1 本日の
会議に付した事件
議案第64号
令和4年度
府中市
一般会計補正予算(第4号)について
議案第65号
令和4年度
府中市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第66号
令和4年度
府中市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第67号
令和4年度
府中市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後1時0分 開会・開議
○
主査(
広瀬和彦君) ただいまから
予算特別委員会厚生分科会を開会いたします。
これより議事に入ります。
予算特別委員会に付託されました案件のうち、
議案第64号「
令和4年度
府中市
一般会計補正予算(第4号)について」の件を議題といたします。
補足があれば、
提案者からの
説明を求めます。
唐川健康福祉部長。
○
健康福祉部長(
唐川平君)
補足説明はございません。慎重なる審議をよろしくお願いいたします。
○
主査(
広瀬和彦君) これより、本
分科会の
審査区分となっている
部分に対する
質疑を行います。
質疑は、まず
補正予算説明資料に
記載の
事業について行い、次に、それ以外の
部分について、款または項の
番号順に行います。原則として後戻りはしませんので、よろしくお願いいたします。
なお、
歳入のうち、本
分科会の
審査区分となっている
歳出と
関連のあるものについては、
歳出のところであわせて
質疑を行っていただくようお願いいたします。
これより、
補正予算説明資料に
記載の事項について、
質疑に入ります。
まず、
資料1、
住民税非課税世帯生活応援事業について、
質疑のある方は、順次御
発言を願います。
大本分科員。
○
分科員(
大本千香子君) この
事業について、
住民税の
非課税世帯への
生活応援ということで、その
応援の仕方が
プレミアム商品券という、今まで余りなかった
感じかなと思うんですけれども、こうした
現金という形ではなくて
商品券の形で、それも3カ月間しか使えない、なおかつ、
大型店舗は、今回外されていたように思うんですけれども、そうしたちょっと利用するところが狭いものについて、そういう形で出されるという決定をされた
経緯を教えていただきたいと思います。
○
主査(
広瀬和彦君)
近藤福祉課長。
○
福祉課長(
近藤鉄也君)
府中プレミアム商品券とした
理由なんですが、
感染拡大と
鎮静化を繰り返す
新型コロナウイルス感染症は、いまだ出口の見えない
状況が続き、長期にわたる
行動制限や
活動自粛で
事業者も
市民も
閉塞感から抜け出せない日常があると捉えております。
そういった中で、
コロナ禍の
長期化で収入が著しく減少した
住民税非課税世帯など、低
所得者の
生活支援と諸
物価高騰などにより停滞している
地域経済の回復と
活性化を図るため、
給付手段を
府中プレミアム商品券を活用することとしました。
○
主査(
広瀬和彦君)
大本分科員。
○
分科員(
大本千香子君)
現金じゃない
理由を教えていただけますか。
○
主査(
広瀬和彦君)
近藤福祉課長。
○
福祉課長(
近藤鉄也君)
現金でお渡しするという
臨時特定交付金とか、低
所得者とか、
子育て支援のために、いろいろ
臨時給付金を配っている中で、経済的な負担の軽減が図れ、
生活の不安の解消の一助という形になっておるんですが、このたびは
事業者の、
地域の
活性化を含めて、
商品券の活用を決めさせていただきました。
○
主査(
広瀬和彦君)
大本分科員。
○
分科員(
大本千香子君)
住民税非課税となっておりますけれども、その
対象者は、どこまで含まれるようになりますか。
○
主査(
広瀬和彦君)
近藤福祉課長。
○
福祉課長(
近藤鉄也君)
住民税非課税なので、均等割、
所得割も完全にかかっていない方を
対象に、こちらの
プレミアム商品券を配付することになります。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。
棗田分科員。
○
分科員(
棗田澄子君) それでは、その
非課税世帯は昨年よりもどれぐらい増加しているのかということと、それから、これ、多分、事務委託されるようになるんだと思うんですけれども、
印刷とか送料とか、そういうものを含まれて、その
委託先はどこにされるのかを教えてください。
○
主査(
広瀬和彦君)
近藤福祉課長。
○
福祉課長(
近藤鉄也君)
非課税世帯の
状況なんですが、
令和3年度が5,272
世帯、
令和4年度が5,204
世帯となっており、
傾向としては
横ばい状態で増加しておりませんが、
府中プレミアム商品券の配付は低
所得者の
生活支援に役立つと考えております。
また、
事務委託料の内訳についてですが、
商品券の
換金手数料140万円、
商品券の
