
の方がお亡くなりになっています。このワクチン
の接種は合計3回必要で、2013年4月には小学校6年生から高校1年生まで
の女子を対象に原則無料
の定期接種が始まり、積極的勧奨が行われるようになりましたが、接種後に全身
の痛みなど副反応が疑われる報告が相次いだため、厚生労働省は2か月後
の6月には無料接種は継続する一方、適切な情報が提供できるまでは積極的勧奨を中止としてしまいました。 その後、厚労省は専門家による検討を重ね、安全性について特段
の懸念が認められない、接種による有効性が副反応
のリスクを明らかに上回ると判断、昨年11月に積極的勧奨
の再開を決めた次第です。積極的勧奨再開に併せ、9年間
の積極的勧奨
の中止により接種
の機会を逃した人に対し、希望すれば無料で接種を受けられるキャッチアップ接種も実施されます。対象は1997年度から2005年度生まれで過去3回
の接種を受けていない女性で、期間は今年
の4月から2025年3月までとなっています。こちらも無料でワクチン接種ができる救済措置が取られています。 昨年3月会議でお聞きした際、本市では2月に高校1年生にHPVワクチン接種
の案内を出されました。そこで1回は接種したものの、残り2回は高校2年生になってしまったので無料接種
の対象外となり有償で接種をした女子がおり、定期接種再開とキャッチアップ接種開始
のニュースを聞いたこの女子
のお母様から御相談がありました。HPVワクチン
の有効性、必要性を感じて1回は無料で接種しましたが、高校2年生になり対象外となったため有償で接種を2回受けさせました。このような場合、償還払いはなされない
のでしょうかと。 そこで、以下お伺いをいたします。 1点目、まず、定期接種再開となり、対象
の小学校6年生から高校1年生には、いつ案内が送付される
のでしょうか。また、送付された
のでしょうか。対象者は何人になる
のか教えてください。 2点目、キャッチアップ接種対象者となる現在17歳から25歳は何人いますか。こちら
の方々へ
の案内も送付済みでしょうか。教えてください。 3点目、御相談者
のようにキャッチアップ接種
の対象者でありながら既に1回は無料で接種を受け、残り2回を償還払いとなる女子は何人いますか。厚生労働省からは(仮称)モデル要綱が示されていますが、本市においてはどのように取り組み、償還払いに対応される
のか。 以上、3点をお尋ねいたします。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 HPVワクチン接種
の積極的勧奨再開
の御質問にお答えいたします。 HPVワクチン
の定期接種は、これまで国
の方針により平成25年6月以降、積極的勧奨を差し控えていましたが、昨年11月、国が積極的勧奨
の差し控えを終了したことから、本市におきましても、今年
の4月より接種対象者へ
の個別接種勧奨を実施することといたしました。 御質問
の対象者へ
の案内は送付されたか、また対象者は何人いる
のかについてであります。 今年
の4月現在で対象となった小学生から高校1年生まで
の女子は2,667人で、この対象者に対し、説明書を同封した接種券を既に送付いたしております。 次に、キャッチアップ接種対象者は何人で、案内は送付されたかについてであります。 積極的勧奨
の差し控えにより、接種機会を逃した平成9年4月2日から平成18年4月1日までに生まれた女性がキャッチアップ接種
の対象者で、その対象者数は約4,000人であります。現在、個別通知
の準備をしており、来月中旬を目途にワクチン
の効果やリスクを記載した説明書とともに、接種券
の発送を行う予定といたしております。 次に、ワクチンを自費で払った人は何人いる
のか、また、償還払いに対する本市
の取組についてであります。 今申し上げました4,000人
の方に通知をする際、既に自費で接種された方については、市が償還払いをいたしますので申し出てほしい旨を伝えていきます。そうした方につきましては、ぜひ申し出ていただきたいというふうに思います。なお、現在までに4件
の問合せをいただいているところであります。償還払い
の申請には、母子健康手帳や接種証明書など接種記録が確認できるものと領収証を提出いただくこととなります。 併せて、今申し上げましたとおり、対象となる方に個別通知
のほか、市
のホームページ等で償還払いや申請方法などを周知してまいりたいというふうに考えております。
○中野進副議長 田代議員。 〔9番 田代敬子議員 質問席登壇〕
◆9番(田代敬子議員) 御答弁ありがとうございました。 今勧められているワクチンは2種類ございます。サーバリックスとガーダシルというもので、サーバリックスという
のは遺伝子型2つに対応するものであり、ガーダシルは感染症
の遺伝子
の4つに対応するものであります。現在、厚生労働省が審議会で検討していますシルガード9というものがあります。これは9つ
の遺伝子型に対応するワクチンであり、それこそ予防効果は2価ワクチン、4価ワクチンよりもさらに高く90%近くあると言われています。 おととい
の公明新聞に、静岡県富士市で全国初
のシルガード9に対する補助が決定したというニュースがありました。このコロナワクチンと一緒に接種することが当然できないので、今説明書を送られると言われましたが、2週間を空けて、さらにコロナ
のワクチンを2回打って、さらにまた2週間空けてとか、そういう注意もありますので、そういったものにも丁寧に対応していっていただきたいと思います。 2番目
の質問に移ります。 男性用トイレにサニタリーボックス
の設置をということであります。 1番目
の質問は女性特有
のがんについてでございましたが、男性特有
のがんもあります。でも、それが男性トイレ
のサニタリーボックス
の必要性と結びつくという発想が私
の中には全くございませんでした。失礼しました。まさに、アンコンシャスバイアス、無意識
の思い込みにとらわれていました。 先月23日に、公明党
の埼玉
の西山県議会議員がこのことを私たち議員
の情報サイトにアップしてくれ、埼玉県庁内
の男性トイレにサニタリーボックスを設置したことを知りました。きっかけは今年1月31日、また3月21日に埼玉県
の新聞に掲載された日本骨髄バンク評議
委員で同県在住
の大谷貴子さん
のコラムが反響を呼んだことからです。私もこの記事を読み、一般社団法人日本トイレ協会
の存在を知り、ここ
の砂岡事務局長さんに連絡をしたところ、アンケート資料などたくさん
の情報をメールで送っていただきました。 男性特有
の前立腺がんは2018年度
のがん診断数としては9万2,021人、膀胱がんは男性1万7,555人、対して女性は5,675人と国立がん研究センターが発表をしています。前立腺がんは男性のみにある臓器ですが、膀胱がん
の場合も圧倒的に男性が多い状況です。これらがん
の治療後
の生活に欠かせない補助具に尿漏れパッドがあると知りました。治療直後は失禁という表現では済ませられないぐらい無意識に尿が漏れる、水分を大量に含んで重くなったパッドを持ったままごみ箱を探すが、個室トイレにごみ箱がなく、持ち帰らざるを得なかったそうです。 コラムを書いた大谷さんは、女性は生理用品を捨てるサニタリーボックスが常設されている中で生活しているので、男性トイレ
の個室にごみ箱がないと知り驚きだった、初めて知ったとつづっています。大谷さんが調べてみると、病院内
の男性トイレにはごみ箱が設置されていました。また、公衆トイレなど
の多機能トイレにも常設されていますが、個室内にはほとんど常設されていないことが分かったと述べていました。 日本トイレ協会では今年2月1日から22日まで
の間にインターネットアンケート調査を実施。調査対象はトイレ協会会員ほかSNSで回答募集。日本だけでなくタイやノルウェー、カナダからも回答が集まったそうです。ここで議長にあらかじめ許可をいただいたので、資料をお見せいたします。回答者数は557人です。こちら
のボードでいうと一番上
のほうなんですが、男性回答者数はうち336名、尿漏れパッドなど
の処理について
の問いに、サニタリーボックスがなくて困った男性、このボードでは下
のものですが、68.4%。ここにはちょっとない
のですが、うち、どのように処理をした
のかを聞いたところ、家に持ち帰った男性が62.5%と一番多く、トイレに備付け
の大きなごみ箱に入れた、施設内
のほか
のごみ箱に入れたと続き、中には個室
の中にそのまま放置してしまったという回答が10%ありました。この記事をきっかけに埼玉県
の松伏町や吉見町など、さらに宮城県富谷市、愛知県扶桑町、愛媛県松山市、愛南町でも、庁舎内
の男性用トイレにサニタリーボックス
の設置が実現しています。ぜひ白山市においてもクオリティー・オブ・ライフ、生活
の質
の向上に寄与されることを願い、男性用トイレにサニタリーボックス
の設置を検討してはどうでしょうか。排泄に尿漏れパッドなど
の補助具が必要な
のは少数派、いわゆるマイノリティーと言えます。同様にカミングアウトしづらいトランスジェンダー
の方も安心して男性用トイレ
の個室を利用することができます。 人間
の尊厳にも関わる大切なことと思いますが、市長
の答弁を求めます。
○中野進副議長 岡田健康福祉部長。 〔岡田和典 健康福祉部長兼福祉事務所長 登壇〕
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 おはようございます。 男性用トイレにサニタリーボックス
の設置をについてお答えいたします。 本市では難病やがん患者が社会とつながりを持ち、生きる意欲
の湧く環境づくりは大変意義
のある重要なことであるというふうに考えております。男性特有
の前立腺がんや男性患者数
の多い膀胱がんは、術後一部
の患者に尿漏れなど
の症状が発生しており、尿漏れパッドを使用しなければならないケースで、特に外出先で
の処分が大変だと
の声を伺っております。そのため、市では市立公民館をはじめ公共施設約160か所について、男性用トイレ
のサニタリーボックス設置
の有無を調査いたしました。その結果、白山市役所本庁1階、そして2階及び市民交流センターなど計6か所で設置していることを確認いたしました。 議員御指摘
のとおり、男性用トイレにも女性用トイレと同様にサニタリーボックスを設置することで、社会活動に参加される方が一人でも多く増えることが期待されるものであります。市といたしましては、まずは市内公共施設からサニタリーボックス
の設置を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○中野進副議長 田代議員。 〔9番 田代敬子議員 質問席登壇〕
◆9番(田代敬子議員) 市役所にも設置がされている、1階・2階にあるということでしたので、できたならば順次本当に進めていっていただいて、市役所
の各階にも置かれることを望んでやみません。この一般質問が始まる直前に原議員が、知り合い
のSNSを見たら写真が載っていたと、市役所
の中にあったよということで教えていただきました。私自身がちょっと不見識なところもありました
のは、また今後しっかり勉強していきたいと思いますので、ぜひこのサニタリーボックス
の設置については順次進めていっていただきたいと思います。 それでは、3点目に移ります。 白山市
のこども食堂についてお伺いをいたします。 本市では子供が健やかに育成される環境
の整備を促進するため、子供やその親、地域
の人たちが「つながり」、一緒においしい御飯を食べられる地域
の中
の安心できる居場所づくりを目的として、無料または低料金による食事
の提供を行うこども食堂事業を取り組む団体に助成金を出しています。現在、助成金を申請して運営しているこども食堂は、市
のホームページによると7か所あります。また、市
の助成金をもらわずに食材を集めて運ぶフードパントリーを実施している団体も私は承知しております。 NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえによると、こども食堂はこの5年間で18倍、全国で6,000か所にまで増えています。4月末に、このむすびえ
の理事長で東京大学特任教授
の湯浅誠さんと、こども食堂を支援している株式会社ワイヤレスゲートCEO濱暢宏さんと
のオンライン
の対談
の講座があり、視聴をいたしました。こども食堂は居場所であり、全て
の子供、全て
の大人がふらっと立ち寄ることができる場所へと転換しています。コロナ禍において人と人と
のつながりを避け、会食できない様子が続き、こども食堂においても全体
の56%が一時中止。今までどおり開けている食堂は10%ほどで、残りは食材やお弁当
の配布に切り替えて存続していることが明らかになりました。 白山市でも新たに5月4日に、松任青少年宿泊研修センター内ではくさんうぐいす食堂がオープンしました。このときはかえっこばざーるも同時に開催されており、使わなくなったおもちゃを握りしめて交換する、新たなおもちゃを探す子供たちでごった返していました。こども食堂というネーミングが定着をしていますが、現実は独り暮らし
の高齢者
の方々も来られ、子供だけでなく地域
の方々と
の交流
の場となっています。 そこで、4点お伺いをいたします。 1点目、本市
のこども食堂
の現状は7か所ですが、現在中止
のこども食堂が再開するために必要な課題は何であると推察されますか。 2点目、令和元年6月に改正された子ども
の貧困対策
の推進に関する法律に基づき、政府は子供
の貧困対策に関する大綱を策定。さらに令和3年3月「非正規雇用労働者等に対する緊急支援策について」において、NPO等を通じた孤独・孤立・自殺対策等として、地域子供
