令和 4年 6月 定例会(第2回) 第2回
市議会定例会会議録 令和4年6月14日(火曜日) (午前10時00分開会)出席議員(15人) 1番 古坂祐介 2番 門前 徹 3番 東野秀人 4番 下 善裕 5番 森 裕一 6番 西 恵 7番 一二三秀仁 8番 鐙 邦夫 9番 森 正樹 10番 漆谷豊和 11番 大宮 正 12番 椿原正洋 13番 上平公一 14番 玉岡了英 15番
坂本賢治---------------------------------------説明のため議場に出席した者の職氏名 市長 坂口 茂 副市長 中山由紀夫 総務部長 岡本文明
企画振興部長兼財政課長 木下 充
市民生活部長兼税務課長兼
納税対策室長 池腰博之
健康福祉部長 田方利彦 産業部長兼
漆器商工課長 中前 豊 産業部参事兼
農業委員会事務局長 坂下正浩 産業部参事兼観光課長 永井一成 建設部長兼
能越道建設推進室長兼
港湾利活用推進室長 湊 栄三 建設部技監 田川克彦
門前総合支所長兼
地域振興課長兼禅の
里づくり推進室長 中村義男
市立輪島病院事務部長 河崎国幸
総務部総務課長兼
選挙管理委員会事務局書記長 坂本 修
総務部秘書政策課長 稲木 強
企画振興部企画課長兼
高校魅力化推進室長 上野朋弘
健康福祉部福祉課長 刀祢真裕美
建設部土木課長 延命公丈
上下水道局長 登岸 浩 教育長 小川 正 教育部長兼
教育委員会事務局教育総務課長 柿本二美代
---------------------------------------
△開会・開議・会議時間延長
○議長(森裕一君) ただいまから令和4年第2回
輪島市議会定例会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の会議時間は、あらかじめこれを延長しておきます。
---------------------------------------
△
表彰伝達式
○議長(森裕一君) 日程に入るに先立ち、去る4月21日、金沢市で開催されました
北信越市議会議長会定期総会及び5月25日、東京都内で開催されました
全国市議会議長会定期総会において、
坂本賢治議員が在職35年以上の永年
在職議員特別表彰を、鐙 邦夫議員、一二三秀仁議員が在職20年以上のいずれも永年
在職議員特別表彰を受けられ、私、森 裕一が15年以上の
北信越市議会議長会永年
在職議員特別表彰、及び
全国市議会議長会永年
在職一般表彰を受けました。 これより、既に会場において伝達のありました私以外の議員各位に対しまして、その伝達式を行います。 (森 裕一議長より坂本賢治君に対し、
北信越市議会議長会の表彰状を伝達授与)(拍手) (森 裕一議長より鐙 邦夫君に対し、
北信越市議会議長会の表彰状を伝達授与)(拍手) (森 裕一議長より一二三秀仁君に対し、
北信越市議会議長会の表彰状を伝達授与)(拍手) (森 裕一議長より坂本賢治君に対し、
全国市議会議長会の表彰状を伝達授与)(拍手) (森 裕一議長より鐙 邦夫君に対し、
全国市議会議長会の表彰状を伝達授与)(拍手) (森 裕一議長より一二三秀仁君に対し、
全国市議会議長会の表彰状を伝達授与)(
拍手)---------------------------------------
△受賞者挨拶
○議長(森裕一君) ただいま表彰状の伝達を受けられた
坂本賢治議員、鐙 邦夫議員、一二三秀仁議員におかれましては、長年にわたり市政発展のために多大なるご尽力をいただき、そのご功績が認められたものであります。これまでのご苦労に対しまして心から敬意を表しますとともに、感謝を申し上げる次第でございます。誠にありがとうございました。 ここで、このたび表彰を受けられました各議員より順次ご挨拶をお願いしたいと思います。
坂本賢治議員。 (15番 坂本賢治君登壇)
◆15番(坂本賢治君) 今ほどは、
全国市議会議長会並びに
北信越市議会議長会から永年勤続の表彰をいただき、そして森 裕一議長の配慮をいただき、こうして挨拶する機会をいただきましたことにまずもって感謝を申し上げます。 私も、5年前にも話をしたかなというふうに思うんですけれども、昭和62年に旧
