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  1. 府中市議会 2020-09-16
    令和 2年建設常任委員会( 9月16日)


    取得元: 府中市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-03
    令和 2年建設常任委員会( 9月16日)               令和2年第5回府中市議会定例会                建設常任委員会会議録  令和2年9月16日午前10時0分、建設委員会本市議事堂において開会した。 1 出席委員   委員長  加藤吉秀         副委員長  芝内則明   委 員  橘髙尚裕         委員    本谷宏行   委 員  山口康治         委員    加島広宣   議 長  棗田澄子 1 欠席委員   なし 1 説明のため出席した者   市長       小野申人   副市長      村上明雄   経済観光部長   若井紳壮   観光戦略推進担当部長                            森川祐司   建設部長     杉島賢治   農林課長農委事務局長                            池田弘昭   観光課長     浅野昌樹   上水下水道課長  田原 厚   環境整備課長   松山浩一 1 事務局及び書記
      事務局長     赤利充彦   議事係長     小林正樹 1 本日の会議に付した事件   議案第75号 府中市農林業集会所設置及び管理条例の一部改正について   議案第91号 府中市恋しき設置及び管理条例の制定について   議案第89号 令和2年度府中下水道事業会計補正予算(第1号)について   議案第79号 令和元年度府中公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について   議案第83号 令和元年度府中水道事業会計決算認定について            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~               午前10時0分 開会・開議 ○委員長(加藤吉秀君) ただいまから建設委員会を開会いたします。  これより議事に入ります。  本委員会に付託されました案件のうち、まず、議案第75号「府中市農林業集会所設置及び管理条例の一部改正について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者からの説明を求めます。  若井経済観光部長。 ○経済観光部長若井紳壮君) おはようございます。それでは、議案第75号、府中市農林業集会所設置及び管理条例の一部改正につきまして、御説明いたします。  議案集の15ページを配信いたします。なお、参考資料集の7ページには新旧対照表を添付しております。  17ページの提案理由にて説明いたします。本条例案は、府中市集会施設個別施設計画に基づき、府中市井永生活改善センターを市から井永町内会に譲渡することに伴い、この条例案を提出するものでございます。  施行期日は、公布の日でございます。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長(加藤吉秀君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) 農林業集会所は、市内に10施設あると思うんですけれど、この10施設、今後も何箇所か町内で譲渡を考えておられることがありましたらお願いしたいと思います。  それとあわせまして総合計画、この計画でいきますと、2055年までということになっておりますが、計画期間は、その後も地元の譲渡の支援を継続するのか御説明をお願いしたいと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) 池田農林課長。 ○農林課長池田弘昭君) 農林課が所管する農林集会所につきましては10施設あります。その全てを指定管理として地元町内会地元社会福祉協議会運営協議会等と協定を交わし、地元で管理をしていただいております。上下町井永にあります井永生活改善センターについては、地元町内会より譲り受ける旨のお話がまとまりましたので、このたびの条例改正となっております。ほかの9施設に関しましては、現在のところお話は伺っておりません。  それと、計画期間地元譲渡の支援を継続するのかという御質問でございますが、市といたしましては、今後の財政状況や施設の老朽化、今後の人口減少予測などを鑑み、今後の集会施設のあり方について、適正な総量と再配置を実現することにより、持続的かつ安定的な管理運営を可能とし、次世代に安心で安全な集会施設を引き継ぐため、平成27年度に府中市公共施設等総合管理計画を策定し、また令和元年度には2055年までを計画期間とします府中市集会施設個別施設計画を策定しております。この府中市集会施設個別施設計画において、集会施設整備方針を定めており、将来も引き続き市が管理する拠点施設と、地域の実情に応じて随時見直しを行う譲渡等施設に分けて維持することとしております。  地域の実情に応じて見直しを行う譲渡等施設につきましては、地域ニーズに応じて、現在利用されている集会所の利用をやめて、地域で集会所を新設したり、空き施設等を利活用する場合や地域にお譲りすることを前提に、現行の集会所を改修して利便性の向上を図るなど、地域の取り組みを支援するため、令和2年度から現行の補助制度を拡充、または新設をしております。これらの補助制度は、将来の集会所のあり方を考え、実現を目指していくために必要な支援策であると考えておりますので、引き続き継続していきたいと考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島委員。 ○委員(加島広宣君) 井永生活改善センター、町内会に譲渡されるということでありますが、この譲渡されることによって想定される、こういったメリットですとか、何か課題がございましたら御説明をお願いします。 ○委員長(加藤吉秀君) 池田農林課長。 ○農林課長池田弘昭君) 譲渡によるメリットとか課題でございますが、府中市では集会施設個別施設計画を策定し、今後20年、30年先の集会施設のあり方を見据えていく中で、地域の実情に応じた集会施設の整備を進めていきたいと考えております。このたびの譲渡は、町内会が目指す地域の実情に応じた使い勝手のよい集会所の整備を実現することから、市としても計画の趣旨に即している点でメリットがあるものだと認識をしております。  また、課題といいますか、町内会が譲渡を受けることにより、町内会の負担が増す部分もございます。これまで市が加入しておりました建物保険を町内会で加入していただくことになりますので、その費用負担が新たに発生いたします。そのほかにも将来的に発生する修繕でありますとか、解体等に要する費用が想定されますが、譲渡後の地域集会所の整備等を目的とした補助制度により支援をしてまいりたいと考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、議員間討議について、お諮りいたします。  本議案に議員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。                〔挙手する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(加藤吉秀君) 起立全員であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(加藤吉秀君) 続いて、議案第91号「府中市恋しき設置及び管理条例の制定について」の件を議題といたします。  