の未来応援交付金、別名子供
の未来応援地域ネットワーク形成支援事業について、時限的に地方自治体等が子供
の居場所づくりをNPO等へ委託した場合に、国
の補助率を2分の1から4分の3へ引き上げることとされました。子供
の居場所づくりとはまさにこども食堂が該当すると思います。 本市においては、子供
の未来応援地域ネットワーク形成支援事業、地域子供
の未来応援交付金、これに取り組むお考えはありませんか。 3点目、農林水産省においては、子ども食堂等へ
の政府備蓄米
の無償交付が実施されており、子育て家庭に直接食材を届ける子ども宅食
の取組も無償交付
の対象であります。ともに御飯食
の魅力が伝わるよう工夫することが必要ですが、農林水産省に直接申請すれば交付が受けられるとありました。 このような情報を、市はこども食堂やフードパントリーなどを行う団体に周知すべきと考えますが、市
の見解をお伺いいたします。 4点目、白山市
のこども食堂に地方創生臨時交付金を活用して、統一したのぼり旗を作成し、一目でここにこども食堂がある、そういった場所が分かるように取り組んではいかがでしょうか。 以上、4点をお伺いいたします。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 白山市
のこども食堂についてお答えいたします。 最初に、現在中止しているこども食堂が再開するために必要な課題は何かについてであります。 こども食堂が再開するために必要な課題で最も大きなものは、新型コロナウイルス感染症拡大へ
の懸念であると考えております。そうした中、昨年国から子ども食堂向け感染症対策
の通知があり、その中でNPOが作成した感染症対策マニュアルが示されました。このマニュアルに沿って実施すれば、安全に子ども食堂を運営できるというもので、市ではすぐに市内
のこども食堂運営団体にこのマニュアルを配付し、周知を行うとともに、このマニュアルに沿った子供
の居場所づくりに協力をいただくよう、お願いをいたしたところであります。これによりまして、今年度は10団体がマニュアルに沿った感染症対策を講じながら、こども食堂を実施する予定といたしております。 次に、地域子供
の未来応援交付金に本市が取り組む考えはあるかについてであります。 今、白山市が取り組むこども食堂は、その対象を子供のみならず高齢者まで幅広い層を対象としており、経済状況につきましても限定をしない、地域
の人々がつながり、安心できる広い意味で
の居場所づくりを目的といたしております。議員御提案
の地域子供
の未来応援交付金は、子供
の貧困対象に特化して地方公共団体に交付されるものであります。そうしたことから現在
の白山市
のこども食堂はその対象とならないものもあります。 なお、この地域子供
の未来応援交付金は大きく分けて3つ
の事業があります。1つは、子供
の貧困に関する実態調査や計画を策定する事業であり、2つ目は人材育成や研修を行う事業で、この2つは補助率は2分の1であります。3つ目として、貧困
の子供のみを対象とした子ども食堂や学習支援をNPOに委託して行う事業で、これは補助率は4分の3であります。白山市といたしましても、子供
の貧困対策は重要と考えており、この交付金を活用した実態調査などに取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、農林水産省が政府
の備蓄米を無償交付している、このような情報をこども食堂や子ども宅配を行う団体に周知を図るべきではについてであります。 昨年国から子ども食堂等に対する政府備蓄米
の無償交付について
の通知がありましたので、速やかにこども食堂
の運営団体へ周知をいたしたところであります。ただ、昨年は県
の災害備蓄品であるアルファ米など
の配布があったことから国
の無償交付に対する希望はありませんでした。今後も国から案内がありましたら、運営団体に周知し、市で取りまとめて申請をいたしたいと考えております。 次に、地方創生臨時交付金を活用して、こども食堂
の場所が一目で分かるのぼり旗を作成してはについてであります。 のぼり旗を作成し設置することは、こども食堂が開いていることを周知する上で効果が高いと考えられます。ただ、先ほど申し上げましたが、市内
のこども食堂は幅広い層に御利用いただくことを目的といたしております。したがいまして、この名称がよい
のか、もっとよい名称がない
のか、関係者
の皆様
の御意見もお聞きした上で、必要なタイミングで作成いたしたいというふうに考えております。 以上です。
○中野進副議長 田代議員。 〔9番 田代敬子議員 質問席登壇〕
◆9番(田代敬子議員) こども食堂が少しずつ復活しつつあるという
のは大変喜ばしいことと思いますし、白山市においてはどちらかというと子供だけではなく高齢者、あとはいろんな方々
の集える場所として、確かにこども食堂という名前だけが先行しておりましたが、貧困だけではなく、その地域
のつながり、冒頭にも申し上げましたが、整備を促進するために地域
の人たちがつながり、このつながりにはかぎ括弧がついており、つながるということ
の大切さを白山市では重要視しているということについては大変いいことだと思います。 ただ、やはり最後に市長もおっしゃいましたとおり、実際に貧困に苦しんでいるお子さんたちを持つ家庭がある
のも現実ですので、こういったところに地域子供
の未来応援交付金等が使えるようにしていただきたいと思いますし、また農林水産省
の政府
の備蓄米は別にこども食堂だけではなく、学校給食等にも使えるということは当然御存じだと思いますが、白山市においては米どころですので、政府
の備蓄米に頼らなくても大丈夫かとは思いますが、こういったことも使えるということを私も存じておりますので頑張りたいですし、また周知があればお願いしたいと思います。 また、のぼり旗についてもこの名称も含めて何か検討していただいて、こども食堂とは言うけれども、みんな食堂とかみんなレストランとか、そういうような斬新な誰でもが集える場所になるようなものを考えていただきたいと思います。 それでは、最後
の質問に移らせていただきます。 給水スポット
の設置とマイボトル運動
の推進をということであります。 本年3月に第3次白山市環境基本計画が市長
の諮問を受け、中間見直しがなされました。この計画
の期間は平成28年から令和8年まで
の11年間となっています。今回
の見直しは後期5年間
の目標値
の設定に合わせ、本市特有
の白山手取川ジオパークや地産地消に加え、全国的な関心事でもあるSDGsやゼロカーボンシティ
の視点も取り入れたとあります。本市は平成30年6月15日、国連が定める持続可能な開発目標
の達成に向けた優れた取組を提案した自治体として、SDGs未来都市に選定されました。また、国は令和2年10月
の臨時国会における首相所信表明演説にて「2050年までに温室効果ガス
の排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会
の実現を目指すことを宣言する」と表明しました。それを受け、本市でも同様に地球温暖化対策
のために、市民・事業者・市
のあらゆる主体が協働した取組を推進し、ゼロカーボンシティ宣言をいたしました。 さて、最近はペットボトル飲料を購入するより、マイボトルを持参する人が増えました。ごみを出さないライフスタイルは、誰もが身近にできる取組
の一つです。もし、マイボトルが空になったとき、給水スポットがあれば再び満タンにすることができるので便利ですし、ペットボトル飲料を購入せずに済みます。また、これから
の季節は熱中症対策が重要です。熱中症は地球温暖化による影響もあり、一般環境における熱ストレスが増大し、最近では日常生活においても発生が増加していると指摘されています。特に、体温調節機能が低下している高齢者や、体温調節機能がまだ十分に発達していない幼児・児童は、成人よりも熱中症
のリスクが高く、さらに注意が必要です。 厚生労働省では、熱中症について、熱中症環境保健マニュアル2018により注意事項を挙げ、予防法を知っていれば防ぐことができるとしています。日常生活における予防は脱水と体温
の上昇を抑えることが基本であり、小まめに水分補給をすることが大切です。飲料水は5度から15度
の水温が体内に吸収がよく、冷却効果も大きくおいしく感じます。 滋賀県
の大津市企業局
の広報ホームページによると、「水道水って飲める
の?」と
のページで、家庭用
の水道水は水道法により51項目
の検査が義務づけられ、ミネラルウオーターは食品衛生法により39項目
の検査となっており、水道水
のほうがより多く検査をしていることを紹介しています。また、海なし県が取り組むプラスチックごみ問題として、ごみが流れつかないはずなのに、琵琶湖
の湖底を清掃した結果、大量
のプラスチックごみが出てきて、水道水
の水源を守るため、水道水
のイメージアップ等を図り、そしてマイボトルを持ち歩くライフスタイルを提供していました。 また、大阪市
の水道局では水道水
のカルキ臭
の問題から、浄水場主体
の塩素注入システムを市内
の配水場を中心とした分散型塩素注入システムに変更し臭いを低減。安全でおいしい水を体験を通して知ってもらうため
のきっかけづくりとして給水スポット水色スイッチ
の設置に取り組んでいます。給水スポットは水道管直結式であり、自動洗浄システムにより、いつでも衛生的な状態に保てるタイプを利用しています。大阪では観光地4か所に設置した給水スポット
の利用回数を計測したところ、1年間で20立方メートル
の水道水を利用した量になり、これは500ミリリットル
のペットボトル4万本
の削減と同じだったそうです。 さて、本市
の水道水は白山
の雪解け水が流れる手取川
の水が使われています。今ほど澤田議員から
のお話もありました。脱炭素社会を目指す上で、給水スポットを水道管と直結するという
のはプラスチックごみ削減につながります。白山手取川ジオパーク
の観光地に白山
の水を活用した給水スポットが設置されれば、白山
の水
の魅力をアピールでき、なおかつペットボトル飲料
のごみ削減にもなり、SDGs
の推進にもつながる
のではないでしょうか。 そこで、お伺いをいたします。 1点目、小・中学校で
の熱中症対策として、給水スポット
の設置をしてはどうでしょうか。昨日、小川議員も小・中学生
の荷物
の重さを訴えておられましたが、水筒もその一つです。私も今朝立っておりましたが、小さい1年生が首から水筒を下げる姿を見ておりましたが、本当に少しでも軽くならないかなと感じた次第です。 2点目、ゼロカーボンシティ宣言
の白山市として、マイボトル運動を市民に提唱してはどうでしょうか。 3点目、白山手取川ジオパーク
の人気
の高い観光地に給水スポットを置き、白山
の水
の魅力をPRできる仕掛けとして取り組んではどうでしょうか。 以上、3点をお伺いいたします。
○中野進副議長 寺師市民生活部長。 〔寺師まゆみ 市民生活部長 登壇〕
◎寺師まゆみ市民生活部長 おはようございます。 給水スポット
の設置とマイボトル運動
の推進について
の御質問にお答えいたします。 初めに、小・中学校
の熱中症対策として、給水スポットを設置してはどうかについてであります。 熱中症
の予防については、脱水症
の対策として、小まめな水分補給が重要です。そのため、本市では春から秋
の活動期にかけては、登校
の際に各家庭から水筒を持参することを可能とし、水分補給をすることを指導しております。水筒が空になった場合は、冷水機や水道から補給し、適切な水分補給をすることとしております。給水スポットに関しましては、多額
の費用がかかることから設置は困難と考えております。家庭から
の水筒により活動前後
の適切な水分補給に注意し、熱中症予防に努めてまいりたいと考えております。 次に、ゼロカーボンシティ宣言をした白山市として、マイボトル運動を市民に提唱してはどうかについてであります。 本市がゼロカーボンシティを目指す上で、ペットボトルやプラスチック等
の使い捨て容器
の削減は重要な取組であります。マイボトルについては、学校や職場などで既に広く浸透しておりますが、マイボトル
の活用はペットボトル
の削減に効果があるものと考えておりますので、さらなる啓発に努めてまいりたいと考えております。 次に、ジオパーク
の人気観光地に給水スポットを設置し、白山
の水
の魅力をPRできる仕掛けとしてはどうかについてであります。 白山手取川ジオパークは、白山
の大量
の雪解け水が手取川を下り、日本海に流れ出る水をテーマとした世界でも有数なジオパークであります。そして、この世界認定を目指す白山手取川ジオパーク
の取組こそが、白山
の水
の魅力を国内外に発信する動機づけとなっており、これまでもあらゆる活動を通じて、エリア内外にその魅力を発信してきたところであります。 議員御提案
の人気
の高いジオパーク観光地に給水スポットを設置することにつきましては、SDGs推進
の観点から意義
のあることと考えております。しかしながら、設置
の際に電源や上下水道設備が必要となることに加え、導入費用が1台400万円、ランニングコストも年間約40万円かかるなど負担も大きいことから、設置は難しいものと考えております。 以上でございます。
○中野進副議長 田代議員。 〔9番 田代敬子議員 質問席登壇〕
◆9番(田代敬子議員) 御答弁ありがとうございました。確かにお金
のかかる話ではありますので、多分こういう回答になることは想像はしておりました。ただ、1点ちょっと再質問させてください。 小・中学校