輪島市議会議員選挙において初当選をしました。振り返ると、平成18年2月に旧門前町と旧輪島市が合併をしましたけれども、当時は、旧輪島市議が20名、旧門前町議が14名、34名、1年間34名で議会構成をして活動してまいりました。3年前の市議選では議員定数も15名と半数以下に減って、今、議会運営をしているわけでありますけれども、この間、諸先輩議員そして同僚議員、いろいろ切磋琢磨する中で何とか35年間議員活動を続けることができました。これも今いる同僚議員の皆さん方や、もう既に亡くなっている方もおいでますけれども、先輩議員のご指導、そして歴代市長、執行部の皆さん方のご支援、ご協力があって、今日があるのかなというふうに思っております。 今年3月には、石川県知事も28年ぶりに馳 浩新知事に、そして24年間続いた輪島市政も坂口 茂新市長を迎え、新しい市政運営が始まろうとしております。私たちに残された任期はもう1年を切りましたけれども、いろいろなことに関心を持ちながら、残りの任期をしっかり全うしていきたいというふうに思います。 これまで支えていただいた全ての皆様方に感謝を申し上げ、挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(森裕一君) 鐙 邦夫議員。 (8番 鐙 邦夫君登壇)
◆8番(鐙邦夫君) いつの間にか20年たっています。今年は、その21年目になりますけれども、私は、実は新宅さんが輪島を離れた後、新宅さんが自分の実家である長野県、今は木曽町ですけれども、そこに建設業をしているお兄さんが倒れて、そして雇用している皆さんがこのまま行くと仕事がなくなるということで、帰ってきてくださいというふうに言われたということで、市会議員の選挙にも立候補をやめました、25年たってからね。それで代わりの人が立候補していただいたんですが、50票ほど足りなくて当選できませんでした。その共産党の議員がいなくなって一番何が困ったかというと、請願の紹介議員をお願いするということがなかなか難しくて、それで私は、いろいろな県の例えば
原水爆禁止協議会とか様々な団体がありますけれども、そういうところの会員になったり、それから新宅さんがいなくなったので、輪島の支部の代表になれというふうに言われたりして、何とか生きてきていたわけですけれども、困ったことは、先ほど言いました請願の紹介議員でした。新宅さんがいなくなったのは、2000年12月になるんですけれども、そのときから輪島民報も引き継いで、そしてずっと今日まで発行をし続けています。 私は、ちょうど引き継いだときは1200号からになります。実は今日持ってきたのは、1年1年を発行したものをこうやって全部とじて1冊の冊子になっています。これが一番最初の14号、そしてこっちが15号になりますけれども、今、私の手元には1年先に、議員になる1年前から引き継いだために、21冊これがあります。自分でこういう仕事を受け継ぎながら、一番大変だったことは何かというと、当初は市民の声を市政に届けるということで、アンケートを出したり、それから電話でもいいです、あるいはファクスでもいいですということで、市民の皆さんのご意見を直接聞かせてもらって、そしてこの民報に掲載するということを中心に取り組んでいたんですが、いろいろと問題もありまして、その後はなかなか声を載せるということはできなく、あるいはできにくくなったので、今は、また別のやり方で発行し続けていますけれども、これが私の自分で取り組んできた、人に紹介できる仕事かなというふうに思っています。 実は、いろいろな方に出会いますと、元気やねと言われます。あるいは元気そうですねと言われるんですが、そのたびに私は、議員をさせていただいたので今日まで生きてこられましたというふうにお返事をしています。というのは、議員をしていますと、毎日毎日のすることがちゃんと決まってきます。毎週の仕事も決まってきます。共産党の活動もあるわけですけれども、そういうことを通して何とか命をつないできました。本来は、様々な病気を抱えていて、つい最近では診察に行ったら、脈を取った医師から「ありゃ、ちょっと待って、心電図取らんか」と言われてですね、そして不整脈ということも見つかりまして、今度は、いつ何時、脳梗塞が起きるかも分からんという、そういう脅迫も受けておりますが、とにかくこうして元気で続けられたのは、もう一つは市民の皆さんをはじめ市の職員の皆さん、それから議員の皆さんからのいろいろなご忠告やご助言など、そういうものを基に議員活動ができてきたと思っています。本当に感謝していますし、この後、何年生きるか、生きることができるか分かりませんが、とにかく認知症の妻よりも先に死ぬわけにはいかないというふうに、今、思いながら介護の仕事も続けていますけれども、またこれからも生きている間は、また皆さんと共に頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(森裕一君) 一二三秀仁議員。 (7番 一二三秀仁君登壇)
◆7番(一二三秀仁君) 今ほどは在職20年の表彰を受けさせていただきました。本当にうれしく思っております。これも、市民の皆様はじめ議員の皆様、執行部の皆様のおかげだと思っております。心より感謝を申し上げます。 20年迎えましたけれども、この20年で輪島市も
大分少子高齢、過疎化が進んでしまいましたけれども、その代わり、この20年の間に能登空港の完成や