本案の概要について、提案者から説明を求めます。  若井経済観光部長。 ○経済観光部長若井紳壮君) それでは、議案第91号、府中市恋しき設置及び管理条例の制定につきまして、御説明いたします。  議案集2の2ページを配信いたします。8ページの提案理由及び要綱及び本日配付させていただきましたA4判の「恋しき」の今後の活用に向けての推進イメージ案にて説明をさせていただきます。  まずは、8ページの提案理由において説明いたします。本条例案は、歴史的建造物である「恋しき」を保存し、「恋しき」が持つ歴史及び文化を生かして本市の観光、交流人口拡大を図るとともに、本市の歴史及び文化の価値を継承する取り組みを通じて、郷土への誇りの醸成や中心市街地にぎわいの創出を図るため、この条例案を提出するものでございます。  主な内容といたしまして、施設は主屋、離れ、庭園、駐車場でございます。行う事業については、歴史、文化及び観光資源等情報発信に関すること、また歴史及び文化に関する資料の収集、保存及び展示に関すること、また貸し店舗や貸し室に関することなどでございます。入館料、使用料につきましては、記載のとおりでございます。  施行期日は、令和2年10月1日でございます。  次に、本日配付いたしましたA4資料でございますけれど、これには施設活用推進イメージといたしまして、まず左側には、これまで株式会社恋しきさんが行われていたテナント事業貸し室業務などの事業を示しておりまして、中央付近から右側に向けて、府中市がそれらを引き継いで管理運営を行うイメージを表しております。  10月1日からの当面の活用といたしましては、これまで株式会社恋しきが行われておりました各事業を継承しながら、今後は活用検討委員会などにより、さらなる活用策を検討していくイメージを表しているものでございます。  以上で概要説明を終わります。何とぞ御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○委員長(加藤吉秀君) これより本案に対する質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  山口委員。 ○委員(山口康治君) 「恋しき」、令和2年10月1日から施行ということでございまして、竹で編んだ塀であるとかというのは本山町の有志の方にしてもらったりとか、壁もきれいに直って、この日を待っているような感じでございますが、今現在ですね、離れで喫茶店を経営されている方がいらっしゃると思いますが、ここは継続してやっていただけるのかどうかお伺いします。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 現在「恋しき」の離れ、萩・竹の間で喫茶店の営業を行っていただいておりますけれども、喫茶店以外の営業にも「恋しき」の観光案内とか、市内の情報発信をしていただいているところでございます。こういうことから、引き続き営業を行っていきたいと市としては考えておりますし、経営者といたしましても、10月以降も営業を引き続き行っていただけるという意向をいただいております。 ○委員長(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  加島委員。 ○委員(加島広宣君) 開館時は、資料によりますと、1月4日から12月28日までとし、市長が特に認める場合は、臨時に開館または休館とありますけれども、市長が特に認める場合というのはどういうものを想定されているのか。また、利用時間、これは何時から何時までで、あと、個室とか大広間がございますが、使用される場合に使用人数の制限、何名様までというような、こういった制限があるのか教えていただけませんか。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 開館、休館に当たりまして、市長が特に認める場合ということでお答え申し上げます。  「恋しき」の施設の利用時間については、基本的には開館日は1月4日から12月28日までとなっております。庭園などの施設見学については、9時から15時までといたしまして、貸し室等の使用については、17時以降も利用が可能なように運用していきたいと考えております。臨時に開館するケースといたしましては、例えば休館日や通常の利用時間の以外でイベントの開催など、会議とかそういったものが想定されるところでございます。  休館するケースといたしましては、例えば新型コロナウイルスの伝染病の蔓延により人が集まるイベントの開催が困難な場合であるとか、施設改修による安全の確保ができない場合、また映画撮影などに使用する場合など、こういったことを想定しているところでございます。使用人数ですけれども、これは、これまで「恋しき」さんのほうで個室、大広間、離れ等で使用人数の目安を決められておりました。市が取得した後についても、これらを踏襲する形で当面行いたいと考えております。ちなみに、大広間では120人、個室では10人、離れでは10人という目安を定めておられました。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) 使用料の表示もございますが、これ1日単位での使用料だと思うんですが、例えば借りる場合でしたらこの時間であったりですとか、そうした時間単位ですとか、あと、たくさんの方で借りられるケースもあるんで、人数制というか、人数での単位、1名様の場合は幾らというような、そうした料金設定という考え方も御検討はされていますか。 ○委員長(加藤吉秀君)浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 使用料につきましては、これまでの「恋しき」の使用料をベースに条例案を作成したところでございますけれども、貸し館、貸し室の利用実態に即した使用法や、今後のニーズに応じまして、時間単位や人数設定など、こういったものは今後考えていきたいと思っております。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) 先ほど市長が認める場合ということを御説明いただいたんですけれども、この使用は、「恋しき」の設置目的に沿ったものとなっているんですけれども、このイベントなどでの使用申請があった場合に、設置目的に沿ったもののこの判断基準はどのようなことを考えられて、想定されているんでしょうか。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 使用目的につきましては、「恋しき」が持つ歴史や文化を生かした取り組みを通じまして、中心市街地にぎわいの創出を条例案の第1条でうたってございます。そうしたにぎわいの創出に寄与するイベントであると判断される場合には使用の許可をしたいと考えております。例えば、個室でありましたら、歴史、文化に係る取り組みや発表など、大広間での会議や発表会、講演会、コンサートなど、離れにおきましてはお茶会、そして庭園ではお茶会や写真撮影など、こういったものを考えております。そのほか、料理を持ち込んでの飲食会や企業の接待などの迎賓館的な使用、そして中長期的なテナントの使用につきましても、にぎわいづくり観光振興に寄与する飲食や販売など、こうしたものを想定しているところでございます。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) それと、条例の14条の3項に、使用を終えた場合は使用者の費用で、直ちにこれを原状回復し、返却しなければならないとあるんですが、原状回復のこの確認、この原状というのはどういうタイミングのときをこの原状という判断をされるのかお願いします。