の水筒
のことについてですが、今部長
のほうから学校では冷水機・水道を利用して水筒にまた満タンにするというお話がありました。ただ、現在、白山市
のこの市役所
の中についても冷水機は撤去されておりますし、小学校等については冷水機
のあるところは全てな
のか、また今コロナで撤去された冷水機が戻って付いている
のか、付いているとしたら全部付いている
のか、幾つ残っている
のか、それを教えてください。再質問です。
○中野進副議長 山内教育部長。
◎山内満弘教育部長 ただいま
の再質問にお答えいたします。 小・中学校における冷水機につきましては、小学校は19校中8校、中学校は9校全校に設置されております。台数につきましては、小学校で20台、中学校で計41台となっております。 以上でございます。
○中野進副議長 田代議員。 〔9番 田代敬子議員 質問席登壇〕
◆9番(田代敬子議員) 今
の教育部長
の話は、今コロナ禍でもありますが、これは復帰して付いているというふうな解釈でよろしい
のでしょうか。再質問です。
○中野進副議長 山内教育部長。
◎山内満弘教育部長 コロナ禍で一時冷水機を中止しておりましたが、現在は使っていると聞いております。 以上です。
○中野進副議長 田代議員。 〔9番 田代敬子議員 質問席登壇〕
◆9番(田代敬子議員) ぜひ子供たちを熱中症対策から守っていただきたいと思います。 また、白山手取川ジオパークを利用して訪れる方々に白山
の水を飲んでいただきたい、できることならペットボトルではなく何か
の仕掛けでこういったものを使っていただけたらという御提案をさせていただきました。大変厳しいと思いますが、これは再質問ではなく提案ではありますが、ぜひまたクラウドファンディングだとかいろんなことを利用して、白山手取川ジオパーク
の魅力をもっと訴えていただきたいと思います。 以上で私
の質問を終わります。
○中野進副議長 田代議員
の質問は終わりました。 次に、寺越議員
の質問に移ります。 19番、寺越和洋議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) おはようございます。 議席番号19番、会派立志、寺越和洋です。 通告に従いまして、早速でありますけれども、質問に移ります。 今6月会議
の一般質問でありますが、デジタル化について
の質問も数件あります。その中で私はまず初めに、市内
の公共施設等におけるフリーWi-Fi設置についてをお伺いしたいと思います。 近年
のデジタル化、情報化時代
の中でコンピューターはじめ、情報機器・通信機器
の目まぐるしい進歩
の時代でもあります。国も優先的施策を講じ、地方自治体に協力する姿勢が見受けられますが、財政力
の問題などでなかなか予算措置に頭を悩ましている自治体もあるようであります。その中で全て
の人間が利用できるフリーWi-Fiについて以下
の質問をいたします。 1点目として、各公民館など
の建物
の構造上、電波が届く・届かない建物もあるように感じます。各公民館に対し、各部屋など
の電波状態
の調査を行い、災害
の避難施設
の役割を持つ公民館でありますので、全て
の部屋でフリーWi-Fiが使用できることが必要と思いますが、対応をお聞きいたします。 そこで、各公民館
のフリーWi-Fi設置
の総予算額はどれぐらいになる
のかをお聞きいたします。 2点目として、各公民館
の構造上から公民館
の会議室などでWi-Fi機能が使えない公民館に対して
の対応をどのように考えている
のかをお聞きいたします。 3点目として、コロナ禍によりウェブ会議などが推奨されていますが、公共施設など
の文化施設、文化会館、体育施設
の会議室、教育施設などにおいて、建物
の構造上Wi-Fi機能が全て
の部屋で使えないように聞くわけでありますけれども、利用者
の利便性を図るべく、各施設
の建物内
の電波
の調査とフリーWi-Fi設置が必要と考えますが、設置状況と設置に対して
の市
の見解をお聞きいたします。 4点目として、市役所庁舎内をはじめ各公民館等、市内公共施設で、有線・無線LANを職員がインターネットを利用する場合
のサーバー能力不足からか、インターネット
の立ち上がり
のスピードが遅く、インターネット使用に制限がされているとお聞きしますが、サーバー能力を上げ、市関係
の職員など
の不満解消が大事と考えますが、サーバー能力向上
の対応をお聞きいたします。 以上、1番目
の質問であります。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 市内
の公共施設等におけるフリーWi-Fi設置について
の御質問にお答えします。 初めに、各公民館
のフリーWi-Fi設置
の総予算額はについてであります。 現在、公民館における生涯学習活動
のため
の講座や教室にWi-Fi機能を活用することで、学習
の深化を図ることができるよう、また災害時でも効果的に情報を受発信できる避難所
の通信手段としてWi-Fi設置を進めているところであります。28館全て
の公民館にWi-Fiを設置する費用は、設置済み
の公民館も含め約400万円であります。 次に、公民館
の構造上から会議室等でWi-Fi機能が使えない公民館に対して
の対応はについてであります。 公民館
のWi-Fi設置は事務室を起点にネット環境を整備する計画といたしております。しかしながら、公民館によっては、会議室等へ
の距離や2階建て、また障害物があるなど、事務所を起点とした場合Wi-Fi機能が十分に使えない公民館もあります。したがいまして、今年度未設置
の公民館全てで工事を実施いたしますが、それぞれ
の公民館に応じたWi-Fi
の設置工事を実施いたしたいというふうに考えております。 次に、公共施設等
のフリーWi-Fi
の設置状況と設置に対して
の市
の見解についてであります。 フリーWi-Fiにつきましては、これまで観光施設、文化施設、道
の駅などで整備を行ってまいりました。本年は新たに白山一里野温泉スキー場周辺とスカイ獅子吼
の2か所でフリーWi-Fiを整備する予定としており、これによりフリーWi-Fiは全部で27か所となります。 また、二次避難施設に指定されている小・中学校
の体育館につきましても、今年9月に全て
の学校で使用できるよう整備を行うこととしており、災害時に避難所が開設された際には、フリーWi-Fiとして開放される仕組みを取ることといたしております。今後も市民や観光客
のニーズを的確に捉え、優先順位をつけて計画的に設置してまいりたいと考えております。 次に、庁舎内や各公民館等で
のインターネット利用環境
の改善についてであります。 本市
のネットワークは国
の定めた自治体セキュリティークラウド
のガイドライン
の要件に準拠いたしております。本システム導入は平成29年3月から既に5年を経過し、インターネット
の接続や表示が遅いといった問題が発生しており、更新
の必要性が出てきております。このため、サーバー能力
の増設につきましては、今後、中期計画において更新に向けた検討を実施していくことといたしております。 以上であります。
○中野進副議長 寺越議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) 何点か前向きな答弁をいただきましたが、4番目、サーバー
の能力向上
の件でございますけれども、早急な対応をお願いしながら、やはり早急な完備が今後必要になってくると思います。いろんな意味で災害等
の問題も出てくる要素
の中で、やはりスピード感が大事でないかなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 その中でWi-Fi及びフリーWi-Fi
の件ですが、今ほど説明ありましたとおりWi-Fiは防災的な役割を果たす、これは御存じ
のとおり熊本地震
のとき
の評価が高いということでありますので、Wi-Fiを避難所で
の防災
の機能を果たすということでもありますし、また学習する場所、図書館等々
の中で
の必要性もあるということとあります。近年はウェブ会議等でWi-Fi機能が十分に発揮されるというような状況があります。 その中で今ほど市長
の答弁
の中で再質問いたしたいと思いますが、観光的なフリーWi-Fiはこれで完備したというようなお答えでありますが、その中で市役所庁内、それぞれ各担当部署がそれぞれ
の施設を
管理しているものだから、部署によってはまだWi-Fiが使えないということ
の洗い出しがなされていない
のではないかなと、このように思います。やはり、それぞれ
の担当部署に指示を出していただきながら、使えない施設、本当に必要な施設
の洗い出しを期待したいし、お願いしたい。例えば、各公民館でも後に併設された小ホール、軽体育館は各公民館に完備なされるかという問題も一つ。それから、防災コミュニティーセンターができました。そこにはWi-Fi機能がない。同時に図書館でもなかなか飛ばない。文化施設
の貸ホール、貸館している施設でもWi-Fi機能が使えない、ウェブ会議ができないということがあります。 そういう意味で再質問でありますけれども、それぞれ
の各公共施設、体育館も含めてですが、きちんと洗い出しをしていただくこと
の考え方がある
のかを再質問いたします。電波
の状態が届くかどうか
の調査ということであります。
○中野進副議長 東企画振興部長。
◎東俊昭企画振興部長 ただいま
の再質問にお答えをいたします。 確かに議員おっしゃいましたとおり、地震災害等
のときに使用される公共施設、二次避難施設等については、優先的にそういった通信環境整備
の一環といたしまして、Wi-Fi
の設備を整えていくということが必要であろうというふうに思います。そういうことで各所管
のほうと連携を取りまして、施設
管理者と十分に相談をしながら、どういった所を優先的にWi-Fi設備を整えていく
のが必要な
のかというところ
の洗い出しは、今後
のDX
の推進体制
の中で進めていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
○中野進副議長 寺越議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) 今ほど部長から答弁いただきました。それぞれ
の担当課がみんな拾い上げていただき、きちんと今ほど市長が言われたとおり優先順位をつけていただきながら、早期
のフリーWi-Fi機能
の設置を希望して次
の質問に移ります。 次に、2番目
の質問として、建設・建築工作物
の今後
の発注計画についてお伺いしたいと思います。 御存じ
のとおり現在多く
の国民が、原油・原材料価格
の高騰により、生活へ
の不安を抱えている
のではないかと推察しているところであります。このことが直接国民
の暮らしに影響を与えることに危惧を覚える中、今後
の消費状況を注視する必要
の中、原材料価格
の高騰による建設市場
の中、建設関連
の資材高騰に関して以下3点についてお伺いします。 1点目として、建設資材高騰
の中、今年度
の建設・建築計画について、市はどのような対応を行っている
のかお聞きいたします。 2点目、各物件に対し、設計見直し
の物件があれば、物件数と物件を示していただきたいと思います。 3点目、補助金
の関係や予算措置
の関係など予算上
の問題があれば、どのように予算
の確保を行う
のか、どのような施策を行う
のかをお伺いします。 以上、2番目
の質問であります。
○中野進副議長 井田副市長。 〔井田正一 副市長 登壇〕
◎井田正一副市長 おはようございます。 建設・建築
の工作物
の今後
の発注計画に関する御質問にお答えをいたします。 初めに、建設資材高騰
の中、今年度
の建設・建築計画について、どのような対応を行っている
のかについてであります。 今年度
の建設・建築工事につきましては、4月現在で土木工事68件、建築工事24件をはじめ、全部で268件を予定いたしており、既に公表させていただいております。例年でありますと、冬期
の第4四半期を避け、主に第1四半期から第3四半期で
の発注に努めております。今年度は資材
の高騰かつ資材不足
の状況でありますので、年度内完成を図るため、発注時期を早めることといたしまして、その大半を上半期、第1・第2四半期に発注することとし、現在事務を進めております。 御指摘
の建設資材高騰
の対応でありますが、発注時直近
の単価で積算を行うとともに、資材不足には早期発注と適切な工期確保により、完成工事
の品質確保に努めることといたしております。なお、契約後に発生いたしました建設資材等
の高騰につきましては、契約時に賃金又は物価
の変動に基づく請負代金額
の変更を含む契約約款を締結いたしておりますので、これにのっとるとともに、国・県に準じて適切に対処してまいりたいというふうに考えております。 次に、設計見直し
の物件があれば、物件数と物件を示してほしいについてであります。 設計
の見直しにつきましては、今年2月に開札を予定いたしておりました(仮称)白山市立野球場・防災拠点広場建設に係る建築工事におきまして、入札が不調となりました。このため、資材・労務単価等々
の設計見直しを行い、4月に再度入札を行ったところであります。今年度に入りまして設計見直しはあったかでありますが、先ほども申し上げたとおり発注時直近
の単価で積算を行っており、現時点において具体的に見直しを行った事例はございません。 次に、予算上
の問題がある場合はどのように予算
の確保を行う
のかについてであります。 建設資材等
