西宮市議会 1968-03-15 昭和43年 3月(第11回)定例会−03月15日-03号
水道事業は地方公営企業法で独立採算制をたてまえとしておりますが水は市民生活の基本的な生活条件であり、清浄な飲料水を豊富に、しかも低廉に供給することによって住民が快適な日常生活を営むことのできる最も重要な問題であります。水道料金の値上げはあらゆる物価の値上げの根元となり、生活に大きな影響をもたらすとともに、市民に対して大きな負担をかけることは、絶対に反対をするものであります。
水道事業は地方公営企業法で独立採算制をたてまえとしておりますが水は市民生活の基本的な生活条件であり、清浄な飲料水を豊富に、しかも低廉に供給することによって住民が快適な日常生活を営むことのできる最も重要な問題であります。水道料金の値上げはあらゆる物価の値上げの根元となり、生活に大きな影響をもたらすとともに、市民に対して大きな負担をかけることは、絶対に反対をするものであります。
これは一般に飲料水の重要性に対する認識が甘いという点と、同時に給水施設を完備し、きれいな水を確保して、市民の健康と福祉を願う積極的な精神の欠如によるものだと思うのであります。当西宮市におきましては、世帯数9万7009世帯、給水戸数は7万9149世帯となっております。約20%、1万8400世帯の人が井戸水を使用している計算になるのであります。
したがって、各都市ともコカコーラとかセブンアップというような飲料水は至るところに大きな宣伝もいたしておりますし、どこの店においてもコカコーラ、セブンアップというものは非常に飲料水として各都市の方々のそれを需要に応じておる。
すなわち設備投資、すなわち土地の購入にいたしましても、あるいは建物の建築にいたしましても、配水管を布設するところのその用地につきましても、すべてが市民の飲料水の中に設備投資が含まれておるということが今日水道料金の値上げの最大の原因であるということを私は指摘せざるを得ないのであります。今日どこの企業におきましてもゼロから出発をする企業というものは、もう殆んどないのであります。
しかるに工業用水よりもさらに重要性のある飲料水に対して水道料金に加算して市民に負担させるということは、政治の根本に誤りがあるのではないかと存ずる次第であります。公債の最低利子相当額、これの補給は当然国が支払うべきものであって、これに対する支払い方の交渉を当局がやっておるかどうか、どういう交渉しているのかということをお聞かせ願いたいのであります。
それから用水、上水の御比較がございますが、工業用水と申しますのは飲料に適する水ではないのでございます。飲んではいけないという水でございます。上水は飲料にむろん適する水でございます。飲んでも人の健康を維持するに必要な支障のない水、これが上水でございます。工業用水は飲料不適、飲んではいけないという、従いましてこれを生産する費用というものは相当違うわけでございます。
現在の郷山寮の立地条件は飲料水や道程の点で適正を欠き、かつ建物は昭和13年に建設されたもので、老朽化し損壊が甚しく、修理をするにも多額の経費を必要とするため、引き続き管理することは困難で、かつまた不適当と考えますので、この際廃止したく本条例を提案した次第であります。 議案第165号 西宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定の件。