明石市議会 2022-12-13
令和 4年生活文化常任委員会(12月13日)
次の経費に関してですけれども、少し細部の調整はございますが、増減額は0.093%ということで、ほぼ同額という提案を受けております。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 この
指定管理なんですけれども、利用方法については御協議を
指定管理の方と重々していただきたいなと思うんです。というのは、非常に予約がしにくいというところをもっとスムーズにできるはずです。ほかの所を見ても、こんなにややこしい予約の
システムが入っている所っていうのは見たことないぐらいややこしいです。あと、
カード決済も標準装備していただきたいなと思っております。予約をして、また1週間以内に来てくださいねと。昼間来てくださいねということになると、なかなかね、土日の利用が多いかと思うんですね。土日の利用が多い中で、行ってどうこうって結構しんどい。手間というところはあります。ですので、
カード決済であったり、振込であったり、窓口でもいいよという多方面の利便性を考えていただきたいなと思います。
あと、提案というか意見なんですけれども、今、本当に
カード決済したら、例えば、暗証キーとかが振り分けられて無人で行って暗証キーを押したら入れるとか、そういった
システムも、今はもう世の中にたくさんあるんで、そういったちょっとね、全然、近未来ではないんですけどね、標準装備しているんですけど、明石にとったら近未来的な感じの、ちょっと明石変わったなと思えるような内容をここでどんどん実験していっていただきたいなとも思っています。非常に前時代的な、明石はいいところもあるんですけれども、利便性に関したら先進的なほうがええと思いますので、そのあたりは
重々指定管理の方とも御相談いただけたらなと。あれやったら、市で何ぼか負担するんやったら負担してでも変えていったほうが、市民にとってはよりよい会館になるのかなと思います。これは最後に意見です。
○
穐原成人委員長 堂上市民協働推進室長兼
コミュニティ・生涯
学習課長。
○
堂上市民協働推進室長兼
コミュニティ・生涯
学習課長 市民協働推進室長兼
コミュニティ・生涯
学習課長です。
今、2点おっしゃっていただきました。
1点目が、
インターネットを使っての
予約システムの件かと思います。確かに、今、
インターネットで予約をしても、実際に窓口に一定期間に決済で来ていただかないといけないと。しかも、現金でお支払いいただくというような
システムになってきております。そのあたりの、今、委員がおっしゃった課題というところは、私どもも認識しておりまして、
指定管理者も十分認識をしております。市民の方のより使い勝手のいいような
システムに、今、世の中はどんどん変わってきておりますので、その辺に向けて、今、
システムの改修であったりとか、そういうところを業者とも鋭意ずっと相談をして、前向きに進めているところでございます。ただ、
システムの改修にはそれ相応の経費もかかるというようなところもございまして、そのあたり、もう少し効率的にできないかとかというようなことも含めて、今、複数業者とも相談をしているというふうに
指定管理者から聞いておりますので、ちょっと時期までは、まだ明言できませんけれども、できるだけそういうふうなことが実現できるように考えていきたいと思います。
それと、もう1つは、部屋の利用に関してのほうの御意見を頂いたかと思います。以前は
磁気カードみたいなのでピッとやったりというようなことも取り入れとったんですけども、そのあたりも古くなってきて、今使えないので鍵で開けていると。貸し借りして開けているというようなことになってきております。確かに、今、言われたような電子キーというのは、今はいろんな所に見られるようになってきておりますので、そのあたりの経費なんかも含めて、また、利便性なんかも含めて
指定管理者のほうとも相談して考えていきたいというふうに思います。ありがとうございます。
以上です。
○
穐原成人委員長 他に御質疑、御意見はございますでしょうか。よろしいですか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第102号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、議案第102号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第103号、明石市
公設地方卸売市場に係る
指定管理者の指定のことを議題に供します。
それでは、議案の説明を求めます。
田中産業政策課長。
○
田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
議案第103号、明石市
公設地方卸売市場に係る
指定管理者の指定につきまして御説明させていただきます。
委員会資料を御覧ください。
指定管理者に管理を行わせる施設は、明石市
公設地方卸売市場です。
指定管理者となる団体は、現在と変わらず、
株式会社明石卸売市場管理センターです。
事業概要は、項目3に記載のとおりです。
販路拡大の取組や
空き店舗誘致の取組など、
卸売市場の活性化に関する取組について提案されました。経費については、公債費の負担金の減少や経営努力により、
指定管理料は令和4年度と同様、ゼロ円でございます。
以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○
穐原成人委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 販路拡大のところで、この
コロナ禍で一旦途絶えたとは思うんですけれども、今後の予定をお聞かせください。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○
田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
委員のおっしゃるとおり、
コロナ禍により約3年間、海外販路については取組が止まっていたところでございます。この間は、県の事業に参加して、現地に行かずに
Web商談会などを行っていたところでございます。次年度以降、
コロナ禍が落ち着いてきていますので、現地に赴き、県などと連携しながら
販路拡大に努めたいと考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 マレーシア、タイ、インドネシアとか、このあたりね、これ政策局との話にもなるんですけれども、友好都市とか、姉妹都市とか、そういった提携も結んでいって、しっかりとそこと
パートナーシップを結ぶんだよみたいな、明石、
パートナーシップ、
パートナーシップと言うてますんで、そのあたりは内々の明石の中だけの
パートナーシップでとどまらないで、しっかりと外ともつながっていく必要もあるんかなと思います。明石って
伝統工芸品とか、何かそういったところは非常に少ない中、やっぱり外に売り出していくものといったら、こういったところになるのかなとも考えていますので、これが明石の伝統工芸じゃないですけど、伝統産業になりますから、明石とつながって、そこからいろんなものを売り買いしていくという販路の拡大にもなってこようかと思いますので、ちょっとそのあたりは政策とも話ししながら、
姉妹都市提携とか、そのあたりもどんどん考えていったらいいのかなとは思います。やりやすいと思いますので。これは意見です。
○
穐原成人委員長 他に御質疑、御意見はございますでしょうか。よろしいですか。
ないようですので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第103号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、議案第103号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
議案第106号、
指定管理者の指定に係る
議決事項の一部変更のことを議題に供します。
それでは、議案の説明を求めます。
稲原文化財担当課長。
○稲原文化財担当課長 文化財担当課長の稲原でございます。
議案第106号、
指定管理者の指定に係る
議決事項の一部変更のことについて、
委員会資料に基づき説明させていただきます。
現在、明石市立文化博物館は、令和4年度末に指定期間の満了を迎えることとなっておりますが、このたび指定期間を延長し、現
指定管理者による管理運営を継続しようとするものでございます。現在の
指定管理者は、小学館集英社プロダクション・鹿島建物
共同事業体でございます。現在の
指定管理期間は令和5年3月31日までとなっておりますが、これを2年間延長し、令和7年3月31日までといたします。変更の理由といたしましては、今後、常設展示の更新等を含めた施設の在り方及び現在の業務分割方式による施設の管理運営の在り方について、有識者と協議の上、検討を進めるため、
指定管理期間を延長しようとするものでございます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。
○
穐原成人委員長 議案の説明は終わりました。
御質疑、御意見はございますでしょうか。よろしいですか。
ないようでございますので、質疑を終結いたします。
それでは、採決に入ります。
おはかりいたします。
議案第106号は、原案どおり承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、議案第106号は原案どおり承認いたしました。
次に移ります。
付託された請願の審査に入ります。
請願受理第5号、明石市が管理している漁港を含めた周辺環境改善を求める請願を議題に供します。
本請願につきましては、請願者から意見陳述の申出を受けております。
請願者におかれましては、請願者席へお願いいたします。
○田沼請願者 まずは、このような場を頂きまして誠にありがとうございます。
先の全国豊かな海づくり大会におかれましては、明石市行政と一緒に大成功のうちに終わったことを感謝申し上げまして、請願のほうをちょっと言わせていただきたいと思います。
○
穐原成人委員長 それでは、請願書を朗読させます。
議会局、お願いします。
○本田議事課事務職員 議会局でございます。
請願の朗読をいたします。
請願受理第5号、明石市が管理している漁港を含めた周辺環境改善を求める請願。
請願者、林崎漁港周辺環境改善協議会会長、田沼政男氏。構成団体、林崎漁業協同組合代表理事組合長、田沼政男氏。林校区まちづくり協議会会長兼林連合町内会会長、樽井誠氏。NPO法人おーえんくらぶ代表、岡崎奈美氏。
紹介議員、石井宏
法議員、出雲晶三議員、尾倉あき子議員、家根谷敦子議員。
請願の趣旨。明石市は東西に15キロに及ぶ風光明媚な海岸線を有しており、海岸沿いには大小様々な港が点在し、そのうち明石市が管理している漁港の一つに林崎漁港があります。林崎漁港がある林校区には、先祖代々住み暮らしている住民や転入者も含め、約1万人の市民が生活しており、歴史や文化の観点からも漁港は生活に密接した重要な場所であると言えます。