マリンタウンの完成、そして町並みの完成や
能越自動車道の延伸もありました。ソフト事業もいろいろと進められて、まちの魅力も高まったかなというふうに思っております。人口減少はまだまだ進んでいくかと思いますけれども、近年、持続可能な社会実現ということが叫ばれておりますけれども、このことについて微力でありますけれども、また力を使っていきたいと思っておりますので、今後とも皆様方の温かいご指導とご鞭撻をお願い申し上げまして、お礼のご挨拶とさせていただきます。 本日はありがとうございました。(拍手)
○議長(森裕一君) 高い席から失礼ではありますが、最後に私からも一言ご挨拶を申し上げます。 このたび、15年以上の永年勤続表彰を受けました。誠にありがとうございました。これもひとえに私を応援していただいた市民の皆様はじめ先輩議員、同僚議員、執行部の皆様のお力添えの賜物であり、心から感謝を申し上げます。 これからも議長として円滑な議会運営に心がけながらも、職責を全うしたいと思いますので、これまで同様、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 どうもありがとうございました。(拍手) 以上で
表彰伝達式を終わります。 自席へお戻りください。
---------------------------------------
△
会議録署名議員指名の件
○議長(森裕一君) これより日程に入ります。 日程第1、
会議録署名議員の指名をいたします。 本署名議員に、門前 徹議員、
椿原正洋議員を指名いたします。
---------------------------------------
△諸般の報告
○議長(森裕一君) 日程第2、諸般の報告を行います。
地方自治法施行令第146条第2項及び
地方公営企業法第26条第3項の規定により、令和3年度輪島市
一般会計繰越明許費繰越計算書、令和3年度輪島市
下水道事業会計予算繰越計算書がそれぞれ報告第1号及び報告第2号をもって、また、輪島市債権の管理に関する条例第8条の規定による報告書が報告第3号をもって、それぞれ提出されておりますので、お手元に配付いたしております。
---------------------------------------
△会期決定の件
○議長(森裕一君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から6月29日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森裕一君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は16日間と決しました。
---------------------------------------
△議案上程
○議長(森裕一君) 日程第4、本日、市長から提出のあった議案第55号から議案第63号までを一括して議題といたします。
---------------------------------------
△
市長議案説明
○議長(森裕一君) 市長から提案理由の説明を求めます。 坂口 茂市長。 (市長 坂口 茂君登壇)
◎市長(坂口茂君) 本日、ここに令和4年第2回
市議会定例会が開催されるに当たり、議員の皆様方のご参集を賜り、誠にありがとうございます。 本定例会に提出いたしました議案のご審議をお願いするに当たり、その大要の説明に先立ちまして、現在の市政の状況についてご報告申し上げます。 初めに、このたび
全国市議会議長会及び
北信越市議会議長会の永年
在職議員表彰におきまして、
坂本賢治議員が在職35年以上の特別表彰を、鐙 邦夫議員、一二三秀仁議員が在職20年以上の特別表彰を、森 裕一議員が在職15年以上の表彰の栄に浴されました。心からお祝いを申し上げる次第であります。 今回、表彰の栄に浴されました皆様方におかれましては、長きにわたり地域の信頼と負託に応え、市民の代表として議員活動を通じまして市勢発展のため、さらには地方自治の進展のために多大なるご尽力を賜ってまいりました。この場をお借りいたしまして、改めて感謝を申し上げ、そのご功労に心から敬意を表する次第であります。皆様方におかれましては、今後ますますご自愛の上、これまで培われました豊富な経験を生かされまして、一層のご活躍と市勢進展へのご協力を賜りますようお願いするものであります。 次に、