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 貸し館につきましては短期的な使用と、テナント的な中長期的な利用があろうかと思います。それぞれ基本的には貸し館、貸し室等の使用に当たっては、使用前に原状復旧することが大原則と考えています。例えば、イベントなど一時的な使用であれば、使用者と管理業者で使用前の状況を確認することになります。そして、テナントとか中長期の利用になりますと、施設の改修が伴うことも想定されておりますので、こういった場合には使用許可の段階で使用者と市と両者で原状を確認し、改修等を行う場合の原状の復旧の方法や程度、こういったものについて、ちゃんと規定していきたいと考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) 条例にはないんですが、9月9日のこの一般質問のときには、貸し店舗、貸し室、庭園の開放は、府中市観光協会への業務委託という御答弁があったと思うんですが、委託期間はどの程度を思われているのか、また、委託料も発生する場合、その金額とか予算措置をいつぐらいになるのかお考えなのかお伺いできますでしょうか。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 「恋しき」の管理業務につきましては、府中市観光協会業務委託を考えているわけですけれども、期間といたしましては、当面の期間、これは今後指定管理制度に移行するまでの期間、おおむね2年程度と考えております。  それから、委託料でございますが、「恋しき」へ業務委託する際の業務委託料につきましては、まず年間経費といたしましては、施設維持管理費光熱水費で約680万円程度見込んでおります。そのうち業務委託料につきましては約600万円を見込んでいるところでございます。令和2年度分といたしましては、約半年という期間もございますので、半額の300万円を見込んでいるところでございます。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) 先ほどの説明ですと、ですから、年間680万円経費がかかったのを600万円の業務委託料を2年間行っていくと、こういうことなんですか。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 繰り返しになりますけれども、年間経費につきましては、施設維持管理費光熱水費などで680万円を見込んでおります。そのうち業務委託料は600万円、市の負担分は光熱水費などで80万円を見込んでおります。そして、収入の面で申し上げますと、「恋しき」の貸し館、貸し室の使用料を年間200万円見込んでおりまして、実質的な市の負担額は約480万円と試算しております。  令和2年度につきましても、繰り返しになりますけれども、半年分ということで、業務委託料は、ことし半年分で300万円、市の負担は40万円を見込んでいるところでございます。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) わかりました。  あと、「恋しき」の利用者がふえてきた場合に駐車場はどういうふうなお考えを、無料で何台ぐらいとめられる感じで思っているんですか。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長
    観光課長浅野昌樹君) 「恋しき」の駐車場につきましては、現在のところ16台分の駐車スペースを確保しております。これは無料で使用していただけるところでございます。そして、不足する場合には隣接するお祭り広場等を使っていただくように考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) まず、この条例の制定そのもの追加議案になった理由をお伺いしたいと思うんですけれど。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 設置管理条例追加議案となった理由なんですけれども、これ6月議会では9月議会に提案するとお答えいたしまして準備を進めておりました。しかし、境界確定等に時間を要したということがございまして、初日の提案には間に合わなかったものでございます。しかしながら、その整理が完了し、不動産引渡しのめどが立ったことから追加提案させてもらったところでございます。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) それから、きょう推進イメージ案というのを出していただきまして、10月1日よりこれ実際に始まるということでありますが、修繕等も必要であるということも前回の議会の答弁の中であったと認識をしているんですが、どのような形で進めていこうとされているのか、その点をお伺いしたいと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 施設の修繕につきましては、6月議会で予算を組ませていただいていますけれども、まず延命化のための屋根等の修繕を行いたいと考えております。それから、将来の改修等につきましては、今後設置する活用検討委員会の中で議論していただきまして、段階的に必要なものは整備していきたいと考えております。  それから、「恋しき」の案内表示等につきましては、今後そういった資料をまとめまして、ガイダンスをスマホで聞けるようなシステムでありますとか、案内表示板の設置など、こういったものを考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) ということは、10月1日より一応また再開して、府中市がしていくことはわかるんですけれど、またその後、後に、例えば、屋根の改修をするとかになったときに、一回そういうこと、そういう見学というか、利用を中止することもあり得ると考えたら、同じならば一遍にされたほうがいいんではないのかなと思うんですが、その点で何か、今後の方向として考えがあれば御説明をお願いしたいと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 当面の改修として屋根の改修を上げさせてもらいましたけれども、屋根というのはやはり雨が漏って施設を傷めるという状況がございますので、緊急に、取り急ぎ優先的に工事をさせていただこうと考えております。その後については、先ほど申しました検討委員会の御意見をいただきながら、段階的に、計画的に進めていきたいと思っております。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) だから、屋根を修繕することになったときには、一度見学を中止するのか聞いているんですけれど。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 委員おっしゃられますとおり、改修については、どの部分を修繕するかにもよるんですけれども、実際に工事に入ったときには、その部分的には見学するところとか貸し館については制限させていただくこともあろうかと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) それでは、次に、第5条の(2)のところで、本市の歴史及び文化に関する資料の収集、保存及び展示に関することというのが書いてあります。どのような形で、その保存及び展示について想定されているのか、また、そのような展示とか、あるいは保存、収集をすることになったときには、専門委員等を設置して、この収集、展示を進められるのかお伺いしたいと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 5条にあります歴史、文化に関する資料の収集、保存、展示でございますけれども、これは「恋しき」を訪れた著名人でありますとか、「恋しき」の古い写真など、こういったものと、これは現在広く公募して提供をお願いしているところでございます。