金沢市議会 > 1993-09-22 >
09月22日-05号

  • "病気やけ"(/)
ツイート シェア
  1. 金沢市議会 1993-09-22
    09月22日-05号


    取得元: 金沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成 5年  9月 定例会(第3回)              平成5年9月22日(水曜日)         -------------------------●出席議員(44名)    議長  井沢義武君        副議長  上田忠信君    1番  沢飯英樹君        2番  高村佳伸君    3番  中西利雄君        4番  宮保喜一君    5番  的場豊征君        6番  中村勲君    7番  田中仁君         8番  玉野道君    9番  近松美喜子君       10番  森尾嘉昭君    11番  関戸正彦君        12番  升きよみ君    13番  杉浦常男君        14番  東出文代君    15番  出石輝夫君        16番  石坂修一君    17番  朝倉忍君         18番  安達前君    19番  中村正君         20番  木下和吉君    21番  野本昇君         22番  小津正昭君    24番  干田哲郎君        25番  西村直則君    27番  中川外司君        28番  北井博君    29番  不破実君         30番  大谷正男君    31番  本間勝美君        32番  南部康昭君    33番  田中昭吉君        34番  川紘一君    35番  村池久一君        36番  松本捷男君    37番  神川利男君        38番  山田透君    39番  平田誠一君        40番  鴻野博司君    41番  山田初雄君        42番  北市朗君    43番  勝田三郎君        44番  末岡尚君●欠席議員(なし)   ---------------------------------●説明のため出席した者市長      山出保君      助役      奥清君収入役     寺西博君公営企業管理者 油屋賢三君     教育委員長代理 中村栄一郎君都市政策部長  多田衛君      総務部長    岸谷隆君財務部長    古沢澄男君     経済部長    松本銑一君農林部長    源田久男君     保健環境部長  佐子田正君市民福祉部長  宮崎明倫君     生活環境部長  北山繁君土木部長    前田弘君      都市建設部長  岸博之君下水道部長   中西崔君      市立病院    村本猛君                  事務局長美術工芸大学  長島顕秀君     中央卸売市場長 油谷德次君事務局長教育長     石原多賀子君    消防長     石井達夫君財政課長    近藤義昭君   ---------------------------------●職務のため出席した事務局職員事務局長    宮本愼一君議事調査課長  若林暢夫君     議事調査    北野信之                  課長補佐副参事調査係長    羽場利夫君     議事係長    坂本外喜夫君事務取扱主査      宮田敏之君     主査      大脇正昭君主査      中宗朋之君     主任      田村稔君書記      堂岸豊君総務課長補佐  尾崎範嗣君     主査      越川恭明君主査      北野弘之君     書記      村上孝博君   ---------------------------------●議事日程(第5号) 平成5年9月22日(水)午後1時開議日程第1 議会運営委員会委員の選任について日程第2 議案第1号平成5年度金沢市一般会計補正予算(第3号)ないし議案第27号損害賠償の額の決定について     請願第24号、請願第30号ないし請願第40号(委員長報告、討論、採決)日程第3 認定第1号平成4年度金沢市歳入歳出決算認定について日程第4 認定第2号平成4年度金沢市公営企業特別会計決算認定について日程第5 議案第28号金沢市教育委員会委員の任命につき同意を求めるについて日程第6 議案第29号金沢市公平委員会委員の選任につき同意を求めるについて日程第7 議案第30号金沢市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるについて日程第8 諮問第1号人権擁護委員候補者推薦に関し答申を求めるについて日程第9 議会運営委員会の閉会中の継続調査について日程第10 議会議案第1号 消費税に関する意見書日程第11 議会議案第2号 衆議院定数の是正に関する意見書日程第12 議会議案第3号 円高差益還元に関する意見書日程第13 議会議案第4号 冷夏及び台風13号による農作物被害の救済に関する意見書日程第14 議会議案第5号 地方中核都市における新交通システムの整備促進に関する意見書日程第15 議会議案第6号 深刻な不況打開の景気対策と減税に関する意見書日程第16 議会議案第7号 公共事業の適正化と不正献金の一掃を求める意見書日程第17 議会議案第8号 人事院勧告早期完全実施を求める意見書日程第18 議会議案第9号 防災対策に関する意見書   ---------------------------------●本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)に同じ   ---------------------------------            午後1時3分 開議 △開議 ○議長(井沢義武君) 本日の出席議員数は、ただいまのところ44名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △会議時間の延長について ○議長(井沢義武君) あらかじめ本日の会議時間を延長いたしておきます。 なお、上着の着用は御自由に願います。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~議会運営委員会委員の選任について ○議長(井沢義武君) これより、日程第1議会運営委員会委員の選任についてを議題といたします。 議会運営委員会委員長北井博君から議会運営委員を辞任したい旨の願い出があり、委員会条例第11条の規定により許可いたしましたので、御報告いたします。 よって、議会運営委員会委員に欠員が生じましたので、これより、議会運営委員の選任を行います。 お諮りいたします。 委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、27番中川外司君を指名したいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました中川外司君を議会運営委員会委員に選任することに決しました。 なお、議会運営委員会は、委員長が欠員となりましたので、直ちに委員長を互選され、議長まで御報告願います。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩 ○議長(井沢義武君) この際、暫時休憩いたします。                       午後1時5分 休憩           ---------------------                       午後1時19分 再開 △再開 ○議長(井沢義武君) 出席議員数は、44名であります。 これより、休憩前に引き続き会議を開きます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~議会運営委員会の委員長互選結果の報告 ○議長(井沢義武君) 御報告いたします。 