また、林崎漁港は、漁業生産の盛んな明石の中でも、特に高い生産額を誇っており、瀬戸内海を見渡しても屈指の漁港であります。林崎漁業協同組合の組合員は200名を超え、一本釣り、底引き網、船引き網、たこつぼなど多種多様な漁業によって、ノリ、イカナゴ、チリメン、タコ、タチウオ、ヒラメなどの多種多様な水揚げ、そして、ノリ生産で販売事業の取扱総額は50億円を超えます。明石の水産業全体の取扱総額に大きく寄与しているところであります。
近年、明石市では、豊かな海づくりと並行して、安全・安心に利用できる海岸線の整備を進めてこられました。海岸を見渡せるように監視カメラを設置し、啓発パトロールなども行われております。しかし、この監視カメラの監視範囲は海水浴場を中心としており、漁港内で釣りや散歩を楽しむ市民や漁業者の安心・安全の確保まで行き届いておらず、林崎漁港内では犯罪行為が頻発しております。例えば、漁業者の商売道具である漁具は毎年のように盗難にあっており、林崎漁業協同組合に報告があるだけで、2018年から2022年でいかりや加工機械の鉄や真ちゅうを中心に21件、被害総額約700万円の盗難被害があります。ほかにも、漁港周辺のトイレや公園の施設の破壊・汚損行為や漁港内への不法投棄、迷惑駐車、プレジャーボート用の違法な桟橋の設置、海上での操業中のトラブルなど、様々な問題が多発し、苦慮しているところであります。
また、かつてウミガメが産卵に訪れた望海浜の自然環境を保全する環境保全海岸化する取組も重要なことと考えています。
林崎漁港は、これら様々な課題を抱えており、私たちは、漁業者、地域住民、ボランティアの関係者みんなで力を合わせて解決するために、本年7月に協議会を設立し、将来にわたって林崎漁港周辺の環境改善に取り組んでいく考えです。明石市におかれましても、今後、市民が安全・安心に漁港を利用できるよう、適切かつ継続的に整備を行っていただきたく、下記のとおり請願いたしますので、御高配賜りますようお願いいたします。
請願項目、①課題解決のための林崎漁港周辺の環境改善に係る費用について、市として対応すべき内容に、適切な予算の計上及び人員の配置をお願いいたします。
②設立した林崎漁港周辺環境改善協議会に、市の担当者をオブザーバーとして出席させ、知見の提供など課題解決のための御協力をお願いいたします。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 次に、請願者から意見陳述を頂きます。
なお、意見陳述の時間は、申合せにより10分以内となっております。
それでは、お願いいたします。
○田沼請願者 10分もかからないと思います。
林崎海岸というのは、林崎漁港は、県下で三本の指に入る単協で水揚げができる組合です。ところが、近年、海岸、漁港というのは、一般市民の
コミュニティの場となっておるところですけども、漁港の中には、うちの組合はノリ生産が主になっておりますので、資材が誠に多いということで、危険と背中合わせの状態になっております。いかりが6メートルほど高く積んでおりますし、ノリの道具もいっぱいあるしいうので、もし地震でも来れば車がぺっちゃんこになるというふうなことにもなりかねないと。一般市民の安心・安全を守るためにも、何とかいかりを置いている所を整備した所に移転したいというのが第一の望みです。それで、プレジャーボートの違法な桟橋の建築、これも漁船もそこへつけていけないと。つけて道具が上げられないという問題も勃発しておりますし、また、釣りに来た人が弁当をほかしていく、ごみをほかしていく、電気製品をほかしていくというので、ごみがごみを呼んでいるような状態になっております。組合としても年間200万円か300万円ほどの経費をかけてごみの処理はするんですけども、経営が苦しいもんですから、それもなかなか算出できないというような状態になっております。元来、漁業組合というのは、金をもうけてはいけない組合、組織なんで、そこまでの余裕はないといいますか、大概厳しい状況になっております。また、ほんまに違法駐車が浜の道をずらっと、行政が2車線にしてくれているんですけども、実質使えるのは1車線といったような状態にもなっております。ここらを何とか片づけていければ、市民の生命・財産が守られるんではないかなという思いでおりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
次に、理事者の見解説明を求めます。
大本農水産課長。
○大本農水産課長 農水産課長の大本でございます。
理事者の見解を申し上げます。
林崎漁港は、明石市のみならず東播磨圏域において主要な生産拠点漁港に位置づけられており、特にノリの養殖は県下屈指の生産量を誇っています。また、小型底引き網漁業によるマダコはもとより、船引き網漁業によるイカナゴ、チリメンの水揚量は市内でも突出しており、京阪神地区の大消費地までの距離が近い地の利を生かして生産・加工が盛んなところです。このことにより、林崎漁港とその周辺地域は、生産拠点として、また、生産者の生活の場として、将来的にも明石市の第一次産業を支える重要な地域に位置づけられています。
請願内容のとおり、林崎漁港において、近年、漁具の盗難被害や多目的トイレの破損・汚損被害、不法投棄などが頻発しており、照明灯の更新などを進めているところではありますが、さらなる防犯対策が必要であると考えております。また、漁港内のプレジャーボートの係留や桟橋の不法占用、迷惑駐車など、漁業活動に支障がある行為に対して、安全で働きやすい環境づくり、将来展望を見据えた適正な漁港の維持管理を進めてまいりたいと考えております。
一方で、地域の生活基盤となる漁港周辺の環境面においては、漁業活動の作業の場と住宅地が近接していることから、緩衝帯となっている臨時停車場や修景緑地の在り方、それから、ごみ問題、望海浜の環境保全など、多岐にわたる課題があり、市としても対応に苦慮してきたところでございます。
今回設立された漁業者、地域住民、環境保全団体等で構成される林崎漁港周辺環境改善協議会の皆様と連携して、林崎漁港の将来にわたってあるべき姿が早期に実現できるよう、しっかりと努めてまいりたいと思います。
以上でございます。よろしくお願いします。
○
穐原成人委員長 見解説明は終わりました。
それでは、請願に対する御質疑及び御意見をお伺いする前に、念のために申し上げますが、請願者につきましては、委員からの質疑があれば委員長の許可を得てからお答えいただくことになります。また、委員からの質疑の趣旨や内容等を確認したい場合も、委員長の許可を得てから発言いただくようお願いいたします。
なお、請願者は委員に対して質疑を行うことはできないこととなっておりますので、御了承願います。
では、御質疑、御意見がございましたら、よろしくお願いいたします。
あわせて、態度表明もお願いいたします。
丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 請願の御説明ありがとうございます。私も、望海浜の清掃活動とかも行かせていただいたり、子供たちに環境の話をさせてもらったりするんですけど、望海浜ってほかの浜と違ってすごく潮の流れがあるんですかね。だから、今、弁当がらを捨てて帰る人がいるっておっしゃったんですけど、それ以上に海から流れてくるごみっていうのもたくさんあるように思うんですが、そのあたりもう少し教えていただいたらありがたいです。
○
穐原成人委員長 田沼請願者。
○田沼請願者 ペットボトルがほとんどです。ペットボトルと、あと、ゴルフの球とか、ボールとか、いわゆる河川から流れたごみがそこに山積すると。何回か僕らも掃除に行きましたけども、月に一遍掃除してくれているんですけども、半端なごみじゃないということは認識しております。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 本当に場所がら、あそこの浜だけの問題じゃなくて、明石川の流域の方であるとか、様々な方にやっぱり協力していただくということがすごく大事だなと思っていますので、市としてしっかり、そこはもっと幅広くやっていただきたいなということなんです。
請願項目の中に、適切な予算の計上というふうに書かれているんですけど、これは行政の方にお聞きしたほうがいいのかも分かりませんが、具体的にどういう予算を計上していくことでこの地域のことが改善されていくのか、分かる範囲で教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
穐原成人委員長 大本農水産課長。
○大本農水産課長 農水産課長の大本でございます。
御質問のありました適切な予算につきましては、まず、漁港管理者として担うべきこと、やらなければならないこと、今、請願の中でもありました安全対策・防犯対策をまず確実に進めていくこと。それから、あわせて、現在もやっておりますけれども、清掃活動をしていただいているところのバックアップですね。ごみの収集であるとか、現在もやっておりますけれども、そのあたりも引き続きしっかりとやってまいりたいと考えております。
以上です。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 その辺をやっていくためには、ここに書かれているように人員の配置も必要ですし、現状をしっかり把握していただくためには、ここの協議会に、やっぱり市の担当者の方がオブザーバーとして出席していただいて、一緒に課題共有をして、地域の方だけで解決できる問題なのか、もっと幅広くいろんな方に、いろんな企業だけじゃなくて、その
パートナーシップで御協力いただくようなことが必要なのか。地域の方にお任せするんじゃなくて、行政としてやらないといけないことがあるんじゃないかとも思いますので、その辺しっかりやっていただきたいということで、請願に賛成の態度を取りたいと思います。
以上です。
○
穐原成人委員長 その他、御質疑などございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 何個か市に対して伺いたいんですけど、内容で、例えば、このプレジャーボートの違法な桟橋の設置とかあるんですけど、これは確認はされているんですかね。
○
穐原成人委員長 大本農水産課長。
○大本農水産課長 農水産課長の大本でございます。
御指摘がありましたプレジャーボートの違法な桟橋というのは、市のほうでも確認しております。実際、漁港の中には、それなりの数のプレジャーボートが停泊しておりまして、停泊すること自体は漁港の自由使用という観点から特に問題はないんですけども、桟橋を設置しているというのは、御指摘いただいているように違法な状態になっているのは認識しております。ただ、それを撤去していくに当たっては、今そこを利用されている方、もしくはその行先とかですね、そのプレジャーボートと漁港の在り方、どこにどういうふうにどいてもらうというかですね、そのあたりも含めて総合的に考えて対応していきたいと考えております。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 考えているのはいいんですけど、何か行動されましたか。実際にその方とお話ししたりとか、具体的なことはどういった行動されましたか。