ゴールデンウイーク期間中の観光客の入り込み状況について申し上げます。 4月29日から5月8日までの期間における本市の主要な施設への観光客の入り込み数につきましては、昨年を大幅に上回り、最も多かった輪島朝市につきましては4万4,000人で、昨年と比べますと5.7倍の増加となりました。また、宿泊者数につきましては、昨年と比べ2.2倍増の6,105人で、コロナ前である令和元年と同じ6,000人台に回復いたしました。このことは、本市が進める交流人口の拡大に弾みをつけるものでありまして、今後ともコロナの影響により疲弊した経済の活力を取り戻すため、わじまに泊まろう
キャンペーンをはじめとする
各種観光施策について積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、SDGsの推進に関する連携協定について申し上げます。 5月16日に、本市と
株式会社北國新聞社様との間に持続可能な開発目標の推進に関する連携協定を締結させていただきました。今回の協定は、SDGsの認知度向上と普及啓発のほか、市の魅力を再発見し、市民の皆様方に広くふるさとに対する愛着や誇りの醸成、地域の活性化を図るといったことを目的といたしております。白米千枚田や海女漁に代表される
世界農業遺産、能登の里山里海の保全や新聞を活用した学校教育の推進等について、共に連携を図りながら相互に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、
SDGs未来都市について申し上げます。 5月20日に、内閣府において持続可能な開発目標の理念に沿った
まちづくりに取り組む全国30の自治体が
SDGs未来都市に追加で選定され、石川県内からは本市がその一つとして選定されました。SDGsの理念の下、能登の里山里海を代表する白米千枚田や輪島朝市をはじめとした観光、伝統工芸である輪島塗、自然に優しい
素潜り海女漁などの地域資源を大切にしながら、持続可能な
まちづくりを目指して、これからも様々な取組を推進してまいりたいと考えております。 次に、ゼロカーボンシティの表明について申し上げます。 近年、世界各地で地球温暖化が原因と考えられる異常気象による大規模な自然災害が多発しており、国内においても集中豪雨等による大規模な災害が発生し、このような気候変動が我々の生活にも大きな影響を及ぼしております。 政府におきましては、地球温暖化の防止に向け、2050年までに
温室効果ガスの排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルを目指すことを宣言いたしております。本市は、先ほど申し上げました
SDGs未来都市に選定された都市として、市民の皆様方が暮らしやすい
まちづくりを進めるとともに、自然豊かな
世界農業遺産、能登の里山里海を未来につなげていくため、2050年までに市全体の
温室効果ガスの排出実質ゼロを目指してまいります。 次に、
輪島市民まつりについて申し上げます。 5月29日の第34回
能登麦屋節全国大会を皮切りに、6月4日はコロナの影響で中止されていた倭の島交流大パレードや食まつり、
航空自衛隊航空機によるフライバイや
ステージイベント等が開催され、3年ぶりに行われた
市民まつりは、大勢の市民や観光客の皆様でにぎわいました。夜には、輪島市民大花火大会におきまして、花火を過去最高となる2万2,280発を打ち上げ、この日、
マリンタウンに寄港いたしました
大型客船にっぽん丸と
ぱしふぃっくびいなすに乗船の皆様方をはじめ、市内外からたくさんの皆様方に大迫力の30分間を楽しんでいただいたところであります。 また、5日の總持寺会場におきましては、禅の里パレードや食まつり、禅の
里交流ステージが行われ、祭りのフィナーレを飾る夜の
市民まつり演奏会まで盛りだくさんのプログラムが好天にも恵まれ、市民一体となって大盛況に無事終わることができました。コロナ禍の開催ではありましたが、万全の体制で
市民まつりの運営にご尽力いただきました
輪島市民まつり振興会並びに実行委員会、そして
マリンタウンおもてなし委員会をはじめ関係者の皆様方や市民の皆様方に深く感謝を申し上げる次第であります。 また、
市民まつり開催前の5月27日には、
明治安田生命保険様から
市民まつりの運営費といたしまして助成金を頂いたところであります。この場をお借りいたしまして、改めて深く感謝を申し上げます。 次に、
ウクライナ避難民の受入れについて申し上げます。 連日報道されておりますように、ロシアによるウクライナへの侵攻は依然として続いており、今もなお多くのウクライナの皆様が国外へ避難されておられます。日本にはこれまでに約1,200人の避難民の皆様が入国されており、石川県内におきましても受入れが進んでおります。そのような中、本市におきましては、4月に避難民の受入れを表明されました
日本航空学園の調整の下、6月2日にウクライナから避難民お二人が到着され、お二人のお住まいといたしまして本市が管理する住宅を無償で提供させていただいたところであります。 さらに6月7日には、男子生徒1人が