印刷120万円、ポスター、
チラシなどの製作、
新聞折り込みなど、
広報関係費として83万円、
事務人件費などの費用として257万円を見込んでおります。
委託先ですが、
府中プレミアム商品券による
消費促進事業で使用する
商品券と同じものを配付するため、
府中商工会議所に委託することとなっております。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに
質疑する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) 続いて、
資料7、
マイナンバーカード取得促進事業について、
質疑のある方は順次御
発言をお願いします。
大本分科員。
○
分科員(
大本千香子君)
府中市の
取得率が
平均値に届いていない
原因の
分析とかをされているのかどうか。それから、この
マイナンバーカードの
取得事業を展開して、どのくらいの効果を予測されて、
目標値は何なのか。
対象は、1万3,000人ぐらいなのかなと思うんですけれども、今、
府中市がちょっと足踏みになっている、この
原因について、例えば
年代別の
取得者とか、そうした
傾向も踏まえて、この目標というか、何か立てられているのか伺いたいと思います。
○
主査(
広瀬和彦君)
内海市民課長。
○
市民課長(
内海敏雅君)
マイナンバーカードにつきまして、8月31日現在の
申請率で申し上げますと、
全国で、これは8月23日
時点ですけれども、
全国の
申請率が50.1%、広島県では8月末で53.2%、
府中市が47.4%で、1万7,600人ぐらいの方が
申請をされていることでございます。
確かに、国、それから県の
申請率を下回っている
状況にはございます。
分析でございますけれども、
年代別の
申請率、
取得率をはじいてみますと、
府中市の場合、60歳代、70歳代の方が非常に高いといいますか、他の年代に比べて多く
申請しておられるということで、
40%台後半の
数値が上がっております。それに比べまして60歳以下、いわゆる働く
世代、
お子さんが30%台、特に20歳代より下の方になりますと、30%
台前半ということで、60歳代、70歳代の方と比べますと15ポイントほど低い
状況があります。こういったところへより強く
アプローチしていくことが必要であろうと考えております。
7月下旬から8月以降、
申請窓口の
増設ということで、
地域巡回、お近くの公民館や
集会所を回って
申請窓口を広げると。近くで
申請できるから便利だということで、たくさん声もいただいております。
それから、8月以降、天満屋へは毎日の
増設、
上下の
ショッピングセンターすいすいへは、毎週日曜日
窓口を開くという形で、
窓口の
増設ということで、
申請の
機会をふやす、より便利な
格好でということでやっております。
特に働く
世代への
アプローチということでいいますと、
仕事帰りにも
申請していただけるように、
市民課と
上下支所では、木曜日と金曜日に夜7時半まで
窓口をあけて対応しておると。その時間に集中して来られるということはございませんけれども、1日当たり四、五人は、この時間帯に来られるということでございます。
それから、税務署、また、市の
関係部署を通じて、
関係団体とか企業さんに呼びかけを行いまして、
事業所や
医療機関、
薬局、こういったところから、お
仕事中あるいは昼休憩の時間でも
申請できるという形で、出張して
申請を受けるようにしております。
それから、さらに若い層、
お子さんを
中心として、特に20歳代以下への
アプローチとしましては、まず、
市内3つの
高校にお願いをいたしまして、特に
高校3年生、
住民票をこちらに置いたまま市外へ就職、進学で出られる
機会もあろうかと思います。そういった
方々がアルバイトの
申請とか、
運転免許証を取られるといったときに、
住民票等の書類が必要になった場合でも、
マイナンバーカードがあれば、お住まいのところで、コンビニエンスストアで、そういったものが取れると、そういう
利便性をぜひ知っておいてくださいということで、
チラシをお配りして関心を持っていただくこともやっております。
それからもう
一つ、さらに若い
世代ということで、とりわけ10歳以下の
お子さんが非常に率が低いということもあります。これはやはり親が取得していても、なかなか
子供が
申請することができないといった声もありますので、親子で
一緒に
申請できる場を設けようということで、
市内の
保育所、それから、
放課後児童クラブへ出向いていきまして、お迎えの時間帯に親御さんと
子供さんと
一緒に
申請できる、こういったことも現在取り組んでおります。
それから、
市民全体への
取り組みでいいますと、
町内会を通じて
マイナンバーカードの
申請方法とか、あるいは、こういう
使い方ができると書いた
チラシを全戸配布していただく。それから、当初、