また、石州街道の宿場町からものづくり産業のまちへと発展していった本市の歴史の資料、こういったものもあわせて収集をしておりまして、こういったものを現在のところ、数件の提供を受けているところでございます。それから、加えて、新たに「恋しき」に関連する藤野昌言先生に関する資料なども収集いたしまして、スマホを利用したガイダンス案内や、案内板などを設置したいと思っております。そのほか、主屋の回り階段やアールデコ調の鏡、桔梗の間の月と太陽など、建物の随所に残る和を基調としたモダニズムなど、こういった近代デザインなどもできるだけわかりやすくその価値を案内したいと考えております。  それから、専門委員の設置の考えでございますが、現在のところ業務委託として、府中市観光協会に依頼することになっておりますので、そちらとの協議をいたしまして、どういったものが効果的なのか、今後検討していきたいと考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) 条例の中で、宿泊ということも書いてあるわけでありますが、きょうの資料にもそのようなことが書いてありますが、そのようなことを想定して、今後「恋しき」を活用していくと理解すればいいんでしょうか。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 「恋しき」は料亭旅館であるため、にぎわいを見せていた時代に再現するためにも宿泊機能を持たせることは望ましいものだと考えております。そして、宿泊を行うことで、本市の観光グランドデザインで描く周辺飲食や観光地との連携した取り組みにもつながるものと考えておりまして、稼ぐ観光が実現するものであると思っております。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) それじゃあ、第20条に、この条例に定めるもののほか、条例を施行していく上において必要な事項を規則で定めるというのがあります。この規則はどのようなものを想定をされて、どのような内容のものを今後規則としてつくっていかれるのかお聞きしたいと。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) 今後規則で定めるものといたしましては、「恋しき」の開館時間、使用手続や使用料の徴収方法など、そしてその他条例施行に必要な事項を定めたいと思っております。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) これは私からの提案でありますが、今いろんな歴史的な建造物とか、あるいはそういう公園に行きますと、例えば、今の時代、ペットが非常に多いですから、ペットを連れて入ってはいけないとか、あるいはバリアフリーの観点から、盲導犬を連れて入られてもいいですよとか、あるいは車椅子の方の場合はこのようにということを、そういうことをひとつ規則の中に入れることができれば入れていただきたいと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) 浅野観光課長。 ○観光課長浅野昌樹君) ペットや盲導犬、バリアフリーや車椅子の対応につきまして、これを規則にそれぞれを規定することは、ちょっと今のところ想定しておりませんで、運用面で考えていきたいと考えておりますが、例えば、今のペットについては、靴を脱いで上がる施設なので、ペットについてはちょっと難しい点もあろうかと思います。盲導犬については、対応が可能な方法を、今度委託事業者と検討してまいりたいと思います。それから、バリアフリーや車椅子なんですけれども、大がかりな施設改修は難しい面もあろうかと思いますが、できる範囲で対応できるように調整してみたいと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、議員間討議について、お諮りいたします。  本議案について、議員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。                〔挙手する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(加藤吉秀君) 起立全員であります。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(加藤吉秀君) 次に、議案第89号、令和2年度府中下水道事業会計補正予算(第1号)についての件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 議案第89号、令和2年度府中下水道事業会計補正予算(第1号)につきまして、補足説明をさせていただきます。  府中市浸水対策検討委員会取り組みを御報告いたします。お手元に8月26日に開催しました第1回検討会の資料をお配りしております。タブレットへも配信をいたします。  委員会の設置目的でございますが、平成30年7月豪雨におきまして発生した内水浸水被害について、その対策を検討し、今後の対策事業の方向性を出すことを目的として、第1回検討委員会では、平成30年7月の雨の確認、それから浸水被害の状況確認、コンサルタントに委託した分析、シミュレーションの報告、市が想定する対策についての意見や指摘、過不足等を洗い出し、第2回に向けての頭出し、論点出しを行ったところでございます。  2ページをお願いいたします。2ページは、検討委員会の構成委員の名簿になります。有識者、河川管理者としての国交省、広島県、内水浸水被害が発生した地元の町内会として、土生、栗柄、中須西之町の町内会の皆さん、それから府中市、それとアドバイザーとして、国、県から3名の委員の参加をいただいております。  4ページをお願いいたします。平成30年7月豪雨を受け、私どもが地元と意見交換をする中で、市として対策を想定したもののフローになります。これに基づきまして実施をした調査、検証を検討委員会での意見をいただきながら進めております。  中央が、市が考えた対策の主なものになります。ポンプとしまして、ポンプ場、可搬ポンプ、排水ポンプ車、このような強制排水の機能、それから、芦田川、砂川の河道掘削、宅地をかさ上げする地盤かさ上げ、宅地の周りにブロック塀を設け、出入口へ止水板を設置する止水対策、それから地域内の排水路改良、水を一時的にためる遊水地の取り組み、このようなものを市として想定しました。左側が、調査業務を行っている内容でございます。  これらを基に、中央の下段へございます、委員の皆様の知見、それから御意見などをいただきながら議論を深め、原因解決に必要な対策の方向性を求めることとしております。  続いて、資料2に移ります。7ページをお願いいたします。7月3日から8日までの雨量のデータとなっております。累計雨量は400ミリを超え、24時間雨量につきましても、統計開始以来最大の記録となっております。  8ページをお願いいたします。8ページは、右上に、府中観測所のグラフがございます。7月5日日中、夕方、それから6日から7日の明け方にかけての複数のピークがございます。6日の20時頃が最大雨量ということで、時間当たり38ミリの雨が降っております。  9ページをお願いいたします。芦田川、砂川の観測所の位置と、当時のデータを示しております。どちらも氾濫危険水位は超過しておりませんが、避難判断水位を超過したことが記録をされております。  10ページをお願いいたします。これが芦田川における水位の調査結果でございます。