日本航空学園に到着され、生徒寮に入寮し、学校生活を再開されております。避難された方々が安心して生活していただけるよう、市よりお一人様当たり10万円の生活支援金を支給いたしますとともに、関係機関の皆様と連携を図りながら、市としてできる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。 それでは、今回提出いたしました議案についてご説明申し上げます。 今回提出の議案につきましては、専決処分の承認を求める議案1件、予算の補正に係る議案2件、条例の一部改正に係る議案5件、その他の議案1件の計9件であります。 まず、議案第55号についてでありますが、これは地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、緊急やむを得ず
市長専決処分を行ったものであります。 内容につきましては、令和3年度の一般会計の予算の補正でありまして、年度末の事業費の確定に伴い地方債などの財源調整を行う予算の補正であり、3月31日に措置したものであります。何とぞご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 続きまして、議案第56号及び議案第57号につきましては、令和4年度の一般会計及び
水道事業会計の予算の補正に係る議案であります。 令和4年度当初予算につきましては、3月に市長の任期満了に伴う選挙を控えていたことから、原則として継続事業や経常的経費を中心に計上し、政策的判断を必要とする新たな施策など、一部の予算計上を見送る、いわゆる骨格予算として編成されました。 このため、本定例会に提出いたしました補正予算につきましては、骨格予算となった当初予算に政策的な予算編成といたしまして新規事業や政策的経費について新たに9億6,963万2,000円を計上するものであります。そのため、補正予算の規模といたしましては極めて大きなものとなっていることにつきましては、まずは議員の皆様方をはじめ市民の皆様方のご理解をお願いするものであります。 それでは、補正予算の主な内容につきましてご説明申し上げます。 初めに、
新型コロナウイルス感染症対策に係る予算の補正であります。 まず、
処遇改善臨時特例事業といたしまして、感染症への対応と子育て支援への対応が重なる最前線において勤務される
放課後児童クラブや保育所、
認定こども園の職員の皆様の処遇改善に係る費用を計上いたしました。 次に、
子育て世帯生活支援特別給付金事業といたしまして、低所得の独り親世帯及び令和4年度の
住民税均等割が非課税の子育て世帯に対しまして、生活を支援するという国の特別給付金を支給するための費用を計上いたしました。 次に、
新型コロナウイルス感染症予防接種費といたしまして、今後の感染症の重症化予防を目的といたしまして、4回目の
ワクチン接種を実施するために必要となる費用を計上いたしました。 次に、
漁業緊急経営支援事業といたしまして、燃料費の高騰によります漁業者の皆様の負担軽減を図るため、船舶に給油する燃料費の一部を助成するための費用を計上いたしました。 次に、
中小企業事業継続力強化支援事業といたしまして、事業活動に影響を及ぼす
自然災害発生時や感染症流行時に、
市内中小企業の皆様が事業を継続できるよう、防災・減災に取り組む中小企業の増加を目指し、必要となる費用を計上いたしました。 次に、
緊急経営支援事業の補正について申し上げます。
伝統工芸技術継承支援事業といたしまして、感染症収束後における
外国人旅行客の増加を見据え、
輪島漆芸美術館のウェブサイトの内容を充実させるための費用をはじめ、質の高い食と器の組合せを提案する際に使用する器の見本品を作成するための費用を計上いたしました。 また、漆器業や商業等に関する様々な知識や市場動向について、専門家を講師として招き若手従事者に学んでいただく
クリエイティブデザイン塾実証事業に要する経費を補助する費用を計上いたしました。 次に、わじまの
美食PR推進事業について申し上げます。 まず、輪島の食による
観光キャンペーン事業といたしまして、
観光交流人口の拡大や滞在時間の延長、輪島の食を通じた観光産業の活性化を図るため、市内周遊の促進を目的とした
