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令和 元年第 5回定例会−12月19日-06号

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  1. 宝塚市議会 2019-12-19
    令和 元年第 5回定例会−12月19日-06号


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    令和 元年第 5回定例会−12月19日-06号令和 元年第 5回定例会        令和元年第5回宝塚市議会(定例会)会議録(第6日) 1.開  議  令和元年12月19日(木) 午前 9時30分   閉  会      同  日      午前10時46分 2.出席議員(26名)        1番 田 中 大志朗         14番 藤 岡 和 枝        2番 川 口   潤         15番 大 島 淡紅子        3番 風 早 ひさお         16番 田 中 こ う        4番 くわはら 健三郎        17番 山 本 敬 子        5番 梶 川 みさお         18番 池 田 光 隆        6番 となき 正 勝         19番 中 野   正        7番 伊 庭   聡         20番 冨 川 晃太郎        8番 村 松 あんな         21番 浅 谷 亜 紀        9番 北 野 聡 子         22番 石 倉 加代子       10番 寺 本 早 苗         23番 江 原 和 明       11番 大 川 裕 之         24番 横 田 まさのり       12番 岩 佐 まさし         25番 たぶち 静 子
          13番 三 宅 浩 二         26番 北 山 照 昭 3.欠席議員(なし) 4.職務のため出席した事務局職員の職氏名   事務局長      酒 井 勝 宏      議事調査課     辰 巳 満寿美   次長        加 藤   努      議事調査課     城 根 直 美   議事調査課長    麻 尾 篤 宏      議事調査課     藤 井 み き   議事調査課係長   綾 野 礼 子      議事調査課     原 田   篤   議事調査課係長   松 下 美 紀 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   ┌──────────┬───────┬──────────┬───────┐   │  役     職  │ 氏   名 │  役     職  │ 氏   名 │   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │市長        │中 川 智 子│会計管理者     │平 井 利 文│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │副市長       │井 上 輝 俊│消防長       │石 橋   豊│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │技監        │作 田 良 文│選挙管理委員会委員長│坂 下 賢 治│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │企画経営部長    │中 西 清 純│選挙管理委員会   │清 水 美 明│   │          │       │事務局長      │       │   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │行財政改革担当部長 │柴   俊 一│代表監査委員    │徳 田 逸 男│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │市民交流部長    │古 家 健 志│監査委員公平委員会│上 木 英一郎│   │          │       │事務局長      │       │   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │総務部長      │近 成 克 広│教育長       │森   恵実子│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │行政管理室長    │藤 本 宜 則│教育委員会事務局理事│上江洲   均│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │都市安全部長    │尾 崎 和 之│管理部長      │村 上 真 二│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │危機管理監     │山 中   毅│学校教育部長    │橘   俊 一│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │都市整備部長    │増 田 充 宏│社会教育部長    │立 花   誠│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │健康福祉部長    │赤 井   稔│上下水道事業管理者 │森   増 夫│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │子ども未来部長   │土 屋 智 子│上下水道局長    │金 岡   厚│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │環境部長      │影 山 修 司│病院事業管理者   │明 石 章 則│   ├──────────┼───────┼──────────┼───────┤   │産業文化部長    │福 永 孝 雄│病院経営統括部長  │島 廣 弘 二│   └──────────┴───────┴──────────┴───────┘ 6.議事日程  次ページに記載 7.本日の会議に付議した事件   ・議事日程分 8.会議のてんまつ  ── 開 議 午前9時30分 ──  ───── 開   議 ───── ○中野正 議長  おはようございます。ただいまから会議を開会いたします。  日程に入る前に、となき議員から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。  6番となき議員。 ◆6番(となき正勝議員) 去る12月12日の一般質問での私の発言中、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■という部分の発言取り消しを申し出ます。よろしくお願いいたします。 ○中野正 議長  お諮りします。  ただいまの発言のとおり、となき議員の一般質問のうち、市税徴収業務の見直しをの項目に係る発言の一部を宝塚市議会会議規則第64条の規定により取り消しすることに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は許可することに決定しました。  次に、山本議員から発言の申し出がありますので、これを許可します。  17番山本議員。 ◆17番(山本敬子議員) 令和元年12月11日の本会議における私の一般質問の1次質問のうち、質問事項2の■■■■■■■の文言の取り消しをお願いいたします。  また、通告と異なる部分がありましたので、訂正しておわび申し上げます。正しい内容は、質問項目2のうち、(3)番、高齢者・障がい者に対するタクシーの持続可能な助成制度に向けて、ア、タクシー助成の申請者数と交付状況及び年間の利用金額について、イ、タクシーの利用方法について、ウ、宝塚市の対策と周知啓発に向けて、質問事項4のうち、(1)番、イラクで殉職された奥克彦氏のラグビーワールドカップ招致の功績について、ア、この功績を何らかの形で遺せないか。