豪雨がやんでから7月7日に泥やごみが土手についております水位を想定したものでございます。9番の前原橋付近、それから下流の芦田橋付近で計画高水位の超過が確認をされております。その間の区間においても、計画高水位に迫る水位痕跡が確認をされております。  11ページをお願いいたします。これが府中市における被害でございます。地図の中でブルーで囲んでおりますのが、浸水対策のあった被害です。父石前原地区につきましては、越水による被害でございます。土生、栗柄、中須は内水氾濫被害。本委員会では内水氾濫を対象とする検討を行うこととしております。それから、当時の被害の状況や、過去の浸水状況につきまして、町内会選出委員から報告をいただき、検討基礎資料の情報を取りまとめているところでございます。  12ページをお願いいたします。検討方針をまとめたものになります。中須地区におきましては、流出解析モデルを用いた解析を行いまして、浸水原因の検証と対策案の検討、また、緊急対策で導入しました毎分60トンの能力を持つポンプの導入、改修を行ったゲートについての効果についても検証を行っております。  また、右岸側の土生、栗柄地区につきましては、緊急対策により整備しました毎分3.3トンの可搬式の小型ポンプによる運用を検証し、対策案を検討しております。芦田川河川整備計画の見直し、流域治水プロジェクトなど関連する計画について十分情報収集、共有を図りながら検討を進めております。  13ページが、内水浸水対策検討業務の状況報告でございます。  14ページをお願いいたします。14ページは、平成30年7月の降雨の状況でございます。中須グラウンド北側の排水ゲートが開いた状態で、砂川の水位は、当時の時系列の水位情報がございませんため、雨の降り始めから降り終わりまで計画高水位であったと仮定して、非常に厳しい条件下で解析結果をしたものでございます。砂川に排水ができないため、被災当時と同様に、西之町を中心に1メーターを超える浸水が発生するという解析結果でございます。  15ページをお願いいたします。こちらは雨の状態は平成30年7月と同様でございます。まず違うのが、砂川の水位をゼロにしての検証ということでございます。砂川の水位がなかったら中須西之町は浸水はしなかったということでございます。それから、主要な水路につきましては、流下能力を確保できていることがわかりました。  16ページをお願いいたします。16ページは、緊急対策事業として整備をしました排水ゲートの改修、60トンの排水能力の大型ポンプの効果を検証したものでございます。砂川の水位は、14ページと同じ高水位のままで固定ですが、雨の降り始めから降り終わりまで排水ゲートを閉め、ポンプを運転した場合の解析結果でございます。14ページに比べ、浸水被害が縮小し、浸水かさも低下することから、一定の効果は確認できております。  17ページをお願いいたします。これは現在つけておりますポンプを3倍まで増強したらどうなるかというシミュレーション結果でございます。  18ページをお願いいたします。18ページは、課題の整理、今後の進め方について提案し、議論をいただきました。市が想定した対策、資料の1の3になりますが、方向性には誤りがないことをこの会議で確認をいただいております。  主な意見としましては、23ページへ、会議概要として添付しております。幾つか御紹介いたしますと、浸水対策の検討に当たっては、想定候補は複数のパターンで検討が必要である。浸水状況の的確な把握のため、豪雨当時の砂川の水位変動をシミュレーションに反映する必要がある。これを受けまして、広島県で作業をしていただいて、砂川の水位データの提供を受け、精度を上げて次回の議論を行う予定としております。それから、実施済みの緊急対策、ポンプであるとかゲートであるとか、これの運用ルールを適切に定める必要がある。そのための計器機器等が必要であることなど、調査事項の補足、提案もいただき、次回委員会では課題を整理し、対策案の絞り込みを行う予定としております。また、委員会の中で、浸水対策は抜本的なものが望ましいが、長い時間と多くの費用を要するため、いつまでに何をどの程度実施するかを考慮した検討が必要であるということを、御意見をいただいております。当面必要な対策、打てる手段として、緊急対策事業を昨年度完了し、また事業で整備した機器、施設を運用する、行う中で明らかになった改善策につきましては、今議会に補正予算をお願いし、大型ポンプの機能改善、水位計の設置により一層安心できる体制を整備してまいりたいと考えております。今後は短期的、中期的、長期的に行う対策が、ハード、ソフトともに検討委員会で明らかになってまいります。必要なときに必要な対策を実施できるよう、時間軸を意識した対策を計画、実施することにより、安心・安全な浸水対策につなげていきたいと考えます。  それでは、予算書を配信いたしました。 ○委員長(加藤吉秀君) これより本案に対する質疑を行います。  まず、予算説明資料について、まず、資料7、内水排水対策事業について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  本谷委員。 ○委員(本谷宏行君) 府中市の下水道事業会計補正予算ということで、先ほど平成30年7月の豪雨災害における府中市浸水対策検討委員会を開催されて、いろいろと御検討、また対策等していただいた御説明をいただきました。  そういった場所ですね、平成30年度はそれだけ大きな災害で被害も、いろんな各地でもあったわけですけれど、内水氾濫とかという形で大規模な浸水も生じたところに対して、こういうような検討委員会を設けて対策を重点的に行っておられるということだと思うんですが、ことしの7月末にも、府中市の観測史上始まって以来というような1時間に59ミリで、そのような降雨があって、いろんな被害もあったわけでございますが、そういった、先ほど検討委員会で検討されている、また対策も取られている平成30年度7月豪雨災害、こちらのほうももちろんではございますが、今年度のそういった、本当に例年、何か毎年何十年に一度というような、いろんな災害もあって、降雨も府中市始まって以来っていうことだったわけではございますが、そうしたことで、特に今年度の場合には中心市街地、市内中心部でもそういった排水の、特に短時間っていうふうなことがあったとは思うんですが、排水等が間に合わずに床下浸水も何軒もあったということもお聞きをさせていただきました。そうした原因等ですね、その排水だけではなくて何か原因等も把握されているのか、今後そうした、この下水道事業会計の補正予算、今後もそういった方面にも対策を取られる予定なのかお聞かせいただきたい。 ○委員長(加藤吉秀君) 予算説明資料に基づいて。それで補正はこの後にまたやります。  田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 7月29日正午頃から府中市では、先ほど御紹介いただきましたように、観測史上最大の1時間59ミリの豪雨があり、道路側溝などがあふれ、府中町から中須町にかけての市街地で道路が冠水し、床下浸水の建物被害も14件発生をしております。  今議会で土井議員の一般質問の答弁にあった部分とも重なりますが、今回の豪雨につきましては、1時間に59ミリというすさまじい雨量でございまして、道路の側溝ですとか集水ます、こういったものが雨水をのみ込まなかったために、都市下水路が整備された地域でも排水が間に合わなかったものと考えております。また、この他に水路があふれる要因といたしましては、用水路の樋門や堰板の管理が大きいと考えております。大雨のときに河川から取水をいたしますゲートは閉めていただき、用水路の堰板は取り外すなど、水路の流れを阻害しない対策が重要と考えますので、適切な管理については各方面にお願いをしておるところではございますが、今回のような平日の突発的なゲリラ豪雨で、なかなか用水路の管理は、お勤めの方もいらっしゃる中で難しい場合もあるとは思うところでございます。