先ほど議会運営委員会において委員長の互選が行われました結果、山田初雄君が当選されました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案等上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第2議案第1号平成5年度金沢市一般会計補正予算(第3号)ないし議案第27号損害賠償の額の決定について並びに請願第24号、請願第30号ないし請願第40号、以上の議案27件、請願12件を一括して議題といたします。 以上の各件につきましては、それぞれ所管の常任委員会におきまして慎重審査の結果、議案第1号ないし議案第27号については、全会一致または賛成多数をもって、いずれも原案のとおり可決すべきものと決し、請願第30号ないし請願第40号については、いずれも不採択とすべきものと決し、請願第24号については、今後もなお検討を要するため、閉会中も継続して審査することに決した旨、所管の常任委員会委員長からそれぞれ委員会審査報告書及び閉会中の継続審査の申出書が議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 この際、委員長報告その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △討論 ○議長(井沢義武君) よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 13番杉浦常男君。   〔13番杉浦常男君登壇〕(拍手) ◆13番(杉浦常男君) 私は、日本共産党市会議員団を代表いたしまして、討論を行うものであります。 我が党は、議案第1号平成5年度金沢市一般会計補正予算(第3号)に反対であります。また、議案第10号と議案第22号に反対を表明して討論を行うものであります。 議案第1号の歳出10款2項の小学校費のうち、押野小学校の敷地内にある忠魂碑を同学校内の敷地に移転する費用の支出に係るものでありますが、そもそも、憲法上の争点にかかわる問題であるだけに、慎重でなければなりません。 忠魂碑は、かつての軍の宗教施設の一環として、軍国主義教育に役立てるものとして扱われてきたのであります。しかし、憲法が明記した政教分離の原則は、国民の良心の自由をも侵すものとして、かつての残虐な侵略戦争の教訓に立つものであり、今回の忠魂碑移転費に公費支出を行うことは、適切を欠くものとして反対せざるを得ないのであります。 次に、議案第10号金沢市税賦課徴収条例の一部改正についてでありますが、政府は、3年に1度の固定資産評価替え年度を来年に控え、固定資産評価額評価替え年度の前年度地価公示価格の70%程度にすることを決め、それに基づく今回の条例提案となっているものでありますが、全国からの苦情の殺到を懸念して、若干の税負担の調整措置を講じたものでありますが、公示地価にスライドする評価替えを固定化し、将来の大幅増税路線を確実にするものと言わねばなりません。 我が党市会議員団は、評価替えは見送るべきと強く求めてきたところでありますが、我が党の国会議員団としても、去年12月1日、政府へ固定資産の評価替えを地価公示価格の70%に引き上げる作業の中止を求める申し入れを行い、その中で、1つは、公的評価の一元化を理由とした固定資産税の引き上げは、何ら合理的根拠はない。2つは、最近の地価は下がっており、固定資産税の評価についても再評価し、緊急に評価額を引き下げるべきである。3つには、使用形態に応じて固定資産税の評価を収益還元方式に改めるべきであるとの見解を明らかにしたのでありますが、政府は事もあろうに、公示価格の70%に引き上げない自治体に対して、交付税の減額措置をとる意向をほのめかしておりますが、地方自治への強権的発動であり、干渉、越権行為と言わざるを得ません。バブルのツケを国民に回すやり方は、断じて許されません。 固定資産評価替えは、税負担の増大となり、そのまま家賃値上げの理由となり、国保や保育料の資産割にもはね返り、国民生活を直撃するものとして反対するものであります。 議案第22号は、公有地の拡大の推進をうたう中で、住民のための基盤整備より開発に伴う企業のための基盤整備に活用され、一部企業に特権的に便宜を図ろうとするものとして反対するものであります。 以上、議案に対する見解を述べましたが、なお、この際、深刻な不況下にあって、中小企業への抜本的な救済策を求めるとともに、冷害被害、台風被害に苦しむ農家の救済を求めるとともに、市民の台所に直結する中央卸売市場における競りの価格改ざんによる不正事件については、過去にもあったが、極めて重大であり、この際、全容の徹底解明を行い、不正の根源をえぐり、関係者の処分、公正な市場運営の根本に立ち戻って、開設者責任とともに行政責任を明確にされることを、この際、厳しく求めておきたいと思うのであります。 次に、請願についてであります。第30号、31号、32号、33号ないし34号、35号は、金沢市の中学校における給食の実施を願うものでありますが、特に、野田中、兼六中、浅野川中、城南中、鳴和中学校においての地元校下の父母の方々から強い要望を添えて出されているものであります。 この中では、「中学校に給食を願う声は年々強くなってきている。私たちの校下でも、働く母親がふえ、どのような家庭の子供にもおいしくて栄養のある学校給食をぜひ実現していただきたい。せめて昼食時には、ゆっくりと温かい給食を食べ、ほっとできる時間を子供たちに持たせてやりたい。育ち盛りの中学生に、専門の栄養士、調理師が工夫を凝らしてつくる直営・自校方式の中学給食を実施していただくよう請願する」と訴えておられるのであります。これはすべての親の願いでしょう。 また、全市の中学校での給食の実施を願う会では、署名を集めた際には、今の金沢市の小学校のような学校給食なら嫌だという意見が、特に子供たち、先生方から寄せられたとして、自校方式を強く望まれているのでありますが、学校を新設する場合、給食が実施できる給食室など必ず設備することとした、ジュネーブでの国際公教育会議各国文部省あての国際勧告まで出されている今日、市議会みずからがこのことを決議されることを願っての請願に託しているのでありますが、満場一致の採択となることを確信するものであります。 次に、請願第36号「入院給食費、室料などの保険適用除外の中止について国への意見書の提出を求める請願」であります。突然やってくる病気やけがに対して、お金を心配することなく、すぐに治療を受けることができるのが本来の医療保険制度でありますが、驚くことに、来年4月から、政府の医療保険審議会は、入院の給食材料代や室料の負担をふやし、1カ月入院すると約9万円の負担増となるものであり、薬代、治療材料費を保険適用から外そうとしているのでありますが、こんなことになったら大変であります。早速、国に意見書を上げて、保険適用除外をやめさせなければなりません。満場一致の採択を願うものであります。 次に、請願第37号最低保障年金制度の創設等についてでありますが、厚生年金、共済年金の老齢退職年金の支給開始年齢を65歳に引き上げないこと、また、国民年金を原則60歳支給に改正すること、全額国庫負担最低保障年金制度を創設し、無年金者や低額の年金者をなくすることなどを求めているのでありますが、65歳以上の無年金者は、今や80万人にも上っていると言われ、生涯を社会の発展のために尽くしてこられた方々に対して、老後を安心して送ることができるように、国があらゆる努力を注ぐのは当然なことであります。本請願は切実であり、議員各位の温かい賛同を求めるものであります。 次に、請願第38号異常気象等による農業災害対策とコメを中心とする国民の食糧と日本農業を守る意見書又は決議採択を求めるものでありますが、この夏は日照不足、低温と長雨による水稲の稲の穂の出が大幅におくれるなど、農作物全般にわたって大きな被害が出ていることは、各位も十分承知されているところであります。全国的には、地震、台風などにより、田畑、野菜、果物に深刻な事態が発生しているとして、国民の主食の絶対確保と被害農家の早期救済の立場から請願採択を求められているのでありますが、国民の食糧と健康、安全を守るためにも、満場一致の採択を願うものであります。 