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○中野正 議長  お諮りします。  ただいまの発言のとおり、山本議員の一般質問のうち、障がい者・高齢者の施策についての項目に係る発言の一部を宝塚市議会会議規則第64条の規定により取り消すことに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は許可することに決定しました。  日程第1、議案第127号から議案第133号まで、議案第135号、議案第136号、議案第142号、議案第148号から議案第153号まで及び議案第155号から議案第160号までの以上22件を一括して議題とします。 △───── 日程第1 ─────     …………………………………………… 議案第127号 令和元年度宝塚市一般会計補正予算(第4号) 議案第128号 令和元年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号) 議案第129号 令和元年度宝塚市特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第1号) 議案第130号 令和元年度宝塚市特別会計農業共済事業費補正予算(第1号) 議案第131号 令和元年度宝塚市特別会計介護保険事業費補正予算(第2号) 議案第132号 令和元年度宝塚市特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第1号) 議案第133号 令和元年度宝塚市特別会計米谷財産区補正予算(第1号) 議案第135号 宝塚市市税条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第136号 宝塚市都市計画事業基金条例の制定について 議案第142号 工事請負契約(市庁舎電気設備外改修工事)の締結について 議案第148号 令和元年度宝塚市一般会計補正予算(第5号) 議案第149号 令和元年度宝塚市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第3号) 議案第150号 令和元年度宝塚市特別会計国民健康保険診療施設費補正予算(第2号) 議案第151号 令和元年度宝塚市特別会計農業共済事業費補正予算(第2号) 議案第152号 令和元年度宝塚市特別会計介護保険事業費補正予算(第3号) 議案第153号 令和元年度宝塚市特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第2号) 議案第155号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について 議案第156号 宝塚市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第157号 宝塚市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第158号 宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第159号 宝塚市一般職の職員の給与に関する条例及び宝塚市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第160号 条件付採用期間中の職員の分限に関する条例の制定について
            (総務常任委員会付託)     …………………………………………… ○中野正 議長  本件については、さきに総務常任委員会に付託をして審査が終わっていますので、委員長の報告を求めます。  11番大川総務常任委員会委員長。 ◆11番(大川裕之議員) それでは、総務常任委員会の報告を行います。  本委員会は、11月21日、26日、12月17日に委員会を開催し、付託を受けた議案22件を審査いたしました。  審査の経過及び結果につきましては、お手元に配付の委員会報告書に記載のとおりです。  その主な内容を報告いたします。  まず、議案第127号令和元年度宝塚市一般会計補正予算第4号についてです。  議案の概要ですが、歳入歳出予算に10億6,598万3千円を増額し、802億2,029万7千円とするものです。  歳出予算の増額で主なものは、基金管理事業シティプロモーション推進事業、新庁舎・ひろば整備事業、人件費、施設型等給付事業認可外保育施設補助金小学校施設整備事業などで、減額については、執行額の確定に伴う執行残などです。  論点は設定せず、財政調整基金のとりくずし、市立学校園のコンクリートブロック塀改善工事費の減額理由、都市計画税の充当事業、新ごみ処理施設の建設費総額、施設型等給付事業における新規園の開設時期おくれなどについて質疑を行いました。  自由討議では、今後の都市計画税の充当対象事業について意見が交わされました。  審査の結果、本議案は全員一致で可決いたしました。  次に、議案第135号宝塚市市税条例等の一部を改正する条例の制定についてです。  議案の概要ですが、徴収コストに見合う収入が得られていない現状にある督促手数料について、事務負担を軽減し、より丁寧な市民対応や主債権の管理に注力することを目的として、これを廃止するため、関連する条例の一部を改正しようとするものです。  論点は設定せず、督促手数料廃止の効果などについて質疑が行われました。  審査の結果、全員一致で可決いたしました。  次に、議案第136号宝塚市都市計画事業基金条例の制定についてです。  議案の概要ですが、前年度決算において初めて、都市計画税を都市計画事業に充当しても、なお余剰金が生じたことから、後年度の都市計画事業に都市計画税を確実に充当する基金として、宝塚市都市計画事業基金を創設するため、条例を制定しようとするものです。  論点は設定せず、都市計画税の対象事業などについて質疑が行われました。  審査の結果、全員一致で可決いたしました。  次に、議案第148号令和元年度宝塚市一般会計補正予算第5号についてです。  議案の概要ですが、本年度の人事院勧告に準じた給与改定に伴う人件費及び消防職員の死亡事故に係る調査結果検討会の経費を増額しようとするもので、歳入歳出予算に5,290万8千円を増額し、802億7,320万5千円とするものです。  論点は設定せず、消防職員の死亡事故に係る調査結果検討会の構成及びスケジュールなどについて質疑が行われました。  審査の結果、全員一致で可決いたしました。  次に、議案第155号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてです。  議案の概要ですが、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い、本市が現在任用している非常勤嘱託職員及び臨時的任用職員の大半が、来年4月1日から一般職の非常勤職員である会計年度任用職員へ移行するため、分限、懲戒等の人事制度や報酬、費用弁償等の給与制度などについて、所要の整備を行うため、関係条例の一部を改正しようとするものです。  質疑の概要については、お手元の委員会報告書のとおりです。  なお、論点は設定しておりません。  また、採決に先立ち、1人の委員から反対の立場で、1人の委員から賛成の立場での討論がありました。  採決の結果、賛成多数で可決いたしました。  次に、議案第156号宝塚市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。  議案の概要ですが、特別職の職員の給与に関する法律の改正に準じて、市議会議員の期末手当を引き上げるとともに、来年度以降は、引き上げ分を6月期と12月期に振り分けて支給するため、条例の一部を改正しようとするものです。  質疑の概要については、お手元の委員会報告書のとおりです。  