○
穐原成人委員長 上田緊急生活支援部長兼産業振興室長。
○
上田緊急生活支援部長兼産業振興室長 緊急生活支援部長兼産業振興室長の上田でございます。
これまでの件で、過去から大分長いことかかって、かなりの数のプレジャーボートが集まっておりますので、1そう2そうの話じゃなくて、何十そうとなってしまっております。それがずっと続いてきておりますので、今、1件1件を尋ねてどうしますかというような話の段階ではなくて、先ほど大本課長からも説明しましたとおり、例えばこのエリアに移設してはどうかなと。桟橋を撤去していただかなきゃいけないので桟橋を撤去するんですけど、撤去すると船を持って行く場所がなくなるんで、それをどこにしましょうかということを併せて考えていかなければならない。こういったところを、今、田沼会長さんはじめ林崎漁港の皆さんと一緒に議論をしているところですので、そういう方針を立てて当たっていきたいというふうに考えております。現在は考えている段階ということでございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 違法な状態というのが認識されている中、考えている状態というのは分かるんですけれども、それをずっと放置するつもりはないとは思うんですけれども、やっぱり一日でも早い解決が必要かなとは考えます。何かといったら、やっぱり違法なものをあたかも当たり前のように作られている方々ですので、そのあたりの危険性というのをやっぱり加味しないといけないと。地域住民の方を踏まえてですね。良識ある方でしたらそもそも、言い方を気をつけないといけないですけど、良識のある人やったら作らへんと思うんですよね。そうじゃない人がそこに出入りしているということですので、やっぱりそのあたりは重々地域住民の安心を踏まえて、安全性、安心面も踏まえて早期に解決しないといけない問題かなとは感じるんですね。
あとは、一般質問でもしたんですけど、公園とか、トイレとかに防犯カメラを設置しようねという話をしたんですけど、これって壊れたから直したらいいんでしょうじゃないんですよね。壊すという行為に誰かが及んでしまったという、これを未然に防げることじゃないですか。例えば、防犯カメラ一つで大方未然に防げることなんですけれども、それを怠っていっているというところに問題があるのかなとは感じるんですね。少しの行動でこれって大きく改善する内容だと思うんです。なおかつ、ここで、今、田沼会長が協議会の会長として来られていまして、あとは、漁協の組合長さんでもあるかとは思うんですけれども、この中にまちづくり協議会の会長であったりとか、漁港だけの問題じゃないんだよと。市民一丸となってここ改善しないといけないということで、この協議会をつくられて、今、活動されているということですので、このあたりはしっかりと、市として応援できる部分は応援していかないと、市民ですから。何かメディアに取り上げられたから海岸線に防犯カメラをパパっとつけ、そのぐらいのスピード感をもっとこっちにも、市民にもっと向けてほしいと。メディアに向けるんじゃなくて、市民にその行動力を向けていただきたいと私は思うんですけど、副市長、そのあたりどうですか。
○
穐原成人委員長 佐野副市長。
○佐野副市長 副市長の佐野でございます。
この林崎漁港は、市の管理すべき所というふうなところの認識を持ちながら、先ほど来から課長、部長のほうも答弁がございましたとおり、しっかり地元のこの協議会の方とも相談しながら、議員からの意見も踏まえまして、今後しっかりと協議をして、また、来年度予算について、そのあたりについては検討して、市議会の皆様とも御相談したいというふうに考えております。
以上です。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 これ、林崎漁協さんですけど、ほかのところも含めてしっかりと海岸の整備にも当たっていただきたいと思っております。もちろん賛成でございます。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
御質疑等がないようですが、各委員から態度表明をお願いいたします。
辰巳議員。
○
辰巳浩司委員 態度表明をさせていただきます。
私も林崎漁港、大好きな自転車でよく行くんですけど、ちょっとヒヤッとするところがあるんですね。東のほうから入っていきますと、道路がやっぱり狭いなと思うんですよね。東カーブの進入路はちょっと何とかせなあかんなと思っています。それと、望海浜、ある団体で私も清掃活動させていただくんですけど、すごい潮の関係かどうか分からへんねんけど、あそこの浜によくごみが上がります。大変な量でした。本当にいろんな問題、今、林崎は明石の宝やと思っています。海のまちの宝だと思っています。地域がこういうふうに協議会を立ち上げて頑張ろうとしているんですが、もちろん行政としたらバックアップをしていただいて、なかなかね、道路とかその辺、予算が絡んできてなかなか難しいとは思うんですけど、やっぱり熱い、地域が今盛り上がっていますので、何とか行政のほうでバックアップをよろしくお願いします。賛成とさせていただきます。
以上です。
○
穐原成人委員長 宮坂委員。
○
宮坂祐太委員 態度表明いたします。
パートナーシップという考え方も含めて、いわゆる、そのSDGsが目指す考え方と合致をした、SDGsに即した取組だと思いますので、当然、異論はございませんので、請願の採択をすることに賛成をしたいと思います。
以上です。
○
穐原成人委員長 森委員。
○
森勝子委員 態度表明をさせていただきます。
かつてウミガメの産卵が確認されたのは、この明石で3回ほど確認されていて、最近は確認がされていないということで、この七、八年されていないと聞いております。ですから、この間の12月にこの林崎にお住まいの方からウミガメの赤ちゃんを触って海に帰したんだという方が現れたんですね。そういった意味でですね、このウミガメの産卵が確認できる所というのは、兵庫県内の中でも明石市と、そして姫路市だけですので、私はこの林崎漁港の環境改善については、非常に大事なテーマだと思いますので、賛成させていただきたいと思います。
○
穐原成人委員長 国出副委員長。
○国出拓志副委員長 林崎漁港のことにつきましては、先ほど理事者の答弁がありましたように、その重要性は十分理解しておられますし、さらに問題点についても共有していると思っています。突き詰めていけば、結局、人とお金の問題やろうというふうに思うわけですよ。それもできる、できんではなくて、やるか、やらないか、この1点に尽きるんだろうなというふうに思っていますので、ぜひ、この件については、私、本会議で、農業も漁業も明石の財産やということを言いましたけれども、本当に守っていっていただきたいし、やっていただきたい。このことを意見として申し上げて、賛成とさせていただきます。
以上です。
○
穐原成人委員長 請願につきましては、委員の皆さんから様々な御意見を頂きました。採決態度についても明らかになっているため、このまま採決に入らせていただいて、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 それでは、請願受理第5号の採決に入ります。
おはかりいたします。
請願受理第5号につきましては、理事者の善処方を求めるとの意見を付して採択とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認め、本請願は採択とすることに決しました。
それでは、請願者におかれましては、請願者席から御退席をお願いいたします。
お疲れさまでございました。
それでは、都合により、ここで暫時休憩といたします。
再開は午前11時5分といたします。よろしくお願いいたします。御苦労さまでございました。
午前10時51分 休憩
―――――――――――――
午前11時02分 再開
○
穐原成人委員長 少し早いですが、ただいまから
生活文化常任委員会を再開いたします。
報告事項5件を聞いております。
では、報告事項ア、明石市
人権施策推進方針の改定について説明をお願いいたします。
野瀬人権推進課長。
○野瀬人権推進課長 人権推進課長の野瀬でございます。
明石市
人権施策推進方針の改定について、別紙のとおり作成しましたので、
委員会資料に基づき報告いたします。
1、
人権施策推進方針改定の経緯につきましては、2002年4月に明石市
人権施策推進方針の策定、2011年に改定を行い、その後、人権課題については、複雑化するとともに、SDGs等新たな視点からの人権施策も求められています。これらの動きを取り入れて新たな人権施策実施の指針とするため、明石市
人権施策推進方針の改定を行いました。
2、方針改定の経過といたしまして、(1)関係団体との意見交換としまして、厚生館運営委員会代表者会、明石市高年クラブ、明石市障害当事者等団体連絡協議会、明石市連合PTA、明石市文化国際創生財団等の各種団体と意見交換及び意見聴取を行いまして、資料にありますように御意見を頂きました。(2)パブリックコメントを実施いたしました。13人の方から15件の意見を頂きました。意見につきましては資料のとおりです。
3、方針素案からの主な修正点といたしましては、頂いた意見を基に語句の整理を中心に修正を行いました。修正点につきましては、資料に記載のとおりでございます。
4、方針の基本目標及び基本方向でございますが、基本目標といたしまして、「誰一人取り残さない、人権感覚あふれる共生社会の実現をめざして」、基本方向といたしましては、(1)人権感覚豊かな人づくり、(2)人権文化が息づきすべての人にやさしい地域づくり、(3)
パートナーシップによる人権尊重のまちづくりといたしまして、それぞれにつき実現を目指すものでございます。
5、今後の予定につきましては、今回改定しました明石市
人権施策推進方針について、ホームページなどでの周知を図るとともに、来年度からの啓発活動に内容が反映されるよう準備を進めてまいります。
明石市
人権施策推進方針の改定についての説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございますでしょうか。
丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 この方針については、前回の委員会でもいろいろ意見を言わせていただいて、そこをしっかり盛り込んでいただいて、不登校への対策に「フリースペース トロッコ」って、明石ならではの活動も入れていただいたり、ヤングケアラーの支援など、今の時代に合った方針になっているかなというふうに思っています。女性のところについても、女性の人権をしっかり書いてくださっていて、先日もNHKのテレビであったんですけど、女性の参政権が行使されてから日本でもたかだか76年ぐらいですので、そこのところの歴史も踏まえて、しっかり推進していただきたいなというふうに思います。