次に、請願第40号国民健康保険制度の改善を求めるものについてでありますが、不況が一層深刻になる中で、国民健康保険料の引き下げを求める声は切実であります。国保にも傷病手当や出産手当をつくってほしいということは、他の保険制度に比べ、また重い保険料からしても、改善を求めるのは当然でありましょう。そのためにも、国保に対する国庫補助負担の引き上げを求める本請願は採択されるべきと考えるものであります。 請願の最後に、第39号「小選挙区制反対、企業・団体献金の即時禁止を求める請願」であります。去る20日夜、東京地検特捜部は、ゼネコンの業界大手の清水建設の吉野会長を、前茨城県知事に県庁新庁舎の建築などをねらって1,000 万のわいろを贈った疑いで逮捕されました。やみ献金は絶対にないと言い切っていた直後の逮捕であります。 ゼネコンは、県庁舎の移転の青写真までつくって受け入れさせようとしていたと言われているほどですが、ゼネコンは、今や全国地方自治体をねらって、わいろ攻勢をかけているとも言われているのでありますが、底なしのわいろの腐敗の泥沼と言わざるを得ません。 政治腐敗の根絶に向けて全力を挙げて取り組むべき重大な情勢にもかかわらず、細川内閣は、この国民の期待を裏切って、きのうの所信表明では、ゼネコン疑惑には一言も触れないで、腐敗政治防止の企業団体からの献金禁止については5年後にあり方を見直すというだけで、政党への献金を続けることを明らかにしたのであります。それどころか、消費税率の引き上げを示唆しながら、政党への公費助成なるものを持ち出し、国民から強権的に取り立てた税金の中から、これに充てようとしているのであります。 初めは 300億とも言われていたものが、突然なれ合いによって 600億に膨れ上がらせ、政党への山分けをしようとしたのでありますが、国民の厳しい糾弾の前に、 414億に手直しをしました。そもそも、憲法に定めた思想・信条の自由の原則に反するもの、政党への公費助成は、どんなに減額しようとも、その違法の本質を免れることはできません。国家権力の政党への介入を許すものであります。 我が党は、仮に強行されても、受け取りはきっぱり拒否することを宣言するものであります。政党活動の根本は、それぞれの政党が政策を掲げ、有権者に訴える中から寄せられてくる浄財によって活動が進められていくことによって、初めて国民の信頼を得ることができるのであります。 請願は、企業・団体献金の即時禁止とゼネコン汚職の徹底解明による金権政治の一掃を求めているのでありますが、これはまた、国民多数の圧倒的世論でもあります。この根本的解決を望む国民世論を、細川内閣は政治改革の名によってすりかえ、小選挙区比例代表並立制などの関係法案をもって強行突破を図ろうとしているのでありますが、断じて許すことはできません。 全国1人区小選挙区並立制なるものは、1人だけの最高得票者だけ当選できても、あとの多数が死票とされるというもの、比例では3%以下の政党と新党の切り捨て排除という、驚くべき強権政権をつくり上げ、日本の民主主義を根底から破壊しようとするものであります。 また、1人区小選挙区が金のかからない選挙というのは、真っ赤なうそであります。なぜなら、我が党議員団は奄美群島徳之島伊仙町の視察に行ってきましたが、語られたことは、親子の間、兄弟の間、親族の間にまで、生身を引き裂くようにして買収・供応による金まみれの選挙がまかり通ってきたことから、2年前、全群島の市町村議員が集まって、人間関係のすべてを壊されていった1人区小選挙区は直ちにやめてくれと政府に迫ったのであります。時の宮澤内閣、「全国1人区に変える」とたんかを切っていたのでありますが、ついに鹿児島・群島4人区中選挙区に変えざるを得なかったのであります。 以上の点から、小選挙区比例代表並立制を廃案とすること、国会決議にもとる議員定数の抜本是正を直ちに実行すべきと決議を求めた本請願の採択こそは、本市議会の良識を守り抜く道であることを確信するものでありまして、満場一致の採択を願うものであります。 以上で、私の討論を終わります。(拍手)
    ○議長(井沢義武君) 討論は終わりました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(井沢義武君) これより、採決いたします。 まず、議題のうち、議案第1号、議案第10号及び議案第22号の議案3件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会の決定どおり、可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(井沢義武君) 起立多数であります。 よって、議案第1号、議案第10号及び議案第22号の各件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。           ----------------- ○議長(井沢義武君) 次に、議案第2号ないし議案第9号、議案第11号ないし議案第21号及び議案第23号ないし議案第27号の議案24件を一括して採決いたします。 以上の議案各件に対する委員会の決定は、いずれも可決であります。 お諮りいたします。 以上の議案各件は、委員会の決定どおり、可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第2号ないし議案第9号、議案第11号ないし議案第21号及び議案第23号ないし議案第27号の各件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。           ----------------- ○議長(井沢義武君) 次に、請願第30号ないし請願第40号の請願11件を一括して採決いたします。 以上の請願各件に対する委員会の決定は、いずれも不採択であります。 お諮りいたします。 以上の請願各件は、委員会の決定どおり、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(井沢義武君) 起立多数であります。 よって、請願第30号ないし請願第40号の各件は、いずれも不採択とすることに決しました。           ----------------- ○議長(井沢義武君) 次に、請願第24号についてお諮りいたします。 本件は、閉会中も継続して審査いたしたい旨の委員会の決定であります。 お諮りいたします。 請願第24号は、委員会の申し出のとおり、閉会中も継続して審査することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、請願第24号は、閉会中も継続して審査することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第3認定第1号平成4年度金沢市歳入歳出決算認定についてを議題といたします。 御報告いたします。 本件審査のため去る9月20日に設置されました一般会計等決算審査特別委員会は、さきに委員会を開催し、正副委員長を互選の結果、委員長に不破実君、副委員長に山田透君を選任し、決算審査については、閉会中も継続して審査することに決した旨の閉会中の継続審査の申出書が議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 認定第1号については、委員会の申し出のとおり、閉会中も継続して審査することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、認定第1号は、閉会中も継続して審査することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第4認定第2号平成4年度金沢市公営企業特別会計決算認定についてを議題といたします。 御報告いたします。 