なお、論点は設定しておりません。  自由討議では、議会基本条例第24条の「議員報酬等を定めるに当たっては、市民の客観的な意見を参考にしなければならない」との規定と特別職等報酬審議会や人事院勧告との関係性について意見が交わされました。  また、採決に先立ち、1人の委員から反対の立場で、1人の委員から賛成の立場での討論がありました。  採決の結果、賛成多数で可決いたしました。  次に、議案第158号宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。  議案の概要及び質疑の概要については、お手元の委員会報告書のとおりです。  なお、論点は設定しておりません。  また、採決に先立ち、1人の委員から反対の立場で、1人の委員から賛成の立場での討論がありました。  採決の結果、賛成多数で可決いたしました。  次に、議案第159号宝塚市一般職の職員の給与に関する条例及び宝塚市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。  議案の概要ですが、本年8月の人事院勧告に準じ、本年4月1日に遡及して給料表を引き上げ、再任用職員以外の職員の期末手当に係る支給月数を引き上げるとともに、係長級職員の管理職手当廃止に伴う措置として、係長級職員を現行より上位の号給に格付することで、給料表を職責に応じた形で見直しを行い、また技能労務職員の監督指導手当を来年4月1日から廃止しようとするものです。  質疑の概要については、お手元の委員会報告書のとおりです。  なお、論点は設定しておりません。  審査の結果、全員一致で可決いたしました。  なお、議案第128号から議案第133号まで、議案第142号及び議案第149号から議案第153号まで、議案第157号及び議案第160号については、お手元の委員会報告書のとおり、全員一致で可決いたしました。  以上で、総務常任委員会の報告を終わります。 ○中野正 議長  委員長の報告は終わりました。  ただいまから質疑に入ります。  質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  以上で質疑を終結します。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。  6番となき議員。 ◆6番(となき正勝議員) 議案第155号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、日本共産党宝塚市会議員団を代表して反対討論を行います。  法改正によって、来年4月から自治体の非正規職員が会計年度任用職員へと変わることになります。この法改正の背景には、地方公務員の特別職及び臨時的任用において、要件にそぐわない任用が広がっていることから、任用要件を厳格化することとしたものです。  日本共産党は、国会において法改正に反対をしております。その理由は、非正規職員に対して法的な根拠を与え、非正規雇用を合法化し、非正規化を進めることにつながりかねないこと、1年限定の雇用制度であり、市は任用期間の限度を最長1年、5年と定めて雇いどめをすることにつながること、フルタイムの無期雇用が原則という国際的なルールからも、公務の運営は任期の定めのない常勤職員を中心とする原則からも逸脱していることが理由です。  本市では、現在の正規職員は約1,500人、非常勤嘱託職員が230人、パート・アルバイト職員が約1,000人となっており、全体の半数近くが非正規職員となっています。中でも専門的な知識や経験を持って福祉、子育て、教育の場において重要な役割を担っている相談員、地域児童育成会の支援員、学校給食の調理員の仕事は、一時的・臨時的な業務とは考えにくく、非常勤嘱託職員として不安定な雇用形態であること、正規職員との賃金格差があることは大きな問題と考えます。  さらに、今回の条例改正によって、数年間の経過措置はあるものの、その期間が終了すれば、1人当たりの平均年収が約60万円も減ることになります。つまり、正規職員との格差を一層広げるものとなります。  公務の運営は、任期の定めのない常勤職員が中心の原則を守り、雇用の安定化を図ることや非正規職員の報酬の引き上げによって賃金格差の是正をするための法改正及び条例整備を求めて討論とします。 ○中野正 議長  ほかに討論はありませんか。  5番梶川議員。 ◆5番(梶川みさお議員) 社会民主党議員会の梶川みさおです。  議案第155号、議案第156号、議案第158号及び議案第159号について、会派を代表して賛成討論を行います。  まず、議案第156号宝塚市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてと議案第158号宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、どちらも法律改正により、国家公務員の特別職の期末手当0.05カ月が引き上げられたため、それに基づいての改正です。  市長及び議員など、特別職の報酬改定については、平成20年の特別職等報酬審議会で、国の特別職に準ずるべきとの答申が出されて現在に至っています。この引き上げについて、行革の視点から、引き上げを見送るべきではないかとの意見がありますが、それにかわるものとして、平成29年1月から平成31年3月末までの27カ月間、議員報酬の3%カットを会派代表者会で決定し、実施されました。あわせて市長など市の特別職は平成28年4月から平成31年3月末までの36カ月間、市長が10%、副市長が7%などの自主カットをされてきました。  このことから、行革の視点から実施するのは、基本報酬の自主カットであり、人勧や法律に基づく期末手当等の改定は尊重しようという考えが平成28年11月に全会派で確認されたものと考えています。今後の行革への対応については、別途議論をすればよいと思っています。  よって、法律改正と特別職等報酬審議会の答申に基づく報酬改定については、その趣旨を尊重して実施すべきであり、議案第156号及び議案第158号について賛成といたします。  次に、議案第155号、地方公務員法等の一部改正に伴う会計年度任用職員制度の条例制定についてでありますが、今回の法律改正の内容については非常に問題があることをまずもって表明いたします。  今、国を挙げて働き方改革、女性活躍社会、同一労働同一賃金の推進が叫ばれている中、その動きに逆行するものであります。  今回の法改正の本来の趣旨は、臨時非常勤職員の処遇改善であったはずです。ところが、内容は全く逆で、手当等については期末手当のみを支給するという処遇の改悪にほかなりません。  今回対象となる臨時非常勤職員は、地域児童育成会の支援員や学校給食の嘱託調理員など、その99%が女性職員であります。そして、その全ての対象者は補助的な仕事をしているのではなく、責任を持って重要な業務に携わり、市民サービスの先端で働きながら家族の生活を支えている人もたくさんおられます。  これまで30年間もの戦いで積み上げてきた退職手当相当勤勉手当相当扶養手当相当住居手当相当などの成果が法律改正によって一瞬にしてなくしてしまうことについては、女性活躍社会への歩みの足を引っ張るどころか、憲法第25条が保障する生存権に反する法律であり、断じて容認することはできません。  一方、この法律改正に対して衆議院と参議院が附帯決議を出しています。その一つは、会計年度任用職員への移行に当たっては、不利益が生じることのないように、地方公共団体に対して適切な助言を行うこと、2つ目は、施行後の状況について調査、検討を行い、その結果を踏まえて必要な措置を講ずること、その際、同一労働同一賃金のあり方に重点を置いた対応に努めることとあります。  宝塚市当局におかれましては、今後この不利益分を解消するための施策を講じることを強く求めます。その上で、どんなに悪法であっても法律は法律です。全国の自治体も苦労して労使協議をした結果、ほとんど労働者側が苦渋の選択をして条例改正が進んでいる状況であります。  