先ほどの御説明で、今後、ホームページとかで計画の周知を図ったり、来年度からの啓発の内容に反映できるようにというふうな御説明があったんですけれども、この方針の中の推進方針の広報啓発活動の中に、「より市民に親しみやすい効果的な手法を取り入れる工夫をし」というふうに書かれているんですが、もう少し具体的にその辺の工夫、手法を教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
穐原成人委員長 野瀬人権推進課長。
○野瀬人権推進課長 人権推進課長でございます。
来年度からに向けての啓発の部分での取組というふうにお伺いするんですけれども、まず、毎年度作成はしているんですが、一般向けの啓発冊子というものを作っておりまして、その中に、この新しい方針の内容を取り入れてアップデートをしていくというふうな、そういうふうなことですとか、また、地域とかのいろいろなところでの研修会というのを、やはり皆さんに人権というものを我が事として意識をしていただけるような手法として、ただ単に聞くだけはなく、話合いなど、そういうような様々な新しい手法を取り入れるなどして、効果的な啓発のほうが進めていけるようにというふうなことでちょっと考えております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 明石の場合は、人権の推進員さんであるとか、啓発員さんであるとか、各地域で研修の機会ってすごく多いと思いますので、この内容が新しくなって、さらに今の時代に合った人権意識をしっかり自分事として根づかせていただくように、冊子を作っただけじゃ意味がないので、それをしっかり市民の方にどう根づかせるかということが大事だと思いますので、そのあたりをしっかりやっていただきたいと思います。
以上です。
○
穐原成人委員長 他に質問等ございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 多分、人権問題って大人になってからはなかなか根本的な考え方を変えていくというのは非常に難しく、もちろん変えていかないといけないんですけれども、現実問題難しくなっていくと思いますので、やっぱり幼少期からしっかりと教育していく必要があるのかなとは考えます。学校教育であったら人権問題ってこういう形でいっていいんですけれども、ふだん接する場合は、なかなか小さい子に人権っていう言葉を多用すると、何か身構えたり、素直にすっと入ってこない単語であろうかとは考えます。私ぐらいの年代でも、なかなかね、人権っていうと、学校のときに道徳のときに習ったあれみたいな、ある程度凝り固まった人権想像図みたいなのが出てくるんで、もうちょっとね、市民活動の方々に対して授業じゃない場合はもう少し言葉柔らかに、方向性は変えずにですけども。もちろんね、浸透しやすいような説明の仕方であったりとか、浸透しやすいような広報の仕方というところを一つ模索していただければなとは思います。これは意見です。
○
穐原成人委員長 他に質問等ございますでしょうか。
宮坂委員。
○
宮坂祐太委員 9月の
生活文化常任委員会の場で、カスタマーハラスメントについて問題提起をさせていただきましたところ、今回の
委員会資料2ページ目の3の方針素案からの主な修正点の最後のところにも書いていただいたように、カスタマーハラスメントについて明記をいただいたということで、ありがとうございます。
人権施策推進方針の中でカスタマーハラスメントについて明記をしていただいて、いかに今後、具体的な市としての取組に落とし込んでいけるかが重要かと思います。毎年度、令和5年度、令和6年度と、これから実施計画のほう、推進方針に基づいて毎年度の実施計画を策定していくこととなりますので、そこでもしっかりと位置づけていただければありがたいと思っておりますし、計画に書いて終わりではなくて、やっぱり実効的な取組が重要ですので、そうした今後のカスタマーハラスメント対策につきまして、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
○
穐原成人委員長 野瀬人権推進課長。
○野瀬人権推進課長 人権推進課長でございます。
委員のおっしゃったカスタマーハラスメントの部分でございますが、各種ハラスメントということで、一つとして取り上げるべき人権課題ということで認識をしております。具体的な取組という部分でございますけれども、啓発活動の中で、こういう課題としての内容についての認識を皆さんのところを深めていくというふうなこともありますし、具体的にと言われますと、地域における人権研修会みたいなところで、地元企業さんも御参加いただいておりますので、そういう方々も含めて、啓発活動など様々な手法で取組を進めていくということを検討しております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 宮坂委員。
○
宮坂祐太委員 様々な手法ということで、基礎自治体としてカスタマーハラスメント対策に取り組んでいる事例が徐々に出てきております。福岡県の北九州市さんですとか、東京都板橋区さんですとか、いろいろとそうした事例も出てきてますので、調査研究をしていただきながら検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
○
穐原成人委員長 他に質問等ございますでしょうか。よろしいですか。
ないようですので、次に移ります。
報告事項イの第2期
明石文化芸術創生基本計画(素案)について説明を願います。
東瀬戸文化振興担当課長。
○東瀬戸文化振興担当課長 文化振興担当課長の東瀬戸でございます。
私からは、報告事項のイ、第2期
明石文化芸術創生基本計画(素案)につきまして、
委員会資料に基づき御説明いたします。
まず、1の趣旨でございます。本市では、市民、団体、市等が連携し、文化芸術の裾野拡大と魅力ある文化芸術の創造・発展を目指して、2009年に明石文化芸術創生条例を制定いたしました。2011年には、
明石文化芸術創生基本計画を策定し、以降この計画に沿って施策の推進に取り組んでいるところでございます。
基本計画は、新型コロナウイルスの影響により、計画期間を2年延長しておりましたが、今年度で計画期間を終えることから、現在、第2期となる基本計画の策定を進めておりますので、その素案につきまして御報告いたします。
2の第2期基本計画(素案)の概要でございますが、(1)策定の目的は、第1期計画から引き続き文化芸術の振興に関する施策の総合的な推進を図るための指針を示すことを目的とします。(2)計画の位置付けは、文化芸術基本
法、障害者による文化芸術活動の推進に関する法律、明石文化芸術創生条例、あかしSDGs推進計画及び戦略計画のそれぞれに規定、関連する計画として位置づけています。(3)計画期間は、あかしSDGs推進計画に合わせ、2023年度から2030年度までの8年間としますが、社会環境の変化等に応じて随時見直しを行います。(4)策定経緯は、明石市文化団体連合会及び明石文化国際創生財団との意見交換に加え、文化芸術基本
法の規定に基づき、教育委員会からの意見聴取を行っており、今後はパブリックコメントの実施を予定しております。
2ページを御覧願います。
3の基本計画改定のポイントでございますが、(1)障害者による文化芸術活動の推進に関する計画に位置付けですが、2018年に障害者による文化芸術活動の推進に関する法律が施行され、障害をお持ちの方を含む全ての市民が等しく文化芸術に取り組むことができるよう、同法律に規定する計画として本基本計画を位置づけています。(2)文化観光の考え方や取組の方向性を追記につきましては、文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律が令和2年に施行されたことから、文化の発展を観光需要につなげ、観光振興によるまちの潤いがさらに文化の発展を支えるといった好循環を目指します。(3)成果目標を設定ですが、市民の文化芸術活動の進展を数値で把握するため、市民意識調査における文化芸術活動への参加について、2030年度に、おおむね3人に1人の割合となる目標を掲げます。
4の今後のスケジュールでございますが、本日の御報告の後、パブリックコメントを実施し、3月の
生活文化常任委員会で最終案を御報告させていただく予定としております。
最後に、参考資料としまして、別紙の第2期
明石文化芸術創生基本計画体系図を御覧願います。
目指す姿として、「文化とアートでみんながつながるまち あかし」を掲げ、五つの展開方針と、それにひもづくそれぞれの施策を定めています。
展開方針は、(1)市民による文化芸術活動のさらなる充実、(2)文化芸術活動充実のための環境整備、(3)文化交流の促進と連携体制の強化、(4)地域特有の文化資源の継承と発展、(5)次世代の育成とし、それぞれに関連する施策を示しております。
第1期計画の基本的な考え方や体系を引き継ぎつつ、
法改正や社会情勢の変化等の修正を加えた第2期計画を策定することにより、今後も、本計画に基づきまして総合的な施策の推進を図り、文化芸術の振興に努めてまいりたいと考えております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。
質問等ございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 文化芸術って非常に大事、大切なところだなと、心の豊かさを宿すためにも、生きがいを持っていただくためにも非常に大切なところかなと思いますので、ちょっと意見、質問になるのかあれですけれども、これね、別紙のところで見ると、デジタル的な言葉が一向に見られないのかなとは思うんですね。やっぱり先ほど説明があった障害者の方々にも親しんでいただくというところとか、そういう観点からすると、いつでもどこでも誰でも楽しめるっていうところで、一番つながりやすいところってデジタルかなとは思うんですけれども、そのあたりはどうお考えですか。
○
穐原成人委員長 東瀬戸文化振興担当課長。
○東瀬戸文化振興担当課長 文化振興担当課長の東瀬戸でございます。
まず、障害の有無にかかわらず、全ての市民が誰もが文化芸術に自由に触れて親しむということは大変大切であるというふうに考えております。現状の障害者の方への取組の部分につきましては、例えば、アートシップ明石といった文化博物館での障害者の方のアート展示だったりとか、社会福祉協議会での障害者アートの展示、創作教室とかを行っているところでございます。また、今年度は、明石文化国際創生財団のほうでも、デジタルアートに関連しまして、障害の有無にかかわらず、みんなが共に音楽を楽しむための体験講座といったものも実施しているところでございます。この計画ですね、全ての市民が等しく文化芸術に関わるといったことを目的としておりますので、御質問のようにデジタルを使ったアートですね、そういったパソコンであったりとか、タブレットを使ったり、そういったもので作品を作成して応募したりとか、観覧できるようなデジタルアートのような取組も大変効果的な取組と認識しているところでございます。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 アートのみならず、音楽でもそうですし、劇的な感じでもそうですし、いろんな形で使えると思いますので、そのあたりは重々御留意いただけたらなとは思います。デジタルアートのやつを言っていただいたんですけれども、作品だけの展示、障害者の方が展示していますよっていうだけやったら、本当にね、もうさっきの目標には到達できへんと思うんですね、やっぱり本当に一部の方の展示になってしまいますから。もっと気軽にどんどんどんどん皆さんが文化芸術に親しんでいただくと、目標数値も3人に1人じゃなくて、気持ちとしては全員という思いは共有しているとは思うんですけれども、そのあたり鑑みながら、どんどん前向きに進めていっていただければなとは思うんです。