本件審査のため去る9月20日に設置されました企業会計決算審査特別委員会は、さきに委員会を開催し、正副委員長を互選の結果、委員長に西村直則君、副委員長に出石輝夫君を選任し、決算審査については、閉会中も継続して審査することに決した旨の閉会中の継続審査の申出書が議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 認定第2号については、委員会の申し出のとおり、閉会中も継続して審査することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、認定第2号は、閉会中も継続して審査することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第5議案第28号金沢市教育委員会委員の任命につき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(井沢義武君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第28号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第28号は、原案のとおり同意することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第6議案第29号金沢市公平委員会委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(井沢義武君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第29号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第29号は、原案のとおり同意することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第7議案第30号金沢市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(井沢義武君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議案第30号は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第30号は、原案のとおり同意することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第8諮問第1号人権擁護委員候補者推薦に関し答申を求めるについてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(井沢義武君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 諮問第1号は、諮問のとおり異議がない旨答申することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第1号は、諮問のとおり異議がない旨答申することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~議会運営委員会の閉会中の継続調査について ○議長(井沢義武君) 次に、日程第9議会運営委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。 議会運営委員会は、議会の運営に関する事項については、閉会中も継続して調査することに決した旨、議会運営委員会委員長から閉会中の継続調査の申出書が議長のもとに参っております。 お諮りいたします。 議会の運営に関する事項につきましては、委員会の申し出のとおり、閉会中も継続して調査することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、議会運営委員会から申し出のあった事項については、閉会中も継続して調査することに決しました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第10議会議案第1号消費税に関する意見書を議題といたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △提案理由の説明 ○議長(井沢義武君) これより、提出者から提案理由の説明を求めます。 9番近松美喜子君。   〔9番近松美喜子君登壇〕(拍手) ◆9番(近松美喜子君) 私は、日本共産党市会議員団を代表しまして、ただいま上程された議会議案第1号消費税に関する意見書案の提案理由の説明をいたします。 昨日の所信表明演説で細川首相は、所得税減税を口実に、消費税の税率アップに並み並みならぬ決意を示しました。税制調査会に対しても、所得税減税を含めて直間比率の是正の審議を要請し、答申をよりどころに消費税の税率アップに道をつける構えです。直間比率というのは、直接税の面でも、財界のこの間の動向を見ると、法人税の引き下げ、あるいは所得税でも、累進税制の緩和という方向があらわれています。 そういう中で消費税の税率引き上げがやられれば、多くのサラリーマンや低所得者層にとっては、まさに増税だけが押しつけられるということになります。このようなすりかえを許さない国民の声は、新聞社の世論調査でも、70%の人が消費税率の引き上げに反対とあらわれており、国民の怒りは当然です。国民は忘れていません--消費税が、大型間接税は導入しないという国会決議を破り、「そんなものやるものですか」という選挙中の公約も投げ捨てて強行されたことを。 一たん導入されると税率アップは必至だという警鐘にもまともに答えず、高齢化社会のためを錦の御旗に強行されましたが、それもが国民を欺くためのものだったことは今日明らかであります。強行されて4年目に入り、消費税負担は、標準世帯で年間10万円を超え、年金暮らしの高齢者など、社会的弱者ほど重い負担となり、税率10%で20万を超す負担増となります。その上、市内電話料金、郵便料金の値上げなど相次ぐ公共料金値上げ計画で、ますます国民生活圧迫が予想され、税率引き上げなど許されません。 また、全国商工団体連合会が今月まとめた、5万 2,500人を超す調査対象の「営業と生活実態調査」の集計結果は、不況に苦しむ中小・零細業者の実態と要求を改めて明らかにしています。その中で、3割を超す業者が、売り上げで3割から5割以上減を訴え、2年ほど前からということで不況が長期化し、ことしからも25.6%と、不況が一層広がっていることも示す結果となっています。困っていることは、「仕事の激減」「税金問題」「資金繰り」と挙げられ、切実な要求のトップは「消費税廃止」とあることからも深刻です。全国の地方自治体の市長も、自治体予算に係る消費税の負担増を挙げ、とりわけ公共事業にかかわる消費税の負担が大きいことを挙げています。 このような事態から見ても、税制の反民主主義的改悪としても、不況を一層深刻化させる点でも許されません。我が党のかねてからの主張は、所得税減税、消費税の廃止と食料品非課税にありますが、財源についても、政治の姿勢を変えれば、軍事費の問題、大企業優遇税制の問題、ゼネコンの公共事業の浪費の問題、こういう点にメスを入れれば大いに財源があるということからも、税率引き上げは強行すべきではないことを訴えて、私の提案理由の説明を終わります。(拍手) ○議長(井沢義武君) 提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 本件につきましては、質疑その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(井沢義武君) よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(井沢義武君) 起立少数であります。 よって、議会議案第1号は、否決されました。   〔議会議案第1号は本号末尾参照〕           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第11議会議案第2号衆議院定数の是正に関する意見書を議題といたします。 