地域巡回については9月の中旬までだったわけですけれども、これを9月の後半は、さらに8カ所追加いたしまして、お近くの場所へ出向いていって、より
申請しやすい環境をつくることにしております。
こういったことで、今、47.4%と、ちょっと低迷しているわけでございますけれども、これをしっかりと引き上げていこうという
取り組みを行っております。
今回、
補正でお願いしておりますものでございますけれども、一応の
目標値といたしましては、9月末で65%、残りの35%
部分を10月以降の
独自施策で、
対象者にしております。
○
主査(
広瀬和彦君)
大本分科員。
○
分科員(
大本千香子君) さまざまな努力というか、
取り組みをしていただいている中での47.4%ということなのかなと思いましたが、
一つは、このときには5,000円の
現金給付なんです。
生活支援の
プレミアム商品券と、この
現金給付の差は、どこでどういうふうに判断されるのかなという。
使い方は、やっぱり
現金給付のほうが、
困窮者にとっては便利がいいと、私は思うんですね。
マイナンバーカードの方にとっては、別に
現金でも
プレミアムでもいいんじゃないかなと思うんですけれども、ちょっと、これ、逆じゃないかなというのが
一つあります。
それから、この広がらないというのは、一番には、いろんな国のコマーシャルをしたりとか、
取り組みを随分進めているわけなんですけれども、広がりがなかなか進まないのは、要は
カードを持っていて便利だったとか、
カードがあったから助かったとか、そうした使ってからの
便利感を余り
感じていないんじゃないかなって、私
自身も
マイナンバーカードで何かいいことがあったかなというふうにちょっと考えるぐらいなんですね。まだまだ社会の
システムが
マイナンバーカードを活用した
システムになっていない。あるいは、知らされていない。こうしたことが、
カードの拡大の足かせになっているんじゃないかなと思うんですけれども、
カードを使っての便利さをもっと研究したりとか、それから広げるような
取り組みはできないものでしょうか。
○
主査(
広瀬和彦君)
唐川健康福祉部長。
○
健康福祉部長(
唐川平君) 最初にお尋ねいただきました5,000円の
現金、それから
生活困窮者の
方々への
商品券のことでございますが、確かに個々個別に考えたときには、本当は
現金のほうがいいんじゃないのかということも、御
指摘はごもっとものところはあると思っております。
検討の
経過の中で、
プレミアム商品券をせっかくつくっているものを、今回の
コロナのことばっかりじゃなくて、
物価高騰等のあおりを受けておられて困ってらっしゃる方にお配りをする
方法を考えるべきじゃないのかということがきっかけになった
商品券と、今回の
マイナンバーカードの国の第2弾が終わった後をどうするかというところで、
現金を検討することが、同時になかなか検討できていないという背景も若干あるのかなということを御
指摘を受けて
感じているところではありますが、1点、
マイナンバーカードを5,000円にさせていただいた
経緯といいますのが、こちらも
現金のほかに、
商品券であったり、
クオカードであったりということも
議論はしたところでございます。ただ、その際に、2点目の御
質問とも多少
関連がするとは思っているんですが、なかなか
高齢者の
方々を
中心に、例えばスマホを日常的に使われていない
方々に、
ペイペイのような
ポイント決済ができるもので、2万ポイント付与できますよといっても、なかなかそれが実感として
感じていただきにくいということがあって、それよりは、もっとわかりやすい
現金のほうがいいんじゃないのかという
議論で、その際に
クオカードもあったわけですが、
クオカードであると、どうしても使われるお店が限定されるということもある中で、
マイナンバーカードを国の第2弾が終わった後、本当に実感していただけるとすると、5,000円という
現金が最適かなというような
議論があったという
経過はございます。
それを
生活支援のときに同じようなことができなかったのかという御
指摘もあろうかとは思いますが、
生活支援は
生活支援で、先ほど
福祉課長からも
答弁しましたが、
市民の
皆さんばっかりじゃなくて、
事業者の
方々も疲弊されている、苦労されていることで、少しでもそれが還元できる
方法として考えたときに、そういったところにも広くあまねく
恩恵が被られるということで、
商品券が適切ではなかろうかと
議論した
経過がございます。
もう一点、
利便性のことをお尋ねでございます。なかなか我々もちょっと
課題に
感じているところがございます。じゃあ、私
自身、どういったことで
恩恵を
感じているかというと、例えば、ワクチンの3回
接種の
証明書ということになると、
厚労省が発行しているアプリをインストールして、
マイナンバーカードを読み込みさえすれば、簡単に3回