そんな中、宝塚市だけがこれ以上先延ばしすることができず、不十分ではありますが、一定の経過措置が設けられたこともあり、労働組合が苦渋の選択をして合意がなされました。よって、法律で保障されている団体交渉による労使合意を尊重する立場から、議案第155号について賛成といたします。  次に、議案第159号、給与制度の適正化による一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正についてであります。  この主なものは、係長の管理職手当4万円の廃止に伴うもので、その結果、係長と一般職の主任との給与格差が縮小するという理由で、主任等の基本給を大幅に引き下げるものとなっています。一方で、係長が管理職手当と時間外勤務手当を併給することは、法律上問題があることについても事実であり、この提案についても労働組合が苦渋の選択をして妥結に至りました。よって、労使合意を尊重する立場として、議案第159号についても賛成といたします。  最後に、議案第155号の会計年度任用職員制度についての財政的影響額は、経過措置が完了する11年後までに累積で約7億6,700万円の財源が浮きます。議案第155号では、10年後、約4億4,400万円の財政効果があるということで、合計12億円にもなります。そしてこの全てを係長以下の職員と非常勤嘱託職員に押しつけることになります。全ての非管理職員の生活に打撃を与える今回の議案については、本当に心苦しい思いでもありますし、市長以下、幹部職員はこの理不尽な結果を重く受けとめて、今後、会計年度任用職員の処遇改善と非管理職の不利益分の復元に向けて、市独自の改善策を講じることを強く訴えて賛成討論といたします。 ○中野正 議長  ほかに討論はありませんか。  8番村松議員。 ◆8番(村松あんな議員) 議案第156号宝塚市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。  市職員の給与は、国家公務員の賃金や人事院勧告に基づいて決められるものですが、特別職である市議会議員の報酬は、あくまで市の予算規模や財政状況、社会情勢、人口や面積、議員定数など、自治体のさまざまな条件を勘案した上で、市民の幅広い合意に基づいて定められるものです。  市議会議員の報酬は、宝塚市議会基本条例第24条において、「議員報酬等を定めるに当たっては、市民の客観的な意見を参考にしなければならない」と規定されています。市職員と市議会議員は、立場やその職務も異なることから、人事院勧告に基づく市職員の給与引き上げに連動させるという考え方自体が制度にそぐわないものであると言わざるを得ません。  目先で言えば、消費増税による影響や米中貿易摩擦による景気の減速、中長期的には少子高齢化に伴う生産年齢人口の減などの影響が懸念され、本市において今後、市税収入の大幅な増加は見込めない状況にあります。そうした中で、高齢化等により民生費はますます増大し、公共施設やインフラの維持管理に莫大な予算が必要となります。  また、先般の市立病院における5億8,900万円の赤字決算の結果を受け、病院事業管理者初め病院幹部が医師特別手当を半額返上することで責任をとっています。先週の一般質問でも、市立病院について取り上げた議員が多くいたことは、市立病院の今後のあり方がいかに全市的な問題であるかのあらわれであると考えます。  期末手当引き上げの根拠となっている人事院勧告は、ただいま申し上げた本市独自の事情は一切考慮されておりません。本市において議員の期末手当の引き上げをすることに大義があると言えるでしょうか。今議案は、報酬そのものの引き上げではなく、期末手当の増額ではありますが、本市の財政状況等、市立病院における決算の結果などの諸条件を考えれば、市民の皆様に胸を張って引き上げをお願いできる状況にはないと考えます。  ぜひとも会派を超えた皆様の御賛同をお願いいたしまして、議案第156号の反対討論とさせていただきます。  続きまして、議案第158号宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。  第156号の反対討論でも申し上げましたとおり、市職員の給与は人事院勧告に基づいて決められるものですが、特別職の報酬は立場や職務が異なるため、人事院勧告と連動させるべきでないと考えます。  市立病院の決算結果を踏まえ、病院幹部が自主的に医師特別手当を半額返上しています。市立病院の決算結果や今後のあり方を病院だけの問題ではなく、市全体の問題と捉えるべきです。そうであるにもかかわらず、今実際に手当を返上し、責任を行動に移しているのは病院側だけです。市長以下特別職の皆様は、病院の5億8,900万円の赤字決算、今年度も4億を超える赤字を見込み、今後のあり方についても結論の出ていない状況の中で、市民の皆様に胸を張って期末手当の増額を説明できるのでしょうか。  近隣市で言えば、川西市は国から支給される国民健康保険の交付金の申請手続に誤りがあり、交付金約5,800万円を受けられなかった問題を重く受けとめ、人事院勧告に基づく特別職の期末手当引き上げを見送るとしています。  また、12月11日付朝日新聞によると、阪神間7市1町における市長の期末手当は宝塚市が最も高額の274万9千円であると報道されました。市立病院における決算結果及び今後の見通しを鑑み、本市においても今回の人事院勧告に基づく特別職の期末手当引き上げは見送るべきと重ねて強く申し上げ、反対討論を終わります。 ○中野正 議長  ほかに討論はありますか。     (「ありません」と呼ぶ者あり)
    ○中野正 議長  以上で討論を終結します。  ただいまから、議案第155号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。  現在の出席議員は25名です。  本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。        (賛成者起立) ○中野正 議長  起立している議員の議席番号を点呼します。  1番、2番、3番、4番、5番、7番、8番、9番、10番、11番、12番、13番、14番、15番、17番、18番、20番、21番、22番、23番、26番。  起立多数です。したがって、本件は可決することに決定しました。  次に、議案第156号宝塚市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。  現在の出席議員は25名です。  本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。        (賛成者起立) ○中野正 議長  起立している議員の議席番号を点呼します。  1番、2番、3番、4番、5番、6番、9番、10番、11番、12番、13番、14番、15番、16番、17番、20番、21番、22番、23番、24番、25番、26番。  起立多数です。したがって、本件は可決することに決定しました。  次に、議案第158号宝塚市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。  現在の出席議員は25名です。  本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。        (賛成者起立) ○中野正 議長  起立している議員の議席番号を点呼します。  1番、2番、3番、4番、5番、6番、9番、10番、11番、12番、13番、14番、15番、16番、17番、20番、21番、22番、23番、24番、25番、26番。  起立多数です。したがって、本件は可決することに決定しました。  次に、議案第127号から議案第133号まで、議案第135号から議案第136号、議案第142号、議案第148号から議案第153号まで、議案第157号、議案第159号及び議案第160号の以上19件を一括して採決します。  本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。  