そういったことからも、用水路の関係者だけではなく、地域の皆様でこれらの対策をみんなで考えていくなど、今後土地改良区の方、また地域の方とも連携を図っていくことが必要と考えております。  今回の豪雨で浸水の大きかった地区につきましては、後日、土木課と私ども上水下水道課の職員で水路網などの状況確認を行ったところです。以前から道路の冠水が発生しているような箇所を重点的に調査をし、今後もう少し詳しく用水路と排水路の実態調査や改善を行っていく必要があると現在考えているところでございます。また、地盤が低い箇所などもございまして、排水路整備とは別に、宅地へ雨水が侵入しないような対策、先ほどありました取水板のようなものの設置というようなものも考えていく必要があると考えております。  今回補正予算をお願いしておりますのは、平成30年7月豪雨による浸水被害の緊急対策事業で整備したものが対象ではございますが、今後も想定外の浸水は発生するものとしまして、市役所内でも関係課が連携をしまして排水路、道路側溝、都市下水路、農業用水路につきまして適切な維持管理ができるよう、必要に応じた改善対策を横断的に取り組んでいくことが重要だと考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) 本谷委員。 ○委員(本谷宏行君) 先ほど御答弁いただいた中で、管理者だけではなかなか、勤務中であるとか、いろんな事情ですぐに駆けつけられないという方も当然、その辺も把握されているということでございますが、具体的には、例えばその検討ということも言われましたけど、どういうふうな形で考えておられるのか、そこをお聞かせいただけたらと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 一部実例なんですが、ことしの梅雨どきに想定外の雨等もございまして、我々上水下水道課は、内水浸水があったところについて現状確認するために現場へ出るんですけれど、そのときに、出かける前に農林課へ依頼をして、用水の管理者の確認をお願いして、たまりそうな水を吐き出す作業と、それから、無尽蔵に入ってくるところを抑えるというところを連携して進めるようなことを、この梅雨時期には進めたところでございます。 ○委員長(加藤吉秀君) ほかにありませんか。  芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) 内水排水対策事業につきまして、まず、今回内水排水の関係で、可搬式ポンプとか、そういうことに対して迅速、適切に実施するためにということで、予算で報償費を組まれておりますが、この報償費を組まれる、今組まれていないわけですから、今現在どのような形でこの可搬式ポンプ等はされているのか、だれがされているのか、そして、ここで書かれているのは、3,500円というのは、これ時間給ということで理解すればいいと思うんですけれど、この3,500円というのは、24時間、夜間もあるわけですけれど、そういう中で、一般的な料金、適正な料金となっているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 可搬式ポンプの稼働、運用についてでございますが、現在現場での作業につきましては、市内の建設業者の方、また管工事組合の方々に依頼をし運転をしていただける体制を取ったところです。今後もそういった運用をしていく予定でございます。  報償費の補正についてでございますが、可搬式ポンプを導入後、そういった体制を整えていく中で、実際に導入した機械を使って管工事組合さん、また建設業者さんとともに訓練を行う中で、すぐ現場へ持っていって、すぐ運転できればいいんですけれど、なかなか積み込みですとか、また保管場所の関係で燃料をいつも入れておくことができないので、給油をしたり、呼び水の注水を行ったりという、事前の時間が想定より長時間かかることも明らかになってまいりました。こういったところとあわせて、ことしの梅雨どきに、なかなか運転する機会はそうそうないという想定をしておりましたが、芦田川の樋門操作も警報が出る前に出たりということもございまして、せっかく導入した機器類を安全に運用するためには、事前に待機等もしていただかないとなかなか即時の対応ができないことも明らかになってきたことから、報償費をお願いをさせていただいているところでございます。  あわせて3,500円の単価について御質問いただきました。こちらは、例えば上水下水道課で漏水修理の依頼をするときに、作業員さん1時間が大体これぐらいになる、また土木で借り上げという作業をしていただくときの単価もこのようになっておりまして、これは休日とか夜間もかかわらずなので、適正な額であると考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。
    ○副委員長(芝内則明君) それから、固定式大型ポンプの改良工事及び水位計導入ということで、今回上げておられます。考えてみれば、ことし初めにようやく大型ポンプが設置されたという状態であると思うんですが、そのときにそういう想定はできなかったものなのか、あえて、今回の水位計にしても、あるいはカメラにしても、あるいは待機場所というのか、屋根をつけるということをこの補正予算を組んでありますが、その点は、きょう部長が説明されました検討委員会の中の意見の反映と理解をすればいいのか、そこら辺を御説明をお願いしたいと。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 固定式大型ポンプの改良に伴う補正予算についてでございますが、これは先ほど部長からありました検討委員会の中でも意見をいただいたところですが、実際に固定式大型ポンプにつきまして、試運転なり、また7月29日の短時間豪雨の際は実運転も行ったところですが、現在排水管、水を吐き出す管につきましては、サニーホースを使用した簡易なものとなってございます。これを運転をしてみますと、能力いっぱいの運転をしたときに揺れ動く、また、ちょっと位置がずれてくるというようなふぐあいが発生する場合もございました。また、排水の作業を行う前に、300ミリのサニーホースなので、なかなかひとりでは難しいようなものを夜間ですとか、悪天候の中で伸ばすという作業が一つ加わることで、これも迅速な運転には支障になるということも明らかになってまいりましたので、このホースにつきまして、かたい管に設置かえをすることによって、エンジンを始動しポンプにつなげたら速やかに排水ができることを目的として改良を行うものでございます。あわせて簡易になりますが、雨よけのような屋根も整備するように計画をしております。こちらもポンプ自体は屋外設置型のために必ず屋根が必要ではございませんが、やはり人間が行って操作をいたしますので、夜間、また悪天候の中で確実な操作を行うために必要と考えて整備を計画をしております。水位計につきましても、現在吸い込み口側には簡易なものの設置はしておりますが、水位を実際には、常に現場へ行って確認をして運転の判断をしているような状況でございまして、実際にはポンプの運転と改修した樋門の操作もセットになりますので、内水と河川、砂川の外水の水位が明らかになるようなもの、こういったものを設置することによって、より安全に、せっかく導入した機器が運転できるようにという目的で補正予算をお願いをしておるものでございます。  想定できなかったのかという御質問でございますが、市としても過去に経験のないようなものの導入でございまして、導入後明らかになった課題に速やかに対応するということでございますので、何とぞ御理解をお願いしたいと考えます。 ○委員長(加藤吉秀君) 芝内副委員長。 ○副委員長(芝内則明君) そういうことで、緊急的に、あるいはその対応としてされるというのは理解できますが、しかし、そういうことも一つの想定として、府中市として内水対策を、浸水対策を進めていくことになったときには、もともとの基本設計の時点でそのようなことを考えてつくっていかなければならないんではないかと私は思う、例えば機械を設置してだれが使うのか、雨の中で立って、ずっと見ているのか、それは全て一つの仮定の中の規則としてあると思うんですが、そういう想定を十分にされていかなければ、こうなったからこれを今度かえます、こうなったからこれをかえますではいけないと思うんですね。屋根をつける、照明をつけると書いてありますけれど、そもそもそこを見るためには、それは照明は必要でしょう、水位計も必要でしょう。そこら辺のことをしっかりと考えて進めていただかなければ、するたびに、何か起きるたびに、いや、また改修ですではなくて、市民が本当に求めている、望んでいるものは何かを根底としてやっていかなければ、これ同じことをまた、同じように改修を進めることになるんじゃないかと言わせていただきたいと思います。 ○委員長(加藤吉秀君) ただいま予算説明の資料7、内水排水対策事業についてなんですが、次にやろうと思う令和2年度府中下水道事業会計補正予算も一緒に、今質問プラス答弁もなっていますので、それも続けてやりたいと思いますので、それについての質疑のある方挙手をお願いいたします。ないですか。                〔質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  10分間休憩いたします。。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~                午前11時8分 休憩                午前11時21分 再開            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(加藤吉秀君) 再開いたします。  休憩前にやりました議案第89号についての質疑は終了いたします。  続いて、議員間討議についてお諮りいたします。  本議案について、議員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。                〔挙手する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                〔賛成者起立〕 ○委員長(加藤吉秀君) 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり可決されました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(加藤吉秀君) 次に、決算議案の審査を行います。  ご承知のように決算審査は、予算執行が予算に従って適正に、かつ能率的、合理的に行われ、市民の福祉の増進に役立ったかどうか検討するという観点からなされるものであります。  令和元年度歳入歳出決算書とともに提出されております主要な施策の成果に関する説明書、財産に関する調書及び監査委員の各会計決算資料等を参考にされ審査に当たっていただくようお願いいたします。また、決算審査については、事務執行に係る過ちについて指摘を行えることとなっていますが、質疑とあわせて委員会の審査の中で十分行っていただくようお願いいたします。  まず、議案第79号「令和元年度府中公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 補足説明はございません。  主要な施策の成果に関する説明書を配信いたします。 ○委員長(加藤吉秀君) これより本案に対する質疑を行います。  まず、主要な施策の成果に関する説明書の主要施策・重点事業管理シートについて、まず、事業名3、内水排水対策事業について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。                〔質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) 続いて、事業名15、公共下水道事業について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。                〔質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) 続いて、説明書87ページ、公共下水道事業についての質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。                〔質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) 続いて、令和元年度府中市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算書について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  加島委員。 ○委員(加島広宣君) 決算書の中に不納欠損があるかと思うんですけれども、不納欠損の額が前年度に比べまして増加していると思うんですが、時効による不納欠損金額と、その他のこの理由の金額の内訳がわかれば教えていただきたいのと、この不納欠損に至るまでの事務手続等、どのように行われてきたのか御説明をお願いします。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 不納欠損のうちの時効によるものの金額とその他の金額ということでよろしかったですか。  この8ページにございます不納欠損処理をしました337万3,000円につきましては、徴収には努めたところですが、やむなく時効として欠損処分したもので、全額が時効による処分によるものでございます。その他の理由によるものはございません。  また、不納欠損に至るまでの手続きですが、受益者負担金についての不納欠損を計上させていただいております。納期限までに納付がされない場合、督促状を発送いたします、納付の督促を行います。督促をしてもなお納付が確認できない場合、電話ですとか、文書発送などにより納付の催告を行います。受益者負担金は強制徴収公債権でありますので、滞納処分の説明を行い、納付指導を行います。督促及び催告に対して納付者から納付が困難であるという申し出があった場合には、分割納付の対応をするとともに、納付誓約の提出を求め、時効の中断を行い、再三の催告に対しても納付がない者については、滞納処分を行うようになります。納付者が行方不明の状況であるなど滞納処分をすることができない事実がある場合、府中市債権管理条例にのっとり、債権の放棄、いわゆる不納欠損ということになります。徴収率の向上、不納欠損額の減少は自主財源の確保につながること、また、受益者負担金は下水道建設の財源の一部であることから、適正な、適切な債権管理により、不納欠損額の減少に努めてまいりたいと考えております。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) 337万円は時効によるものだという御説明をいただいたんですけれども、時効になる前に何か差し押えがされたりですとか、そういったことは行うことができなかったということでしょうか。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 今回の件につきましては、そういったところができなかったというか、それをできていないということでございます。