ということで、次世代の育成というところも、そのあたりしっかりと踏まえてもらったほうがいいのかなと。NFTアートとか、そういったところもありますので、ちょっと子供たちも、芸術文化の世界でも、もっともっと発展できるんだよっていうところを、自分の職業にするかどうかは別ですけれども、そういったいろんな発展の仕方が今はもうあるんだよっていうところを知ってもらうのも一つの政策のうちの課題かなとも思います。もっと未来を見せてあげられる分野やと思いますので、そのあたりもよろしくお願いします。これは意見です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。よろしいですか。
ないようですので、次に移ります。
報告事項ウの
あかし生活・
地域経済応援キャンペーン「3割お
トク商品券」事業の実施状況について、説明を願います。
田中産業政策課長。
○
田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
あかし生活・
地域経済応援キャンペーン「3割お
トク商品券」事業が終了しましたので、実施状況について御説明させていただきます。
委員会資料を御覧ください。
コロナ禍だけでなく、ロシア・ウクライナ戦争に端を発する物価高騰などの影響を考え、市民生活と地域経済の応援のため、
あかし生活・
地域経済応援キャンペーンとして「3割お
トク商品券」事業を補助事業として実施しました。
実施内容については、従前御説明させていただいたとおりで、項目1に記載のとおりです。
事業の実績は、申込冊数18万4,000冊、総販売冊数14万2,702冊、流通総額は、11月30日現在で9億2,709万7,000円と、販売総額の99%が換金されました。流通総額の3から5倍が経済波及効果と言われていますので、今回の商品券事業の経済波及効果は27億円から46億円と想定されております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。質問等ございますでしょうか。
森委員。
○
森勝子委員 今回、こちら物価高騰の影響を踏まえてということで3割おトク券の事業をされたと思うんです。1年前ですけれども、明石の全市民の5,000円のサポート券、たしかこちら96から97%、ほとんどの方たちが御利用されたということを聞いております。今回、物価高騰のためのこの3割おトク券ですね、こちらに関しまして、ざっくりで結構でございますので、大体延べ人数としてはどのくらいの方が御利用になったのかというのは、もし分かる範囲で結構です、教えていただけますでしょうか。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○
田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
人数では把握しておらず、通数単位で把握をしておるところですが、申込総数等から推測値は導き出すことができましたので報告します。申込件数は3万4,000件で、申込人数が6万100人でした。これから1通当たりの申込人数が1.7人でしたので、こういうことから勘案しますと、購入者数の総数は約4万6,000人と推測されます。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 16万冊発行で14万2,700冊販売ということで、この差の冊数で1万7,000冊ぐらいあるんですけれども、県の補助金とか入っていますから、そのあたりは、この1万7,000冊のおトク分の3割分ですね、市も県も補助している3割分の行方はどうなるのか、ちょっと御報告をお願いします。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○
田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
委員御指摘のとおり、売れ残り冊数は約1万7,000冊でございます。プレミアム分の残りは約2,500万円となっていますが、この販売総数が減っている分については、プレミアムの余り精算後に戻入される予定になっております。しかしながら、今回、市長室から実行委員会に直接指示があったことで、全戸通知など事業開始当初想定しなかった費用がかかったため、事務費としてその分利用されていますので、その分を差し引いての戻入となります。財政担当に確認したところ、戻された金額の残金については事業課での執行残となることになっています。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 それは何かちょっとうがった見方をするんですけれども、余分な経費がかかったから、1万7,000冊余ったけど売らんとこうとしたのかなって。実際に全部売っちゃったら予算超えちゃうよねと。そうやから、市長が急に言ったことで余分な経費があったと言われてますんで、そのために1万7,000冊売らんかったんじゃないかなというふうに聞こえたんですけど、それはどうなんですか。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○
田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
売れ残り残数の1万7,000冊を売らなかった経緯につきましては、この残数を販売することによって、また販売の経費がかかるということで、ここの経費がかかることによって事業全体の費用を賄うことができなくなるという部分がありましたので、1万7,000冊の残数の販売を取りやめたところでございます。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 そうしたら、やっぱり市長がいきなり言ったことで経費がかかったとおっしゃられたので、それがなかったら、残りのやつも売れる。売れ残ったやつも売るための経費があったということですかね、言い換えると。それがなくなっちゃったから、売れ残りはもう事務費が加算するから再販しませんでしたっていうことですか。
○
穐原成人委員長 田中産業政策課長。
○
田中産業政策課長 産業政策課長の田中でございます。
委員御指摘の件なんですけれども、追加の指示があった全戸配布通知などの事業開始想定しなかった費用がかからなかったとしても、1万7,000冊を後日販売することによって販売に係る費用が発生したということを伺っております。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 途中でいろいろ経費がかかるようなことが指示されたということが分かったんですけれども、やっぱりね、市民としては、しっかりと販売してほしかったという声が多数寄せられたんですね。前に御報告あったときにも皆さん言っていましたけれども、市民としては、実際の販売もあると思っておったということもたくさん聞いています。やっぱり余っているから、再販の経費がかかるから売るのをやめましたじゃなくて、そのあたりもしっかりと精査して計画を立てていただきたいと思うんですね。後から後から何かこのね、バタバタバタバタして経費だけかさんでいって市民利益にならないっていうのが、何かね、いろいろ散見されるんで、そのあたりはしっかりと、事業費に対して100%以上の価値を見いだす必要がありますから、市民の税金は有効に使っていただきたいと。今後も含めてなんですけれども、そのあたりはしっかりと精査して、しっかりと計画を立てて実行していくというスキームをつくっていって、それに乗って着実に実行していただきたいと。もう1冊たりとも売れ残るなとは言うことでないんですけれども、さすがに1割以上残っているっていうのは、市民が多く希望しているのに1割以上残ってるっていうのは、これはやっぱりいかがなものかと、議決権を持ってる我々としては言うしかありませんので、もっと市民利益を考えていただきたいということを意見として申し上げます。
○
穐原成人委員長 佐野副市長。
○佐野副市長 副市長の佐野でございます。
林委員から御意見を頂きました。この9月から10月実施の3割お
トク商品券につきましては、市民の方全員にお知らせをしたということですが、それにつきましても、受け持っていただいた明石市商店街連合会の方からの御提案ということがございまして、実施をさせていただいたというふうに私は認識もしておるところでございます。ただ、市のほうとしましては、この事業を実施するに当たりまして、市民の方にどういうふうに広報していくかということは、ある面、そういった方法がよかったのかどうかっていうところについて、今後についてもしっかりと考えてまいりたいというふうに考えております。
また、16万冊という準備の中で18万を超える御要望を頂きましたので、市としては、この16万冊は売れるというふうに期待をしておったところでございますけれども、実際については、この14万冊というふうなことにとどまってしまったということで、このあたりについても、買っていただく冊数の設定ですとか、そういったこともですね、その冊数がよかったのかとか、様々なことをやはり考えていかないといけないという課題というのは、しっかりと認識をしているところでございます。また、2月から実施しますこの3割お
トク商品券につきましても、デジタルということも入れながらさせていただくわけですので、よりですね、市民の方がデジタルだったらやめとこうかというふうにも思われないように、そのあたりの仕組みについても、悩ましいですけれども、しっかりと準備をしてまいりたいというふうに考えております。御意見ごもっともで、やはり有効に活用するということは、市のほうとしては、責務だというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。よろしいですか。
ないようでございますので、次に移ります。
報告事項エの市民全員・
事業者サポート事業(第2弾)の実施状況について説明を願います。
榎本市民サポート事業担当課長。
○榎本市民サポート事業担当課長 市民サポート事業担当課長の榎本でございます。
私からは、市民全員・
事業者サポート事業(第2弾)の実施状況について御説明いたします。
資料を御覧ください。
市民全員・