キャンペーンの実施に必要となる経費を補助する費用を計上いたしました。 また、わじまの美食情報発信事業といたしまして、輪島の「食」を「美食」として広くPRし、食を通じた観光産業の活性化を図るため、フードアナリストで能登わじま食の大使でもあります長坂紅翠香氏に、輪島の食をSNSで発信、PRしていただくために必要となる経費を補助する費用を計上いたしました。 次に、禅文化による観光振興事業といたしまして、大本山總持寺開創700年を契機とし、本市への宿泊者数のさらなる増加を図るため、旅行会社が実施する貸切りバスを利用しての企画旅行に対しまして、バス借上料の一部を助成する費用を追加計上いたしました。 次に、広域観光連携誘客推進事業といたしまして、感染症の影響により落ち込んだ観光入り込み客数の増加を図るため、珠洲市と連携した広域的なツアーの実施に必要となる経費を補助する費用を計上いたしました。 次に、学校給食費に関するものといたしまして、市内に住所を有する生徒で、市内の中学校及び特別支援学校に通学する生徒の皆様に対しまして、2学期以降の学校給食費を無償化することにより、子育て世帯を支援し、安心して子育てができる環境づくりを図ったところであります。 続きまして、
新型コロナウイルス感染症対策以外の通常事業分に係る補正予算についてご説明申し上げます。 初めに、消防団員免許取得費補助といたしまして、消防ポンプ自動車を運転できる消防団員を確保し、災害現場に迅速に出動できるようにするため、消防団員の準中型自動車運転免許の取得に要する経費を補助する費用を計上いたしました。 次に、次世代
交通対策事業といたしまして、本市における望ましい公共
交通サービスを明らかにし、持続可能なサービスを提供するため、地域公共
交通計画の策定に必要となる費用や能登空港の敷地内に燃料電池車専用の水素ステーションの整備のために要する費用に係る負担金を計上いたしました。 次に、母子保健推進事業の補正といたしまして、妊娠期における健診のきっかけづくりや経済的負担を軽減し、安心して子育てができる環境づくりを目指すため、出産準備お祝い金として給付金を支給するための費用を計上いたしました。 次に、観光プロモーション事業の補正といたしまして、訪日外国人の誘客を図るとともに、災害など不測の事態にも対応できる体制を整備するため、スマホ版多言語マップの制作費用のほか、白米千枚田のさらなる魅力の向上を図るため、白米千枚田に歌碑を建立するための費用を計上いたしました。 次に、体育施設整備事業の補正といたしまして、
マリンタウン競技場について劣化が著しいトラックや幅跳び助走路を改修するための費用を計上いたしました。 次に、名勝・史跡等保存事業といたしまして、国指定名勝の時国氏庭園・上時国氏庭園の保全を図るため、これらの保存活用計画の策定に必要となる経費を補助する費用を計上いたしました。 これらのほか、冬の大雪シーズンに備える予算といたしまして、除雪機械を更新するための費用や、持続可能な除排雪体制を整備するため、地域のルールとなる地域
安全克雪方針の策定に要する費用を計上いたしております。 次に、
水道事業会計の補正について申し上げます。 建設から50年が経過しております輪島浄水場につきましては、耐震基準を満たしておらず老朽化も著しいことから、輪島市水道事業評価委員会での答申を踏まえまして、当該施設を更新するために必要となる基本設計に係る費用を計上いたしました。 これらの結果、一般会計における補正予算額は9億2,863万2,000円となりまして、補正後の額は202億863万2,000円となっております。 また、企業会計における補正予算額は4,100万円となりまして、補正後の額は92億2,558万2,000円となっております。 全会計の補正予算額の合計額は9億6,963万2,000円となりまして、全会計の補正後の予算の合計額は379億8,221万1,000円となるものであります。 続きまして、予算以外の議案につきましてご説明申し上げます。 まず、条例の一部改正に係る議案についてであります。 議案第58号につきましては、輪島市税条例等の一部改正についてでありまして、地方税法等の一部を改正する法律等の施行に伴い、個人市民税の住宅借入金等特別税額控除の適用期限を延長するほか、DV被害者等に係る固定資産課税台帳の住所記載を見直すなど、必要な改正を行うものであります。 議案第61号につきましては、輪島市障害者地域生活支援事業に関する条例の一部改正についてでありまして、日常生活用具給付等事業に係る対象者の範囲を拡大し、障害をお持ちの方の福祉の増進を図るとともに、デジタル化の進展に伴い、視覚障害者向けの情報・通信支援用具の耐用年数を見直すものであります。 議案第62号につきましては、輪島市交流サロン条例の一部改正についてでありまして、現在、指定管理者が不在となっております鳳至上町交流サロン「いろは蔵」について、当分の間、市が直接管理できるよう関係規定を整備するものであります。 続きまして、その他の議案についてであります。 議案第63号につきましては、土地改良事業計画の概要を定めることについてでありまして、門前町の栃木第2地区及び中田地区において土地改良事業を行うに当たり必要となる土地改良事業計画の概要を定めるため、土地改良法の規定に基づき議会の議決をお願いするものであります。 以上が、今回提出いたしました議案の主な内容であります。何とぞご審議の上、適切なるご対応を賜りますようお願い申し上げます。 なお、人事案件につきましては、後日追加提案いたしたく、あらかじめご了承いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(森裕一君) 提案理由の説明は終わりました。