差し押えまでには至っていない事案でございます。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) 差押えにまで至らなくて時効になるというような、このちょっと理解するには非常に理解しづらいんですけれども、ですから、手続的に、私の中では、例えば支払い者が亡くなられたですとか、失踪されたとかっていうのでしたら、なかなかそういった不納というような扱いでもこれ仕方ないかなというような思いにはなるんですが、何か理由が、ちょっともう少し明確に教えていただきたいんですけれど。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 全てがということではございませんで、もちろん中には、おっしゃられましたように、行方不明でありますとか、相続人がいないとかいったことも中にはございます。滞納処分を行うということでございますが、その滞納処分が行われない間に時効を迎えているようなものが過去にそのまま残っておりまして、そういったものが滞納でずっと上がってくるのは適正な債権の管理ができないというところから、欠損処分をさせていただいたものもありまして、ちょっと不明瞭な答弁になりました。すみません。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) 余りくどくは言いたくない、これは、集金に、御自宅に行ったりというような動きをされる、そういう職員の方は人材的に足りてるというか、いらっしゃるんですか。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 今御質問をいただいていますのは受益者負担金でございますが、我々のところ、水道料金、下水道料金といったものも持っておりますので、そういう督促とか、納付指導とかっていうところは皆、いろんな事務を持っておりますので、職員はおります。 ○委員長(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、議員間討議について、お諮りいたします。  本議案について、議員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。                〔挙手する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(加藤吉秀君) 起立全員であります。  よって、本案は認定することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(加藤吉秀君) 次に、議案第83号「令和元年度府中水道事業会計決算認定について」の件を議題といたします。  補足があれば、提案者からの説明を求めます。  杉島建設部長。 ○建設部長(杉島賢治君) 補足説明はございません。  主要施策の事業名2、管路更新についてを配信いたします。 ○委員長(加藤吉秀君) これより本案に対する質疑を行います。  まず、主要な施策の成果に関する説明書の主要施策・重点事業者管理シートについて、まず、事業名2、上水道事業、安心安全な水を未来へ管理更新計画について、質疑のある方は順次御発言願います。                〔質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) 続いて、令和元年度府中市水道事業会計決算書について、質疑のある方は順次御発言をお願いいたします。  加島委員。 ○委員(加島広宣君) 第83号の決算書類の中にも退職給付引当金、これ補正予算にもあったと思うんですけれど、この退職給付引当金の計算方法でありますとか、また必要性といいますか、あとこの退職金、これは基金みたいなものの考え方でいいのかちょっと御説明お願いしたいんですけれど。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 退職給付引当金とは、将来支給される退職給付のうち当期の負担に属する額を当期の費用として引当金に繰り入れ、その残高を負債に計上するものでございます。  退職給付引当金の計算方法につきましては、簡便法という計算で行っております。簡便法につきましては、この会計に所属する職員が期末に一斉に退職するものと仮定をしまして、その場合、支払うべき退職手当の総額から算出をしており、支給率については、自己都合退職の率を使用をしております。平成26年度に地方公営企業会計制度の見直しがあり、企業にとって退職給付債務、将来の退職手当の支払い義務が発生していることを貸借対照表で表示することにより、財務状況の適正な把握を行うことを義務づけた会計基準の改正でございまして、この引当金の計上は必要となってございます。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) ですから、企業会計になって積み立てておくということではあるんですが、在職する職員の数の分というような説明あったんですけれども、ですから、基金みたいな扱いになって、ためていくという考えでしょうか。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長。 ○上水下水道課長(田原厚君) 例えば、費用でいきますと、減価償却費のような考え方の逆のような、当年度建設改良に大きな金額を使って、それを当年の費用にしてしまうと、翌年以降にもその効果があらわれるというのを減価償却するんですが、逆に退職引当金については、退職者がある年にはぐっと支払いが出る、その他の年はないというようなところを、1年間在籍期間が延びることによって、将来支払う額がふえていきますので、そのふえていく部分を積み増しをしていくようなイメージで御理解をいただきたいと思います。基金ではございません。 ○委員長(加藤吉秀君) 加島委員。 ○委員(加島広宣君) そういう理解ができているんですけれども、その支払い等で退職金ということで計上されている額の金額は、ですから、ほかには流用されることはないということでしょうか。 ○委員長(加藤吉秀君) 田原上水下水道課長
    上水下水道課長(田原厚君) はい、こちらについては流用はできません。 ○委員長(加藤吉秀君) ほかにありませんか。               〔ほかに質疑する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたします。  続いて、議員間討議について、お諮りいたします。  本議案について、議員間討議を要求される方は挙手をお願いいたします。                〔挙手する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) それでは、本議案については、議員間討議を実施いたしません。  続いて、討論を行います。  討論はありませんか。                〔討論する者なし〕 ○委員長(加藤吉秀君) なければ、本案を採決いたします。  本案は、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 〔賛成者起立〕 ○委員長(加藤吉秀君) 起立全員であります。  よって、本案は認定することに決しました。            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○委員長(加藤吉秀君) 以上で建設委員会に付託された案件の審査は終了いたしました。  委員長報告の作成につきましては、御一任願います。  以上で建設委員会を散会いたします。                午前11時40分 散会...