の高騰状況を見ておりますと、当初に見込んでおりました工事費が予算額を超える事案は少なからず出てくる
のではないかというふうに考えております。発注前であれば設計を見直すなどして、予算
の範囲内で
の発注に努めますが、契約後
の場合はそうした調整は難しいというふうに考えております。したがいまして、建設資材等
の高騰によります増嵩分につきましては、市議会に丁寧な説明を行った上で補正予算をお願いすることになるというふうに考えております。 以上です。
○中野進副議長 寺越議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) 井田副市長に一つだけ感想をお聞きしたい
のですけれども、白山市役所、スピード感があるということで、多分インフレスライド条項が、3月1日から庁内で適用された
のだと思っております。そういう中でここ3か月たっているわけであります。その中で設計
の見直し単価
の洗い出しが3か月
のこの期間が早いか遅いかということに対して
の感想があれば、ちょっと時間がかかり過ぎている
のかなという気がするんですけれども、そうしますと営繕課
の中で
の職員数ということも考えられる部分が出てくる
のかなと思ったりしますけれども、そういう感覚
の感想があればお伺いしたい。 以上であります。
○中野進副議長 井田副市長。
◎井田正一副市長 再質問にお答えをいたします。 単価をどの時点でおくかということが一番かと思いますが、発注時に単価を見直して、直近
の単価で出すと、こういうことで対応しております。 また、今おっしゃいましたスライド方式ですが、スライド方式には3つ
のやり方がございます。我々が今予想している
のはインフレスライドということで、予期すること
のできない物価
の特別事情が工期内にあった場合には、それに対応ができるということになっておりますので、その内容で対応してまいりたいというふうには思っております。
○中野進副議長 寺越議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) それでは、次
の質問に移ります。 次に、3番目
の質問として、市行政
の組織機構改革についてお伺いしたいと思います。 昨年6月会議において、私は令和3年4月から本庁へ移管された白山ろく産業土木課につき、2か月経過後
の現状についてをお伺いしました。その中で市執行部
の答弁では、災害が発生した際
の指揮系統は各支所及び市民サービスセンターにおいて現地確認や情報収集を行い、危機
管理課へ報告することとしており、状況
の確認、庁内で
の連絡調整
の上、関係課職員へ
の動員・対応をすることとしております。今後も各市民サービスセンターと連携・協力し、各町内会長とも連絡を密に取り合いながらその地域
の情報共有を行い、防災活動に役立てて地域住民
の不安解消に努めてまいりたいと考えております。 次に、冬期間
の積雪時
の対応についてであります。令和3年度から白山ろく地域における市道除雪
の対応については、鶴来支所総務課が中心となり、県・気象庁及び除雪業者と連携・協力しながら対応してまいりたいと考えております。また、雪害等
の災害時において、支所長及び市民サービスセンター長
の要請により、応急対策を支援するため、応急対策支援職員を先般指定したところでありますと
の答弁をいただきました。 その中で1年経過後
の状況について、以下4点についてお伺いしたいと思います。 1点目、白山ろく産業土木課
の本庁へ
の移管による影響と検証について、どのように現状を掌握している
のかお聞きします。 2点目、鶴来・白山ろく
の無積雪時における道路・河川など
の土木関係事業
の要望箇所
の管理パトロール体制
の検証状況による成果と課題について、どのように考えている
のかお聞きしたいと思います。これは先ほど澤田議員も、そういう意味で
の質問だったかと思っております。 3点目、昨年度
の降雪は大雪
の部類であると思いますが、積雪時、冬期間で
の体制
の成果と課題をどのように考えている
のかお聞きいたします。 4点目、令和4年度
の現時点で
のこれから降雪時に対する準備体制
の状況はどのように考えている
のかをお聞きします。個人的に昨年も除雪に関して市民から
の苦情があったことを申し添えておき、3番目
の質問といたします。
○中野進副議長 喜多建設部長。 〔喜多悟史 建設部長 登壇〕
◎喜多悟史建設部長 市行政
の組織機構改正についてお答えします。 初めに、白山ろく産業土木課
の本庁へ
の移管による影響と検証については、昨年5月に発生した斜面崩落や落石時においても十分に対応できていることから、今後においても土木課が中心となり、各市民サービスセンターと連携・情報共有を図り、対応してまいりたいと考えております。 次に、鶴来・白山ろく
の無積雪時における道路・河川など
の土木関係事業や要望
の箇所
の管理パトロール体制
の検証状況による成果と課題についてであります。 道路・河川など
の要望や
管理パトロール体制についても、同様
の体制で連携・情報共有を図り対応しているところであります。 次に、積雪時、冬期間
の成果と課題についてであります。 白山ろく地域において昨年度も多く
の降雪がありましたが、これまでと同様に気象庁が発表する降雪予想が10センチを超え、引き続き降雪が予想される場合、または道路交通に支障を来すと判断した際に、担当課職員に加えて応援職員が待機を行い、除雪業者と連絡調整を行うことで生活道路
の安全確保に努めたところであります。こうした協力体制により、現在
の組織機構で特に課題はないと認識しております。 最後に、令和4年度
の現時点
の状況と降雪時へ
の準備体制についてであります。 今年度も引き続き、降雪時に対する対応がスムーズに運ぶように、昨年度と同様な体制で十分な連携・情報共有を図り、地域行政サービス
の低下とならないよう努めてまいります。 以上であります。
○中野進副議長 寺越議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) 昨年も建設部長がお答えしました。教科書どおり
の答弁であります。行政としては致し方ないところがあるかと思いますけれども、先ほど
の澤田さん
の質問にしてもそうなんですよね。どこか問題があるから質問が出ている
のであって、そこら辺
の考えをどうすればいいかということが、やはり知恵を絞っていかなければならないということであろうと思いますけれども、個人的にはやはり日頃から行政
のほうから地元住民
の方々に、道路
の破損箇所があればすぐ教えてくださいよと、町会長を通じなくても個人的に言ってくださいよと、また河川
の崩壊もちょっと危惧される場合は言ってくださいよというような連絡が必要じゃないかと、そういう体制づくりが必要でないかなと思うわけであります。地元住民
の方々が一番状況を御存じであるので、そういう意味でそういう体制づくりと同時に除雪に関しては、除雪
のオペレーター
の方が一番状況を知っているわけで、雪
の降りそうな状況
の事前察知、ましてや事前に自分で出動してもいいなというような雰囲気づくりが一番大事な
のではないかなというような個人的な意見を持っておりますので、今後冬期間、住民
の方々
の苦情がないような体制を期待して次
の質問に移りたいと思います。 次に、4番目
の質問として、公共交通対策
の一つである北陸鉄道石川線についてお伺いしたいと思います。 御存じ
のとおり、全国
の地方鉄道
の多くが経営が苦しい状況が続いていると言われています。先般
のマスコミ
の報道によりますと、北陸鉄道は2期連続
の赤字経営と
のことでありました。原因は新型コロナウイルス
の影響による外出自粛や原油高と
のことであります。また、資本金を18億円から1億円に減資し、経営改善を図ると
の報道でもあります。北陸鉄道
の鉄道事業も金沢市、白山市、野々市市、内灘町から
の補助金を受けながら運営していることは周知
の事実でもあります。 石川線は平成27年3月
の陽羽里駅
の開設以来、1日平均乗降人数は平成27年度1,898人を皮切りに平成28年度1,927人から平成30年度1,998人をピークに、令和元年度まで2,000人を若干切る状況であります。令和2年度は新型コロナウイルス
の影響によるものか、1,348人と大幅に減少しました。しかしながら、1日平均2,000人
の乗降者がいることは、陽羽里町内
の住宅地
の建設や鶴来地域
の北部地区
の宅地開発によると思われます。ちなみに、過去
のデータから見ると、昭和62年
の金名線
の廃止
の年ですが、輸送実績は1日当たり2,264人で、過去最大は平成3年
の2,569人であり、昭和62年から平成11年まで2,000人を上回りキープしていました。 今、柴木町と部入道町で土地区画整理事業が計画されております。今後宅地造成が進み住宅が建ち出すと、陽羽里団地効果
のような北陸鉄道石川線
の利用者が2,000人を超える状況になると思います。そのような中、今、曽谷駅、陽羽里駅を見ていますと、だいたい毎日陽羽里駅30台
の自転車駐輪場スペースに約半分
の15台、曽谷駅24台
の自転車駐輪場スペースに約半分
の12台を超えるような自転車・バイクが駐車されております。雨・降雪時でも野ざらしであります。 駐輪場
の屋根
のメリットは4つあると言われております。自転車・バイク
の劣化やさびを防げる、雨や雪から自転車・バイクを守ることができる、外部から被害・刺激を妨げる、盗難防止となる
の4つが挙げられております。 市長はさき
の2月会議
の吉本議員
の質問
の中で、西松任駅
の駐輪場は屋根つきで整備をすると答えられたわけであります。後からできる駅には駐輪場があり、小さな駅かもしれませんが、今ある駅には駐輪場がないということに対し、住民に対してどのように説明される
のかを感じます。 そこで、陽羽里駅、曽谷駅
の駐輪場に屋根
の設置を求めるものであります。さらに、将来、柴木町、部入道町
の土地区画整理事業が進み、自転車・バイク
の置場がなくなってきた場合
の検討が必要と考えますが、お伺いしたいと思います。 そこで、1点目として、北陸鉄道石川線
の曽谷駅、陽羽里駅
の駅前
の駐輪場に屋根
の設置並びに駐輪場
の拡張に対して、どのように考えている
のかをお聞きしたいと思います。 2点目、北陸鉄道は経営状況から上下分離方式
の経営方針を関係市町に求めるようであります。上下分離方式にも完全分離型、一部保有型、みなし上下分離などありますが、北陸鉄道
の求める上下分離方式とはどのようなことを考えている
のかをお聞きしたいと思います。 3点目、北陸鉄道
の上下分離方式
の申出に対して、白山市として、どのような対応を取る
のかをお聞きしたいと思います。 ちなみに、北陸鉄道石川線・浅野川線
の営業距離は、石川線13.8キロメートル、浅野川線6.8キロメートル
の合計20.6キロメートルであります。うち白山市内約5.6キロメートル、金沢市内約10.3キロメートル、野々市市内3.4キロメートル、内灘町1.3キロメートルが、それぞれ
の市町
の整備
の対象となる
のではないかと推察します。市長は以前、議会答弁でも石川線は白山市としても大切なインフラであると認識を示されています。前向きな答弁を期待し、以上4番目
の質問であります。
○中野進副議長 安達副市長。 〔安達志郎 副市長 登壇〕
◎安達志郎副市長 公共交通北陸鉄道についてお答えをいたします。 初めに、北陸鉄道石川線
の曽谷駅、陽羽里駅
の各駐輪場へ
の屋根
の設置並びに拡張に対して
の考えはについてであります。 現在、曽谷駅
の駐輪場は24台分、陽羽里駅
の駐輪場は30台分
の駐輪スペースを確保しております。両駅
の利用状況につきましては、令和2年度
の調査では両駅とも1日平均
の乗降者数が36人でございました。また、令和3年度中
の駐輪場
の利用台数調査では、1日当たり平均で曽谷駅は12.2台、陽羽里駅は11.7台となっております。このことから、駐輪スペースについては十分確保できていると考えております。しかしながら、石川線
のさらなる利用促進を図るためには、利用者
の利便性向上が重要であることから、現在屋根
のない曽谷駅、陽羽里駅、鶴来駅前第一
の3か所
の駐輪場につきましては、屋根
の設置に向けて前向きに検討してまいりたいと考えております。 次に、北陸鉄道が求める上下分離方式について
の御質問にお答えをいたします。 北陸鉄道石川線につきましては、大量輸送が可能な公共交通機関であり、定時性と速達性が高く環境負荷
の低い交通機関で、白山市におきましては、JR北陸本線とともに公共交通網
の機軸をなす重要な役割を担っております。先月開催されました、金沢市を中心にその周辺
の3市2町や国・県、交通事業者、利用者などで構成する石川中央都市圏地域公共交通協議会
の席上、北陸鉄道よりコロナ禍
の影響から高収益事業による内部補填が難しくなり、持続的な運行が極めて困難な状況にあることが報告され、上下分離方式について要請があったところであります。 議員御質問
の北陸鉄道が求める上下分離方式につきましては、安全運行に関わる設備面
の安定的な維持
管理を公共団体に求めるという説明であり、具体的な方式は示されておりません。この申出に対して
の市
の対応についてでありますが、今後、石川中央都市圏地域公共交通協議会において検討されることとなっておりますので、最善
の結論が得られるよう議論に参加してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○中野進副議長 寺越議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) 今ほど安達副市長から駐輪場