---------------------------------------
△休会の件
○議長(森裕一君) 日程第5、休会の件についてお諮りいたします。明日6月15日から6月20日までの6日間は、議案等調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」というものあり)
○議長(森裕一君) 御異議なしと認めます。よって、6月15日から6月20日までの6日間は休会することに決しました。
---------------------------------------
△閉議
○議長(森裕一君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次会は、6月21日午前10時から会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 (午前10時48分散会)
--------------------------------------- (参照)議事日程(第1号) 令和4年6月14日(火) 午前10時開議 日程第1
会議録署名議員の指名 第2 諸般の報告 第3 会期の決定 第4 議案第55号から議案第63号まで 一括上程 提案理由の説明 第5 休会の決定
--------------------------------------- 発総第59号 令和4年6月7日 輪島市議会議長 森 裕一様 輪島市長 坂口 茂 令和4年第2回
輪島市議会定例会における説明員の委任及び嘱託について(通知) 令和4年6月14日招集に係る令和4年第2回
輪島市議会定例会における説明員として、次の者を委任並びに嘱託したので通知します。 記委任した者 嘱託した者 教育委員会 副市長 中山由紀夫 小川 正 教育長 教育部長兼 教育委員会 総務部長 岡本文明 柿本二美代 事務局 教育総務課長 教育委員会
企画振興部長兼 事務局 木下 充 直江 実 財政課長 教育総務課 庶務担当課長
市民生活部長兼 教育委員会 税務課長兼 池腰博之 事務局 山本利治
納税対策室長 生涯学習課長 教育委員会 事務局
健康福祉部長 田方利彦 村田直之 生涯学習課 市立図書館長 産業部長兼 教育委員会 中前 豊 事務局 刀祢有司
漆器商工課長 文化課長 選挙管理委員会 産業部参事 坂下正浩 事務局書記長 坂本 修 (兼任) 産業部参事兼 監査委員 永井一成 平井隆子 観光課長 事務局長 建設部長兼 能越道建設 農業委員会 推進室長兼 湊 栄三 事務局長 坂下正浩 港湾利活用 (兼任) 推進室長 建設部技監 田川克彦
門前総合支所長 兼
地域振興課長 中村義男 兼禅の里づくり 推進室長 市立輪島病院 河崎国幸 事務部長
総務部総務課長 坂本 修 総務部 稲木 強 秘書政策課長 総務部 黒田浩二 防災対策課長 総務部監理課長 加本哲也 企画振興部 企画課長兼 上野朋弘 高校魅力化 推進室長 企画振興部 平谷健一 放送課長 市民生活部 山田政人 市民課長 市民生活部 出邑 肇 環境対策課長 健康福祉部 刀祢真裕美 福祉課長 健康福祉部 紙谷広光 子育て健康課長 産業部 廣岡清文 農林水産課長
建設部土木課長 延命公丈 建設部 上畠茂雄 都市整備課長 門前総合支所 椿原 修 地域生活課長 門前総合支所 日野 悟 地域整備課長
上下水道局長 登岸 浩 会計管理者 茶花隆一
△会期予定表 令和4年第2回
輪島市議会定例会 会期予定表 (会期16日間)日次月日曜開議時刻摘要16月14日水午前10時開会、
会議録署名議員の指名、諸般の報告、会期の決定、市長提出議案上程、提案理由の説明
(全員協議会)215日水午後1時30分休会(議会運営委員会)316日木 休会417日金 休会518日土 休会619日日 休会720日月 休会821日火午前10時質疑、質問(委員会付託)922日水 休会1023日木午前10時
午後1時30分休会(総務文教委員会)
休会(産業厚生委員会)1124日金午前10時休会(予算決算委員会(総務文教分科会関係))1225日土 休会1326日日 休会1427日月午前10時休会(予算決算委員会(産業厚生分科会関係、採決))1528日火 1629日水午前10時
午前11時
午後2時(議会運営委員会)
(全員協議会)
委員長報告・質疑、討論、採決、閉会...