事業者サポート事業の現時点における事業の実施状況につきまして御報告いたします。
1、事業の実施状況の中間報告といたしまして、(1)このたびの交付対象者は30万7,485人でございまして、記載の①、②の方々が対象となっております。そのうち、実際に交付している方は、11月22日時点では30万971人、12月12日、昨日の時点では30万2,562人で、約98%の市民の方にお届けできております。(2)給付額につきましては、1人当たり3,000円でございます。(3)利用券の対象事業者でございますが、飲食事業者をはじめ、資料記載の事業者様1,216事業所、12月12日、昨日の時点では少し増えまして1,223事業所となっております。9月の事業開始時点から約60店舗ほど増えております。(4)利用券の有効期限のほうですけれども、10月1日から12月31日、今月末までとなっております。(5)の利用券の使用状況等でございますが、11月21日時点の使用率といたしまして、発券額が9億2,245万5,000円、換金額が2億9,314万4,000円となっておりまして、使用率といたしましては約31.8%、12月9日では48.2%となっております。使用率につきましては、換金率に基づいて算出した数字となっておりますので、実際の使用率のほうは、もう少し高いものと思われます。
なお、業種別、地区別の利用状況につきましては、事業が終了後に集計をいたしまして、3月の委員会で報告させていただく予定にしております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。質問等ございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 この交付人数が30万人ちょっとということで、交付されていない人が6,500人ほどいらっしゃると。または、手元に届いていない人が6,500人ぐらいいらっしゃると。これは第1弾と比べてどうですか。多いですか、少ないですか。それとも、同じような感じの方ですか。
○
穐原成人委員長 榎本市民サポート事業担当課長。
○榎本市民サポート事業担当課長 市民サポート事業担当課長でございます。
林委員からの御質問ですけれども、前回と比べまして、若干このたびのほうが多いんですけれども、さして変わらない状況ではございます。ただ、やはり明石市のほう、1人世帯、2人世帯が大半を占めておりますので、どうしても、前回、全市民ということで配達させていただいたんですけれども、そちらのほうとあまり届けられていない率としては変わらない状況になっていると思います。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 何が言いたいかというと、前回も受け取ってへんし、今回も受け取ってへん人っていうのは、長期不在か、そこには住民票はあるけれども、いらっしゃらないかということやと思うんですね。その情報をどう活用するかということなんです。これには直接関わらないことかもしれないですけれども、これで得た情報をしっかりと市として活用して、二次利用をしていくべきデータかなとは考えていまして、なかなか市民全員の皆さんに送って、それがどこが届いているか、どこが届いていないかと1個ずつ確認するものって、そうそうないとは思いますんで、このあたり、住まわれていないところがあるんやったら、防犯上の注意を行ったりとか、どういう活用かっていうのはあれですけど、なかなかね、いろんな活用ができますので、具体的に言うこともできないですけど、防犯面であったりとか、いろんな面で活用していただきたいなと思うんですね。非常に有効なデータやと思いますので、そのあたり二次利用、三次利用の活用も考えていただければと思います。これは意見です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。よろしいですか。
国出副委員長。
○国出拓志副委員長 私も意見なんですけれども、いよいよ期限が12月末ということで迫っているんですが、そのまま忘れとう人とかね、どっかにしまい込んでもうとる人とか、期限自体をあまり意識されていない方もいらっしゃると思うんですよ。この使用率自体がね、換金ベースということで、もう少し増えるでしょうということですが、前回が96.5%ぐらいやったと思うんですけどね、最終。それから比較しても、まだ半分ぐらいの方しかお使いになっていないという、非常にもったいない話なので、ぜひこれから、もう間もなく終わりますよということのアピールというか、市からの発信はね、何らかの形で、やっぱりいま一度していただいたほうがいいんじゃないかなと。特に高齢者の中でも含めてそうですけども、ついつい後で使ったらええかと思いながらそのままになっている方も、ひょっとしたら結構いらっしゃるんかなと思ったりもしますので、そのあたりの工夫をぜひまたしていただきたいなと思います。これは意見です。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。よろしいですか。
ないようでございますので、次に移ります。
報告事項オの新
ごみ処理施設整備に向けた取組状況について説明を願います。
○
穐原成人委員長 丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長。
○丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長 新
ごみ処理施設建設準備担当課長の丸山でございます。
報告事項オ、新
ごみ処理施設整備に向けた取組状況につきまして、
委員会資料に基づき御説明いたします。
委員会資料を御覧ください。
新
ごみ処理施設整備に向けた取組状況としまして、このたび施設整備の基本的な方針をまとめました基本計画の素案を策定しましたので、その内容と今後の予定について御報告いたします。
まず最初に、基本計画(素案)の主な内容でございますが、1点目の処理方式、施設規模の燃やせるごみの処理方式については、現施設と同様のストーカ式焼却方式を採用し、施設規模は1日当たり101トンを処理する焼却炉を3炉設置し、合計303トンの処理能力といたします。また、燃やせないごみ・資源ごみの処理方式については、プラスチック資源循環促進
法に対応するため、容器包装及び製品プラスチックの分別にも対応した破砕・選別方式を採用し、施設規模は5時間の稼働当たり破砕系25トン、資源系の缶・瓶・ペットボトルを16トン、プラスチック資源を14トンの処理能力といたします。
なお、この施設規模につきましては、施設整備に係るコストを削減するため、可能な限りコンパクトにする必要がありますので、一般廃棄物処理基本計画のごみ減量目標を踏まえまして、2036年度の燃やせるごみ・燃やせないごみを2018年度比で20%削減する排出量として設定しております。そのため、今後も一般廃棄物処理基本計画に基づき、ごみの発生抑制対策や資源化可能物の回収量の向上など、各施策の展開が必要不可欠となります。
次に、2点目の施設整備運営事業方式につきましては、事業方式は、経済性に優れるとともに、安定した事業推進が図られ、競争性が確保されやすい、設計・建設・維持管理を一括発注する公設民営のDBO方式とし、一括発注する事業期間につきましては20年間といたします。
最後に、3点目の概算事業費につきましては、2019年に複数のプラントメーカーや建設業者から徴集しました概算見積りの平均額で、旧大久保清掃工場の解体工事を含む施設整備費が約418億円、うち市の負担額が約185億円、運営費が20年間で約256億円となっております。しかしながら、この概算事業費につきましては、概算見積りを徴集した2019年度の後に、本市の人口増加による施設規模の変更や、本年度施行されたプラスチック資源循環促進
法への対応など、当時の見積条件に変更が生じていることに加えまして、昨今の原油及び資材価格などの高騰や労務単価の引上げなどによる社会情勢が変化していることから、今後の基本設計段階におきまして、国の交付金制度などによる市負担額の軽減も含めて、改めて精査してまいります。
次の、今後の予定につきましては、このたび取りまとめました新
ごみ処理施設整備基本計画(素案)につきまして、今月22日に環境審議会にて説明を行い、来年1月からパブリックコメントの募集に合わせて、周辺地元自治会に説明を行ってまいります。その後、3月の本委員会にてパブリックコメントにおける御意見と、御意見に対する本市の考え方などを踏まえた基本計画(案)について御報告の上、本年度内に計画策定を予定しております。また、来年度より基本設計及び整備運営事業者選定に着手しまして、2025年度に事業者を決定した後、速やかに旧大久保清掃工場等の解体工事や新施設の建設工事を開始し、2030年度末に供用開始する予定としております。
以上で説明を終了いたします。よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 説明は終わりました。質問等ございましたらお願いいたします。
宮坂委員。
○
宮坂祐太委員 基本計画(素案)の147ページ、タブレットでいうと148になりますけれども、下半分を使って、財源スキームのイメージという形で書いていただいているんですけれども、この財源スキームのイメージのA、B、Cの交付金、起債、一般財源のこの3つの構成で書いていただいているんですけれども、もう一つ大きな要素としまして、基金があると思うんです。令和3年度決算で一般廃棄物処理施設整備基金が8億3,234万7,000円、基金が積み立てられているかと思うので、このCの一般財源の中に入っているんだとは理解をしているんですけれども、財政の見える化ということを図っていく意味においては、A、B、Cの3つの構成ではなくて、Dという形で、基金をCの一般財源とは分けて明記をしていただいたほうが、より分かりよいんじゃないかなと思っております。
この基本計画、162ページに及ぶ非常にボリュームある資料ですけれども、この中に、どこを見ても、162ページあるのに一切基金のことがどこにも触れられていませんので、一般廃棄物処理施設整備基金について、ここに財源スキームに載せていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
穐原成人委員長 丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長。
○丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長 新
ごみ処理施設建設準備担当課長の丸山でございます。
委員御指摘の一般廃棄物処理施設整備基金についてでございますが、御指摘のとおり、建設費のうち一般財源の一部には当基金のほうを充当する予定でございます。ですので、ただいま頂きました御指摘につきましては、この財源スキームのイメージのところに財源内訳の見える化を含めて、記載内容のほうを検討していきたいと考えております。
以上、よろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 宮坂委員。