の屋根に関しては、前向きな答弁いただいたようであります。早急なる完成を求めたいと思います。 意見だけ申し上げたいと思いますが、御存じ
のように、北陸鉄道でありますけれども、石川線・浅野川線ともに沿線に学校が多数存在し、通学時間帯はバスによる代替が不可能な状況ということ
の考え方を持っておるということであります。石川線
の最も混雑する時間帯、午前7時20分
の野町行き
の列車
の場合は、5月13日
の調査でバス5台分に相当するということを、大体最大257人が乗っていたということを言われております。ですから、現状
のままでバス輸送に転換することになりますと、朝夕ラッシュ時には11台
のバスが必要ということを北陸鉄道は示されております。 そういう中でもう一つ
の問題は、バス
の運転手不足が懸念されておるということであります。ですから、こういうことが北陸鉄道は石川線・浅野川線
のバス
の転換に対しては、非常に後ろ向きな考えを持っているというようなことを示されておるということで認識しておるわけであります。そういう意味では、電車が継続して残っていくというような状況
の中で、石川県、金沢市、白山市、かほく市、野々市市など、先ほど申されました石川中央都市圏
の地域公共交通協議会で
のお互い
の歩み寄りが必要と思っておりますので、期待して次
の質問に移りたいと思います。 次に、5番目、最後
の質問として、馳石川県新知事
の就任についてお伺いしたいと思います。これは市長にお伺いしたいと思います。 近年
の選挙の投票率を見ますと身近である白山市議会議員
の選挙は、平成25年64.65%、平成29年62.38%、令和3年54.90%と低下しているわけであります。石川県議会議員
選挙では平成23年53.32%、平成27年58.56%、平成31年52.52%と横ばいであると思います。しかしながら、決して高くないというように思います。衆議院議員
の総
選挙でありますけれども、平成17年
の73.87%、平成21年78.64%が高く、これは政権
の問題があったと思います。しかしながら、その後直近3回では、平成26年48.81%、平成29年59.85%、令和3年56.97%と
の状況であり、御存じ
のとおり近年
選挙の投票率
の低下が心配されているところであります。 そういう中で、行政サイド、議会サイドでも投票率
の向上を目指しながら、各種
の活動を行っていることは周知
の事実であります。 そういう中で、去る3月13日に石川県知事
選挙が行われました。県下
の投票率61.82%、白山市
の投票率64.28%でありました。山田市長誕生
の折
の市長選は平成26年60.96%であり、高い部類だったと思います。なかなか投票数・投票率が上がらない状況
の中で
の石川県知事
選挙だったと思います。激戦と言われた知事
選挙でありましたが、投票数が多かった
のか、投票率が高かった
のかと言われると、個人的には判断
のつかないところでもあります。その中で
の馳石川県知事
の誕生となったわけであります。 そこで、山田市長に2点お伺いします。 1点目、市長が馳知事に期待することは何かお聞きしたいと思います。 2点目、馳知事就任以来、市長は知事と何回か面談しております。その中でどのような要望を行った
のかを示していただきたいと思います。 以上、5番目、最後
の質問であります。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 馳石川県新知事
の就任についてお答えをいたします。 馳石川県知事におかれましては、この3月、県民
の信任を得、第20代知事に就任をされました。28年にわたり石川県を名実とともに、日本海側
のトップランナーとして築き上げた谷本県政を継承されつつ、喫緊
の課題である新型コロナウイルス感染症対策へ
の対応はもちろん
のこと、2年後に迫った北陸新幹線
の県内全線開業へ
の対応や、県土
の均衡ある発展など多く
の事案に対して、これまで培われた国政で
の経験と実績、また持ち前
の情熱と実行力をもって県政に新しい風を吹き込み、石川県
のさらなる発展に向け取り組まれるものと確信をいたしております。 次に、馳知事と
の面談でどのような要望を行った
のか示してほしいについてであります。 馳知事が大変多忙であったことから、4月になりましたが、お祝いを兼ね、表敬訪問をしてまいりました。その際、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、(仮称)白山総合車両所ビジターセンター
の整備に対する支援、また、本年10月に本市で開催予定
の日本ジオパーク全国大会白山手取川大会
の名誉会長就任と当日
の出席をお願いいたしたほか、本市
の進める諸施策につきまして説明をさせていただきました。 これとは別に4月26日に開催された県内19市町
の首長と
の連携会議におきましても、県民
の足であるIR
の健全な経営はもとより、北陸新幹線
の敦賀延伸に伴い、増加する来県者
の利便性向上
のためにも、公共交通
の維持・充実は不可欠であると
のことを申し上げ、県・市町が連携して取り組む必要がある旨を提言させていただきました。こうした連携会議をはじめ様々な場面を通じて、馳知事はもとより県・県議会と
の連携をより一層深め、市政
の発展につなげてまいりたいというふうに思っております。 以上であります。
○中野進副議長 寺越議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) 市長、1点だけ再質問したいと思います。個人的な主観があると思いますけれども、市長は馳知事に対する評価する点を、もしあればお伺いしたいと思います。また、不安視な点が何かある
のかなということもあれば、お答えいただければありがたいと思います。
○中野進副議長 山田市長。
◎山田憲昭市長 もう知事が誕生して数か月たちました。また、今6月会議が県議会でも行われております。いろんな意味で新鮮さを感じますし、新たな視点で物事を捉えていくということも大事なことであるというふうに思っておりまして、新しい新風を含むという形では期待もできる
のかというふうにも思いますけれども、前任
の谷本知事は有能ないわゆる行政マンでもありました。そのことと比較すると、安定感という意味
のことで懸念する部分はあるかもしれませんが、ここはしっかりと議論をしながら県政
の発展につなげていくという意味では、気持ちは一緒だろうというふうに思いますので、ここは期待が大であるということを伝えたいというふうに思っております。
○中野進副議長 寺越議員。 〔19番 寺越和洋議員 質問席登壇〕
◆19番(寺越和洋議員) 私も個人的には馳知事に関しては、国会議員と
のパイプが太いということは評価する部分でありますし、不安な点は行政に対しては未知数というか、そういうところで今後お互いに期待していきたいと思っております。 「動かそう 春
の石川 新時代」という俳句を詠まれました。市長にも健康・笑顔・元気を柱に、幸福度日本一を目指す有権者が望む施策
の実現を期待しまして、私
の一般質問を終わります。
○中野進副議長 寺越議員
の質問は終わりました。 暫時休憩いたします。 午後0時2分休憩
--------------------------------------- 午後1時0分再開
○中野進副議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
---------------------------------------
△会議時間延長
○中野進副議長 本日
の会議時間は、議事
の都合により、あらかじめ延長いたします。
---------------------------------------
○中野進副議長 一般質問を続けます。 4番、原卓二議員。 〔4番 原卓二議員 質問席登壇〕
◆4番(原卓二議員) 4番議員、公明党
の原卓二でございます。 昨日、木谷議員
のほうからもいろいろな話がございましたけれども、まだまだコロナ
の感染が終息したとは言えない状況ですが、それでもここ2年間中止されていた多く
の行事が開催されております。先日
の百万石まつりもそうですが、白山市でも美川
のおかえり祭りが3年ぶりに開催され、大きく報道されておりました。こういったニュースを見ると、気持ちも明るくなります。人と人と
の直接
の交流という
のは、人間にとって欠かせない要素であり、明るい社会
の構築
のためにはどうしても必要なことだというふうに思っております。今後も、感染状況にもよりますが、対策を十分に講じながら運営方法などを工夫していただいて、多く
の行事等が復活して行われることを期待するものです。 それでは、通告書に従いまして質問をさせていただきます。 最初に、近年
の異常気象等における市
の対応についてお聞きいたします。 一昨日、北陸地方も梅雨入りとなりました。これから大雨が心配、そういった季節になるというふうに思います。白山市
のホームページからダウンロードいたしました洪水ハザードマップ改訂版を見ますと、そこ
のタイトル
の上部に、計画規模50年、100年に1回程度起こり得る降雨、もう一つ
のほうには、想定最大規模1,000年以上に1回
の降雨と
の記載があります。さらによく見ますと、手取川、犀川、安原川、高橋川が大雨によって氾濫した場合に浸水箇所や早期避難が必要な区域を示した地図ですという説明書きがございます。この4河川が同時に氾濫した場合
のことをいう
のか、どこか1つでも氾濫したらそうなる
のかという
のは、ちょっとこの説明書きだけではよく分からないなというふうにも感じました。 この洪水ハザードマップによりますと、私
の住む千代野地区は、50年、100年に1回
のほう
の図では、全域安全な色分けに分類されております。なぜこのような話をするかと申しますと、私
の地元
の方から洪水に関して非常に不安であるというお声が寄せられたことがあったからであります。その方がおっしゃるには、年に1回ぐらいは床下まで水が来るんではないかと、そんなような雨が降る。その近く
の用水
の水門
の操作が適切ではない
のではないか、また、調整池
の能力、容量が足りない
のではないかというものでした。そこで、私は、そこ
の調整池
の台帳を見せていただきましたところ、確率規模10分の1、つまり10年に一度という意味ですね、とありました。ですので、さきに述べた洪水ハザードマップと矛盾するんではないかと最初思った
のですけれども、先ほども申しましたとおり、このハザードマップは前述
の4つ
の河川
の氾濫が前提ですので、矛盾するわけではないという説明を受けました。 先日、地元で防災講習会がありまして、私も参加させていただきました。当日
の講師を務めた方に、この件で見解をお聞きいたしました。そうしますと、この洪水ハザードマップは、4河川
の氾濫を前提にしたものであって、近年
の異常気象に対応したものにはなっていないというお答えでございました。ちなみに、先ほど申しました、洪水を心配されているという方
のお住まい
の場所なんですけれども、ここは1,000年以上に1回
の降雨では浸水するという色分けになっていることも申し添えておきます。 気象庁から
の令和3年4月12日
の都道府県に宛てた事務連絡によりますと、気象庁が提供する防災気象情報が地域住民
の的確な防災行動に結びつくよう、気象庁が市町村と一体となって地域
の気象防災に貢献するため
の事業を展開しているというふうにあります。今ほど述べた千代野地区以外でも、全体としては安全というふうにされていても、局地的にはそういう洪水、浸水、そういった危険性が高い場所がほかにも幾つもあるんではないかなというふうに感じます。さきに述べた調整池は、確率規模は10分の1ということですけれども、それは40年以上も前
の話です。冒頭申し上げた近年
の異常気象に対してはどれだけ有効な
のでしょうか。昨年8月会議で上田議員から、白山市内
の加賀平野部に気象庁
の観測所が必要ではないかという趣旨
の質問に対し、その必要性は感じており、継続して要望していく旨
の市長答弁がございました。 以上述べたことを踏まえまして、2点にわたりお聞きいたします。 まず1つ目、観測所
の設置も含め、気象庁と
のより緊密な連携が必要と思いますが、現状と今後について気象庁
の言う、市町村と一体となってについては、どのような取組内容となっている
のか、市
の答弁を求めます。 2つ目、ゲリラ豪雨、線状降水帯などによる局地的な豪雨に備えるため、地域住民
の声も反映した洪水ハザードマップ
の制作を急ぎ、またそれら
の地域に対する適切な対応、中・長期的には用水や調整池など
の整備・改修、短期的には浸水
の防止策、あるいは避難計画
の見直しなどが必要と思われますが、市
の見解を求めます。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 近年
の異常気象等における市
の対応についてお答えをいたします。 初めに、気象庁と
の綿密な連携
の現状はどのようなものか。また、観測所
の設置も含め、今後はどうあるべきと考えるかについてであります。 毎年、金沢地方気象台と本市は意見交換を行っており、本年も今月3日に木津気象台長が来庁され、今年
の気象台
の主な取組などについてお聞きしたところであり、その場を利用し、気象情報
の活用方法などについて意見交換を行わせていただきました。また、気象台において大雨や台風などが予測される際には、今後
の気象