本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。  日程第2、議案第134号、議案第137号及び議案第144号並びに請願第5号の以上4件を一括して議題とします。 △───── 日程第2 ─────     …………………………………………… 議案第134号 令和元年度宝塚市病院事業会計補正予算(第2号) 議案第137号 宝塚市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第144号 権利の放棄について 請願第 5 号 指定難病医療費助成制度で「軽症」とされた難病患者を同助成の対象とするよう国への意見書提出を求める請願       (文教生活常任委員会付託)     …………………………………………… ○中野正 議長  本件については、さきに文教生活常任委員会に付託をして審査が終わっていますので、委員長の報告を求めます。  16番田中こう文教生活常任委員会委員長。 ◆16番(田中こう議員) それでは、文教生活常任委員会の報告を行います。  本委員会は、11月22日及び27日に委員会を開催し、付託を受けた議案3件及び請願1件について審査を行いました。  詳しくはお手元の委員会報告書に記載しておりますので、御確認ください。  ここでは概要のみを御報告させていただきます。  まず、議案第134号令和元年度宝塚市病院事業会計補正予算第2号ですが、議案の概要は、医師の雇用形態別の職員数の増加及び育児休業からの復職者数が当初の想定を上回っていることなどにより、議会の議決を経なければ流用できない経費のうち、職員給与費について増額しようとするものです。  本議案については、職員管理についてという論点を設定し、審査しました。  看護師の勤務条件、育休からの復職率、医師体制や女性医師の職場環境についてなどの質疑があり、採決の結果、本議案は全員一致で可決しました。  次に、議案第137号宝塚市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第144号権利の放棄についてですが、両議案は内容に関連があるため、一括で審査を行いました。  議案第137号の概要は、災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正により、災害援護資金の貸し付けについて、償還免除要件の範囲を拡大するとともに、主に阪神・淡路大震災を対象とした償還免除の特例が設けられたことなどに伴い、所要の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものです。  また、議案第144号は、災害援護資金の貸し付けについて、本年7月に公布した条例改正及び災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正を踏まえ、連帯保証人に対して市が有する権利を放棄しようとするものです。  本議案については、論点を設定しておりませんが、質疑において、免除要件の拡大によって対象者全てが免除となることや資産要件の基準、他市の状況を確認し、採決の結果、議案第137号及び議案第144号は、全員一致で可決しました。  次に、請願第5号指定難病医療費助成制度で軽症とされた難病患者を同助成の対象とするよう国への意見書提出を求める請願についてです。  請願の趣旨は、2014年5月に成立した難病患者に対する医療費等に関する法律に伴う新たな指定難病医療費助成制度の施行により、重症度基準による選別が行われるようになり、難病と認定された患者であっても、この基準によって軽症と認定されてしまうと医療費助成の対象外とされるようになったことから、今後、費用等の心配なく早期受診できるよう、全ての指定難病患者を同助成の対象とするよう国に対して求めるものです。  難病の定義、法改正後の対象者数、障害福祉サービスとの関係や財政問題などの質疑があり、討論では、全ての患者ではなく、行き届いていない部分に関して意見や要望をしていくことが適切である。軽症者は日によって症状が変わり、その判断基準のラインによっては、医師と患者の主観の部分で軽症となる病気がたくさんある中で、全てを助成対象とすることは、今の医療費が高騰する中ではデメリットであるなどの反対討論と軽症者を助成制度に含めることで重症化を防ぎ医療費を抑えることができるということが大事な議論であるなどの賛成討論があり、採決の結果、本請願は賛成多数で採択しました。  以上で、文教生活常任委員会の報告を終わります。 ○中野正 議長  委員長の報告は終わりました。  ただいまから質疑に入ります。  質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  以上で質疑を終結します。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。  3番風早議員。 ◆3番(風早ひさお議員) たからづか真政会の風早ひさおでございます。  請願第5号指定難病医療費助成制度で軽症とされた難病患者を同助成の対象とするよう国への意見書提出を求める請願について、反対の立場から討論させていただきます。  まず、本請願は、2014年5月に成立した難病の患者に対する医療等に関する法律、以下、難病法により、重症度基準において軽症と診断され、医療費助成の対象外となった難病患者を含めた全ての指定難病患者を医療費助成の対象とするように国に求めるという内容です。  難病は、原因不明であり、治療方法が確立しておらず、希少な疾病で、長期の療養を必要とするものと定義されています。いつ誰にでも発症する可能性があり、いつ治療が終わるかわからない病気であることから、できる限りの支援をしなければならないということが大前提です。  しかし一方で、限られた財源の中で全ての難病患者に対象を広げることにより、本当に必要な方へ十分な支援が届かなくなることは本末転倒であると言えます。既に難病法成立後、対象疾病数を2013年度56疾病から2019年度7月現在で333疾病と、約6倍に拡充、予算も2013年度の440億円から2019年度1,084億円と約2.5倍に増額することで、広く難病患者を支援する体制が構築されています。  加えて、今回の請願の対象者である軽症と診断された難病患者に対し、自己負担が高額になった場合に医療助成対象となる軽症高額該当を整備、それ以外にも障害者総合支援法による障害福祉サービスを整備されています。近年の医療技術の向上により、適切な治療や自己管理で、病気と仕事、または病気と学業を両立している方もおられることを踏まえ、現在政府においては、本案が指摘する助成の対象外となった患者について、その後の生活実態を把握するための調査を実施しており、調査結果を精査し、適切な認定基準のあり方について検討を進めています。  以上のことから、今回の請願第5号に対し、反対いたします。 ○中野正 議長  ほかに討論はありませんか。  24番横田議員。 ◆24番(横田まさのり議員) 日本共産党宝塚市会議員団の横田まさのりです。  私は、日本共産党宝塚市会議員団を代表して、請願第5号指定難病医療費助成制度で軽症とされた難病患者を同助成の対象とするよう国への意見書提出を求める請願に対し、賛成の立場で討論いたします。  難病には次の定義があります。発病の機構が明らかでないこと、治療方法が確立していないこと、希少な疾病で、長期の療養を必要とするもの、今申し上げましたとおり、なぜ発病するのか、そのメカニズムが解明されておらず、したがいまして、治療方法が確立していないということから鑑みましても、仮に軽症とされても、それは今、薬などでたまたま落ちついているだけで、いつその状態が重症に転ずるかわからないとも言えるわけです。実際、軽症となって医療費助成が受けれなくなると通院頻度が低下し、結果、状態が悪くなることが予想されます。  しかし、重症化となり入院ということになっても、それで自動的に重症化と認定されるわけではありません。受給者証の申請が必要となりますが、それには特定医療費の支給認定申請書、指定医の診断書、また世帯全員の住民票、世帯の所得状況が確認できる書類、保険証の写しなどが必要となります。