接種の
証明書が発行できますよとか、私
自身使うとすると、そういったところはすっと思い浮かぶんですが、それじゃあ、そういったものがほかにもあるか、ここにもあるか、あれもあったなというのが、なかなか紹介しきれないのが実情かなと思っております。しっかり国でも、そういった開発といいますか、アピールも含めたことをしっかりしていただきたいと思うと同時に、もし、単独で市でもそういったことができるようなことがあれば、本当に
皆さんにそういった
カードを持っていただいていることの
利便性が
感じ取っていただけるようなものは、我々としても、これからしっかり研究して、勉強して、そういったものをつくり上げていく必要があろうかなとは思っております。
なかなか歯切れの悪い
答弁になって恐縮ですが、まだ、本当、そういった意味では御
指摘をいただいていますように足りていないところがあるのかなと
感じているところでございます。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。
棗田分科員。
○
分科員(
棗田澄子君)
取り組みについてはさまざまされていることがよくわかりましたが、その中でも、
仕事をしている人にとっては、木曜日は7時半まで受け付けているということもありましたけれども、まだ多分、なかなか浸透していないんじゃないかと思っていて、
仕事中には行けないしというような声が、結構ちょっと聞いたりはしているところです。
それはそれなんですが、これを
申請されて、
保険証として
申請をされた方は、どれぐらいいらっしゃるのかについてお聞きしたいなと思います。
○
主査(
広瀬和彦君)
内海市民課長。
○
市民課長(
内海敏雅君)
マイナンバーカードを取得されまして、いわゆる
保険証とのひもづけですね、これをするには一定の
手続が要るわけでございますけれども、
市民課と
上下支所では、その
手続の
サポートを行っております。これまでに約3,200人の方が
市民課、それから
上下支所で、この
手続サポートを使って
保険証とのひもづけをされております。これ以外にも、もちろん御
自分のパソコンや
スマートフォン、それから、
セブン銀行のATM、また、
保険証として使える
病院、
医療機関でも
保険証のひもづけはできますので、そういった御
自分でひもづけされた方もいらっしゃるということでございますので、3,200人という数字よりは、もっと多い方が
保険証として使えると、そういう
格好にしていらっしゃるかとは思っています。
○
主査(
広瀬和彦君)
棗田分科員。
○
分科員(
棗田澄子君) 先ほど言いましたように、まだまだ
仕事をしている
人たちにとっては、
仕事中には行かれないので、この今の午後7時半までというのは、すごくいいことだと思うんですが、それらを周知するような
方法を考えてほしいなと思います。
それから、今後、5,000円の
給付は、10月から
令和5年3月までだと思うんですけれども、その後の考えはあるんでしょうか。
○
主査(
広瀬和彦君)
内海市民課長。
○
市民課長(
内海敏雅君) 来年4月以降でございますけれども、ちょっと先ほどの
答弁の
補足ということで、ちょっと追加で申し上げます。
保険証として使える
メリットですね、先ほど
大本委員の
質問にもありました、
利便性とか、そういったもののPRが不足しているというのもあります。なかなか細かいところまではホームページに載せたり、
チラシに書いたりとかはできませんので、ちょっとここで一旦
保険証に関して、こういうことに使えるということを述べさせていただきます。
一つは、御本人さんが同意すれば、
医療機関や
薬局で特定健診とか薬剤の情報を共有できるということで、よりよい
医療が受けられるということがございます。それから、入院とか手術をされた場合、多額の支払いが発生する、これについては
高額医療制度という
手続が事前に必要になってくるわけでございますけれども、
マイナンバーカードを
保険証として提示していただければ、
手続が不要で、
病院で自動計算していただけるということがございます。もう
一つは、転職とか退職された際に
保険証が切りかわるということがございます。通常でしたら、新しい
保険証が届くまでに何日か
期間があるわけでございますけれども、いわゆる空白の
期間があっても、
マイナンバーカードを
保険証として使えるように登録しておいていただければ、切れ目なく受診できる。
保険証を使って受診できるということがございます。切りかえの
手続はしっかりしていただく必要がありますけれども、
保険証を持っていない
期間で受診すれば、とりあえずは10割払うとか、そういったことも通常あるわけでございますけれども、
マイナンバーカードを
保険証とひもづけしていれば、そういったことは発生しないということがございますので、こういったことが
保険証で使える