の見通しや注意点などを解説する説明会が開催されており、担当者が参加させていただいているほか、気象台長と私
の間で、また担当者間でもホットラインが設けられており、平常時、緊急時を問わず、常に気象台と連絡が取れる体制となっております。 今後でありますが、気象台OB、OG等
の方を気象防災アドバイザーとしてお願いすることも含め、さらなる防災体制強化を図ってまいりたいというふうに考えております。なお、観測所
の設置につきましては、これまでも金沢地方気象台に要望を行っておりますが、観測所は気象庁が定める基準に基づき設置されており、新たな観測所
の設置は難しいと
のことであります。しかしながら、広大な市域を有する本市でありますので、気象情報発表区分を平野部と山間部に分割することと併せて、引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。 次に、ハザードマップ
の制作と地域に対する適切な対応についてであります。 中・長期的な用水や調整池など
の整備改修につきましては、市街地における浸水実績を踏まえ、緊急性
の高い箇所から順に水路改修を実施しているところであります。なお、県において地元負担を伴わない土地改良施設豪雨対策事業として、令和元年度から山島用水路で水路改修を実施しているところでもあります。また、七ヶ用水はもとより、各地域
の水門
管理者に対しましても、適切な水門
管理を実施するよう依頼しており、既存
の調整池につきましては、パトロール等により施設
の状況把握を行い、適正に機能するよう
管理に努めているところであります。加えまして、近年
の気象変動
の影響による水害
の激甚化・頻発化に備えるため、流域治水へ
の転換を進めており、関係者と協働して総合的な水害
の軽減に努めているところであります。 なお、新たなハザードマップ
の作成についてでありますが、現在、県において新たな小規模河川を含めた洪水浸水想定区域図
の作成に着手しており、その区域図が示され次第、作成してまいりたいと考えております。 以上です。
○中野進副議長 原議員。 〔4番 原卓二議員 質問席登壇〕
◆4番(原卓二議員) 今ほど御答弁いただきました。その中で1点だけ再質問させていただきます。 気象台と
の連携に関連いたしまして、観測所
の設置でございますが、いろいろ基準があって難しいということでございます。それは、確かに国
の機関でもありますし、いろいろな条件なり基準があるんだろうというふうに思います。ただ、これだけ広い白山市ですので、これは平野部に必要だという
のは、先ほど申しました昨年
の上田議員も同様
の趣旨で、これだけ広い白山市に1つは要るんじゃないかということでございました。私も全くそれは同感するところでございます。ただ、なかなかその難しい観測所を要望しつつも、ずっとなかなか設置されないということであれば、次善
の策というものも検討していってはどうかなと、独自で雨量計を設置するとか、あるいは用水
の管理する側にそういったことを働きかける、あるいは協働してそういった次善
の策となるようなもの、そういう設備なり装置であったりというものをしていくという、その辺
のところ
のお考えをお聞きしたいと思います。再質問です。
○中野進副議長 横川総務部長。
◎横川祐志総務部長兼
選挙管理委員会事務局長 今ほど
の再質問にお答えします。 観測所
の設置基準につきましては、降水量を観測する観測所は約17キロメートル間隔、また降水量に加えて風速や気象・日照時間を観測するような観測所も21キロメートル間隔というような、それぞれ基準もございます。先ほど答弁でも申し上げましたとおり、広大な市域を有する白山市において、平野部と山間部
の情報発信ですね、そういうものを分割していくということも引き続き要望もしてまいりますし、議員がおっしゃいました、そういう次善
の準備ですね、そういうものが今後どういうふうなことができる
のか、気象情報アドバイザー
の活用とかということも念頭に入れておりますので、そういうことも含めて、また気象台と御相談してまいりたいと思います。 以上です。
○中野進副議長 原議員。 〔4番 原卓二議員 質問席登壇〕
◆4番(原卓二議員) アドバイザーも含めて、いろいろ総合的にどういう策が有効かということも、ぜひ早急に御検討いただきまして、またその状況というものも教えていただければというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、次
の質問に移ります。 開業まであと2年を切りました(仮称)西松任駅につきまして、開業前
の機運
の醸成を図ることについてお聞きいたします。 私、個人的には、その周辺地域に住むということもありまして、この西松任駅開業については大変大きな期待をしている者
の一人でございます。自分自身にとっては、2015年
の新幹線が金沢に来たときと同じぐらい
の出来事だというふうに思っております。一生
のうち、こういった鉄道
の新駅というものを身近に迎えるといったようなことは、なかなか経験できないことかなというふうに思っております。しかしながら、この新駅周辺地域におきましても、まだまだその認識といいますか、そういう機運が醸成されていないなというふうに感じることが大変多くございます。極端な話をすれば、新駅開業を知らない人もまだいたり、あるいはどこにできる
のかということを聞かれるような、そんなこともあるぐらいでございます。開業後
の乗降客数という
のは非常に大事な要素だというふうに思っております。特にこの新駅周辺地域住民
の方には、高い頻度でこの新駅を利用していただきたい、そういうふうに思っております。 そういった観点から、機運醸成
のため
の取組が今度大切になってくると思っております。例えば細かい点になりますけれども、今
の工事現場を見てみますと、真っ白な仮囲いで囲まれております。少し殺風景といいますか、何
の工事かなというような印象を受けるような現場でございます。よく最近見ますけれども、この仮囲い
の一部が透明な板になっておりまして、その工事
の進捗というものを見ることができるとか、完成パース図であったり、あるいは周辺
の小学校
の児童
の描いた絵が描かれていたりだとか、そういったような、今、現場という
のは非常によく目にするわけでございますが、この西松任駅
の現場に関しても、同じようなことができない
のかなというふうに、見るたびに思います。ただ、この点につきましては、既に市としても施主・施工者と同様
の交渉をしているようにお聞きしておりますので、これからまたぜひともそんなふうになるようにお願いをいたします。 先日、新駅開業につきまして市
のお話をお聞きする機会がございました。その中で、2018年3月に開業いたしました高岡やぶなみ駅と
の比較で、その新駅
のお話を聞かせてもらいました。この高岡やぶなみ駅、乗降客数見込み1日当たり約1,600人という計画で開業を迎えたわけでございますが、現状ではその約半分
の乗降客にとどまっているというふうにお聞きをいたしました。ただ、この駅
の周辺
の整備計画がまだ進行中でございますので、完成した場合
の1日1,600人ということでございますから、今後、またこれが伸びていく可能性はあると思いますけれども、西松任駅に関しましては、当初から見込みどおりになるようにしていきたいなというふうに思っております。また、この開業と同時に、新幹線、県内全線開通ともなるわけでございますけれども、この辺につきましては、石川県は、このイベントを切れ目なくという姿勢だというふうに先日新聞でも報じられておりました。これに埋没してしまわないよう、むしろ便乗するくらい
の取組を期待するものです。特に周辺地域
の住民
の関心を高め、新駅が効果的に機能するよう、また加賀笠間駅が最寄りとなります(仮称)ビジターセンターも関連してくると思われますし、この(仮称)西松任駅開業まで
のイベントであったり、ほか機運醸成
のため
の計画についてどのように考えている
のか、市
の答弁を求めます。
○中野進副議長 安達副市長。 〔安達志郎 副市長 登壇〕
◎安達志郎副市長 (仮称)西松任駅
の開業前における機運
の醸成についてお答えをいたします。 (仮称)西松任駅につきましては、出城や千代野など周辺5地区
の皆様から
の強く熱い要望を受け、事業に着手したものでございます。また、5地区では、新駅利用
の促進と利便性
の向上を図るなど、鉄道と共生するまちづくりを推進する目的で、白山市在来線新駅(仮称)西松任駅建設促進協議会を設立し、活動されております。 市におきましても、議員御指摘
のとおり、鉄道を持続可能なものとするためには、近隣住民
の意識醸成は重要であると考え、駅名公募
のチラシに新駅
の概要を掲載し全戸配布するなど、事業
の周知に努めてきたところであります。しかしながら、議員
の御指摘では、新駅
の開業時期や設置位置を御存じない方がいらっしゃるということでありますので、引き続き、周知啓発に努めてまいりたいと考えております。具体的には、工事現場
の仮囲いを活用してPR等できないか、広報等を通じて工事
の進捗を周知できないかなど、工事
の実施主体でありますJR西日本に相談してまいりたいというふうに考えております。さらに、事業
のPRイベントとして現場見学会など
の開催につきましても、JR西日本へ相談してまいりたいというふうに考えております。また、地元協議会等におきましても、地元で
の機運醸成に向けた活動を取り組まれるものと期待しておりますので、その活動に対しましても、できる限り協力してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○中野進副議長 原議員。 〔4番 原卓二議員 質問席登壇〕
◆4番(原卓二議員) 今ほど答弁をいただきました。 私も地域住民
の一人として、その機運醸成であったり、あるいは啓蒙啓発そういったことに取り組んでまいりますし、そういった尽力は一生懸命させていただこうというふうに思っております。また、そういった意味では、その周辺
の地域と市と
の連携というものも非常に大切になってくるかなというふうに思っております。いずれにしろ、これからそういったことが本当に具体的になって、地域からも具体的な要望だったり、またいろいろな提案も出てくる
のかなというふうにも思っていますし、また、そういったところをよく連携、緊密に手を取り合って、この新駅が本当に開業もその後もずっと大成功するようにというふうに思います。 以上で私
の一般質問を終わります。
○中野進副議長 原議員
の質問は終わりました。 次に、山口議員
の質問に移ります。 10番、山口俊哉議員。 〔10番 山口俊哉議員 質問席登壇〕
◆10番(山口俊哉議員) 議席番号10番、山口俊哉です。 昨日、上田議員、今日
の午前中、寺越議員も質問に取り上げていましたけれども、今、本当に物
の値段が上昇をしています。円安
の影響もあり、今後も食料品を中心に1万品目以上
の品物、生活必需品と言っていいと思いますが、その生活必需品
の値段が上がるというふうに言われています。生活必需品は、生活
のために必要なので、高くなっても買わざるを得ないという状況になります。そして、価格上昇分にも消費税がかかっていますので、実質増税になっているということではないかと思います。安心して生活するために、これが増税となっている消費税は、やはり減税すべきだというふうに思います。コロナ禍もあって、世界
の多く
の国が消費税あるいは消費税に当たる付加価値税、これを減税しています。国民生活を支えるためにも、この日本でもやはり消費税
の減税が必要じゃないかなということを申し上げまして、通告に従い質問したいというふうに思います。 まず、コロナ対策です。 市として、国
の復活支援金を受けている事業者に対して上乗せ補助をし、直接支援をしています。大変いいことだというふうに思いますが、十分な金額にはなっていないということです。また、ゴールデンウイーク、少し客足が戻ったというふうに言われておりましたが、やはり5月になって消費がなかなか伸びない、お客さんがなかなか入ってこない、そういった声を聞いています。やはり苦しい経営となっている事業所へ、さらなる直接支援を行ってはいかがでしょうか。 また、2年連続、地域応援券事業を行い、需要喚起を図ってきました。今年もそういった需要喚起
のため
の施策を行ってはいかがでしょうか。市
の見解を求めたいと思います。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 コロナ対策についてお答えをいたします。 初めに、苦しい経営となっている事業所へ
のさらなる直接支援を行ってはいかがについてであります。 本市では、さき
の4月補正予算で御承認をいただき、現在、国及び県
の事業復活支援金
の受給者に対し市独自
の上乗せ支給をし、事業者
の事業継続・回復を支援しているところであります。さらなる直接支援でありますが、2度にわたるまん延防止等重点措置
の延長により、観光・飲食業などが引き続き厳しい状況にあり、特に売上減少幅が大きい事業者から苦境を訴える声があることから、コロナ前と比較し経営が悪化した事業者に対し支援する必要性を感じております。 そうした中、県は、6月補正予算において国
の受給額
の2分の1までを上限に事業復活支援金
の拡充を行ったところであります。こういった状況を踏まえ、本市といたしましても、事業復活支援金
のさらなる拡充に向けて検討してまいりたいというふうに考えております。 次に、今年も需要喚起
のため
の施策を行ってはいかがかについてであります。 これまで
のコロナ
の影響
のほか、ウクライナ情勢