重症化となって入院された場合、この手続は容易ではありません。このような観点からも、全ての難病患者が医療費助成を受けられるようにすべきであると申し添えまして、賛成討論といたします。 ○中野正 議長  ほかに討論はありませんか。  7番伊庭議員。 ◆7番(伊庭聡議員) 令和安全・維新の会伊庭聡です。  請願第5号指定難病医療費助成制度で軽症とされた難病患者を同助成の対象とするよう国への意見書提出を求める請願について、反対の立場で討論を行います。  現在、医療費は増大し続けており、2018年度には42兆円を超え、最高の金額を更新し続けています。難病患者において、全ての難病患者を助成対象とすると、さらに膨大な医療費の増大となっていく可能性もあります。  病気において早期発見、早期治療により、重症化を防ぐということは非常に重要なことです。そこにおいて自己負担があることにより、通院頻度の減少、それが本当に重症化に直結するのであれば考慮することも必要とは考えます。  今回の請願における厚生労働省の難病患者の総合的支援体制に関する研究班の調査による不認定患者等の通院頻度が5.36回から3.57回へと大幅に減少したということのエビデンスをもとに軽症者を医療費助成の対象外とすると、難病の重症化が進む危険性が非常に高くなるという意見が現在述べられています。  しかし、同研究班の調査では、そういったエビデンスは存在しておりません。資料の中の目立つ数値だけ取り上げて患者さんが重症化するように見えていますが、厚生労働省の難病対策課も、この調査では、決して通院頻度の減少が重症化につながるという意見は出しておりません。  厚生労働省の第61回難病対策委員会資料の中にある難病患者の総合的な支援体制に関する研究班提出資料の難病患者の生活実態調査の詳細、こちらを確認すると、確かに不認定患者においては通院頻度は減少しております。しかし、その通院頻度の減少において、本調査では分析がされており、結論として通院頻度の減少の理由は、日常生活の自立度の改善や病状の改善と関連があり、経過措置後の認定状況とは関連がないと報告されています。また、不認定となったいわゆる軽症の患者は、日常生活の自立度の改善、病状の軽快といったことにおいても、重症と判定された人よりも良好な結果が出ています。  ほかにも、今回のこの調査によると、不認定となった患者の中には、申請が難しいから申請をしなかったといった理由や病状がそんなにひどくないから、医療費が高額ではないからといった理由から申請をしなかった人も見られました。  今、難病の方で困難に感じていることは、制度の利用の相談先がないといったことが問題点でこの調査では上げられております。これらのことからも、本当に必要に感じる患者に対して助成を行い、申請を簡単にするといったことが必要とは考えられますが、重症度基準による選別をやめ、軽症者を含めた全ての指定難病患者を同助成の対象とするよう国への意見書提出を求める請願については、反対いたします。 ○中野正 議長  ほかに討論はありますか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  以上で討論を終結します。  ただいまから、議案第134号、議案第137号及び議案第144号の以上3件を一括して採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。  本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。  次に、請願第5号指定難病医療費助成制度で軽症とされた難病患者を同助成の対象とするよう国への意見書提出を求める請願を採決します。  本件に対する委員長の報告は採択することが適当とするものです。  現在の出席議員は25名です。  本件は委員長の報告のとおり採択することに賛成する議員の起立を求めます。
           (賛成者起立) ○中野正 議長  起立している議員の議席番号を点呼します。  1番、2番、5番、6番、9番、10番、13番、14番、15番、16番、23番、24番、25番。  起立多数です。したがって、本件は採択することに決定しました。  日程第3、議案第138号から議案第141号まで、議案第143号、議案第145号及び議案第146号の以上7件を一括して議題とします。 △───── 日程第3 ─────     …………………………………………… 議案第138号 宝塚市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第139号 宝塚市廃棄物の適正処理、減量及び再利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第140号 宝塚市立小浜工房館条例を廃止する条例の制定について 議案第141号 宝塚市農業共済条例を廃止する条例の制定について 議案第143号 工事請負契約(宝塚文化芸術センター庭園整備工事(その3))の変更について 議案第145号 市道路線の認定について 議案第146号 市道路線の全部廃止について       (産業建設常任委員会付託)     …………………………………………… ○中野正 議長  本件については、さきに産業建設常任委員会に付託をして審査が終わっていますので、委員長の報告を求めます。  12番岩佐産業建設常任委員会委員長。 ◆12番(岩佐まさし議員) それでは、産業建設常任委員会の報告を行います。  本委員会は、11月25日、11月28日、12月16日に委員会を開催し、議案7件について審査を行いました。  詳しくはお手元の委員会報告書に記載しておりますので御確認ください。  ここでは主な議案の概要のみ御報告いたします。  まず、議案第140号宝塚市立小浜工房館条例を廃止する条例の制定についてです。  議案の概要は、平成28年4月から休館している小浜工房館について、用途廃止を行うため、条例を廃止しようとするものです。  主な質疑では、設置に当たって国の補助金を活用しているが、施設の廃止に当たって補助金の返還は発生しないのか、寸断されてしまったコミュニティの再生についての市の取り組みは、各団体の理解は得られたのか、廃止後、利活用までどれくらいかかる見込みなのかなどの質疑があり、採決の結果、本議案は賛成多数で可決されました。  次に、議案第141号宝塚市農業共済条例を廃止する条例の制定についてです。  議案の概要は、報告書に記載のとおりです。  主な質疑では、現在農業共済に加入している当事者、契約者にとって想定されるメリット、デメリットは、農業共済事業費特別会計も廃止していくが、市の一般会計との間にお金の出し入れはなかったのか、新組合の阪神事務所の職員体制は、阪神7市1町と管轄が広範囲にもかかわらず8人ということだが、足りないのではないかなどの質疑があり、採決の結果、本議案は賛成多数で可決されました。  次に、議案第143号工事請負契約、宝塚文化芸術センター庭園整備工事その3の変更についてです。  議案の概要は、報告書に記載のとおりです。  主な質疑では、今回の工事にはさく井工が入っているが、阪急電鉄からガーデンフィールズの引き継ぎを受けたときは、井戸水は必要量が出るということだったのか、工事請負契約締結前に、事前調査は全くやっていなかったのか、欄干は破壊検査をしなくても、非破壊検査でも調査はできるが、なぜそれをしなかったのかなどの質疑がありました。  本議案については、審査が継続されましたが、その後の委員会において、欄干等の再利用案が提示され、採決の結果、本議案は全員一致で可決されました。  このほか議案第138号宝塚市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第139号宝塚市廃棄物の適正処理、減量及び再利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第145号市道路線の認定について、議案第146号市道路線の全部廃止について、以上4件の議案については、採決の結果、いずれも全員一致で可決しました。  