お諮りいたします。 本件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに討論に入りたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △討論 ○議長(井沢義武君) よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 12番升きよみ君。   〔12番升きよみ君登壇〕(拍手) ◆12番(升きよみ君) 私は、日本共産党市会議員団を代表して、ただいま上程されました議会議案第2号衆議院定数の是正に関する意見書案について反対討論を行います。 今国会で、細川内閣・連立与党は、小選挙区比例代表並立制導入を軸とする政治改革関連4法案の年内成立を至上命題として、異常な決意で審議を急ごうとしております。 さきの国会での細川総理の所信表明では、並立制導入を課題としながら、その理由らしきものとしてわずかに挙げたのは、「制度疲労に伴うさまざまな弊害が指摘されている現行中選挙区制にかえて」ということだけでした。それも、国会の質問戦を通しても、制度疲労の深刻な弊害とは何なのか、いつから制度疲労に陥っているかなども明確にならないまま、そして昨日の所信表明でも、「現行の中選挙区制を思い切って改革」などと言いながら、政治改革の名のもとで、企業献金禁止は5年後の見送りにし、廃止を棚上げにしたまま、自民党の年来の野望であった、その小選挙区制導入や政党への助成を行おうとしているのですが、本意見書案は、それを前提にした内容であり、まして国民の民意の正しい反映につながらない定数削減を含んでの衆議院の定数是正であり、これは国民の要求に真っ向から逆らうものです。 本意見書案が明らかにしている政党に対する公費助成は、憲法が保障する思想・良心の自由を侵して、支持したくない政党の資金まで国民に強制的に出させるものであって、断じて許せないものです。また、国家権力の側からの政党への介入に道を開くもので、憲法の結社の自由の侵害をもたらすものであることは、論をまちません。 そもそも政党とは、綱領なり基本政策なりに賛同した人々が自発的に参加、結成、活動して、国民の政治的意思をその党への支持という形で結集し、それを政治に反映させるという機能を持つものの結社です。当然、それぞれの党を支持する人がいる反面、支持しない人もいます。政党そのものを支持しないという人も、現におります。だから、個々の政党は、政党活動の資金にしても、自分の党を支持する人々に依拠すべきなのです。このような政党助成などは、連立与党案、自民党案であろうとも許せるものではなく、それゆえ多くの憲法学者、識者の方々から「憲法違反」と厳しい批判が寄せられているのであります。 本意見書案では、これらを政府・与党が鋭意努力しているなどというのは、とんでもないと言わざるを得ません。まさしく民意に逆らうものであります。国民が求めているのは、こんな民主主義破壊の策動ではなく、法のもとでの平等、選挙権の平等という--憲法の原則、民主主義の根本にかかわる真の解決であり、抜本的な定数の是正改善であります。本来の衆議院の定数是正を言うなら、1票の格差が広がり、一連の定数訴訟判決でも「憲法違反の状態」と繰り返し指摘されてきた現行の中選挙区制度のもとで、格差2倍未満の抜本是正を行うことです。それは、既に1985年に国会で全会一致で決議されているのであり、その実行こそすべきなのであります。「9増10減」後も格差 2.8倍という今日の事態の中で、引き続く抜本是正にこそ力が注がれるべきであります。 よって、本意見書案は、国民が最も望む方向での衆議院の定数是正ではなく、まさに国民の願いと相入れない内容を前提とする案であり、我が党は反対であることを表明いたします。主権者の声と世論は、真の民主主義を貫く方向にあることを確信し、私の討論を終わります。(拍手) ○議長(井沢義武君) 討論は終わりました。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(井沢義武君) これより採決いたします。 お諮りいたします。 議会議案第2号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(井沢義武君) 起立多数であります。 よって、議会議案第2号は、原案のとおり可決されました。   〔議会議案第2号は本号末尾参照〕           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案上程 ○議長(井沢義武君) 次に、日程第12議会議案第3号円高差益還元に関する意見書ないし日程第18議会議案第9号防災対策に関する意見書、以上の議会議案7件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件につきましては、提出者の説明その他を省略して、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △採決 ○議長(井沢義武君) よって、これより採決いたします。 議会議案第3号ないし議会議案第9号の議会議案7件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 以上の議会議案各件は、いずれも原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井沢義武君) 御異議なしと認めます。 よって、議会議案第3号ないし議会議案第9号の各件は、いずれも原案のとおり可決することに決しました。 ただいま可決されました議会議案各件の提出先及びその他の処理方法につきましては、議長に御一任願います。   〔議会議案第3号ないし議会議案第9号は本号末尾参照〕           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △あいさつ ○議長(井沢義武君) 以上をもって、今定例会に付議されました案件は全部議了いたしました。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。 山出市長。   〔市長山出保君登壇〕 ◎市長(山出保君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今回提出いたしました各案件につきまして、熱心な御審議をいただき、今ほどは適切な御決議を賜りまして、まことにありがとうございました。本会議あるいは委員会を通じていただきました貴重な御意見、御要請につきましては、これを十分に参酌いたしまして、今後の市政運営に処してまいりたいと存じております。 とりわけ、停滞感を強めております地域経済の動向には、細心の注意を傾け、各種の公共事業や中小企業緊急融資の執行を初め、ことしの異常気象に伴う農業生産対策などに万全を期してまいりますとともに、去る16日に政府が決定いたしました緊急経済対策の細部を見きわめながら、本市としての的確な対応に最善を尽くしてまいる覚悟でございます。 本市を取り巻く財政環境も、一段と厳しさを増しておりますが、私を初め全職員が心を引き締め、都市発展基盤の整備を初め、市政の懸案解決に向けて不断の努力を重ねたいと存じます。各位の変わらざる御指導、御鞭撻を切にお願いを申し上げて、閉会のごあいさつといたします。 ありがとうございました。 ○議長(井沢義武君) 閉会に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。 各位におかれましては、14日間にわたり、上程各案件の御審議に御精励を賜り、ここに滞りなく議事が終了いたしましたことを衷心より感謝申し上げます。 今後とも、本市の発展と市民福祉の向上のため、一層の御尽力をされますよう念願いたしまして、閉会のごあいさつといたします。           