の長期化による原油価格、原材料費、物価
の高騰により、産業界のみならず市民生活においても大きな影響が出ております。個別
の案件に対する支援は厳しい状況ではありますが、市全体として需要喚起を図るため
の施策は必要であるというふうに考えております。地域経済が回る効果的な施策
の実施については、早急に検討していきたいというふうに考えております。 以上です。
○中野進副議長 山口議員。 〔10番 山口俊哉議員 質問席登壇〕
◆10番(山口俊哉議員) 必要性があるということで、拡充をしていきたいということですけれども、早急にということなので、この6月会議にそういう提案がある
のか、あるいは7月以降になる
のか、少しそのあたり分かることがありましたら答えてもらえればと思う
のですけれども、再質問です。
○中野進副議長 米林産業部長。
◎米林歩産業部長 再質問にお答えをいたします。 現在、時期や拡充内容などについて検討を進めているところでございますので、6月にはちょっと難しいかなと、7月以降になろうかなというふうに考えております。 以上です。
○中野進副議長 山口議員。 〔10番 山口俊哉議員 質問席登壇〕
◆10番(山口俊哉議員) 市長も申しておりましたが、物価高で結構皆さん大変で、冒頭申したとおり、消費税増税になっているというようなところも含めて、なるべく早くぜひお願いしたいなということと、全体にということで、また昨年、おととし
のような地域応援券、大変いいなというふうに思うんですけれども、ぜひできるだけ多く、2,000円ずつ配っていましたけれども、1人3,000円とか4,000円とか少しでも上乗せをできれば、本当に市民生活を支えることにもなっていくと思いますので、11万都市で2,000円で2億円余り
の、去年、おととし、そういった額だったと思うんですけれども、3億円、4億円と、どこ
のところまで出せる
のかというところはありますけれども、ぜひ早急に対応をお願いして、次
の質問に移りたいと思います。 物価高騰に対する支援ということで、この物価高騰に対して5月会議で市は、子育て世帯あるいは非課税世帯へ
の支援というものを行ってきました。しかし、単価が決まっていて、物価が高いからといって価格に転嫁できない業種があります。例えば保育所を運営している法人であったり、あるいは障害者施設、介護施設など
の事業者などは、単価が決まっていて必要経費、ガソリン代が上がった、あるいは食料費が上がったといっても、それを価格転嫁で吸収できないというようなことになってきます。そういった事業者に対しても、やはり何らかの支援が必要ではないかなというふうに考えます。市
の見解を伺いたいというふうに思います。
○中野進副議長 岡田健康福祉部長。 〔岡田和典 健康福祉部長兼福祉事務所長 登壇〕
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 物価高騰に対して価格転嫁できない保育、障害者、介護施設事業者等に対して支援してはについてお答えをいたします。 初めに、保育施設につきましては、物価高騰を受け給食に係る食材費が値上がりいたしており、保育施設ごとに食材を吟味し、物価高騰
の影響が最小限にとどまるよう工夫し、給食を子供たちに提供いたしております。今後、各保育施設
の状況をお聞きし、小・中学校と同様に、給食費に関する保護者
の負担が増えないよう支援してまいりたいと考えております。 障害者施設及び介護施設につきましては、国
の制度設計
の中で実施されております。サービス
の料金はその中で定められており、これまでも増税や、あるいは社会情勢
の変化に対応するため、それぞれ
の法律に基づき改定をされております。今般
の物価高騰につきましては、そうした制度
の中で対応されるものと考えております。そうした制度
の中で対応されない実質的な負担増が生じるものにつきましては、方策を検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○中野進副議長 山口議員。 〔10番 山口俊哉議員 質問席登壇〕
◆10番(山口俊哉議員) 保育所
のほうは、給食をということで、提案理由
の説明で市長は、小・中学校
の給食は上昇分は支援していくという話でしたけれども、保育所もやるということで理解しました。 あと、例えば保育所などで冷暖房費、電気代が上がるとかそういったところについては、これは価格上昇分は何らかの方法で解消できるものな
のでしょうか。再質問したいというふうに思います。
○中野進副議長 岡田健康福祉部長。
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 再質問にお答えいたします。 特に保育所に関します公定価格につきましては、内容については人件費あるいは
管理費、事業費等が含まれておりますので、そういうものも含まれているというふうに理解いたしております。 以上です。
○中野進副議長 山口議員。 〔10番 山口俊哉議員 質問席登壇〕
◆10番(山口俊哉議員) 介護施設と福祉施設と同様に、国
のサービス改定がある
のではないかということでよろしい
のでしょうか。再質問です。
○中野進副議長 岡田健康福祉部長。
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 再質問にお答えいたします。 今ほど言いました介護報酬
の改定を見ましても、通常3年に一度
の改定
のところを、例えば消費税
の引上げがあったりとか、社会情勢が大きく変わったりとか、それは3年を待たずに改定されておりますので、そういうことと同様に対応するものと期待いたしております。 以上です。
○中野進副議長 山口議員。 〔10番 山口俊哉議員 質問席登壇〕
◆10番(山口俊哉議員) 分かりました。事業者が事業継続できなくなるという
のは、白山市
の福祉にとって大変マイナスになりますので、国がある程度基準を変えていった、きちっとそこで対応できるかできないかしっかり判断をして、部長が今申されたように、ちょっとここは足りないなというところは、やはり市としても支えていくということでぜひお願いしたいというふうに思います。 では、次
の質問です。 恐竜化石についてです。 福井県勝山市は手取層群から大型
の恐竜化石
の発掘が相次ぎ、これは大きな話題になっています。白山市には、この勝山市と共通する手取層群があり、発掘に力をいれると勝山市
のように大型
の恐竜化石
の発掘が可能というふうに専門家から聞きました。市単独で発掘するという
のはなかなか難しいかもしれませんが、県
の協力も得て、今まで以上に発掘に力を入れるという
のはいかがでしょうか。 また発掘後、岩石から化石を取り出すクリーニングが大切というふうに聞いています。化石を発掘してクリーニングをする、それを基に専門家に研究してもらう、この体制をしっかりとつくることが必要ではないでしょうか。調べてみますと、本市
の化石
のクリーニング体制は整っておらず、ほとんどできていないというふうに感じました。これでは、今後、研究が進まない状況になる
のではないでしょうか。この化石クリーニングへ
の人的増強を行ってはいかがでしょうか。市
の見解を伺います。
○中野進副議長 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎山田憲昭市長 恐竜化石についてお答えをいたします。 初めに、発掘に力を入れてはについてであります。 まず、ライントンネル
の工事で生じた掘削岩石
の調査でありますが、平成9年から本格的に着手し、これまで
の25年間で多く
の動植物化石とともに恐竜
の歯や爪など
の化石も発見されてきました。その中には、専門家
の研究により、新種
の草食恐竜として、アルバロフォサウルス・ヤマグチオロウムと命名された頭骨
の化石も含まれており、我が国、ひいては世界
の古生物学
の発展に大きく寄与してきました。 このように、桑島化石壁に代表される市内
の手取層群には、白亜紀
の化石がよく産出されることが知られております。先般も、尾口地域
の目附谷における現地調査で、足跡化石が発見されました。これを解析した結果、大型肉食恐竜
の足跡であることが判明いたしました。これを弾みとして、大型恐竜
の骨格、化石そのものが近い将来、発見されることを大いに期待いたしております。そのためにも、ライントンネル
の岩石調査と並行して、今後も手取層群
の地道な調査を継続するとともに、大規模な発掘調査に進展することがあれば、国・県と連携して取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、化石クリーニング
の人的強化についてであります。 クリーニング作業は高い技術と経験が必要であり、古生物学
の研究発展には欠かせないものであります。平成30年に本市で発表したシラーペトン・イサジイは、たった2センチ四方
の岩石から頭
の骨
のパーツを削り出したもので、新種と判明した発見例であります。こうした世界的発見も地道なクリーニング作業
の賜物と言えます。 しかしながら、県内にはこうした人材は限られており、将来に向けた人材
の育成並びに人員
の確保は大きな課題でありますので、今後、検討してまいりたいというふうに考えております。
○中野進副議長 山口議員。 〔10番 山口俊哉議員 質問席登壇〕
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 再質問にお答えいたします。 この松任幼稚園からこども園へ
の移行ですが、現在
のところ、子供
の受入れ人数とか、あるいはどのぐらい
の教室規模とか、まだちょっと出ておりませんので、どれぐらい
の人数が必要かということを今ここでお示しすることはできません。その辺、今市長
の答弁にありましたとおり、基準に基づきしっかりと採用といいますか、雇用していきたいというふうに思っております。また、アドバイザーですが、議員御指摘
のとおり、認定こども園
の移行、8年前に始まりまして、既にもう法人
の皆さんは20園、皆さんこども園に移行しておられます。中には美川
のように公立
の幼稚園、公立
の保育園が法人に移行して、こども園になったというケースもございます。 そういったいろいろな対応
の仕方がありますので、その辺
の話を例えば聞く
のも大切なことかと思いますので、そういうところで職員
の方、それから保護者
の方、子供さんにもそういう不安
のないような形でしっかりと対応してまいりたいと考えております。 以上であります。
○中野進副議長 宮岸議員。 〔17番 宮岸美苗議員 質問席登壇〕
◆17番(宮岸美苗議員) 市
の計画として、今回認定こども園化するということであれば、この間
の法人
のそのノウハウは、しっかり市として、行政として把握して、市
のノウハウとして蓄積されるべきだというふうに思う
のです。その作業はしていなかったということが今分かりました。これはどうだ、あれはどうだと法人で聞かれる
のか知りませんけれども、結果的に、今ある現場にその仕事を丸投げしてしまうという形では、移行時
の多忙なときに職員
の負担がもっと多くなるというふうに思うんですね。ですので、部長がおっしゃるような法人
のノウハウがあるからだけでは事は済まないなということを私は言いたい
のです。単純に法人
のこれまで
のノウハウがしっかりと蓄積されたものとして、市
のものになってないと生かせない
のではないですか。もう一度質問いたします。
○中野進副議長 岡田健康福祉部長。
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 再質問にお答えいたします。 今ほどアドバイザーという点で、こども園に対する不安ということで、そういう各法人がこういうふうな移行しているためにという説明をいたしました。実際にこども園に移行したからといって、今までも市
のほうにも保育園がございます。そういうところでしっかりと対応しておりますし、これがこども園に移ったということで大きな変化があるというふうには理解しておりません。しっかりと子供さんを見て、早朝保育であるとか時間外保育であるとか、そういうところが増えてきておりますが、現状的には今いるそういう保育士につきましても、この2つ
の幼稚園教諭と、それから保育士
の免許、全て持っているものは7割、8割おりますので、そういうところで全く不安というところは、私個人としては持っておりません。ただ、そういうところで、例えばこども園ということになって何か不安があった場合には、そういう相談する場所がある、お話を聞く場所があるということで今御説明したところでございます。 以上であります。
○中野進副議長 宮岸議員。 〔17番 宮岸美苗議員 質問席登壇〕
◆17番(宮岸美苗議員) 新しいものに移る場合に、業務量という
のは増えるというふうに思う
のです。それに伴う職員なり
の負担あるいは保護者なり
の不安がある
のではないかなというふうに思っております。そこで、ちょっとお聞きする
のですけれども、そういう意味では、移行した場合
の職員体制
の支援という
のはある
のでしょうか。
○中野進副議長 岡田健康福祉部長。
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 職員体制
の支援といいますと、当然今受入れ人数が定員110人に対する60人ぐらい
の子供さんたちに対して、現在、園長先生含めて17人
の方が幼稚園
の中で、そういう対応をしていただいております。それが当然定員
の110人になれば、それなり
の人数