以上で、産業建設常任委員会の報告を終わります。 ○中野正 議長  委員長の報告は終わりました。  ただいまから質疑に入ります。  質疑はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  以上で質疑を終結します。  ただいまから討論に入ります。  討論はありませんか。  25番たぶち議員。 ◆25番(たぶち静子議員) 日本共産党宝塚市会議員団を代表して、議案第140号宝塚市立小浜工房館条例を廃止する条例の制定についてと議案第141号宝塚市農業共済条例を廃止する条例の制定について、一括して反対討論を行います。  まず、議案第140号宝塚市立小浜工房館条例を廃止する条例の制定については、小浜地域の歴史と街なみ形成について市民の理解を深めるとともに、宝塚市の文化遺産である工房活動の伝承及び創造を図り、工房活動の情報を発信するため、小浜地域の街なみ景観形成活動を推進する拠点施設として、宝塚市立工房館を平成13年5月1日より開館いたしました。  工房館の管理運営方針は、地域全体の総意と協働を前提として進められてこられましたが、今回の工房館廃止の理由として、運営委員会は、地域の総意と協働を形成できる団体とは言えず、ゆえに工房館の施設目的を果たすことが困難、運営委員会にかわる新たな公的管理運営団体を再構築することも困難、民間事業者による指定管理者の選定も困難、これ以上の休館は、市民サービスの向上に寄与せず施設のライフサイクルコストの増加を招くとのことでしたが、今後の運営のあり方として、計画が組み立てられていないことや地域との合意形成がとれていないことなど、先行きが不透明であることの理由で本議案には反対いたします。  次に、議案第141号宝塚市農業共済条例を廃止する条例の制定についてですが、農業共済事業を1県1組合にすることによって、職員は専門知識の蓄積が可能となり、農業者に対して的確な情報提供と丁寧な説明が可能となることや事業・財産規模が県内全域に拡大されることで、十分な保険母集団を確保することが可能になり、掛金率の大幅な変動を抑制するとともに、安定的な共済事業の運営が可能になるなどメリットとして述べていますが、まず農業共済が強制加入から任意加入に移行します。保険や共済の基本である相互扶助の仕組みが、任意加入に移行することによって脱退者がふえることになり、農業共済の財務や運営に悪影響を及ぼすことが危惧されます。また、掛金については3年に一度の見直しがあり、状況によっては値上がりすることも懸念されます。  窓口が市町等の庁舎から新組合事務所へ変わることから農業者にとっては利便性が低下していくこととさらに新組合事務所開始直後は職員数が不足することや対象地域が広範囲になるため現地の農業者の繊細な情報収集が難しくなり、円滑な業務継続が十分にできなくなることなど、宝塚市内で営農する農業者に不利益を与え、宝塚市の農業を衰退させるおそれが大きいと考え、本議案に対して反対いたします。  以上で討論を終わります。 ○中野正 議長  ほかに討論はありませんか。  15番大島議員。 ◆15番(大島淡紅子議員) それでは、社会民主党議員会を代表して、議案第140号宝塚市立小浜工房館条例を廃止する条例の制定について、賛成の立場で討論を行います。  この議案の審査を行うに先立ち、担当課にお願いして、細部にわたり視察をさせていただきましたが、保存状態もよく、またコンパクトですけれども、地域の皆さんなど、使う側のことをよく考えて設計されている施設だと改めて感心いたしました。  この議案審査について考慮すべきポイントは3点です。1点目は、かつては摂津の国の国府にも値する繁栄したまちの歴史に関することです。工房館の中庭には、旧山田邸から使用されていた井戸と高さ12メートル以上もあるタイサンボクを配し、また小浜地区が大工や左官のたくさんいたまちで大工組、小浜組を結成していたことをあらわす展示もなされていました。木工や陶芸などの設備が整っており、産業の伝承とまでは言えませんが、工房活動も頻繁に行っていました。今後も、井戸や保護樹は残すとのこと、また大工のまちであったという歴史の継承は、社会教育施設である小浜宿資料館で可能であり、財政面でも小浜の街なみを形成する公共施設として活用すれば、国の補助金の返還もしなくていいとのことです。  2点目は、施設の今後についてです。18年と築年数も浅く、また管理も行き届いていたので、今後、福祉施設や教育施設などとして十分転用可能です。11月19日付で庁内の利用希望調査中とのことですので、近いうちに結論が出ると思われます。地域の願いも酌んだ利活用を期待しています。  3点目は、地域コミュニティについてです。当初は多くの団体から成り立っていた小浜工房館運営委員会が現在1団体のみで構成され、地域全体の総意と協働を前提とした管理運営ではなくなっており、適切とは言えません。やむを得ず2016年から休館していますが、市もただ手をこまねいているだけではなく、自治会等公共的団体や福祉団体との協議を重ね、一定の理解をいただいたとのことですが、真摯な対応をしてきたと言えるでしょうか。しかし、寸断されてしまった地域コミュニティへの対応は、利活用案をもって地域と粘り強く協議していくという覚悟や姿勢が見えました。  以上の点については、一定の方向性がつかめたとはいえ、確実なものではありません。しかし、だからこそ多くの可能性があるとも言えます。まずは条例を一旦廃止して、白紙に戻し、市は施設廃止がこの先、順次行われていく先駆けとして、全国の事例をしっかり研究し、利活用につなげていただくよう期待を込めて賛成いたします。 ○中野正 議長  ほかに討論はありませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  以上で討論を終結します。  ただいまから、議案第140号宝塚市立小浜工房館条例を廃止する条例の制定についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。  現在の出席議員は25名です。  本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。        (賛成者起立) ○中野正 議長  起立している議員の議席番号を点呼します。  1番、2番、3番、4番、5番、7番、8番、9番、10番、11番、12番、13番、14番、15番、17番、18番、20番、21番、22番、23番、26番。  起立多数です。したがって、本件は可決することに決定しました。  次に、議案第141号宝塚市農業共済条例を廃止する条例の制定についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。  現在の出席議員は25名です。  本件は委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。        (賛成者起立) ○中野正 議長  起立している議員の議席番号を点呼します。  1番、2番、3番、4番、5番、7番、8番、9番、10番、11番、12番、13番、14番、17番、18番、20番、21番、22番、23番、26番。  起立多数です。したがって、本件は可決することに決定しました。  次に、議案第138号、議案第139号、議案第143号、議案第145号及び議案第146号の以上5件を一括して採決します。  本件に対する委員長の報告は可決することが適当とするものです。  本件は委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は委員長の報告のとおり可決することに決定しました。  日程第4、議案第154号令和元年度宝塚市病院事業会計補正予算第3号を議題とします。 △───── 日程第4 ─────     …………………………………………… 議案第154号 令和元年度宝塚市病院事業会計補正予算(第3号)     …………………………………………… ○中野正 議長  提案理由の説明を求めます。  中川市長。 ◎中川智子 市長  議案第154号令和元年度宝塚市病院事業会計補正予算第3号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  本件は、収益的収入及び支出について、給与改定に伴う給与費の増額により病院事業費用の予定額を医業費用において2,968万6千円増額し、126億9,473万5千円にしようとするものです。  よろしく御審議をいただきますようお願い申し上げます。 ○中野正 議長  提案理由の説明は終わりました。  お諮りします。  本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  ただいまから、議案第154号令和元年度宝塚市病院事業会計補正予算第3号を採決します。  本件については可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は可決することに決定しました。  日程第5、議員の派遣についてを議題とします。