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ △閉会 ○議長(井沢義武君) これをもちまして、平成5年定例第3回金沢市議会を閉会いたします。            午後2時4分 閉会           ---------------------    -------------------------------    〔参照〕    -------------------------------               議案提出について 議案「消費税に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  近松美喜子                            〃     森尾嘉昭                            〃     升きよみ                            〃     杉浦常男    -------------------------------議会議案第1号                  消費税に関する意見書 細川内閣が所得減税と引きかえに消費税の税率引き上げの方向を示したことに、国民の怒りが広がってきている。 消費税が強行されてから4年目に入り、消費税負担は標準世帯で年10万円を超え、社会的弱者ほど重い負担となり、国民生活を大きく圧迫している。 国民世論に押され、教育費や福祉事業の一部などを非課税とする見直しがなされたものの、国民生活を破壊し、弱い者いじめの不公平な逆進税である本質はいささかも変わっておらず、国民世論が依然として廃止を求め続けているのは当然である。 よって、政府におかれては、消費税の税率引き上げ強行などを行わず、飲・食料品の非課税など速やかに改善するよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------               議案提出について 議案「衆議院定数の是正に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  中村勲                            〃     朝倉忍                            〃     木下和吉                            〃     小津正昭                            〃     西村直則                            〃     山田初雄    -------------------------------議会議案第2号               衆議院定数の是正に関する意見書 今国会の最大の課題として、今、政治改革が焦点となっている。 その中で、選挙制度のあり方については数多くの議論があり、その行方については大多数の国民が関心を寄せている。 現在、国会議員の公設第3秘書が認められ、また、衆議院議員の総定数や政党に対する公費助成も法案に盛り込まれるなど、政府並びに国会は鋭意努力しているところであるが、今日地方分権が叫ばれる中、国がよりスリムな形でより効率的な国政を遂行するためにも、衆議院議員の定数については、国民が合意できるものでなければならない。 臨時行政調査会の答申に基づき、地方議会がそれぞれの自主的判断で定数削減をしている状況から見ても、その指導的役割を担うべき国会は、その総定数において地方議会に範たる姿勢を示すべく努力されるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------               議案提出について 議案「円高差益還元に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     平田誠一                            〃     中村勲                            〃     森尾嘉昭                            〃     出石輝夫                            〃     朝倉忍                            〃     木下和吉                            〃     小津正昭                            〃     西村直則                            〃     中川外司                            〃     南部康昭                            〃     川紘一                            〃     松本捷男    -------------------------------議会議案第3号                円高差益還元に関する意見書 今日の我が国経済は、公共投資の大幅追加を柱とした国、地方挙げての総合経済対策の実行にもかかわらず、依然として個人消費の停滞、投資意欲の減退が続き、景気回復の兆しすら見出せない状況にある。 加えて、昨今の急激な円高の進行により、輸出関連産業を中心として一層不況感が拡大し、国民生活にさらなる深刻な影を落とし始めている。 一方、円高の進行は、石油製品を初めとした一般輸入消費財について、かなりな額の円高差益を発生させているにもかかわらず、このメリットはいまだ国民に十分還元されていない現状である。 よって、政府におかれては、生活者重視の観点から、石油製品、生鮮食料品など一般輸入消費財を初め、我が国産業の基幹エネルギーである電力、ガスなどの公共料金について円高差益を還元するよう、関係団体に対し早急かつ強力に指導し、国民生活の向上と景気回復に特段の努力を払われるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------               議案提出について 議案「冷夏及び台風13号による農作物被害の救済に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     平田誠一                            〃     中村勲                            〃     森尾嘉昭                            〃     出石輝夫                            〃     朝倉忍                            〃     木下和吉                            〃     小津正昭                            〃     西村直則                            〃     中川外司                            〃     南部康昭                            〃     川紘一                            〃     松本捷男    -------------------------------議会議案第4号          冷夏及び台風13号による農作物被害の救済に関する意見書 今年の夏は、全国的な長雨と低温、そして日照不足により、水稲に例年にないいもち病の大発生を見たほか、野菜、果樹など農作物の成育のおくれによる収穫量の減少と品質の低下を招く結果となった。 さらに加えて、台風13号による強風は、出荷を間近に控えたナシ、リンゴなどの果樹を初め、野菜や水稲にも多大な被害をもたらし、意欲を持って農業に取り組んでいる生産者に、経済的にはもとより、精神的にも深刻な打撃を与えることとなった。 よって、政府におかれては、近年ますます減少している農業後継者や担い手を育成し、農業を振興するためにも、今次の自然災害に対し下記の措置を講ずるよう強く要望する。                      