○
宮坂祐太委員 記載内容を検討していきたいということをいただいたので、素案としては、これから12月22日の環境審議会に御報告をされる、あるいは年明けにパブリックコメントをされる、素案としては、この今の示していただいている内容で、そこでいっていただく分には、そこは結構ですので、また改めてパブリックコメントを経まして3月に改めてこの委員会でも示していただける計画(案)のほうには、ぜひ、今回、私が問題提起をさせていただいた趣旨を踏まえまして、ぜひとも御対応よろしくお願いをいたします。意見といたします。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
林委員。
○
林健太委員 非常に大きな事業になりますので、何点かお伺いさせていただきます。
基本的なことなんですけれども、新しくなると、灰が少なくなったりとか、そういう効能・効果的なことはありますか。
○
穐原成人委員長 丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長。
○丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長 新
ごみ処理施設建設準備担当課長の丸山でございます。
新ごみ処理施設になるとごみの焼却灰のほうが減容されるかどうかという御質問かと思いますが、技術的には、減容するか、どこまでするかというところは、処理方式に応じて、ストーカ炉であれば幾らまでとか、溶融炉であれば溶かして灰のほうを減らすという、処理方式で大きく左右するところでございまして、今回、ストーカ方式を採用しております。ストーカ方式で一般的に環境省のほうが指定しております減容率というところはクリアしていく形で考えております。今の施設とどの程度変わるかというところですけども、基準をクリアした上で
最終処分場のほうにも影響しますので、減容率のほうは高めていきたいとは考えているところでございます。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 そうなんですよね。最終処分の運搬とかにも関わってくるという、この修繕費がようさんかかるとか、新しいのに変えな潰れそうやとかっていうのもあるんですけど、そういった副次的なところにもたくさん関わってくるかなとは思うんですね。
あと、予算なんですけれども、2019年ということで、大分前の概算になるんですが、実際に、今やったらどのくらいっていう大方の概算とかっていうのは確認されていますか。
○
穐原成人委員長 丸山課長。
○丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長 新
ごみ処理施設建設準備担当課長です。
3年前に取った見積りというところと、最近の物価高というところも含めまして、現在幾らぐらいかという御質問かと思いますが、新ごみ処理施設につきましては、先ほど申しましたとおり、多額の費用を要するところでございます。ですので、昨今の物価高騰による影響というのもその分大きくなると認識しております。建設資材物価指数というものがございまして、それによりますと、3年前と比べて約1.25倍、今のところ、10月現在ですが、上がっているのは確認しております。ですので、事業費につきましては、
市場価格に応じてある程度変動するものとは思いますが、今後の基本計画策定後、基本設計のほうに入っていくんですけども、その段階におきまして、国の交付金制度であったり、起債に充当される地方交付税の措置などを活用しまして、それと民間事業者の参加意欲を高める、要するに競争性を高めるというところも図りながら、事業費全体の削減を図りまして、さらに市負担額の抑制に向けた取組というのを検討していきたいと考えております。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 競争入札で予算を縮小していくという考えであったりとか、そういうところはいいんです。これね、戦争が終わったら物価安なるやろうとか、ガソリン安なるやろうとか、そういう楽観視はもうやめたほうがいいと思います。これがね、確実に分かっているんやったら、皆さん先物取引で売ったら大もうけしますんで、そうはされていないということですから、これは絶対にどうなるとか、絶対に安くなるとか、そんな保証はないですし、もっともっと高くなる可能性も十分に考えられますので、現状を鑑みて、今の現実を受け入れて、しっかりとその金額で考えていく必要があるかなとは思っているんですね。そういう意味でも、今後のスケジュールっていうところ、これはもう変えていかないという判断をしていただきたいなと思うんです。やっぱりね、先ほど言うように、戦争がなくなったら安くなると思うからもうちょっと待つとか、そんな希望的なものばっかりを考えて先に先に先にっていっていくと、よりえらいことになる可能性も出てきますんで、安なる高なるって結果論ですから、それを楽観視せずに、計画どおりに進めていただきたいと思うんですけれども、この施設運用、供用開始、施設の整備とか、このあたり特に重要になるんですけれども、副市長、これはもうスケジュールどおりいくんだということの確認です。
○
穐原成人委員長 佐野副市長。
○佐野副市長 副市長の佐野でございます。
林委員からのスケジュールについての御質問でございます。私も今年度、統括理事、副市長という立場になりまして、環境のほうとは、この新ごみについては、再三、議論させていただいて、何とか取り組んでいきたいということで、そういう思いでここまで、計画まで上げさせていただいたところでございます。そういった意味では、今の施設をずっと継続しても、それの修繕というふうなところも大きくかかってくるものでもございますので、しっかりとお示ししたスケジュールでやっていけるように努めてまいりたいというふうに思います。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 本当に多大なる御尽力のたまものやと思うんですね。この計画も含めて、今から実行することも含めてなんですけれども、そのあたりしっかりとスタートをまずは切っていただきたいと思っていますので、ぜひともよろしくお願いいたします。もうこれを建て替えることが、市の環境問題においては本当にかなりの重要なところやと思いますので、環境問題を語るんだったら、ここは動かざるを得ない、動かないとうそになると思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
森委員。
○
森勝子委員 ちょっとお尋ねしたいんですけれども、今回ですね、明石の市民の方で船会社の方がいらっしゃって、こういう環境問題に詳しい方で、いろいろ海外とか行くと、やはりごみ処理の関係の規則というのは、すごく海外では厳しくて、やはり日本はかなり緩いというのをおっしゃっていまして、その中でその方が、とはいっても明石市のごみ処理施設というのは相当精度の高い設備を持っているということをおっしゃっていたんですけれども、今回、事業のほうを見させていただきますと、運営費、メンテナンスも一応これパッケージで書いておりますけども、たしか今までは運営・メンテナンスは入札をされていたかと思いますので、これを運営費20年間をパッケージにされるということですけども、それのメリット、そのパッケージにすることによってデメリットもあるかと思いますので、その点をちょっとお聞かせいただけたらと思います。
○
穐原成人委員長 丸山担当課長。
○丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長 新
ごみ処理施設建設準備担当課長の丸山でございます。
御質問は、事業方式についての御質問と思いますが、新ごみ処理施設の整備運営事業方式につきましては、先ほど申しましたとおり、設計・建設・維持管理を含めた方式を採用しておりまして、それにつきましては、経済性や事業推進の安定性というところから、それを採用したところでございます。この方式につきましては、施設整備から管理運営まで一体的に事業を実施することで、民間のノウハウの活用余地が大きくなります。また、それによりまして、施設整備だけでなく、運営維持管理、また、その後の改修まで含めたトータルコストを効果的に削減することもできます。また、近年、他都市でのこのDBO方式というものの採用実績がかなり多くなっておりまして、民間事業者の参加意欲のほうも高めることができるものと思っております。
以上、よろしくお願いします。
○
穐原成人委員長 森委員。
○
森勝子委員 そうしましたら、そのメリットとデメリットで、デメリットとしては何かあるのかなと思いまして、お尋ねしています。
○
穐原成人委員長 丸山担当課長。
○丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長 新
ごみ処理施設建設準備担当課長です。
デメリットにつきましては、期間が20年間となりますので、その間、事業者のほうが継続的に事業を進められるかどうかというところは、デメリットの一つになるかとは思います。
以上です。
○
穐原成人委員長 森委員。
○
森勝子委員 そうしましたら、民間に委ねるということでありますので、あとは私がちょっと懸念するのは、明石市の職員のほうでも同じぐらいの知識のある、やっぱり職員も必要かと思いますので、意見とさせていただきます。
以上です。
○
穐原成人委員長 他にございますでしょうか。
丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 幾つか質問なり意見を言わせていただきたいと思います。
私も、様々いろんな市のごみ処理場、焼却場を見せていただいていて、吹田の灰溶融炉でありますとか、先日、高砂にできました東播臨海広域市町村圏域の広域ごみ処理施設、エコグリーンピアはりまも行かせていただきました。明石市は一応ストーカ炉を選択するということですので、それは一定いいのかなと思っています。ただ、例えば、このストーカ炉にしますといったときに、高砂なんかは、回転ストーカ式焼却炉の提案があって、そちらに、ストーカ炉なんだけれども、ちょっと違うタイプのものを選択されたりしているんですが、そういう選択の余地というのは今後この計画の中にあるんでしょうか。
○
穐原成人委員長 丸山担当課長。
○丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長 新
ごみ処理施設建設準備担当課長の丸山でございます。
燃やせるごみの処理方式につきましては、ストーカ式を採用しておりますが、そのストーカ式の中からどのような方式を採用するかにつきましては、今後の基本設計の段階におきまして検討していく予定でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 高砂の場合は、ちょっと回転ストーカ式焼却炉でいろいろ最初トラブルがあったので、新しいことにチャレンジするとそういうリスクもあるんだけれど、でも技術革新がどんどん進んでいると思いますので、その辺両面見ながら、しっかり一番いい形、また、今後長く延命化措置とか、そういうことがしやすい炉をぜひ選択していただきたいということを意見として申し上げたいと思います。