    △───── 日程第5 ─────     …………………………………………… 議員の派遣について     …………………………………………… ○中野正 議長  本件については事務局より説明をさせます。 ◎加藤努 事務局次長  議員の派遣について。  地方自治法第100条第13項及び宝塚市議会会議規則第123条の規定により、次のとおり議員を派遣する。  1、派遣目的、広報広聴委員会が行政視察を実施するため。  2、派遣場所、愛知県江南市及び愛知県豊橋市。  3、派遣期間、令和2年1月27日及び同月28日の2日間。  4、派遣議員、三宅議員、風早議員、大島議員、川口議員、村松議員及び横田議員。  以上です。 ○中野正 議長  お諮りします。  本件については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  お諮りします。  本件は事務局の説明のとおり決定することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は可決することに決定しました。  次に、お諮りします。  ただいま可決された議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを議長に御一任願いたいと思います。これに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  日程第6、意見書案第8号から意見書案第11号まで、以上4件を一括して議題とします。 △───── 日程第6 ─────     …………………………………………… 意見書案第8号 令和元年台風19号等からの復旧・復興に向けた対策を求める意見書の提出について 意見書案第9号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書の提出について 意見書案第10号 豚コレラの早期終息に向けた緊急かつ具体的な対策を求める意見書の提出について 意見書案第11号 精神障がい者に対する公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書の提出について     …………………………………………… ○中野正 議長  意見書案第8号から意見書案第11号までの以上4件は、お手元に配付しているとおりです。  お諮りします。  本件につきましては、提案理由の説明を省略し、直ちに採決したいと思います。これに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  ただいまから、意見書案第8号から意見書案第11号までの以上4件を一括して採決します。  本件は原案のとおり可決することに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。  ───── 閉   会 ───── ○中野正 議長  今期定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。したがって、宝塚市議会会議規則第7条の規定により、本日で閉会したいと思います。これに異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○中野正 議長  異議なしと認めます。したがって、今期定例会は本日で閉会することに決定しました。  なお、閉会に先立って、中川市長から挨拶したいとの申し出がありますので、これを許可します。  ───── 市長挨拶 ───── ○中野正 議長  中川市長。 ◎中川智子 市長  令和元年第5回宝塚市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今回の定例市議会に御提案申し上げました諸案件並びに第4回定例市議会から継続審査をいただいていました平成30年度一般会計及び各特別会計の決算認定につきましては、いずれも慎重な御審議をいただき、それぞれに御決定を賜りました。まことにありがとうございました。  委員長報告でいただきました御指摘、また本会議及び各委員会で議員各位から賜りました御意見、御要望などにつきましては、今後、市政の執行に当たりまして、その運営の適正化を図ってまいりますので、なお一層の御協力をいただきますようお願い申し上げます。  さて、本年は、制度や慣習がつくり出した社会的障壁を取り除き、心のバリアフリーを推進するため、市が作成する公文書の障害の表記を改めました。  また、就職氷河期世代に特化した職員採用試験は大きな反響を呼びました。その影響が、国や他の自治体の取り組みにも広がりを見せていることをうれしく思います。  これらの取り組みは、性的マイノリティの方々へ寄り添うまちづくりと同様、誰もがありのままで、安心して自分らしく生きられる社会を目指すためのもので、今後も、その取り組みを着実に進めてまいります。  また、第6次総合計画策定に向けて、本年2月から6月にかけて延べ9回の市民ワークショップを行い、目指すまちの姿やその実現のための提言書が取りまとめられました。今後、この提言書を生かして、目指すまちの姿をより明確にし、市民の皆様とともにまちづくりを進め、未来の宝塚を築いていきたいと考えています。  来年4月にオープンする宝塚市立文化芸術センター及び宝塚文化芸術センター庭園につきましては、建物工事が完了し、現在、庭園整備工事が着々と進んでいます。来年5月には新宝塚ホテルもオープンしますので、宝塚大劇場、手塚治虫記念館、宝塚文化創造館など、宝塚の文化を象徴するエリアの中で、新しい魅力を発信していきます。  さらに、来年開催される東京オリンピック・パラリンピックでは、本市ゆかりの選手の出場が内定しています。市民の皆様と機運を一層高め、世界を舞台に活躍される姿を市民の皆様方とともに応援をしてまいります。  最後になりましたが、議員各位におかれましては、本年の市政運営に多大な御尽力と御協力を賜り、心から感謝を申し上げますとともに、新しい年を迎えて、ますますの御発展と御多幸を祈念いたしまして、閉会の御挨拶といたします。  また、報道機関の皆様には、この1年間市政報道に関し格段の御協力をいただきましたことをこの場をおかりいたしまして心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。  それでは、皆様、よいお年をお迎えくださいませ。 ○中野正 議長  以上で、令和元年第5回宝塚市議会定例会を閉会します。  ── 閉 会 午前10時46分 ──          地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。               宝塚市議会議長    中 野   正               宝塚市議会副議長   冨 川 晃太郎               宝塚市議会議員    伊 庭   聡               宝塚市議会議員    村 松 あんな...