メリットで、ちょっとお知らせをしておきます。
それから、4月以降でございますけれども、今回の
補正でお願いしておりますのは3月までの
取り組みでございます。実際、3月末、終わった
時点で
申請率が何パーセントになっているかは、まだこれはわかりませんけれども、今の段階では、4月以降のこういった
独自施策については未定でございます。今、申し上げられるのは、とりあえず3月までは100%を目指して一生懸命頑張っていくということでございます。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。
〔ほかに
質疑する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) それでは、
補正予算説明資料に
記載の
事業についての
質疑は、これにて終了いたします。
次に、款または項の
番号順に
質疑を行います。
まず、
歳出の2
款総務費、3項
戸籍住民基本台帳費と、これに
関連する
歳入について、
質疑のある方は順次御
発言をお願いします。
ありませんか。
〔
質疑する者なし〕
○
主査(
広瀬和彦君) なければ、
歳出の2
款総務費の
質疑は、これにて終了いたします。
続いて、
歳出の3
款民生費とこれに
関連する
歳入について、
質疑のある方は順次御
発言をお願いします。
大本分科員。
○
分科員(
大本千香子君) 24ページの
医療的ケア児通学支援委託料という項目が上がっておりますけれども、今回、計上された
対象者の
人数と学年はどういう形なのか。それから、他市では、もともとこういう
制度をつくっていたけれども、
使い勝手が悪いので使われなかったという
経緯があることも伺ったんですが、
使い勝手のよさというか、
制度があっても使いにくいものはないのと同じような
感じだと思いますので、使いやすさについてはどういうふうに考えられているのか、伺いたいと思います。
○
主査(
広瀬和彦君)
近藤福祉課長。
○
福祉課長(
近藤鉄也君)
医療的ケア児支援の
委託料についてなんですが、
令和3年9月に
医療的ケア児支援法が施行されまして、
人工呼吸器の管理や
たん吸引など、
医療的ケアの必要な
子供の
家族の
支援は、国や自治体の責務とされておるところでございます。
医療的ケア児の
通学支援については、
通学中に
たん吸引等が頻回に必要なため、
看護師の同乗していない
学校スクールバスへ乗ることができず、
保護者の
運転による
通学を余儀なくされております。また、
保護者の
運転中には
吸引ができず、停車してからの
吸引になりますが、混雑時には停車も困難な
状況があり、命の危険と隣り合わせで日々登校している
状況があります。
こうしたことから、
通学が困難な児童・生徒の
学習機会の保障と
送迎とを行っている
保護者の
負担軽減のためということで、市独自の
事業として、
市内在住の
医療的ケア児を
対象とし、
介護車両内で
医療的ケアを実施しつつ、自宅から
学校までの
送迎を行う業務を委託して行うものでございます。
実施するためには
課題がありまして、
送迎車両と
看護人員の確保にありますが、現在、
市内の
事業所と
関係部署と調整を図り、協議を進めておるところでございます。実施時期は、まだ未定なんですが、体制が整い次第実施していこうと考えております。
人数なんですが、今現在
数値を持っておりませんので、ちょっと申しわけありません。
○
主査(
広瀬和彦君)
大本分科員。
○
分科員(
大本千香子君)
学校と自宅、いわゆる
通学ということで、今回、
助成制度を、
委託事業をされるんですけれども、ちょっと
医療的ケアの御家庭にとって、
通学という、どうしても
義務教育で行かなきゃいけないというところの補填は大変ありがたいと思うんですね。それが確保できないと、全部御
家族で
送迎するような形になるので。なおかつ、
保護者の就労もままならない
状況になりますし、
使い勝手のよさというのは、例えば
保護者が
運転しているときに
看護師さんが横にいて
一緒に行くような形になるのか、それとも、
保護者は全く同乗せずに
看護師さんと別の者で移動することになるのか。そういった
使い方の形というのは、どんなふうな形を想定されているんでしょうか。
○
主査(
広瀬和彦君)
近藤福祉課長。
○
福祉課長(
近藤鉄也君) 今回の
医療的ケア児に
通学支援についてなんですが、
保護者の方も当然就労継続が一番大切なところでありまして、なかなか
通学を
子供さんと
一緒にするのに就労ができないという
状況がある中で、今回の
通学支援については、介護タクシーの
事業所等に、今、調整しているところなんですが、そちらで
運転手を確保して、
看護師については、今、教育委員会に配属されている
医療的ケアの専門員と連携しながら、今回の
通学支援を行っていきたいと考えております。
○
主査(
広瀬和彦君) ほかにありませんか。