記1 「天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法」による災害指定と、復旧資金貸し付けの速やかな対応を行うこと。2 農業共済制度において、共済金の増額、対象作物の拡大などの充実を行うこと。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------               議案提出について 議案「地方中核都市における新交通システムの整備促進に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     平田誠一                            〃     中村勲                            〃     森尾嘉昭                            〃     出石輝夫                            〃     朝倉忍                            〃     木下和吉                            〃     小津正昭                            〃     西村直則                            〃     中川外司                            〃     南部康昭                            〃     川紘一                            〃     松本捷男    -------------------------------議会議案第5号        地方中核都市における新交通システムの整備促進に関する意見書 モータリゼーションの進展により市民の利用交通手段は、バス交通機関から自動車への転換が加速的に進んでいる。 このことは、地方都市圏域から集中する自動車により交通渋滞をもたらし、都市機能の低下、生活環境の悪化等の諸問題を招来させ、ひいては都市の発展に大きな障害となっている。 そのため、道路混雑の緩和、都心軸形成への対応、都心部の活性化、資源・エネルギー及び都市空間の有効利用を図るため、輸送効率の高い新交通システムの導入による基幹的な新しい公共交通機関の整備が強く望まれているところである。 よって、政府におかれては、均衡ある国土形成を図るため、地方圏を牽引する重要な役割を担う地方中核都市における新交通システムの整備促進に向け、補助対象機種、施設の拡大及び地下鉄建設補助を地方中核都市にも拡大するなど総合的な整備促進制度の確立をするよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------               議案提出について 議案「深刻な不況打開の景気対策と減税に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     平田誠一                            〃     中村勲                            〃     森尾嘉昭                            〃     出石輝夫                            〃     朝倉忍                            〃     木下和吉                            〃     小津正昭                            〃     西村直則                            〃     中川外司                            〃     南部康昭                            〃     川紘一                            〃     松本捷男    -------------------------------議会議案第6号            深刻な不況打開の景気対策と減税に関する意見書 最近の我が国の経済状況は、数次にわたる国、地方挙げての経済対策の実行にもかかわらず、依然として低迷状況から脱し切れず、このところの急激な円高やこの夏の異常気象が追い討ちをかけ、景気はまさに予断を許さぬ状況となっている。 また、こうした景気の低迷は、国民の重税感を払拭し切れず、個人消費の停滞を長引かせる要因ともなっており、もはや、景気対策と減税措置は不可分の事態に至っている。 よって、政府におかれては、我が国経済の一日も早い安定回復を期して、新たな不況打開の緊急経済対策を早急に策定し、国民生活を重視した社会資本投資の追加拡大を初め、深刻な被害を被っている中小企業者向け制度資金の拡充や公共事業の分離・分割発注の強化などを行うとともに、所得税減税を初めとした本格的な減税措置を早急に講ずるなど、幅広い景気対策を実施されるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------               議案提出について 議案「公共事業の適正化と不正献金の一掃を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     平田誠一                            〃     中村勲                            〃     森尾嘉昭                            〃     出石輝夫                            〃     朝倉忍                            〃     木下和吉                            〃     小津正昭                            〃     西村直則                            〃     中川外司                            〃     南部康昭                            〃     川紘一                            〃     松本捷男    -------------------------------議会議案第7号           公共事業の適正化と不正献金の一掃を求める意見書 複数の大手建設業者が、直接的にせよ間接的にせよ公共事業の受注に関して何らかの便宜を図ってもらうことを期待し、日常的に不正献金を行っていたことが明らかとなった。このことが一部自治体にまで及んでいた事実は憂慮すべきであり、抜本的改善策を打ち出さなければならない。 これらの疑惑を看過することなく、真相の徹底究明を行い、入札制度の透明化を図り、公共事業の執行を適正化することが必要である。 よって、政府におかれては、建設省が10月から導入を検討している制限付き一般競争入札制度を実効ある内容とされるとともに、不正献金を一掃して政治腐敗を防止するための施策を確立されるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------               議案提出について 議案「人事院勧告早期完全実施を求める意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     平田誠一                            〃     中村勲                            〃     森尾嘉昭                            〃     出石輝夫                            〃     朝倉忍                            〃     木下和吉                            〃     小津正昭                            〃     西村直則                            〃     中川外司                            〃     南部康昭                            〃     川紘一                            〃     松本捷男    -------------------------------議会議案第8号              人事院勧告早期完全実施を求める意見書 今年の人事院勧告は、一般国家公務員の給与を4月1日にさかのぼり平均1.92%(月額 6,286円)の引き上げ、一時金は15年ぶりに0.15月分削減するという厳しい内容である。 