の確保は必要になりますし、そういうところ
の対応
のほうは、しっかりと行ってまいりたいというふうなことでございます。 以上です。
○中野進副議長 宮岸議員。 〔17番 宮岸美苗議員 質問席登壇〕
◆17番(宮岸美苗議員) 新たなものになるときは、私はそこで一定
の体制
の充実
のため
の整備という
のは必要でないかなというふうに感じている
のですけれども、いずれにしても、体制
の不備ですとか職員
の多忙化ですとか、そういったことは子供にしわ寄せにならないようにしてほしいなというふうに思っております。いずれにしても、保護者
の不安がないように、また職員
のほうで業務
の多忙化で大変にならないように、現場にしわ寄せがいかないように十分な現場
の支援体制を求めたいなというふうに思います。 6点目です。AYA世代
のがん対策に関連してお尋ねします。 AYAという
のは、思春期や若年成人を指す英語
の頭文字を取ったもので、一般的に15歳から39歳までを指して、がん医療において用いられている言葉です。成長・発達段階で
のがんですので、通学や進学あるいは就職や恋愛、結婚あるいは妊娠等々ライフステージが大きく変わる年代であり、将来設計や経済面で
の問題など、様々な課題を抱えている
のが特徴と言われております。 一般社団法人AYAがん
の医療と支援
の在り方研究会というところが地方自治体におけるAYA世代
のがん患者へ
の支援に関する実態調査を行っています。調査結果によりますと、都道府県・政令指定都市
のホームページ上でAYAというキーワード
の使用は、都道府県では53.2%、政令指定都市では30%と少なく、またがん患者へ
の費用助成制度についても不十分などと結果をまとめていました。それゆえ、AYA世代
のがんに対する認識
の向上と情報アクセス
の改善、支援
の拡充が全て
の自治体で必要だと結んでいました。 そこで1点目ですが、本市においても、地域社会
の中でAYAがんへ
の理解を広げるためにAYAという言葉を使用してはどうかと思いますが、市長
の御認識はいかがでしょうか。 また、その理解を広げるため
の情報発信に市として取り組めないでしょうか。 また3点目として、がん患者へ
の費用助成制度、中でも医療用補正具ですね。例えば抗がん剤治療で脱毛した方がつけるウィッグや乳管手術により外見が変貌した場合
の人工乳房ですとか補正パッド、あるいはそういった補正下着等々
の購入費用
の助成制度は本市にはありません。 昨年、田代議員がアピアランスケアと補正具購入
の費用助成について取り上げておられました。その際
の御答弁は「アピアランスケア支援や費用助成については研究をしたい」と答えていらっしゃいました。どこまで研究なさったでしょうか。AYA世代という思春期も含む非常にデリケートな年代という特徴も踏まえた上で、AYA世代を含むがん患者全般へ
の医療用補正具購入に対する費用助成制度
の創設を改めて求めるものですが、いかがでしょうか、お尋ねします。
○中野進副議長 岡田健康福祉部長。 〔岡田和典 健康福祉部長兼福祉事務所長 登壇〕
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 AYA世代
のがん対策に関連してについてお答えをいたします。 初めに、地域社会
の中で患者と疾患
の理解を広げるために、AYAという言葉を使用してはどうかについてでございます。 AYA世代とは15歳から39歳まで
の思春期・若年成人期を指し、主にがん医療において用いられている言葉でございます。この年代は、議員御指摘
のとおり、就学や就職、結婚、出産など人生
の大きな節目を幾つも迎える時期であり、このような時期にがんと診断されますと、心身ともに様々な影響を及ぼすと言われているものでございます。 そのため、AYA世代
の中でも、本市では二十歳以上
の女性に子宮頸がん検診を行っており、まずは受診者数を増やし、早期発見・早期治療に努めていくことが重要であるというふうに考えております。若い世代であっても、がんになる可能性があることを含め、各世代に応じた様々な検診
の勧奨を積極的に行い、その中でAYAという言葉も用いてまいりたいというふうに考えております。 また、その理解を広げるため
の情報発信をについてでありますが、国や県から
の情報をいち早く収集し、必要とする方々に的確な情報が届くよう相談支援窓口をはじめ、市広報、市ホームページ等で周知してまいりたいと考えております。 次に、がん患者が必要とする補正具等へ
の購入費用助成制度
の創設をについてでございます。 がん治療
の副作用には患者にとって身体的・精神的に負担が大きく、さらに補正具等を使用した場合、経済的にも負担を増すことが知られております。しかしながら、補正具
の使用希望は個人
のプライバシー
の観点から実態がつかめていない
のが現状でございます。 令和3年市議会8月会議でも田代議員
の質問にもお答えいたしましたが、今後とも引き続き先進自治体
の事業内容や補正具
の利用状況を調査するとともに、費用助成を含め、その人が自分らしく生きるため、どのような支援が可能かを研究してまいりたいと考えております。また、本市では、がん検診
の補助制度
の拡大を県市長会を通じて国に要望しておりますが、補正具
の購入費も含め要望してまいりたいと考えております。 以上であります。
○中野進副議長 宮岸議員。 〔17番 宮岸美苗議員 質問席登壇〕
◆17番(宮岸美苗議員) 何年研究される
のでしょうか。利用状況も調べながらというふうにおっしゃいましたけれども、必要なときに、そこに使える制度があるということがその制度
の意義なので、そういった観点で、ぜひ御検討いただきたいなというふうに思います。 それで、がん治療
の場合、高額な医療費に加えて、そういった必要とする方は医療用
の補正具なんかをつけられて、非常に負担が大きいということも一つあるんですけれども、この医療用
の補正具は医療費控除
の対象にはなっていない
のですよね。そういう意味では、市
のほうで、そういった補助対象にするという意義はある
のではないかなというふうに思う
のですが、市長
のお考えをお聞きしたいと思います。
○中野進副議長 岡田健康福祉部長。
◎岡田和典健康福祉部長兼福祉事務所長 再質問にお答えいたします。 県内におきましては、この補正具に対する補助制度が1自治体ございます。昨年度
の申請を見ましても、大体7件程度ということでございます。それなり
の意義はある
のかなというふうには考えております。また、県におきましては、そういう補助云々というよりも、そういうがんになられた方へ
の支援するため
の担当者会議を開いたり、あるいは、がんサロンというものがございます。そういう中で
の情報提供等をまず優先してやっているということがありますので、その辺
のところをまた市として、しっかりと調査してまいりたいというふうに考えております。 以上であります。
○中野進副議長 宮岸議員。 〔17番 宮岸美苗議員 質問席登壇〕
◆17番(宮岸美苗議員) 助成制度
の場合、利用者
の件数という
のもあるかもしれませんが、では、何人になったら支援するにふさわしい件数な
のかという話になりますので、やはり本当に必要な人が使いたいと言ったときに、そこに制度があるという
のが本来
の制度
の意義ではないかなというふうに思いますので、ぜひそういった観点で、また御検討いただきたいというふうに思います。 最後
の質問をいたします。 デジタルトランスフォーメーション、DX推進計画に関連してであります。 市民
の暮らしに役立つデジタル化は、これは否定するものではありません。また、新型コロナなど感染防止
のためにデジタル技術を活用することは今後もあり得る状況だと思います。しかし、国
のデジタル庁
の設置そのものが財界
の要求から出発していると、このことから見ても、国や自治体が保有する膨大な個人情報を企業に開放して利益につなげていこうというものであります。そういう点で、国
のこの推進計画には問題が多いというふうに感じております。そこで、本市
のDX推進計画において、以下お尋ねしたいと思います。 1点目は、個人情報保護法が2015年に改定された際、行政などが保有する個人情報を匿名加工した上で、本人
の同意なしで民間事業者に提供する仕組みができております。匿名加工しても、ほか
の情報と組み合わせれば判別される可能性もあると、こんなふうに指摘する人もいます。これで個人情報は保護される
のか、個人情報を守る行政
の責務と
の関連で御見解を伺いたいと思います。 また、民間事業者から要請があれば、匿名加工情報を提供する
のでしょうか。 また、情報システムを標準化・共通化することで本市
の独自施策が実施できなくなる
のではないかと。それは市民サービス
の低下につながる
のではないかということを危惧しております。担当課にお聞きすると、そうならない業務
のシステムは準備されているとおっしゃいましたが、国が進める標準化
の目的から言えば、この先
の将来も保障されているというものではないというふうに思います。こうした点で
の御見解を伺います。
○中野進副議長 東企画振興部長。 〔東 俊昭 企画振興部長 登壇〕
◎東俊昭企画振興部長 DX推進計画に関連する御質問にお答えをいたします。 初めに、個人情報を加工しても、他
の情報と組み合わせれば個人が特定される
のではないかということに関する見解であります。 様々なデータを活用する上で、個人が識別できないよう加工して、外部に提供する情報を匿名加工情報また仮名加工情報というふうに言います。この匿名加工情報・仮名加工情報
の外部提供は、個人情報
の保護に関する法律に基づき行うこととされており、法律では他
の情報と照合し、個人を特定することを禁止しております。個人情報
の取扱いは、定められた法律に基づき行わなければならないものであり、この個人情報を取り扱う全て
の機関は、決して外部に情報が漏れること
のないよう努めなければならない責務があると考えます。 次に、匿名加工情報及び仮名加工情報
の外部提供でありますが、これら
の情報を外部へ提供することは考えておりません。 最後に、情報システム
の標準化・共通化と市民サービス
の後退に対する見解であります。 個人情報を取り扱う自治体
の20
の業務について、地方公共団体システム
の標準化に関する法律により、令和7年度末までに国が定めた標準仕様に適用する新しいシステムに移行することが義務づけられています。デジタル庁
の最新
の資料では、自治体独自
の制度につきましても、オプション機能等で対応できるというふうにされております。また、本市独自
の一部
の福祉関連システムは、今回
の標準化・共通化
の業務には含まれておりませんので、これら
のシステムは、そのまま継続して使用することといたしております。したがいまして、情報システム
の標準化・共通化に伴って市民サービスが後退することはないと考えております。 以上でございます。
○中野進副議長 宮岸議員。 〔17番 宮岸美苗議員 質問席登壇〕
◆17番(宮岸美苗議員) この問題については、引き続きまた取り上げていきたいというふうに思います。 終わります。
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○中野進副議長 宮岸議員
の質問は終わりました。 以上で一般質問を終結いたします。
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△日程第2 議案第60号ないし議案第71号(
委員会付託)
○中野進副議長 日程第2議案第60号ないし議案第71号を一括して議題といたします。 ただいま議題となりました議案第60号ないし議案第71号については、お手元に配付してります議案審査付託表
のとおり、それぞれ所管
の常任
委員会に付託いたします。
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○中野進副議長 本日
の議事はこれをもって終了いたしました。 次に、休会
の件についてお諮りいたします。 議事
の都合により、明日17日から23日まで
の7日間は、本会議を休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野進副議長 御異議なしと認めます。よって、以上
のとおり休会とすることに決しました。 次
の本会議は、24日午後3時から開きます。 本日はこれにて散会いたします。 午後3時34分散会
---------------------------------------(参照) 令和4年白山市議会6月会議議案審査付託表
委員会名付託議案総務企画
常任
委員会議案第65号 町
の区域及び名称
の変更について
議案第66号 字
の名称
の変更について
議案第67号 財産
の取得について
議案第68号 財産
の取得について
議案第69号 財産
の取得について文教福祉
常任
委員会議案第70号 東明小学校長寿命化改良工事(建築)請負契約について産業建設
常任
委員会議案第71号 松任総合運動公園 陸上競技場改修工事請負契約について予算
常任
委員会議案第60号 令和4年度白山市一般会計補正予算(第3号)
議案第61号 令和4年度白山市下水道事業会計補正予算(第1号)
議案第62号 公職
選挙法施行令
の一部を改正する政令
の施行に伴う関係条例
の整理に関する条例について
議案第63号 白山市税条例等
の一部を改正する条例について
議案第64号 白山市本社機能立地促進
のため
の固定資産税
の課税
の特例に関する条例
の一部を改正する条例について...