もう1つなんですけど、やっぱりこれは非常に多額の事業費がかかっていくし、運営費もずっとかかっていくものなんですが、これからの社会の発想として、ごみを出さないという、そういう選択をしていく社会というか未来をやっぱり考えていかないといけないというふうに思うんですね。取りあえず20%削減ということを目標とされているんですけど、20%にした根拠というか、議論の過程みたいなのをちょっと教えてください。
○
穐原成人委員長 丸山担当課長。
○丸山新
ごみ処理施設建設準備担当課長 新
ごみ処理施設建設準備担当課長です。
このたびの施設整備基本計画の素案におきまして、施設規模の設定というところが重要な項目になっております。その施設規模というのは、建設コストに直結いたしますので、その数値というところをどのように縮減、コンパクトな施設としていくかというところでこちらでは検討を重ねてまいりました。その施設規模に当たりまして重要なファクターというのが、ごみ計画の処理量、将来的なごみ計画の処理量を幾らにするのかというところになります。先ほど申し上げましたとおり、2036年度におきまして、2018年度比で燃やせるごみと燃やせないごみの排出量を20%削減する減量目標としておりますが、これにつきましては、一般廃棄物処理基本計画のごみ排出量の目標値を基に設定しておりまして、この一般廃棄物処理基本計画のごみ処理基本施策に掲げる様々なごみ減量の取組による効果を見込んだ目標値でございます。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 一般廃棄物処理基本計画の目標値を参考にということでしたけれども、今後ですね、これ計画もこの建設に伴って改定とか見直しをしていかれると思うんですけど、やっぱりごみをいかに資源として、ごみにしないかということもすごくこれから大事なことだと思います。私は、今年の5月に徳島県の上勝町に視察に行かせてもらったんですけど、上勝町はリサイクル率80%なんです。だから、ごみは20%しか出さない。そういうゼロウェイスト、ごみゼロを目指すゼロウェイスト宣言というのをしっかり市の施策に落とされて、そういうごみの焼却に、小さな町ですから、1,500万円今までかかっていたんだけれど、それを600万円に抑えて、さらに200万円は資源として返ってくるので、実際400万円。だから、1,100万円の予算削減を実際やられています。多分、ごみの多くが生ごみだと思いますので、田舎ですからできるのかも分からないですけど、全ての家庭にコンポストを配布して、生ごみは一切ごみに出さないというふうな施策に振り切っておられますので、明石がどこまでできるか、30万都市ですけれども、その辺、ごみを減らす、ごみを資源にするということの発想もやっぱり根底に置いて、この焼却施設も、逆に建設も私は考えてほしいなと思っています。実際に破砕・選別の施設なんですけれども、これも55トンということで出されていますけど、実際にもっと細かく分別するとか、上勝町やったら13種類45分類しているんですけども、そういう発想もぜひ考えていただきたいなと思うんですけど、その辺はいかがでしょうか。難しいですか。
○
穐原成人委員長 福村資源循環課長。
○福村資源循環課長 資源循環課長の福村でございます。
先ほど丸山のほうからもありましたけれども、一般廃棄物処理基本計画での施策、様々な施策、減量施策もございます。今、御指摘の分別の種類につきましても、もちろん検討はしているんですけども、その分別を増やすと、当然コストというのもかかってきますし、これも言い方とすれば市民の方の負担、一部負担というのもあります。したがいまして、いかにですね、施設で分別するという方法もございますので、そういったものも含めまして総合的に、どういった分別、リサイクルがいいのかというのは今後検討していきたいと、このように考えております。
以上です。
○
穐原成人委員長 丸谷委員。
○
丸谷聡子委員 これ、本当に建設コストとか、今後の運営コストにも直接反映されると思うんですね。だから、いかに市民の方と一緒に連携しながら、もっとごみを減らす。そうすると、もっともっと建設コストも安くなるし、市民の皆さんの税金ももっと有効に使えますよということをPRしていただいて、協力していただくとか、今、そうやっていろんな資源を回していくというような市民活動をされている団体もたくさん出てきていますので、そういった発想もぜひ、ちょっと頭に置いて考えていただけたらということで、意見として申し上げます。
以上です。
○
穐原成人委員長 その他ありますでしょうか。よろしいですか。
ないようでございますので、委員におかれては、報告5件を聞いたということを御確認願います。
次に移ります。
その他の項に入ります。
事前に申出を受けておりますので、林委員、お願いいたします。
林委員。
○
林健太委員 しゃべり過ぎですので、簡潔に終わらせていただきたいと思います。
この本会議一般質問で、泉市長が、市民が集える場所といいますか、3か所つくるということで、1か所が今あるところで、2か所目が西明石にできると、サンライフですかね。3か所目は大久保のところで考えるというような話やったんですけれども、これ、担当部署として、そんなに簡単に3月までに結論づけできることなのか、今どういう状況で進んでいるのかという過程と今の状況をちょっとお聞かせいただきたいんですけれども。
○
穐原成人委員長 石角市民生活局長。
○
石角市民生活局長 市民生活局長の石角でございます。
市民活動拠点の増設ということで御質問でございますけれども、これにつきましては、必要性は認識しておりますが、現時点では、
市民生活局に対しまして、市長から具体的な指示が出ているという状況ではございません。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 なるほど。今まで議会には何の報告もなく、市長の報告、テレビとかで知るっていうのはあったんですけれども、関係部署にもその報告はなく、一人でしゃべられたということで、今はゼロベースということでよろしかったですか。もう一度確認なんですけれども。
○
穐原成人委員長 石角市民生活局長。
○
石角市民生活局長 市民生活局長でございます。
先ほども申し上げましたけども、市長から具体的な指示が出ていませんので、そういう意味では、ゼロベースということになろうかと思います。
以上でございます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 私も非常に重要ではあると思うんです。大久保には、もうずっと言い続けていますけれども、我々の会派も、産業交流センターがああなっちゃって、全然ないと。西明石も建て替えられるんで、そういったところというのは分かるんですけれども、そない簡単に3月までに結論づけることができるのか。もうあと言うても、3か月でしないと、役所の方らが部署としても調整できるのかであったりとか、また、言うように、その3か所目のところっていうのは、本当に何も決まっていない状態やと思うんですね、物も含めて場所も含めて。現実的にそれが可能なのかどうかなんですけれども、そのあたりはどうお考えですか。
○
穐原成人委員長 佐野副市長。
○佐野副市長 副市長の佐野でございます。
市民活動拠点であったり、市民の活動をサポートするような場所については、本当に必要なことというふうに私も認識しております。このたび、市長のほうから大久保のほうでも図書館ということの中で、いわゆるイメージとしては、武蔵野にあります複合施設というものをイメージされてお話をしたということでございますけれども、そういったものが必要だということは前から内部でも議論ももちろんしておりますし、そういった意見を見聞きするということはございます。そういう中で、できるだけ早く議会のほうにも、方針といいましょうか、そういうものが必要やというふうに思っているということを示すというふうなことで発言があったのだろうというふうには認識をしておるところでございます。3月までにどうかというふうなお話でございますけれども、これまさに今、担当の部署がこのことについて、物すごく今、検討が進んでいるというわけでは、先ほど答弁したとおり、ございませんので、今から実際には協議をしながら、来年度について本当に絵が描けるのか、その絵を描くための予算を上げさせていただくのか、そういったことをですね、早急に協議をいたしまして、また、議会の議員の皆様、特にここの生文の委員の皆様には相談さしあげながら、報告しながらやってまいりたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
穐原成人委員長 林委員。
○
林健太委員 最後なんですけれども、大事なことっていうのは、皆さん、議員も含めて認識しています。ただ、それをせけてせけてよう分からへんものができちゃったとなったら、これは本当に市民にとって不幸なことですので、言うように、今って集う場所っていっても、いろんな形があると思うんですね。岡山とか、デジタルラボみたいなのをつくっているところもありますし、高齢者の方が集まるところっていうイメージがあるんですけれども、そうじゃなくて、働く現役の方々がそこで何か仕事になったりとか、いろんなつながりができたりであったりとか、学生は学生でそこで友達ができたりであったりとか、そういったところをいろいろ加味しないといけないと思いますので、そのあたりは、しっかりと調査をして、本当に未来の市民にとっていいものをつくっていただきたいと。今、現状でどうこうもありますけれども、未来の市民のためにも考えていただきたいと思いますので、そのあたりは意見とさせていただきます。
その他の項は以上です。
○
穐原成人委員長 その他の項について、ほかに受けておりませんので、これでその他の項を終結といたします。
次に移ります。
3、閉会中の所管事務調査事項について、委員の皆様におはかりいたします。
(1)戸籍及び住民基本台帳について
(2)国民健康保険及び後期高齢者医療保険について
(3)葬祭事業について
(4)
コミュニティ及び人権推進について
(5)
男女共同参画及び生涯学習について
(6)文化芸術、国際交流、文化財保護及びスポーツについて
(7)商工業及び農水産業について
(8)環境衛生及び環境保全について
(9)動物愛護について
以上、9項目について閉会中もなおよく慎重に調査検討いたしたいので、議長に閉会中の継続調査として申し出ることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
穐原成人委員長 御異議なしと認めます。よって、議長に閉会中の継続調査を申し出いたします。
以上で、
生活文化常任委員会を閉会いたします。
御苦労さまでございました。
午後 0時14分 閉会
以上は、本委員会の記録であることを証するため、明石市議会委員会条例第20条の規定により押印する。
生活文化常任委員会
委員長 穐 原 成 人...