また、労働時間関係では、育児休業中の経済的保障に関する提言が見送られたことは残念であるが、一方で介護休暇制度の導入に踏み切ったことは評価すべきことである。今後、両制度への経済的保障制度が確立されることを強く求めるものである。 さらに今後の高齢社会対策として、再任用の仕組みを設けることや、短時間勤務等の雇用制度の枠組みづくりに向けて検討をしていくことが表明されたことは前進であり、関係省庁においても具体的な検討作業に着手されることを強く求めるものである。 人事院勧告は、公務員が労働基本権の制約を受ける代償措置であり、公務員にとり唯一の労働条件改善の機会である。 よって、政府におかれては、この勧告及び報告が公務員労働者の生活や景気全体へ及ぼす影響が大きいことを十分配慮し、第 128臨時国会において、給与法案等の早期成立に努力されるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------               議案提出について 議案「防災対策に関する意見書」を次のとおり会議規則第13条の規定により提出します。  平成5年9月22日 金沢市議会議長  井沢義武様                 提出者                         金沢市議会 議員  山田初雄                            〃     平田誠一                            〃     中村勲                            〃     森尾嘉昭                            〃     出石輝夫                            〃     朝倉忍                            〃     木下和吉                            〃     小津正昭                            〃     西村直則                            〃     中川外司                            〃     南部康昭                            〃     川紘一                            〃     松本捷男    -------------------------------議会議案第9号                 防災対策に関する意見書 今年は、釧路沖地震に始まり、北海道南西沖地震災害、鹿児島などを襲ったさきの集中豪雨災害など、相次ぐ自然災害が発生した。 雲仙・普賢岳の噴火災害は3年目を迎え、いまだに多くの住民が避難生活を余儀なくされている。 自然に恵まれた日本は、同時に災害多発列島であり、万全の災害予防対策を欠くことができないのは自明のことである。 ところが、全国的に開発が進む一方、国の治水対策は大きく立ちおくれ、防災予算の国の予算に占める割合は5%程度となっている。そのため、地震、火山噴火の予知・観測体制は、現在 100億円程度であり、全国の測候所の4分の1が夜間には無人となっている。 国民の生命と財産を守ることは、政治の最優先の課題である。 よって、政府におかれては、無秩序な開発をやめるとともに、防災対策を重視し、予算的にも十分な対策をとられるよう強く要望する。 ここに、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。    -------------------------------    〔参考〕    -------------------------------           平成5年定例第3回金沢市議会請願の委員会審査結果表---------------------------------------審査結果 番号         件名                付託委員会---------------------------------------不採択  請願    野田中学校に、直営・自校方式の学校給食の実施 文教     第30号   を要望する請願--------------------------------------- 〃   請願    金沢市の中学校に直営自校方式の学校給食の実施 文教     第31号   を要請する請願--------------------------------------- 〃   請願    兼六中学校に、直営・自校方式の学校給食の実施 文教     第32号   を要望する請願--------------------------------------- 〃   請願    浅野川中学校に直営・自校方式の学校給食の実施 文教     第33号   を要望する請願--------------------------------------- 〃   請願    城南中学に直営・自校方式の学校給食の実施を要 文教     第34号   望する請願--------------------------------------- 〃   請願    鳴和中学校に、直営・自校方式の学校給食の実施 文教     第35号   を要望する請願--------------------------------------- 〃   請願    入院給食費、室料などの保険適用除外の中止につ 厚生     第36号   いて国への意見書の提出を求める請願--------------------------------------- 〃   請願    最低保障年金制度の創設等について国への意見書 厚生     第37号   の提出を求める請願--------------------------------------- 〃   請願    異常気象等による農業災害対策とコメを中心とす 経済           る国民の食糧と日本農業を守る意見書又は決議採     第38号   択を求める請願--------------------------------------- 〃   請願    小選挙区制反対、企業・団体献金の即時禁止を求 総務     第39号   める請願--------------------------------------- 〃   請願    国民健康保険制度の改善を求める請願      厚生     第40号---------------------------------------継続審査 請願   「児童福祉法に基づいた保育制度の拡充を求める  厚生     第24号   意見書」の提出に関する請願--------------------------------------- △署名議員   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。     議長             井沢義武      副議長            上田忠信     署名 議員           沢飯英樹     署名 議員           高村佳伸     署名 議員           中西利雄...